- 作成日 : 2025年2月6日
わかりやすいZoomの利用マニュアル!ミーティングの参加・開催方法を解説
Zoomを効率的に活用するには、マニュアルを熟知し、スムーズに操作できるようにしておくことが重要です。
この記事では、業務の効率化を考えるビジネスパーソン向けに、知っておくべきZoomの操作方法をマニュアル形式で解説します。ミーティングでZoomを利用する際の操作や機能を紹介するので、ぜひ参考にしてください
目次
Zoomとは
Zoomは、米国のZoomビデオコミュニケーションズ社が提供するクラウドベースのコミュニケーションツールです。Zoomの理解を深めるため、利用されるビジネスシーンやZoomを利用するための準備物などを解説します。
利用されるビジネスシーン
Zoomは、ビジネスシーンにおいて多岐に活用されています。企業では日々の業務におけるオンライン会議にZoomを導入するケースが増えてきています。たとえば、NECではグループ全体で約12万人の従業員にZoomを導入し、オンライン会議の効率化を図っています。
また、IT系企業を中心に、Zoomを用いてオンラインでセミナーやカンファレンスを開催する形式も浸透しつつあります。Zoomは、業務効率化や新たなサービス提供の手段として有効であることがわかります。
Zoomを使用するために準備するもの
Zoomを使用するために準備するものをいくつか紹介します。
- デバイス(パソコン、スマートフォン、タブレット)
- インターネット環境
- カメラ、マイク、スピーカー
カメラ、マイク、イヤホンについては、接続デバイスに内蔵されていない場合には、別途用意する必要しておきましょう。そして、Zoomを利用するためには、アプリをデバイスにインストールする必要があります。以下の公式サイトからダウンロードしましょう。
公式サイト:ZOOM ダウンロードセンター
PCならアプリ、ブラウザからのアクセスどちらも可能
Zoomは、PCからの利用において、アプリ版とブラウザ版の両方に対応しています。アプリ版は豊富な機能と安定した動作が魅力で、頻繁に利用する場合や高度な機能を必要とする場合に適しています。
一方、ブラウザ版はインストール不要で手軽に利用できるため、突発的なミーティング参加や一時的な利用に便利です。
PCでアプリを利用してミーティングに参加する流れ
ここからは、実際にミーティングに参加するまでの流れについて解説します。まず、PCでアプリを利用する場合で、以下2パターンを紹介します。
会議参加用URLからアプリをダウンロードする場合
会議参加用URLからアプリをダウンロードする場合で、ミーティングに参加する手順は以下のとおりです。
- 参加用URLをクリックする
- アプリをダウンロードする
- アプリをインストールする
- ミーティングに参加する
まず、主催者から共有されたZoomミーティングの参加用URLをクリックします。URLをクリックすると、ウェブブラウザが自動的に開きます。Zoomアプリがインストールされていない場合、ブラウザ上で自動的にダウンロードが開始されます。
ダウンロードが完了したら、取得したインストーラーを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了させましょう。
インストールが完了すると、Zoomアプリが自動的に起動され、「ミーティングに参加する」または「参加」ボタンをクリックします。最後に、ミーティングIDと表示名を入力することでミーティングに参加できます。
Zoomのサイトからアプリをダウンロードする場合
Zoomのサイトからアプリをダウンロードする場合で、ミーティングに参加する手順は以下のとおりです。
- 公式サイトにアクセスする
- アプリをダウンロード・インストールする
- アプリを起動する
- ミーティングに参加する
ブラウザで公式サイトにアクセスしましょう。接続デバイスに応じて、ダウンロードを行い取得したインストーラーを実行しましょう。インストールが完了したら、アプリを起動します。
アプリのホーム画面で「ミーティングに参加する」または「参加」ボタンをクリックし、表示されたウィンドウに、ミーティングIDと表示名を入力することで、ミーティングに参加できます。
PCでブラウザを利用してミーティングに参加する流れ
ZoomミーティングにPCのブラウザから参加する手順は以下のとおりです。
- 開催用URLをクリックする
- アプリ起動を「キャンセル」する
- 「ブラウザから参加」リンクをクリックする
- ミーティングに参加する
ブラウザを利用してミーティングに参加する場合には、アプリの自動的な起動をキャンセルする必要があります。キャンセルすると、「ブラウザから参加」または「こちらをクリックしてブラウザから参加」といったリンクが表示されます。このリンクから、ミーティングに参加可能です。
