• 更新日 : 2026年10月7日

Evernoteの代替アプリ9選(無料あり)選び方や仕事の活用法を解説

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PointEvernoteの代替アプリ選びで見る点は?

業務で使うなら、料金の安さよりも今あるノートをそのまま移せるかどうかで決まります。

  • 無料版はノート50件・同期1台に絞られる
  • 使う機能を洗い出し候補を3つに絞る
  • 取り込み機能の有無で手間が変わる

Obsidianは2025年2月に商用利用も無料化され、Dropbox Paperはアプリ提供を2025年10月に終えています。

Evernoteの代替アプリを探す際は、既存のノートを移せるか、業務データの権限を管理できるかで選ぶと、乗り換えもスムーズです。無料版はノート50件・ノートブック1冊・同期1台に絞られ、複数の端末で議事録や顧客メモを扱う業務では続けにくい状態です。

本記事では選定の基準、移行先の候補、書き出しから取り込みまでの手順を整理します。

Evernoteの代替アプリが検討される理由は?

Evernoteは、世界中で利用されているノートアプリです。他のノートアプリにはない機能が豊富に搭載されているため人気のあるアプリですが、サービスや機能の変更が相次ぎ、代替アプリを検討している人もいるでしょう。

Evernoteは画像やPDFもまとめて残せるノートアプリ

Evernoteは、テキストに加えて画像や動画、PDFファイルまで1つのノートに残せるアプリです。作成したノートはフォルダごとに分類でき、情報をわかりやすく整理できるのも便利です。

マルチデバイス対応で、パソコンだけでなくiOSやAndroidでも利用でき、どのデバイスからも残したメモの編集・閲覧ができます。

2022年にイタリアのBending Spoonsが買収して以降、プランと機能の見直しがされています。

無料版はノート50件・ノートブック1冊までに縮小

Evernoteは、2023年12月の改定で、無料版で持てるノートは50件、ノートブックは1冊までに変更されました。改定前は10万件のノートと250個のノートブックを扱えたため、削減の幅は大きいものでした。

上限を超えている既存のデータは閲覧・編集・書き出しができる一方、新しいノートは作れません。同期できる端末も1台とウェブに限られ、パソコンとスマートフォンを併用する使い方は無料のままでは続けにくくなっています。

Evernoteの代替アプリの選び方

Evernoteから他のアプリに乗り換える場合、使っていた機能、移行手段、対応デバイス、セキュリティを先に決めると候補が絞れます。多機能なアプリほど乗り換えた後に使わない機能が増え、比較が長引きやすい傾向があります。

使っていた機能を書き出し明確にしておく

適切な代替アプリを選ぶためには、利用目的を明確にし、必要な機能は何かを確認しておきましょう。Evernoteは機能が豊富で、どの機能をメインに使っていたかで選ぶアプリは変わるからです。Webページの保存が中心だったのか、チームでの共同編集が主だったのかで、選ぶアプリは変わります。

Evernoteの使用状況を洗い出し、代替先でも必要な機能を明らかにしておいてください。

その際は、Evernoteで不便に思っていることも確認しておき、課題を解決できるアプリを選ぶことが大切です。

移行がスムーズにできるか

Evernoteからのデータ移行がスムーズにできるかも確認するポイントです。Evernoteはこれまで大きなアップデートが数回行われており、データ構造が複雑化しているという事情があります。現在の状態をそのまま移行するのは、難しいと考えてよいでしょう。

ノートブック単位で書き出したファイルをそのまま取り込めるアプリや代替先で移行をサポートしてくれるかなどを、代替アプリを決めたら確認してみましょう。

無料と有料の違いを把握する

メモ帳アプリは無料で利用できるものもありますが、Evernoteのように有料プランを設けているものもあります。プランが分かれているサービスでは、利用人数や保存容量、同期台数に上限が置かれています。

個人での記録なら無料の範囲で足りることも多い一方、チームで共有する使い方では有料が前提になるケースがあります。

各プランの違いを把握し、自分の利用目的では無料版で十分かを確認してください。有料プランが必要になる場合は、どのくらいまで費用を負担できるかも検討が必要です。

対応デバイスを確認する

対応できるデバイスや台数はアプリごとに異なるため、自分の利用状況に合うものを選びましょう。Evernoteはマルチデバイス対応ですが、代替先のアプリによっては使えるデバイスが限られている場合もあります。Windows、macOS、iOS、Androidのどこまで対応するかはアプリごとに異なります。

