- 更新日 : 2024年1月18日
Webブラウザで使えるメモ帳おすすめ7選!選び方や注意点も解説
紙のメモ帳に手書きする方は多いですが、近年はWebブラウザで使えるメモ帳サービスを利用する方も増えています。しかし、どのようなメモ帳サービスを使えばよいのかが分からないと悩んでいる方も少なくないでしょう。
この記事では、Webブラウザで使えるおすすめのメモ帳サービスを中心に、選び方や注意点について解説します。
目次
ブラウザメモはメモ帳の代わりになる?
ブラウザメモは、スマートフォンやパソコンを利用して、ブラウザ上でメモを残せるサービスです。インターネット環境さえ整っていれば場所を問わずメモの確認・更新が可能であるため、ビジネスシーンやプライベートを問わずさまざまな場面で活用されています。
始めのうちは、紙のメモ帳のほうが使いやすいと感じるかもしれませんが、メモの管理や共有までの手順を鑑みると、今後はブラウザメモがメモ帳の代わりとして定着していくことでしょう。
ブラウザでメモを活用するメリット・デメリット
ブラウザで使えるメモ帳には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
その理由について考えてみましょう。
ブラウザメモを活用するメリット
ブラウザでメモを取るメリットは以下の3つです。
- ダウンロードする必要がない
ブラウザで使えるメモ帳は、クラウド上にデータが保存されるため、新しいアプリをダウンロードする必要がありません。インターネットをつなげるだけで使用可能なため、思い立ったときにすぐ導入できます。
- メモの内容を共有しやすい
ブラウザメモサービスの多くは、URLを伝えることで相手にメモの共有ができるシステムを備えています。同じメモをチームのメンバーで閲覧・編集可能となれば、テレワークであってもメモを中心としたオンラインディスカッションが進められるでしょう。
- メモを紛失する心配がない
ブラウザメモは紙のメモ帳と違って、Web上にメモを保存できるため、メモ自体を紛失する心配がありません。情報セキュリティの観点から考えても、物理的なメモの持ち運びにはリスクがありますが、ブラウザメモの場合はそのようなリスクも少なくなります。
ブラウザメモを活用するデメリット
ブラウザメモには以下のようなデメリットが挙げられます。
- 一定のITリテラシーが求められる
ブラウザメモは簡単にメモを他の人と共有できますが、ITに詳しくない人とメモの内容を共有するには細かな説明が必要となる可能性があります。
またITリテラシーの低い人がブラウザメモを活用すると、情報漏洩の原因となる可能性もゼロではありません。
- 手書きより自由度は劣る
スマートフォンやタブレットを使った手書きは自由度が低く、紙のメモと比べると絵や図が書きづらいと感じるでしょう。紙の質感が得られないこともデメリットだといえます。
ブラウザで使えるメモ帳を選ぶポイント
ブラウザメモ帳ツールを選ぶ際は、以下のポイントに着目するとよいでしょう。
- マルチデバイスへの対応
- 料金の確認
- 手書き対応、音声入力の有無
- 会員登録の必要性
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
マルチデバイスへの対応
スマートフォンやタブレットに対応しているかどうかは重要なポイントです。複数の端末でメモを管理できると、メモの情報を社内で共有しやすくなるだけでなく、出先ですぐにメモを取れます。
料金(無料/有料/試用期間)の確認
ブラウザで使えるメモ帳を選ぶ際は、料金の確認も行いましょう。ブラウザメモ帳ツールは数多くリリースされており、無料で使えるものから有料のものまでさまざまです。
自身に必要な機能とツール導入にかかる費用を比較したうえで、最適なツールを選ぶことが大切です。
手書き対応、音声入力の有無
ツールによっては、手書きや音声入力の機能を備えているものもあります。手書きができる場合はイラストや図などを書くときに便利です。また音声入力機能は、素早くメモを取りたいときに重宝します。事前にツールごとの特徴を確認しておくとよいでしょう。
会員登録の必要性
Webブラウザで使えるメモ帳サービスは、大きく分けて「会員登録が必要」なものと「会員登録が不要」なものの2つに分かれます。会員登録が不要なサービスは、URLにアクセスするだけで誰でもすぐに利用できるのが特徴です。
会員登録が必要なサービスは、ログインする必要はありますが、情報漏洩を防げるためより安心して利用できます。
おすすめのブラウザメモ帳サービス7選
おすすめのブラウザメモ帳サービスは以下の7つです。
- Google Keep
- Notion
- Kibela
- OneNote
- Simplenote
- Dropbox Paper
- メモWeb
各サービスの特徴をひとつずつ解説します。
