- 作成日 : 2025年3月31日
ドックベース(DocBase)とは?機能や使い方、他のメモ共有の違いを解説
ドックベースはチーム内で発生する情報をメモに残し、共有できる情報共有ツールです。この記事ではドックベースの概要や特徴、主な機能などについて解説しています。また、具体的な料金プランや他の情報共有に使えるツールとの違いなどについても取り上げているため、情報共有を効率よく行いたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ドックベース(DocBase)とは?
ドックベース(DocBase)とは、チームの情報をメモに残して共有できるツールのことです。株式会社クレイが提供するこのツールは、特にエンジニア向けの記法で文章が書ける点が特徴であり、IT企業での情報共有にも適しています。
また、ドックベースはブラウザだけでなくモバイルアプリも提供しているため、スマートフォンやタブレットからでも文書の確認や編集が行えます。
ドックベース(DocBase)の特徴
ドックベースはシンプルなエディタを備えているため、気軽に情報を投稿し共有できる点が特徴です。初めて利用する人でも扱いやすいでしょう。また、外部のメンバーに対してもメモを共有できるため、効果的な活用が可能です。
シングルサインオンや2段階認証、編集・操作履歴の保存といったセキュリティ面の機能も備えていることから安心して利用でき、リモートワークを導入している企業にもおすすめです。他のツールとの連携にも対応していることから、企業にとっては導入のハードルが低いといえます。
ドックベース(DocBase)の主な機能
ここではドックベースがどのような機能を備えているのか解説します。ドックベースの主な機能とその概要を、以下の表にまとめました。
| 文書管理 |
|
|---|---|
| 検索 |
|
| バージョン管理 |
|
| タグ付け |
|
| 共同編集 |
|
| カスタムカテゴリ |
|
| 通知機能 |
|
| セキュリティ対策 |
|
| カレンダーとスケジュール |
|
| 連携 |
|
このようにドックベースは文書作成だけにとどまらないさまざまな機能を備えています。業務効率化にもつながる機能も少なくないため、ぜひ活用してみてください。
ドックベース(DocBase)の使い方
ここではドックベースを実際に使用する際の使い方を紹介します。ドックベースはシンプルな作りとなっているため、扱いやすい点が特徴です。初めて使用する人でも簡単に扱えるため、ぜひ使い方を覚えておいてください。
メモを作成する
先ほども説明しているように、ドックベースはメモの作成ができるツールです。利用者はテキストにメモを作成したうえで、編集や管理が行えます。また、タグ付けやカテゴリ分けをすることで内容に応じて整理することも可能です。
さらに、文書のアップロードもできるため、既存資料をドックベースにアップしたうえでメモと合わせて共有するといったこともできるでしょう。作成したメモは同時編集もできるため、複数人での作業やプロジェクトワークの際などにも役立ちます。
メモの作成にあたっては、マークダウン方式を使用できます。マークダウンとはコードを使って文書を書ける機能で、見た目が整った綺麗な文書の作成が可能です。
そのほかにも、同じフォーマットのメモを何度も作成する場合は、事前にテンプレートとしてフォーマットを登録できるため、作業の手間も省けます。
タスクの作成
ドックベースでは、タスクを作成したうえで担当者や期日を設定し、管理することもできます。メモの内容に付随する業務をタスクとして設定したい場合などに活用してみてください。タスク管理により作業の抜け漏れを回避できるようになれば、作業効率も大幅に高まるでしょう。
Tocaro(ドックベース)のプラン・料金
ドックベースには以下のようにいくつかの料金プランが用意されています。目的やニーズに応じて適切なプランを選択してください。
| 無料トライアル |
|
|---|---|
| スターター |
|
| ベーシック |
|
| レギュラー |
|
| ビジネス |
|
無料トライアルでは人数やストレージの制限なしで利用できるため、実際にどのようなものなのかしっかりとチェックできます。
また、有料プランに関しては、少人数のものからプロジェクトワークに適したもの、大規模なものまで幅広く用意されている点が特徴です。まずは無料トライアルからスタートし、自社の規模等に合わせてプランを検討してみてください。
ドックベース(DocBase)を利用する際の注意点
ドックベースの利用にあたっては、いくつかの点に注意しなければなりません。まず利用はブラウザ経由となっており、スマートフォン向けのアプリはありません。また、メモに紐付けされていない画像ファイルは一定期間が経過すると削除されてしまうため、注意してください。
そのほかにも、シングルサインオンやアクセス制限といったセキュリティ対策は有料プランに限られています。具体的にどのようなセキュリティとなっているかはプランによって異なるため、事前によく確認しておきましょう。
ドックベース(DocBase)と他のメモ共有アプリとの比較
ここではドックベースと似たような機能を持つ他のメモ共有アプリを紹介します。どういった特徴を持っているのか、ぜひ参考にしてください。
Notion
Notionは、ドックベースと比較されることの多いアプリの1つです。
- 無料トライアルの有無:あり
- 基本料金:8ドル/月〜
Notionは、ドキュメント作成はもちろん、社内マニュアル・社内Wikiの作成やタスク管理など幅広い用途で使用できる点が特徴です。また、情報の記載方法の使い分けもできます。
ドックベースとの違いの1つは、ビューの切り替えができるかどうかです。ドックベースはメモとして情報を残しますが、Notionは、リストやカレンダーなど表示方法を任意で設定できるため、目的に応じた作成が可能です。一方で、作成したドキュメントを共有できる点は共通しています。
Confluence
Confluenceは、オーストラリアのAtlassian社が提供する情報管理ツールです。
- 無料トライアルの有無:あり
- 基本料金:5.16ドル/月〜
チーム内にあるナレッジを一元管理できるツールとなっており、社内Wikiとして情報管理できるほか、マニュアルや議事録などの作成にも適しています。また、作成したドキュメントにはコメントを残せるため、社内コミュニケーションの促進にも役立つでしょう。
ドックベースのような他のツールと異なる特徴としては、連携ツールの豊富さが挙げられます。Confluenceでは、JiraやTrello、Slack、Googleドライブ、Boxといったツールとの親和性が高く、連携が可能です。マルチプラットフォームによる情報共有を目指している方にとっては理想的なツールだといえるでしょう。
Evernote Teams
Evernote Teamsは、Evernoteが展開するサービスの一つであり、チーム内での情報共有やノウハウ共有などに活用できるツールです。
- 無料トライアルの有無:あり
- 基本料金:1,100円/月〜
社内Wikiやプロジェクトの進捗状況の記録など、業務に必要な情報の共有・蓄積を簡単に行えます。また、SlackやGoogle ドライブ、Salesforceといった各種ツールとの連携が可能であり、あらゆる情報の一元管理が可能となっています。さらに、リアルタイムでの共同作業を行えるほか、アイデアをノートブックに残すことも可能です。
検索性にも優れており、Evernote Teams 内のOfficeファイルやPDF、画像、さらにはスキャンした書類の文字なども検索対象となっているため、必要なデータやファイルなどをすぐに見つけられるでしょう。
ドックベースを使って効率よく情報共有
ドックベースはチーム内で発生するあらゆる情報をメモとして残しておける情報共有ツールです。シンプルなエディタとなっているため、初めて触る人でも扱いやすいだけでなく、文書管理、バージョン管理、タグ付け、共同編集など多機能となっている点も特徴です。
無料トライアルも用意されているため、まずは無料で試したうえで有料プランへの移行を検討してみてください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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