- 作成日 : 2024年3月13日
Evernoteの代替アプリ8選(無料あり)選び方や仕事の活用法を解説
Evernoteを使っていたものの、料金の改定や使い勝手が悪くなったなどの理由で代替アプリへの移行を検討している方もいるのではないでしょうか?
本記事では、Evernoteの代替アプリを探している方に向けて、おすすめアプリや選び方を紹介します。無料アプリもありますので、チェックしてみてください。
目次
Evernoteの代替アプリが検討されている理由
Evernoteは、世界中で利用されているノートアプリです。他のノートアプリにはない機能が豊富に搭載されているため人気のあるアプリですが、サービスや機能の変更が相次ぎ、代替アプリを検討している人が増えています。
ここでは、Evernoteの概要や代替アプリが検討されている理由を詳しくみていきましょう。
Evernoteの概要
Evernoteは、豊富な機能を搭載し、さまざまな情報を記録できるアプリです。テキストだけでなく画像や動画、PDFファイルなど、あらゆる情報を書き込めます。
作成したノートはフォルダごとに分類でき、情報をわかりやすく整理できるのも便利です。マルチデバイス対応で、パソコンだけでなくiOSやAndroidでも利用でき、どのデバイスからも残したメモの編集・閲覧ができます。
サービス縮小で代替アプリを検討するユーザーが増える
Evernoteには無料版と有料版がありますが、近年は機能やサービスの縮小などが相次ぎ、代替ツールを検討するユーザーが増えています。
2023年12月からは無料版で作成できるノート数が10万個から50個へと大幅に削減され、ノートを分類するための「ノートブック」の作成数も250個から1個へと減りました。
また、以前は他のユーザーとチャットができる「ワークチャット機能」も提供されていましたが、2023年10月に廃止されました。
これまで無料プランで50個以上のノートを作成していた場合は、有料版への移行か代替アプリへの乗り換えも必要になるでしょう。
Evernoteの代替アプリの選び方
Evernoteから他のアプリに乗り換える場合、どのようなアプリを選べばよいか迷うことがあるでしょう。
ここでは、Evernoteの代替アプリの選び方を解説します。
利用する機能を明確にしておく
適切な代替アプリを選ぶためには、利用目的を明確にし、必要な機能は何かを確認しておきましょう。Evernoteは機能が豊富で、どの機能をメインに使っていたかで選ぶアプリは変わります。
Evernoteの使用状況を洗い出し、代替先でも必要な機能を明らかにしておいてください。
その際は、Evernoteで不便に思っていることも確認しておき、課題を解決できるアプリを選ぶことが大切です。
移行がスムーズにできるか
Evernoteからのデータ移行がスムーズにできるかも確認するポイントです。Evernoteはこれまで大きなアップデートが数回行われており、データ構造が複雑化しているという事情があります。現在の状態をそのまま移行するのは、難しいと考えてよいでしょう。
代替先で移行をサポートしてくれることもあるため、代替アプリを決めたら確認してみましょう。
無料と有料の違いを把握する
メモ帳アプリは無料で利用できるものが多い一方、Evernoteのように有料プランを設けているものもあります。プランが複数ある場合は利用できる機能が異なり、無料プランでは使えない機能も多いでしょう。利用人数に上限があることも少なくありません。
各プランの違いを把握し、自分の利用目的では無料版で十分かを確認してください。有料プランが必要になる場合は、どのくらいまで費用を負担できるかも検討が必要です。
対応デバイスを確認する
対応できるデバイスや台数はアプリごとに異なるため、自分の利用状況に合うものを選びましょう。Evernoteはマルチデバイス対応ですが、代替先のアプリによっては使えるデバイスが限られている場合もあります。
まず、代替先のアプリが自分の利用している端末で利用できるかを確認しておきましょう。また、Evernoteを複数のデバイスで利用していた場合は、同じマルチデバイス対応のアプリを選ぶ必要があります。
セキュリティは万全か
セキュリティ対策が万全であるかの確認も重要です。仕事で活用する場合、セキュリティが十分でなければ企業の機密情報が漏洩するおそれはあります。
Evernoteは、パスワードの2段階認証やテキストの暗号化など、セキュリティ対策が整っています。代替アプリも、同じようなセキュリティ体制がとられているかを確認しておきましょう。
Evernoteの代替アプリ8選(無料あり)
Evernoteの移行先として、おすすめの代替アプリを8つ紹介します。機能や活用方法を見て、選ぶ際の参考にしてください。
Notion
ノート以外にも豊富な機能を搭載しているアプリです。タスク管理や情報整理など、ビジネスのさまざまなシーンで活躍します。主な機能に「ナレッジ」「タスク」「データベース」があり、それぞれの用途に合わせたドキュメントの編集ができます。