スマートフォン・タブレットからミーティングに参加する流れ
スマートフォン・タブレットからミーティングに参加する手順は以下のとおりです。
- アプリをインストールする
- アプリを起動する
- ミーティングに参加する
まず、Zoomで使用するスマートフォン・タブレットにアプリをインストールしましょう。iOSの場合はApp Store、Androidの場合はGoogle Playストアを開き、「Zoom」を検索し、アプリをインストールします。
続いて、アプリを起動します。参加用URLをタップすると、Zoomアプリが自動的に起動し、ミーティングに参加できます。また、ミーティングIDを手動入力でもミーティングに参加できます。
デバイスのOSやアプリのバージョンによって、画面表示や操作手順が若干異なる場合があるため、最新の情報や詳細な手順については、公式サイトを確認してみてください。
ミーティングを開催してメンバーを招待する流れ
ここからは、自分がミーティングを主催し、メンバーを招待する手順を紹介します。
ミーティングを主催する手順は以下のとおりです。
- Zoomにサインインする
- 「ミーティングをスケジュールする」をクリックする
- ミーティング情報を設定する
- ミーティングを保存する
まず、アカウントにサインインし、画面上部の「ミーティングをスケジュールする」をクリックします。次にミーティング情報を設定します。
- トピック
- 説明(任意)
- 開催日時
- タイムゾーン
- ミーティングID
- パスコード
- ビデオ
- 音声
- ミーティングオプション
上記の設定が完了した後に、「保存」をクリックしてミーティングをスケジュールします。
メンバーの招待は、ミーティングの詳細ページで、「招待状をコピーする」をクリックし、メールやチャットツールで参加者に送信します。招待情報には、ミーティングの日時、参加用URL、ミーティングID、パスコードが含まれます。
ミーティング中にテキストコミュニケーションを行う方法
Zoomでのミーティング中に会話に加え、テキストも交えたコミュニケーションが意思疎通に効果的なケースもあります。テキストコミュニケーションには、チャット機能を活用しましょう。
チャット機能は、ミーティング中、画面下部のツールバーにある「チャット」アイコンをクリックすると、チャットパネルが表示されます。入力欄にメッセージを入力し、Enterキーを押すと送信されます。
送信先も、ドロップダウンメニューで「全員」や「特定の参加者」を選択可能です。また、チャットパネル内の「ファイル」アイコンをクリックし、共有したいファイルを選択すると、参加者とファイルを共有できます。
ミーティング中に画面共有をする方法
Zoomでは、ミーティング中に参加メンバー間で画面共有し、資料や表示画面をリアルタイムで共有できます。画面共有を行う手順は以下のとおりです。
- 「画面共有」ボタンをクリックする
- 共有する内容を選択する
- 共有を開始する
まず、ミーティング画面下部のツールバーにある「画面共有」ボタンをクリックします。次に共有内容の選択ですが、以下4つのオプションがあります。
- 画面全体
- アプリケーションウィンドウ
- ホワイトボード
- iPhone/iPadの画面
共有する内容を選択したら、右下の「共有」ボタンをクリックして画面共有を開始します。
また、画面共有中は、上部にツールバーが表示され以下の操作が可能です。
- 注釈
- 共有の一時停止
- 新しい共有
- 共有の停止
画面共有は、業務上発生するコミュニケーションを効果的に行う際に役立ちます。注意点として、操作方法を誤ると、相手に公開すべきでない情報を誤って共有し、プライバシーの問題に発展することがあるため、注意しましょう。
ミーティング中のバーチャル背景を設定する方法
バーチャル背景は、Zoomミーティング中に自分の背後に映る実際の背景を、任意の画像や動画に置き換える機能で、自宅の様子を隠したり、オフィス風やリゾート風などさまざまな雰囲気を演出したりすることが可能です。
バーチャル背景を設定する手順は以下のとおりです。
- Zoomにサインインする
- 「設定」を開く
- 「背景とフィルター」を選択する
- バーチャル背景を選択する
バーチャル背景は、Zoomのサインイン時の画面から設定を行います。右上の歯車マークから、「背景とフィルター」を選択することで、豊富な種類のバーチャル背景から自分に合うものを設定できます。
注意点として、バーチャル背景を使用するには、使用するデバイスが一定のシステム要件を満たしている必要があります。特にグリーンスクリーンなしでバーチャル背景を使用する場合、高性能なCPUが求められます。事前にPCの性能を把握しておくとよいでしょう。
マニュアルを網羅してZoomを有効活用しましょう!
