• 作成日 : 2024年8月9日

Googleサイトとは?おしゃれテンプレや変更方法・使い方を解説

Googleサイトとは、Googleが提供する無料のWebサイト作成ツールです。HTMLやCSSの知識がなくても、簡単にプロフェッショナルなWebサイトを作成できます。テンプレートを選び、画像やテキストをドラッグアンドドロップするだけで、美しいサイトを構築可能です。

この記事では、Googleサイトの特徴や使い方、テンプレートギャラリーの種類にくわえて、Googleサイトをおしゃれに仕上げるポイントを解説します。

Googleサイトとは?

Googleサイトとは、Googleが提供するWebサイトを無料で作成できるツールです。

複数のテンプレートから基本のデザインを選び、画像やテキストをドラッグアンドドロップで配置して作成できます。HTMLやCSSの知識がなくてもWebサイトを作成できます。

Googleドライブに保存されたスプレッドシートやGoogleドキュメントなどもコンテンツとして追加可能です。レスポンシブデザインにも対応しており、多機能なスマホ対応のサイト作成を実現できます。また、独自ドメインを設定でき、ブランドのサイトなど、認知度アップを目的とした使い方にも便利です。

Googleサイト作成にはGoogleアカウントが必要です。

Googleサイトの使い方・作成手順

Googleサイトを作ってから公開するまでの手順は、いたってシンプルです。ここでは、Googleサイトの使い方を、作成手順とあわせて解説します。まずはおおまかな流れをつかみ、Googleサイトの運用をイメージしてみましょう。

出典:サイト ヘルプ「Google サイトの使い方

Googleサイトの作成

最初に、Googleサイトの基礎を作成し、新規サイトを立ち上げます。パソコンで新規のGoogleサイトを開き、画面上部にある「新しいサイト」の「テンプレートギャラリー」から、任意のテンプレートを選びます。

テンプレートを使わずに自分でデザインしたい場合は、「空白」を選びましょう。

コンテンツの追加

新規のGoogleサイトを立ち上げた後は、必要に応じてコンテンツを追加しましょう。追加できるコンテンツには、テキストや画像、ページ、動画などがあります。他には、GoogleのファイルやYouTubeの動画なども挿入できます。

コンテンツを追加するには、作成した新規サイトを開き、編集画面の右側にあるメニューから項目を選んで作業しましょう。

たとえば、テキストを挿入する場合は、メニューの「挿入」タブから「テキストボックス」を選択し、任意のテキストを入力します。既存のテンプレートですでに入力されたテキストを編集したい場合は、編集したいテキストをクリックすると入力し直せます。

画像やGoogleファイルを挿入・編集したい場合も同様に、右側のメニューから各項目を選択し、それぞれのコンテンツを追加しましょう。追加したコンテンツは、後からドラッグアンドドロップで移動でき、画像は差し替えやトリミングも可能です。

トップページ以外のページを追加する場合は、メニューから「ページ」タブを選択し、下部に現れるプラスのアイコンにカーソルを合わせます。カーソルを合わせた場所に「新しいページ」の項目が現れるので、クリックしてページを追加します。

サイトの公開・共有

必要なコンテンツを追加したら、サイトを公開もしくは共有して、他の人から見てもらえる状態にしましょう。公開は一般的なWebサイトと同様、誰にでもアクセスしてもらえる状態にする方法です。一方、共有は管理者に閲覧権限を付与されたユーザーのみがアクセスできる状態にします。公開も共有も、画面上部のメニューから作業します。

公開設定の手順は、次の通りです。

1画面上部の「公開」をクリックする
2サイトのWebアドレスを入力する
3「公開」ボタンをクリックする

また、共有は次の手順で行います。

1画面上部の、人にプラスがついたアイコンをクリックする
2「公開済みサイト」横のプルダウンから、「制限付き」を選ぶ
3「保存」もしくは「完了」ボタンをクリックする
4権限を付与したいユーザーのメールアドレスもしくは名前を入力する

サイトを共有するには、あらかじめサイトを公開しておきましょう。

Googleサイトのテンプレートギャラリーの種類

Googleサイトのテンプレートギャラリーには多数のテンプレートがあります。以下に、Googleサイトのテンプレートの一覧をまとめました。

カテゴリテンプレート名
個人用家族の近況
ポートフォリオ
仕事用イベント
ヘルプセンター
プロジェクト
チーム
小規模ビジネスペットシッター
年末パーティ
写真ポートフォリオ
レストラン
美容院
結婚
大企業ポータル
説明卒業
教授
クラス
クラブ
生徒向けポートフォリオ

出典:Google サイト「テンプレートギャラリー

テンプレートのカテゴリは「個人用」「仕事用」「小規模ビジネス」「大企業」「説明」の5つに分類されています。

それぞれのテンプレートには「家族の近況」「イベント」「プロジェクト」などのテンプレート名が設定されており、サイトの目的に適したテンプレートを選びやすくなっています。シーンやテーマに応じてテンプレートを使い分けるとよいでしょう。

Googleサイトをおしゃれに仕上げるポイント

Googleサイトの作成自体はむずかしくはありません。ただし、おしゃれに仕上げるにはポイントを押さえる必要があります。ここでは、Googleサイトをおしゃれに仕上げるポイントを紹介するため、おしゃれなサイト作りにチャレンジしてみてください。

