- 更新日 : 2026年4月28日
パワーポイントでスクリーンショットを撮る方法は?ショートカットキーや注意点を解説
パワーポイント(PowerPoint)で資料を作成する際、他のアプリケーションの操作画面やWebサイトの情報をスライドに載せたい場面は多いでしょう。その際に役立つのが「スクリーンショット」機能です。この機能を使えば、PCの画面に表示されている内容を画像として簡単に取り込めます。
この記事では、パワーポイントに標準搭載されているスクリーンショット機能の使い方から、作業効率が格段に上がるキーボードショートカットを使った画面キャプチャと貼り付けの方法、さらには画像を取り扱う上での注意点まで、初心者の方にも分かりやすく説明します。
目次
パワーポイントのスクリーンショット機能で画面を挿入するには?
パワーポイントの「挿入」タブにある「スクリーンショット」機能を使うと、現在開いている他のウィンドウや、デスクトップの一部(領域)を直接スライドに画像として挿入できます。
この機能は、他のアプリやWebページを別途画像ファイルとして保存し、それを「図の挿入」から呼び出す、といった手間を省略するために搭載されています。資料作成の流れを止めずに、シームレスに外部のビジュアル情報を取り込めるのが最大の利点です。
「画面の領域」機能で範囲を指定してキャプチャする方法
「挿入」タブ → 「スクリーンショット」 → 「画面の領域」の順に選択すると、直前に表示していたウィンドウが白っぽく表示され、十字カーソルで好きな範囲をドラッグして指定した部分だけを切り取れます。
これは、資料に必要な一部分だけをピンポイントで挿入したい場合に最適な方法です。例えば、Webサイトの記事の一部や、ソフトウェアの特定のボタン周辺だけを説明のために見せたい時に重宝します。
- まず、キャプチャしたいウィンドウ(例: Webブラウザや他のソフトウェア)をPCの画面上で一番手前に表示させておきます。
- 次に、パワーポイントの画面に戻り、画像を挿入したいスライドを開きます。
- 「挿入」タブをクリックし、リボンの「画像」グループ内にある「スクリーンショット」を選択します。
- ドロップダウンメニューの最下部にある「画面の領域」をクリックします。
- 画面が(手順1で)最後に表示していたウィンドウに切り替わり、全体が白く薄暗くなります。
- マウスポインターが十字の形になるので、キャプチャしたい範囲の始点でクリック(押したまま)し、終点までドラッグして範囲を選択します。
- マウスのボタンを離すと、選択した範囲が自動的にパワーポイントの現在のスライドに画像として貼り付けられます。
「使用できるウィンドウ」からアプリ全体を取り込む方法
「挿入」タブ → 「スクリーンショット」を選択すると、ドロップダウンメニューに「使用できるウィンドウ」として、現在PC上で起動している(ただし最小化されていない)ウィンドウの一覧がサムネイルで表示されます。これをクリックするだけで、そのウィンドウ全体の画像がスライドに挿入されます。
この方法は、アプリケーションの操作画面全体を説明する場合や、Webページ全体のデザインを見せたい場合に便利です。
ただし、この方法で挿入すると、ウィンドウの上部(タイトルバー)や下部(ステータスバー)など、不要な部分もすべて含まれます。もし必要な部分だけを残したい場合は、挿入後に画像を選択し、「図の形式」タブから「トリミング」機能を使って、不要な箇所をカットする編集作業を行ってください。
キーボードショートカットでスクリーンショットを撮り、パワポに貼り付ける方法は?
Windows OSに標準搭載されているキーボードショートカットキーを使い、取得した画面キャプチャ(画像データ)をクリップボードに一時保存し、パワーポイントのスライドに直接「貼り付け(ペースト)」する方法が最も高速です。
パワーポイントの「挿入」タブを都度開くよりも手数が少なく、どのようなアプリを使用している最中でも即座に画面を取得できるため、資料作成の作業効率が格段に上がります。
[PrintScreen]キーで全画面をコピー&ペーストする
キーボードの[PrintScreen]キー(キーボードによっては[PrtSc]や[Prnt Scrn]などと表記されます)を押すと、その瞬間に表示されているモニターの全画面がクリップボードにコピーされます。
デュアルモニターなど複数のディスプレイを使用している場合、そのすべての画面を含む広範囲なキャプチャが可能です。[PrintScreen]キーを一回押した後、パワーポイントのスライドを開き、[Ctrl] + [V]キー(貼り付けのショートカット)を押すか、右クリックして「貼り付け」を選択します。ただし、タスクバーや他のモニターの不要な部分もすべて映り込むため、挿入後に「トリミング」作業が必要になるケースがほとんどです。
[Alt] + [PrintScreen]キーでアクティブなウィンドウをコピーする
[Alt]キーを押しながら[PrintScreen]キーを同時に押すと、デスクトップ全体ではなく、現在一番手前に表示されているウィンドウ(アクティブウィンドウ)だけがクリップボードにコピーされます。
[PrintScreen]キー(全画面)と異なり、使いたいアプリケーションのウィンドウだけを狙ってキャプチャできるため、背景のデスクトップや他のウィンドウが映り込まず、後のトリミング作業を大幅に削減できます。特定のソフトウェアの操作マニュアルなどを作成する際に非常に役立つ方法です。コピーした後、同様にパワーポイントのスライド上で[Ctrl] + [V]キーで貼り付けます。
[Windows] + [Shift] + [S]キー(Snipping Tool/切り取り&スケッチ)で範囲指定する
Windows 10およびWindows 11では、[Windows]キー + [Shift]キー + [S]キーを同時に押すと、OS標準のキャプチャツール(旧「切り取り&スケッチ」、現在は「Snipping Tool」と呼ばれます)が起動します。
これにより画面上部に小さなメニューが表示され、「四角形の領域」「フリーフォーム領域(自由な形)」「ウィンドウの領域」「全画面表示の領域」の4種類からキャプチャ方法を選べます。特に「四角形の領域」は、パワーポイントの「画面の領域」機能と同様に、ドラッグで必要な範囲だけを即座に指定できるため、最も柔軟性が高く使用頻度の高い方法です。
- [Windows] + [Shift] + [S]キーを押します。
- 画面が暗転し、上部にメニューが表示されます。
- 目的の方法(通常は「四角形の領域」)を選び、範囲をドラッグで指定します。
- キャプチャが完了すると、画像は自動的にクリップボードにコピーされます。(同時に画面右下に「切り取り領域がクリップボードに保存されました」と通知が出ます)
- パワーポイントのスライド上で[Ctrl] + [V]キーを押し、画像を貼り付けます。
スクリーンショットを撮る際に知っておきたい注意点は?
