- 更新日 : 2024年7月3日
ChatGPTの始め方をPCとスマホ別に日本語で紹介!ビジネスでの使い方も
ChatGPTとは、人と話しているかのような自然な会話を実現するAIチャットサービスです。昨今日本で話題となっており、業務効率化のために利用したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ChatGPTとは何かやPC・スマホアプリでのChatGPTを始める方法をわかりやすく解説します。
目次
ChatGPT(チャットGPT)とは何か?
ChatGPTは、ビジネスにおいて書類作成や顧客分析に利用されており、業務効率化に役立つツールです。
本項では、ChatGPTの概要や特徴を解説します。有料版との違いも説明するため、参考にしてください。
日本語に対応したAI対話型のサービス
ChatGPTとは、2022年11月にオープンAI社が公開したチャット型の生成AIです。
言語を使用して命令するだけで、人間と会話しているかのようにチャットできるのが特徴です。もちろん日本語にも対応しており、質の高い回答が可能です。
そして、さまざまな企業が自社のビジネスにChatGPTを活用し始めています。とくに、以下のような社内の業務において、ChatGPTを有効利用できます。
- 書類作成
- 顧客分析
ChatGPTを利用すると、書類作成の効率化が可能です。たとえば、企画書のアイデア出しや下書きを作成できます。会議で使用する資料を作らないといけない場合に効果的でしょう。
また、データや意見をもとに顧客分析も可能です。具体的には、アマゾンのレビュー分析を行い、消費者が商品を購入する理由を深掘りできます。どのような製品に需要があるのかを知るきっかけになるでしょう。サービス改善にも効果的です。
このようにChatGPTは、今まで人間が行ってきた業務を効率化できるメリットがあります。
無料でも利用できる
ChatGPTの特徴は、無料で利用できる点です。会員登録を行うだけで、質の高い文章を生成してくれるAIサービスを利用可能です。
より回答の質を高め、レスポンスを早くしたい場合には、有料版の利用をおすすめします。無料版と有料版の違いを以下の表にまとめました。
| GPT-3.5(無料版) | GPT-3.5(有料版) | GPT-4.0(有料版) | |
|---|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 月額20ドル | |
| 回答速度 | 混雑時は遅い | 速い | 速い |
| アクセス制限 | 混雑時に制限される | なし | なし |
| 入力文字数 | 約2,000字 | 約2,000字 | 約25,000字 |
有料版では、月額20ドル(約2,900円)かかりますが、回答が早くなりアクセス制限がないといった魅力があります。さらに、入力文字数の上限がありません。
社内で実験的にChatGPTを利用してみる際には無料版に登録して、業務で継続的に活用するときには、有料版を導入してみてください。
ChatGPT:PC(ブラウザ)での始め方
ChatGPTのPCでの始め方を解説します。ChatGPTの利用には、OpenAIでのアカウント登録が必要です。登録方法について説明します。

1.ChatGPTと検索して公式サイトにアクセスしてください。
右上の「Sing up」をクリックしましょう。

2.メールアドレスとパスワードを入力して、登録しましょう。パスワードは、任意の英数字8桁の入力を求められます。
スムーズにログインするためにも、登録したメールアドレスパスワードを控えておいてください。

3.メールが届いたら「Verify email address」をクリックしてください。

4.自分の名前と生年月日を入力しましょう。


5.電話番号を入力してください。
届いたコードを入力してログインしましょう。

6.3つの選択肢の中から「ChatGPT」をクリックしてください。

7.会員登録が完了するとチャットを始められます。

8.ChatGPTは上記の画像のように回答に答えてくれます。
すぐに登録でき、簡単にチャットを始められます。
ChatGPT:スマホ(アプリ)での始め方
iPhoneアプリでのChatGPTの始め方を説明します。
現在、Androidでアプリ版は無いため、スマホでChatGPTを利用したい方は、iPhoneで公式アプリをダウンロードしましょう。

引用:Apple Store
1.Apple Storeで、ChatGPTをインストールしてください。偽物のアプリもあるため、公式アプリかどうかを確認しましょう。