カスタムテーマを使用する

Googleサイトのカスタムテーマとは、背景や文字の書式などのデザインを一括でサイトに反映できる機能です。カスタムテーマは、作成するGoogleサイトにインポートして使用します。

カスタムテーマでカスタマイズできる項目は次の通りです。

  • 文字のフォント・色
  • 背景色
  • ボタン・分割線
  • 画像カルーセル
  • サイトの幅 など

自分で作ったデザインをカスタムテーマとして作成しておくと、新たにサイトを作った際にデザインを簡単に反映できます。いくつかカスタムテーマを作成し、比較しながらよりよいデザインを模索しましょう。

余白を有効活用する

コンテンツをぎっしり詰め込みすぎると、読み手にごちゃごちゃした印象を与え、読みにくいサイトになります。サイトのデザインをすっきりさせるには、余白を有効活用したレイアウトを心がけましょう。

適切に余白を入れることで、サイト全体をすっきりおしゃれに仕上げられます。メインのフレーズや画像を引き立てれば、コンテンツの読みやすさも向上します。適切な余白の取り方は、自分がおしゃれだと感じるサイトや、作りたいデザインのイメージに近いサイトを参考にするのも1つの方法です。

理論に基づいて余白を取りたいのであれば、8の倍数ルールを取り入れてみましょう。8の倍数ルールとは、画像やテキスト、余白など、サイト上に存在する要素を8の倍数ピクセルに設定する手法です。Webデザイン業界では、ポピュラーな手法だと言われています。

統一感を意識する

サイト全体のデザインに統一感を持たせると、おしゃれなサイトに仕上がりやすくなります。サイト内の各ページや同じページ内のデザインがバラバラだと、見た目が不揃いでおしゃれには見えません。各ページで使われているフォントや色、見出しのつけ方などは統一させておきましょう。

サイト全体に統一感を持たせるには、トンマナ(トーン&マナー)を意識するのが有効です。トンマナを意識してサイトを作成すると、サイト自体のデザインだけでなく、サイトのテーマやコンテンツとデザインにも統一感を持たせられます。おしゃれな上、サイトの内容のイメージと一致したデザインに仕上げられるでしょう。

Googleサイトを活用するメリット

Googleサイトを活用するメリットは次の通りです。

  • 直感的にWebサイト制作ができる
Googleサイトは、ドラッグアンドドロップなどの直感的な操作でWebサイト作成を進められる特徴があります。HTMLなどのコードを書く必要がなく、簡単なパソコン操作さえできればサイト作成やデザイン設計ができる点は大きなメリットです。
  • 各種Googleサービスと連携できる
GoogleサイトはGoogleが提供するサービスのため、各種Googleサービスと連携できます。ドキュメントやスプレッドシート、マップなど、すでにあるコンテンツを活用でき、バラエティ豊かなコンテンツ作りが実現できるでしょう。
  • アカウントがあれば無料で利用できる
Googleサイトは、Googleアカウントがあれば誰でも無料で使えます。Googleアカウント自体も無料で取得でき、費用を抑えられるため、多くの人がサイト作成にチャレンジしやすい点は魅力です。
  • 共同編集や閲覧制限ができる

Googleサイトは、複数のユーザーによる共同編集ができます。個人だけでなく、グループでサイトを管理したい場合にもぴったりです。

また、特定のユーザーにのみアクセス権を与えることで閲覧制限もかけられ、社内ポータルサイトや業務マニュアルとしての運用にも向いています。有料のGoogle Workspaceを利用すると、さらに細かく制限をかけられます。

Googleサイトのメリットは、Googleアカウントがあれば気軽にサイト運営ができ、簡単な操作で多様な機能を利用できる点です。

Googleサイトを活用するデメリット

Googleサイトのデメリットは次の通りです。

  • 細部までデザインにこだわれない
Googleサイトはテンプレートを駆使して簡単にサイトを作れる一方で、デザインの編集機能は限定的です。細部にわたってデザインを変更できません。スピーディーかつ簡単に作れるサイトとしては特に問題ないものの、より凝ったデザインにしたい場合は、HTMLやCSSを学んでサイトを作る必要があるでしょう。
  • 5階層までしか作成できない
Googleサイトでは、サブページは最大5階層までしか作成できず、膨大な情報を扱うサイトの作成には向きません。シンプルな構成のサイト作成に活用しましょう。
  • コメント欄がない
Googleサイトで追加できる機能には、コメント欄はありません。読者とオープンな場でコミュニケーションを図りたい場合は、別のサービスを利用するのがおすすめです。
  • 独自ドメインは別途用意しなければならない
ドメイン自体は公開の際に設定できるものの、独自のドメインを利用したい場合は別途自分で取得する必要があります。自分で独自ドメインを用意できれば、Googleサイトでも利用できます。

Googleサイトに搭載できる機能は限定的です。機能性より、手早く簡単にサイトを作成したい場合は、Googleサイトを活用するとよいでしょう。

Googleサイトならテンプレで簡単にWebサイトを作れる

Googleサイトは、無料で簡単にWebサイトを作成できる便利なツールです。直感的な操作で各種コンテンツを追加し、Googleサービスとも連携できます。初心者でもプロフェッショナルなサイトが作れますが、デザインの自由度は限られています。特に手軽さとコストパフォーマンスを重視する方に最適です。

多機能かつスマホ対応のWebサイトを手軽に構築し、ブランド認知度の向上や情報発信に役立てましょう。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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