Evernoteを複数のデバイスで利用していた場合は、同じマルチデバイス対応のアプリを選ぶ必要があります。

セキュリティは万全か

業務で使うなら、2要素認証や共有リンクの公開範囲、権限設定まで確認しておきたいところです。社外秘の情報を扱うノートでは、退職者のアカウントを止める手順や、端末を紛失したときにデータを遮断できるかも判断の材料になります。

Evernoteは、パスワードの2段階認証やテキストの暗号化など、セキュリティ対策が整っています。代替アプリも、同じようなセキュリティ体制がとられているかを確認しておきましょう。

IPAは中小企業向けのガイドラインで、クラウドサービスを使う際に事業者のセキュリティ方針や認証制度の取得状況を確かめるよう示しています。

参照:中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン|IPA

Evernoteの代替アプリ(無料あり)

Evernoteの移行先として、おすすめの代替アプリを紹介します。表中のENEXとは、Evernoteがノートを書き出すときに使うファイル形式です。この形式を読み込めるアプリなら、手作業でのコピーをほとんど省けます。

機能や活用方法を見て、選ぶ際の参考にしてください。

アプリ名 向いている使い方 移行のしやすさ
Notion ノートと案件管理をまとめる 公式インポートに対応
OneNote Office中心の業務メモ 手作業でのコピーが中心
Google Keep 短いメモをすぐ残す 手作業でのコピーが中心
Obsidian 端末内にファイルとして保存 ENEXの取り込みに対応
Joplin 無料のまま一元管理する ENEXの取り込みに対応
UpNote テキスト中心の執筆 ENEXの取り込みに対応
Helpfeel Cosense 社内ナレッジの共有 手作業でのコピーが中心
Craft 体裁の整った資料づくり 手作業でのコピーが中心
Milanote 素材を並べて構成を練る 手作業でのコピーが中心

Notion(ノーション)

Notionは、ノートと案件管理を1か所に集約したいチームに向いています。ノートとデータベースを組み合わせ、議事録から進捗管理までを同じ画面で扱えます。設計の自由度が高いため、置き場のルールを先に決めておくと散らかりにくくなります。

  • 向く業務:チームの資料共有、案件やタスクの管理
  • 移行方法:Evernoteのアカウント連携によるインポート
  • 注意点:取り込み件数の上限が案内されている

OneNote(ワンノート)

OneNoteは、すでにMicrosoft 365を使っている組織にとって移行しやすい選択肢です。ノートブック・セクション・ページの階層でメモを整理でき、手書き入力にも対応します。WordやExcelとの行き来がしやすく、社内の共有先も既存のOneDriveで完結します。

  • 向く業務:会議メモ、Office資料と紐づく記録
  • 移行方法:本文をコピーして貼り付ける手作業が中心
  • 注意点:Windows 10向け旧アプリは2025年10月14日にサポート終了

Google Keep(グーグルキープ)

Google Keepは、思いついた内容をその場で書き留める記録の入口に向いています。Googleアカウントがあれば端末を選ばず開け、カレンダーなど他のサービスとも組み合わせられます。長文の保管や階層的な整理には向かないため、後から別のアプリへ移す前提で使う形が合います。

  • 向く業務:外出先の走り書き、買い出しや持ち物の控え
  • 移行方法:必要なノートを選んで貼り付ける手作業が中心
  • 注意点:フォルダによる階層管理には対応しない

Obsidian(オブシディアン)

Obsidianは、情報を社外のクラウドに預けずに管理したい場合の選択肢です。ノートはMarkdownファイルとして自分の端末に保存され、ノート同士をリンクでつないでたどれます。2025年2月20日に商用ライセンスが任意となり、従業員が2人以上の企業でも無料で業務利用できるようになりました。

  • 向く業務:社外秘の調査メモ、社内ナレッジの蓄積
  • 移行方法:ENEXファイルを読み込むインポート機能
  • 注意点:端末間の同期は有料サービスか自前の仕組みが必要

Joplin(ジョップリン)

Joplinは、費用をかけずに移行と暗号化の両方をそろえたい場合に向いています。オープンソースで公開されている無料のアプリで、同期先には手持ちのクラウドストレージを指定できます。ノートやタグ、添付ファイルまで含めて取り込める点が移行時の負担を下げます。

  • 向く業務:個人事業主の記録、コストを抑えた一元管理
  • 移行方法:メニューからENEXファイルを読み込む
  • 注意点:色やフォントサイズなどの装飾は引き継がれない

UpNote(アップノート)

