• 更新日 : 2024年12月12日

芸能人や講師に送る出演依頼書とは?必要項目・無料のテンプレを紹介

出演依頼書とは、イベントや講演会、番組などに出演者を招く際、出演内容や条件を明確に伝えるための依頼文書です。出演者とのスムーズな連携を図り、企画を成功させるためには、出演依頼書による出演者への配慮が欠かせません。ここでは、出演依頼書に記載する基本項目や具体例・例文付きの書き方を紹介します。初めて出演依頼書を作成する方や、内容に自信がない方はぜひご覧ください。

出演依頼書とは

出演依頼書とは、企業や団体がイベントや番組に芸能人や専門講師などの著名人を招く際に提出する正式な依頼文書です。出演依頼書には、イベントの概要や目的、出演者の役割、出演条件、日時、場所などが記載されており、依頼先に意図や期待を正確に伝える配慮が求められます。出演依頼書を通じて依頼内容にすることで、出演者側も安心して出演できるだけでなく、依頼主との信頼関係を築く土台ともなります。

出演依頼書の提出には、企画書やスケジュールの案を添えることが一般的です。出演者のスケジュールや条件に沿って交渉を進め、出演内容についての合意が得られた後、正式に契約が締結される流れです。出演者側も、具体的な企画内容や目的を把握することで、当日の役割を明確に理解し、質の高いパフォーマンスが可能となります。

出演依頼書の無料テンプレート

出演依頼書を作成する際には、無料のテンプレートを活用すると便利です。テンプレートを使用すれば、出演者に必要な情報や条件を漏れなく伝える依頼書を短時間で作成できます。初めて依頼書を作成する方でも、テンプレートならビジネス文書形式を守りつつ、正確に依頼の意図を伝えることが可能です。

出演依頼書のテンプレートのダウンロードはこちら

出演依頼書の書き方

出演依頼書を送る際は、相手に適切な方法で連絡することが重要です。芸能人の場合は、芸能事務所の問い合わせフォームや専用の依頼欄を通じてメールで依頼をします。一方、講師への依頼では、個人のホームページや所属事務所・団体の問い合わせ先に手紙や電子メールを送り依頼するのが一般的です。依頼先に合わせた連絡方法と、正しい書き方が重要です。

ここでは、具体的な出演依頼書の書き方とポイントを紹介します。

基本構成と項目

出演依頼書を作成する際には、以下の基本構成と項目を含めることが大切です。

  • 開催の主催者名
  • 依頼する人物名(芸能人、専門家、講師など)
  • 依頼の背景や目的
  • 企画、出演内容の詳細
  • 講師や出演者の役割
  • 会場と形式(例:〇〇ホール、Zoomなど)
  • 謝礼・交通費・宿泊費の条件
  • その他の特記事項(持ち物、服装、事前の打ち合わせなど)

まず、「主催者名」や「依頼する人物名」を明記すると、依頼の信頼性が伝わります。依頼の背景や目的では、出演をお願いする理由や企画の目的を詳しく説明し、出演者が依頼の重要性を理解しやすい内容にしましょう。また、具体的な企画内容や出演内容、出演者の役割を記載すれば、必要な準備が明確になります。

「会場と形式」では、オンラインか対面かを指定し、出演者が出演方法を事前に把握できるよう配慮しましょう。最後に、謝礼(出演費)や交通費の条件、その他の注意点を明記すると、依頼内容の詳細が的確に伝わります。

出演依頼書のメールテンプレートと例

出演依頼書のメール文を送る際は、簡潔で分かりやすい内容にまとめることが重要です。以下の依頼文のテンプレートでは、依頼相手に直接送る場合と、代理人や所属事務所に送る場合の例を紹介します。

依頼相手に直接メール文を送る場合の例文は、下記の通りです。

【依頼相手に直接メールを送る場合の例文】

件名: 【出演のご依頼】〇〇(イベント名・番組名)について

○○様

突然のご連絡失礼いたします。〇〇(自社名)の〇〇(自分の名前)と申します。

この度、〇〇におけるイベント/番組において、ぜひ○○様のご出演をお願いしたくご連絡いたしました。貴殿の〇〇分野でのご活躍とご知見を、イベント/番組の参加者・視聴者にお届けしたく存じます。

【イベント/番組詳細】

企画名:〇〇(正式名称または仮称)

主催者名:〇〇(主催者の団体名または会社名)

目的:〇〇(依頼背景や目的を簡潔に)

役割:〇〇様には、〇〇(例:ゲストスピーカーとして講演、トークショーでの登壇など)をお願いしたいと考えております

開催日:〇月〇日

会場と形式:〇〇(会場名または「オンライン(Zoom)」等)