2.ダウンロードが完了したら、アカウント登録をしましょう。「Sign up with email」をタップしてください。

3.メールアドレスとパスワードの登録をしてください。パスワードは、任意の英数字8桁の入力を求められます。

4.メールが届いたら「Verify emai address」をタップしてください。

5.名前と誕生日を入力しましょう。

6.電話番号での認証を行い「Continue」をタップします。

7.アカウント作成が完了しました。基本的には、PC版と同じ方法で利用できます。

8.質問を投げかけると、上記の画像のように回答を生成してくれます。外出先でも、ChatGPTのスマホアプリで時間を有効活用できます。
ChatGPTを始める際の注意点
ChatGPTを始める際には、3つの注意点があります。
- 情報が正確ではない場合がある
- 生成速度が遅い場合がある
- 情報漏えいにつながる可能性がある
便利なChatGPTですが、問題点を把握しないと損害を被る可能性があります。以下の項で注意点を解説するため、参考にしてください。
情報が正確ではない場合がある
ChatGPTの抽出する文章は、正確ではない可能性があります。ChatGPTは、大規模なデータを抽出して回答しており、出現する単語の頻度や関連性をもとに文章を作成します。その過程で、正誤判定まで行っていないため、誤った回答をする場合があるのは現状です。
そのため業務で利用する際には、ChatGPTで生成された文章の内容をチェックしなくてはいけません。
とくに顧客に提供する情報や、自社の売上に直結する文章は、人の目で事実確認する必要があるでしょう。
生成速度が遅い場合がある
ChatGPTは、利用者数が増加しているため、サーバーが混みあい回答までに時間を要する場合があります。
無料版では、混雑時に利用すると回答がスムーズに行われずに、業務に支障が出ることは考えられます。
スムーズなレスポンスを求めている方には、回答速度が早い有料版がおすすめです。有料版を利用すると、無料版のように回答が止まったり、遅くなったりといった問題を防げます。
自社の業務効率化につなげるためにも、ビジネスで継続的に利用する際には有料版の利用を検討してみてください。
情報漏洩につながる可能性がある
ChatGPTの注意点として、情報漏えいにつながる可能性が挙げられます。
送信したデータは、機械学習の対象となりサービスの改善につなげられます。その過程で情報が漏れてしまう場合もあるため、注意は必要です。顧客や取引先に損害をもたらす可能性も考えられるでしょう。
そのような事態を防ぐためにも、ChatGPTの利用時には、個人情報や会社の機密情報を入力しないようにルールを設けましょう。
たとえば「顧客情報は入力しない」「売上や利益に関わる情報は扱わない」などの対策が考えられます。
さらにChatGPTの設定で、入力した情報を学習データとして利用しない「オプトアウト」を選択できます。企業として活用する際には、リスクを減らすためにもオプトアウトの設定を行いましょう。
ChatGPTを利用して業務効率化につなげる
ChatGPTとは、言語を使って命令すると、人間が会話するような返答をしてくれる生成AIです。書類作成や顧客分析時に役立つメリットがあります。
ChatGPTは無料で使用でき、PCやスマホアプリで利用できます。
注意点は、情報が正確ではない可能性がある点や、混雑時の回答速度が遅い点です。
ChatGPTの利用方法に気を付けながら、積極的に活用して業務効率化につなげましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
IT導入補助金のITツールとは?社内導入するメリット・デメリット
IT導入補助金は、中小企業が業務効率化や生産性向上を図るために利用できる支援制度です。IT導入補助金の対象となる「ITツール」は、業務をオンライン化・自動化することで、業務の効率化やコスト削減を実現するシステムやサービスを指します。 当記事…
詳しくみるtoaster team(トースターチーム)の使い方・導入事例・料金・評判を徹底解説
toaster team(トースターチーム)は、社員が自走できる組織を目指す上で必要な機能を搭載している便利なツールです。マニュアル作成業務の効率化、業務ナレッジの共有を手軽に実施できます。 この記事では、toaster teamの使い方や…
詳しくみるファイル共有ソフト・サイトのおすすめ7選!無料・有料・ビジネス利用の比較
ファイル共有ソフト(オンラインストレージ)は、インターネット上のストレージにファイルを保存・共有できるWebアプリケーションです。無料で使えるものから、ビジネス用途の高機能なものまで、さまざまなものがあります。この記事では、ファイル共有ソフ…
詳しくみるZoomとは?Web会議を導入するメリットと基本の使い方を解説
Zoom(ズーム)とは、オンライン上でテレビ会議のようにミーティングができるWeb会議ツールです。誰でも簡単にWeb会議に参加できる点が、導入するメリットとして挙げられます。 搭載されている機能は、ビデオ・音声通話、社内研修、オンラインセミ…
詳しくみるみんなでガント.comとは?主な機能や料金プランを紹介
プロジェクトの予定と進捗を見える化できるガントチャートツールとして注目される「みんなでガント.com」。導入を検討する際に機能や使い勝手、料金体系、そして他のツールとの違いが気になる方も多いのではないでしょうか。 本記事では、みんなでガント…
詳しくみるGROWI(グローウィ)とは?無料社内Wikiの使い方、活用例、注意点を解説
近年、ナレッジの属人化に課題を感じ、社内Wikiツール「GROWI」を使って効率的に情報を管理する企業が増えています。 しかし、GROWIの使い方や特徴がわからず、導入に踏み込めないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 本記事では、G…
詳しくみる