UpNoteは、Evernoteに近い操作感のまま書き続けたい方に向いています。見出しや文字装飾、文字数のカウントなど執筆に役立つ機能を備え、複数の端末に対応します。設定画面から取り込みができ、ファイル名をノートブック名として使う指定も選べます。

  • 向く業務:原稿や日報など、テキスト中心の記録
  • 移行方法:設定画面からENEXファイルを読み込む
  • 注意点:文字色とハイライトは取り込み時に外れる

Helpfeel Cosense(ヘルプフィール コセンス)

Helpfeel Cosenseは、社内の知識を溜めて探しやすくする用途に向いています。ページ同士をリンクでつなぎながら書き足していく形式で、複数人が同じページを同時に編集できます。2024年5月にScrapboxから名称が変わり、ドメインも順次切り替わりました。

  • 向く業務:社内マニュアル、議事録、用語集の整備
  • 移行方法:本文を貼り付ける手作業が中心
  • 注意点:旧名称で案内している社内資料は表記の更新が必要

Craft(クラフト)

Craftは、社外に出す資料としての見栄えを保ちたい場合に向いています。ブロック単位で構成を組み替えられ、共有リンクや書き出しの体裁が整っています。共同編集にも対応するため、提案書の下書きを社内で回す使い方もできます。

  • 向く業務:提案資料、顧客向けドキュメントの作成
  • 移行方法:本文を貼り付ける手作業が中心
  • 注意点:無料の範囲は保存件数などに上限がある

Milanote(ミラノート)

Milanoteは、素材を並べながら企画の構成を練る使い方に向いています。メモや画像、ファイルをボード上に配置でき、オンラインでの共同編集にも対応します。文章を書き溜めるより、集めた材料を見比べて方向性を決める場面で力を発揮します。

  • 向く業務:企画の下書き、会議中のホワイトボード代わり
  • 移行方法:必要な素材を貼り付ける手作業が中心
  • 注意点:長文の検索や管理には向かない

以前から候補に挙がっていたDropbox Paperは、モバイル版とデスクトップ版アプリの提供が2025年10月9日に終了し、現在はウェブ版での利用が中心です。アプリの提供状況は移行後の使い勝手に響くため、候補を決める前に公式の案内を確認してください。

参照:中小企業のためのクラウドサービス安全利用の手引き|IPA

Evernoteからのデータ移行はどう進める?

Evernoteからのデータ移行は、書き出し、取り込み、確認の順に進めます。ノートブック単位で分けて作業すると、うまくいかなかったときのやり直しが小さく済みます。

ENEX形式でノートブックごとに書き出す

デスクトップ版のEvernoteから、ノートブック単位でENEX形式のファイルを書き出します。画像を多く含むノートがあると、書き出しが途中で止まることがあります。使用するデバイスやスペックにもよりますが、 50〜100件ほどに分けて複数のファイルにすると通りやすくなります。

書き出したファイルは、移行が落ち着くまでバックアップとして残しておきます。

移行先の公式インポート機能を先に試す

取り込みは、移行先が用意する公式のインポート機能から試すのが近道です。アカウント連携に対応するサービスなら、ファイルを介さずにノートブックを選んで取り込めます。対応していない場合は、書き出したENEXファイルを読み込む方式に切り替えます。

取り込みの上限件数が案内されているサービスもあるため、事前に確認しておくと安全です。

書式やノート同士のリンクは一部引き継げないことがある

文字色やフォントサイズ、ノート同士のリンクは、移行した後に再現されないことがあります。Evernoteのノートは内部的にHTMLで保存されており、Markdown形式のアプリへ移すと装飾の情報が落ちるためです。

取り込みが終わったら件数と主要なノートの中身を突き合わせ、問題がないと確認できるまでEvernote側のデータは残しておきます。

Evernoteの代替アプリは移行しやすさで選ぼう

Evernoteの代替アプリは、使っていた機能と移行手段がそろうものを選ぶと、乗り換えた後に困りにくくなります。無料版はノート50件・ノートブック1冊に制限され、同期できる端末も限られるため、これまでと同じ使い方を続けるには移行先の検討が必要です。

公式のインポート機能やENEXの読み込みに対応したサービスなら移行作業は短く済み、社外に情報を出したくない場合はファイルを手元に保存する形式も選べます。

Windows 10向けOneNoteの旧アプリ終了やScrapboxのCosenseへの改称など、候補となるツール側の変化も起きています。対応デバイスとセキュリティ設定を確かめ、書き出したファイルを手元に残したうえで移行を進めてください。

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