出演時間:〇〇分(目安)

出演料:〇〇万円(税別)、別途交通費および宿泊費(必要な場合)

その他の事項:服装、持参物、事前の打ち合わせの要否などについて、別途ご相談させていただきます

ご多忙の折とは存じますが、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。詳細についてのご質問やご不明点がございましたら、どうぞお気軽に担当者までお知らせください。

何卒よろしくお願い申し上げます。

〇〇(自分の名前)

〇〇(自社名)

連絡先:〇〇

依頼文の件名に「出演のご依頼」と具体的なイベント名を記載すると、相手にとって分かりやすい印象を与えます。本文は、依頼する意図と出演者の役割を簡潔に説明し、最後に質問や不明点があれば対応する旨を添え、依頼の丁寧さを示します。出演料や謝礼についても明記することで、相手が検討しやすくなります。

依頼相手の代理人や所属先に対してメールを送る場合の例文は、下記の通りです。

【依頼相手の代理人や所属先にメールを送る場合の例文】

件名: 〇〇様のご出演依頼について

〇〇株式会社 ご担当者様

突然のご連絡にて失礼いたします。〇〇(自社名)の〇〇(自分の名前)と申します。

弊社では〇〇の企画/番組で、〇〇様にご登壇いただき、知見を共有していただければと存じております。貴社のご意向も含め、まずはご相談させていただければと思い、ご連絡を差し上げました。

【イベント概要】

企画名:〇〇(正式名称または仮称)

開催日:〇月〇日

会場と形式:〇〇(例:〇〇ホールまたはオンライン)

企画の目的と背景:〇〇(イベントの目的や依頼背景を簡潔に)

講師や出演者の役割:〇〇様には、〇〇(例:メイン講師としての講演)をご担当いただきたいと考えております

謝礼:〇〇万円(税別)+交通費、宿泊が必要な場合は宿泊費のご用意もいたします

その他の特記事項:服装や持参物、事前の打ち合わせの要否など、詳細は別途ご案内いたします

お忙しいところ恐縮ですが、詳細についてお打ち合わせができれば幸いです。ぜひご検討のほど、よろしくお願いいたします。

〇〇(自分の名前)

〇〇(自社名)

連絡先:〇〇

代理人や事務所に依頼文を送る際も、最初に企画の背景や目的を伝え、出演者を正式に依頼する流れを記載します。会場や形式、謝礼などの具体的な条件を示し、出演者や代理人が検討しやすいよう配慮しています。

テンプレートを参考に、相手にとって分かりやすく、スムーズな依頼ができる出演依頼書を作成しましょう。

出演依頼書を作成するコツ

出演依頼書を作成する際は、相手に好印象を与え、依頼内容が明確に伝わるように工夫することが大切です。下記のポイントを意識して、信頼感のある依頼文を作成しましょう。

  • 謙虚で丁寧な言葉遣いを意識する

相手に敬意を表すため、謙虚で丁寧な表現を心がけましょう。たとえば、「お忙しいところ恐縮ですが、ご検討をお願いいたします」など、依頼内容に対して感謝の意を表す一言を加えることで、相手に好印象を与えやすくなります。丁寧な言葉遣いは、依頼の真剣さと信頼感を伝える要素にもなります。

  • 簡潔に分かりやすく依頼内容を伝える

依頼書には、イベントの趣旨、開催日時、出演料や交通費などの具体的な条件を簡潔にまとめると、相手がスムーズに理解できます。長々とした説明は避け、要点を箇条書きにするなど、見やすくする工夫が重要です。こうした工夫は、相手が検討しやすいと感じるため、依頼を受け入れてもらいやすくなります。

  • 出演を依頼した理由を伝える

依頼する相手を選んだ理由や、期待している役割について具体的に述べましょう。「〇〇分野での豊富なご経験から、ぜひご参加いただきたいと考えております」など、相手の特長や実績を評価する言葉を加えると、誠意が伝わりやすくなります。このポイントを押さえると、相手にとっても出演への意義が明確になります。

以上の点を意識した出演依頼書は、相手との信頼関係を築きやすくし、依頼内容も伝わりやすいものとなるでしょう。

出演依頼書は無料のテンプレートを活用しよう

出演依頼書とは、イベントや講演会、番組などに出演者を招く際、出演条件や意図を明確に伝えるための依頼文書です。出演依頼書を作成することで、出演者との円滑な連携が図れ、出演内容の誤解も防げるでしょう。出演依頼書は無料のテンプレートを活用すると、効率的かつ正確に作成できます。基本構成が整っているため、初めての方でも安心して使用できます。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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