Zoomは、リモートワークやオンライン会議・セミナー開催時に必須といえるツールです。操作方法がわからず、業務に支障をきたしてしまうことのないよう、マニュアルを通じて機能や使い方を理解することが重要です。本記事を参考にZoomの使い方をマスターして、業務に有効活用しましょう。
この記事をお読みの方におすすめのガイド5選【部署別紹介】
最後に、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
経理担当者向け
①Excel関数集 32選まとめブック
経理担当者の方をはじめ、ビジネスパーソンが知っておきたい便利なExcel関数集を初級~上級までギュッと網羅。新人社員の研修用などにもお使いいただけます。Google スプレッドシートならではの関数もご紹介しています。
②勘定科目・仕訳辞典(税理士監修)
勘定科目・仕訳に関する基本知識、および各勘定科目の仕訳例を具体的かつ網羅的にまとめた、50ページを超えるガイドを無料で提供しております。お手元における保存版としてでだけでなく、従業員への印刷・配布用としてもぜひご活用ください。
人事労務担当者向け
①入社・退職・異動の手続きガイドブック
書類の回収・作成・提出など手間のかかる入社・退職・異動(昇給・昇格、転勤)の手続き。
最新の制度をもとに、よくある質問やチェックポイントを交えながら、各手続きに必要な情報をまとめた人気のガイドですす。
②社会保険・労働保険の手続きガイド
企業において社会保険および労働保険の加入・喪失手続きは必ず発生し、手続きを誤れば保険事故が発生した際に従業員が不利益を被る可能性があります。
各保険の基本的な手続き方法を入社・退職・異動のシーン別にギュッとまとめた分かりやすいガイドです。
総務・法務担当者向け
契約書ひな形まとめ30選
業務委託契約書や工事請負契約書…など各種契約書や、誓約書、念書・覚書、承諾書・通知書…など、使用頻度の高い30個のテンプレートをまとめた、無料で使えるひな形パックです。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
マニュアル作りが上手い人とは?失敗しがちな例と上達するコツを解説
業務効率化において、利用者が使いやすいマニュアルを作るのは大切です。しかし、特にマニュアル作成に慣れていない方が使いやすいマニュアルを作るのは難しく、作成が上手くいかずに悩む方もいるでしょう。マニュアルを作るときに上手い人がどのようなポイン…
詳しくみる会議のアジェンダとは?意味や書き方をテンプレートをもとに解説
会議のアジェンダとは「会議で話し合う内容や流れをまとめたもの」を指します。ビジネス会議では、アジェンダを作成することで、参加者への事前情報共有や会議の進行管理がスムーズになります。 そこで今回は、アジェンダの必要性や作成方法、テンプレートの…
詳しくみるオンラインコミュニケーションとは?取引先との会議やクレーム時のマナーを解説
オンラインコミュニケーションは、リモートワークや取引先とのやり取りを効率化する便利な手段です。メールやチャット、ZOOM会議など、さまざまなツールを使いこなすことで、時間や場所を問わずに仕事を進められます。ただし、相手の感情が伝わりにくい場…
詳しくみる電子決裁ワークフローとは?メリット・デメリット・導入の手順を解説
電子決裁ワークフローは、紙やメールで行っていた社内の申請・承認・決裁をデジタル化し、統一されたルールで処理できるようにする仕組みです。申請書の回覧や押印のために担当者が社内を移動する必要がなくなり、テレワーク環境でもスムーズに意思決定を進め…
詳しくみるブラッシュアップの意味とは?ビジネスシーンや英語の使い方を紹介!
ブラッシュアップは「磨きをかける」「上を目指す」などの意味があり、ビジネスの場面でよく使われます。ただし、英語の「brush up」とは意味が異なり、英訳する際は違う単語になるため気をつけましょう。 本記事では、ブラッシュアップの例文やよく…
詳しくみるメールを見落とした場合のお詫びの書き方は?ポイントと合わせて例文を紹介
ビジネスにおいてメールの確認は日々の業務の基本です。しかし、目の前の仕事に追われてメールを見落としてしまうこともあるでしょう。 この記事では、取引先からの重要な連絡を見逃してしまった場合のお詫びの方法や、効果的な謝罪メールを作成するポイント…
詳しくみる