他のユーザーと共有して共同編集もでき、プロジェクトの進行に役立つでしょう。
多機能であるため、Evernoteで利用していた機能が使える可能性は高く、代替先としておすすめです。
参考:Wiki、ドキュメント、プロジェクトがつながるコネクテッドワークスペース | Notion (ノーション)
OneNote
Microsoft社が提供するノートアプリです。「ノートブック」「セクション」「ページ」という3つの単位に分かれ、階層構造になっています。ノートは自由にカスタマイズでき、手書きでメモできる機能や、ノートシールを使って重要な情報を目立たせることも可能です。
マルチデバイスに対応しているため、Evernoteで複数のデバイスを使っている場合も不便なく移行できます。
WordやExcelといった他のMicrosoftサービスを業務で使用している場合は、連携して使えるのもメリットです。
参考:Microsoft OneNote デジタル ノート アプリ | Microsoft 365
Google Keep
Googleが提供するメモ帳アプリです。Androidに標準搭載されています。Googleアカウントを登録すれば、端末を選ばずどこからでもメモ帳にアクセスができます。
GoogleカレンダーなどのGoogleのサービスと連携し、スケジュールやタスク管理ができるのも便利です。写真や音声などを使用して共同作業もできます。
使える機能はEvernoteよりも限られていますが、同じくマルチデバイス対応であるため、メインに使う機能が共通していれば代替先としておすすめです。
参考:Google Keep – メモとリスト – Google Play のアプリ
Scrapbox
オンラインでメモ書きや保存・整理ができるノートアプリです。リンクやタグを使ってページをつなげることができ、複数人でノートを共有したり、共同編集をしたりできます。
ビジネスではチーム作業でノートを共有する・新入社員向けのマニュアルを作成するといった使い方ができます。
Evernoteを主にチームでの共同作業に使用していた場合には、代替先に向いているでしょう。
参考:Scrapbox
Simplenote
テキストのメモ入力に特化した無料のメモ帳アプリです。シンプルな機能ですが、他のデバイスとメモ内容を同期できるという特徴があります。
ビジネスでも、アイデアを思いついたときや業務を覚えるときなど、シンプルにメモを取りたい場合に活用できます。
Evernoteでは、主に必要な情報をメモに残すという作業に使っているという場合は、代替先としても問題ありません。
参考:Simplenote – Google Play のアプリ
UpNote
シンプルで使いやすいメモ帳アプリです。近年はEvernoteの代替先として注目を集めています。マルチデバイスに対応しており、見出しの設定や文字装飾、文字数カウント機能といったライティングに便利な機能が豊富です。
Evernoteに似た使い勝手で、移行後も比較的違和感なく使用できます。搭載されている機能はEvernoteより少ないものの、テキスト入力が主な利用目的であれば、代替先として問題はないでしょう。
参考:UpNote: メモ、日記、やる事 – Google Play のアプリ
Milanote
Milanoteは、情報を視覚的に整理できるノートアプリです。メモや画像、ファイルなどの情報をボードにまとめて管理できます。オンライン上で共同編集もできるため、チーム内の情報共有にも使えます。
ビジネスではオンライン会議中にホワイトボードとして活用したり、ボードに画像やPDFなどのリンクを貼って社内情報を記録したりできます。
Evernoteの代替先としても人気があり、クリエイティブな側面を重視したい方におすすめです。
参考:Milanote – Google Play のアプリ
Dropbox Paper
オンライン上のワークスペースとして利用できるツールです。ファイル管理ツールのDropboxユーザーであれば、無料で利用できます。
テキストや画像・動画などを自由に貼り付けることができ、主にドキュメント作成やチームでの共同作業に利用されています。
ToDoリストをつくる機能も備わり、複数人によるプロジェクト管理にも便利です。
Evernoteはチームの情報共有をメインに使っている場合、代替先として役立つでしょう。
Evernoteの代替アプリは機能を比較検討しよう
Evernoteは豊富な機能が魅力であるものの、サービスの縮小で代替先を探している方は多いかと思います。できるだけ使い勝手を変えず、スムーズに移行したい場合、まずEvernoteの使用状況を確認しておきましょう。その上で、利用目的や必要な機能を明確にしてください。
対応デバイスや、セキュリティ対策の確認も必要です。代替アプリの機能や操作性をよく比較検討し、最適な代替先を見つけましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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