スクリーンショット(画面キャプチャ)を資料に利用する際は、挿入後の画像の「解像度(画質)」、そして「著作権や個人情報」の扱いに注意を払う必要があります。
これらの注意点を無視すると、資料が見づらくなる(読みにくくなる)だけでなく、意図せず法令違反や情報漏洩といった重大な問題を引き起こすリスクがあるためです。
解像度と画質の問題(ぼやけ・文字潰れ)
元の表示サイズよりも小さい画面をキャプチャして、パワーポイントのスライド上で無理に拡大すると、画像がぼやけたり、文字がギザギザに潰れたり(ジャギー)します。
スクリーンショットは基本的に「ビットマップ画像」(ピクセル=点の集まり)として扱われます。そのため、撮影時の解像度(ピクセル数)以上に拡大しようとすると、画質が著しく劣化してしまいます。
対策として、キャプチャする際は、できるだけ元のウィンドウやブラウザの表示を大きく(例: ブラウザのズーム機能を100%以上にする)した状態でスクリーンショットを撮ることが、高画質を保つコツです。スライドに挿入した後、縮小するのは画質にほぼ影響ありませんが、極端な拡大は避けるべきです。
著作権や個人情報(映り込み)のリスク
Webサイト上の画像や文章、他社のロゴ、SNSの投稿内容、あるいはチャットの通知や個人名、メールアドレスなど、権利やプライバシーに関わる情報が意図せず映り込まないよう、細心の注意が必要です。
著作権で保護されたコンテンツを無断で複製し、社外向け資料や公開資料に利用することは法的に問題となる可能性があります。また、画面に表示されていた個人情報や機密情報がスライドに紛れ込むことは、重大な情報漏洩インシデントに繋がります。
スクリーンショットを撮る前に、不要なブラウザのタブ(例: メールや社内チャットのタブ)は閉じておく、個人名が表示されている部分はあらかじめ隠すか、キャプチャ後にパワーポイントの図形機能(塗りつぶした四角形など)やぼかし処理で隠蔽する習慣をつけましょう。特に[PrintScreen](全画面)を使う際は、デスクトップの通知やタスクバーの状態にも注意が必要です。
動画や動くコンテンツのキャプチャはできない点
ここまで紹介したスクリーンショットは、すべてその瞬間の「静止画」を撮影する機能であり、動画やアニメーションの「動き」自体を記録することはできません。
これらは、あくまでその瞬間の画面(フレーム)を画像として切り取る機能だからです。
もし、PC上の操作手順やソフトウェアの動きをスライド内で見せたい場合は、スクリーンショットではなく、パワーポイントの「画面録画」機能を使用します。これは「挿入」タブの右端にある「メディア」グループ内にあり、操作中のマウスポインターの動きやクリック操作を含めた動画ファイル(MP4形式)として録画し、スライドに直接挿入することができます。
パワーポイントでの画面キャプチャを効率化するために
パワーポイント(PowerPoint)資料の説得力や分かりやすさを高める上で、スクリーンショットの活用は欠かせません。基本的な方法は、パワーポイントの「挿入」タブにある「スクリーンショット」機能を使うことですが、より作業を効率化するならOSのショートカットキーを覚えるのが近道です。
特に、[Windows] + [Shift] + [S]キーによる範囲指定キャプチャは、一度覚えればパワーポイント以外のアプリ(WordやExcel、チャットツールなど)でも応用が利くため、習得する価値が非常に高いです。
取得した画面キャプチャをスライドに挿入する際は、画質が劣化しないよう拡大しすぎないこと、そして著作権や個人情報の「映り込み」がないかを必ず確認する習慣をつけましょう。目的に応じて「静止画(スクリーンショット)」と「動画(画面録画)」を使い分けることで、より伝わりやすい資料作成が可能になります。
システム乱立を解消するためのステップとは?
多くの企業がバックオフィス業務効率化のため多様なクラウドシステムを導入するも、「便利なはずが非効率」という現実に直面しています。
その原因は、勤怠や経費など「部分最適」なシステム導入による乱立です。システム同士がつながらず、データの手入力やExcelでの突き合わせ作業が常態化。
これは「見えないコスト」を増やし、業務フローを複雑化させ、現場の負担を増大させます。システム乱立のリスクを整理し、業務アセスメントによる根本解決策をご紹介するホワイトペーパーを用意していますので、ぜひお気軽にご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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