Google Keep(Google提供のメモツール)
Google Keepは、Google社が提供するメモツールです。
Googleアカウントがあれば、あらゆる端末からメモ帳にアクセスできます。画像に書いてある文字をテキストに起こせる機能が非常に便利で、画像や看板などを写真に撮るだけでテキスト化できるため、作業効率が向上する点はメリットです。
- プラン / 料金:無料
- 会員登録の要否:Googleアカウントへの登録が必要
Notion(プロジェクト管理可能なメモツール)
Notionは、メモ帳として使えるだけでなく、タスク管理やプロジェクト管理もできるオールインワンのメモ帳ツールです。デザインが洗礼されていて使い方が分かりやすく、豊富に用意された何千もの無料テンプレートを利用できます。
- プラン / 料金:【フリー】無料
【プラス】$8 / 月(年払いの場合)
- 会員登録の要否:要
Kibela(シンプルな情報共有ツール)
Kibelaは、シンプルな操作性と使いやすさにこだわった情報共有ツールです。業界や職種を問わず、中小企業から大企業まで簡単に情報を共有できます。
また「いいね」などのレスポンスやコメントができる機能も備えており、楽しみながら情報共有ができる仕様です。
- プラン / 料金:【コミュニティ】無料
【スタンダート】550円〜 / 月
- 会員登録の要否:要
OneNote(Microsoft社提供のブラウザメモ)
OneNoteは、Microsoft社が提供するブラウザメモ帳サービスです。Microsoftのアカウントさえあれば、一部のサービスが無料で利用できます。
手書きメモ機能があるため、作成可能なメモの幅が広く、使いやすいブラウザメモ帳であるといえるでしょう。
- プラン / 料金:【無料版OneNote】無料
【ビジネスベーシック】750円〜 / 月
- 会員登録の要否:Microsoft365へのアカウント登録が必要
Simplenote(シンプルなテキストエディタ)
Simplenoteは、文章を書くことに特化したテキストエディタです。データがテキストのみのため、起動・同期が非常に速く、文字の入力がもたつくこともありません。
ただし、画像や動画などは貼り付けられないため、シンプルにテキストのみのメモを考えている方におすすめです。
- プラン / 料金:無料
- 会員登録の要否:要
Dropbox Paper(クリエイティブ特化のツール)
Dropbox Paperは、単なるメモ書きから、議事録やマニュアル作成などさまざまな用途で使えるクリエイティブ特化型のツールです。Dropboxのアカウントを持っていればすぐにサービスを始められます。
データはDropbox内に保存されるため、さまざまなデバイスから情報にアクセスできる点も強みといえるでしょう。
- プラン / 料金:【ベーシック】無料
【プラス】1,200円〜 / 月
- 会員登録の要否:Dropboxへのアカウント登録が必要
メモWeb(会員登録不要なメモブラウザ)
メモWebは、会員登録なしで使えるブラウザメモ帳サービスです。独自のURLが付与されるため、会員登録なしでも保存が可能なのは嬉しいところでしょう。
テキストメモだけでなく手書き機能も備わっているため、会員登録不要でシンプルなメモツールを探している方におすすめです。
- プラン / 料金:無料
- 会員登録の要否:否
企業でブラウザメモを使うときの注意点
企業でブラウザメモを導入する際は、以下の注意点に着目しましょう。
情報漏洩防止
ブラウザメモは使い方を間違えなければ、第三者に情報を盗み見られる可能性が少ないものの、ブラウザメモを表示させたまま離席してしまうなどの行動によって情報漏洩が起こることもあり得ます。情報漏洩を防止するためにも、どのような行動が情報漏洩につながるかを検証し、社員教育を実施しておくことがおすすめです。
導入時の運用ルール策定
ブラウザメモサービスを導入しても、運用ルールが定まっていなければ、どのルールに従うべきか現場が混乱しかねません。メモの扱い方や分類方法に関するルールを策定し、情報が正しく管理・共有されている環境を目指しましょう。
ブラウザメモ帳ツールを活用して業務効率化を図ろう
この記事では、Webブラウザで使えるおすすめのメモ帳サービスを中心に、選び方や注意点について解説しました。ラウザメモは紙のメモ帳と比べて扱いやすく、情報共有もしやすいため、業務効率化に欠かせないツールだといえます。
本記事で紹介したおすすめのサービス7選も参考にして、ご自身に合ったブラウザで使えるメモ帳ツールを導入してみてはいかがでしょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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