- 作成日 : 2025年8月25日
エクセル「元に戻す」「やり直し」の ショートカットで作業効率アップ
エクセルでの作業中、「あ、間違えちゃった!」とヒヤリとした経験はありませんか? そんな時に役立つのが、「元に戻す」と「やり直し」機能です。これらの機能を使いこなせば、誤って操作してもすぐに修正でき、効率的に作業を進められます。
本記事では、エクセル初心者の方でもすぐに実践できるショートカットキーを中心に、「元に戻す」と「やり直し」の便利な使い方をわかりやすく解説します。
エクセルで操作を元に戻すショートカット
エクセルで直前の操作を取り消したい場合、最も頻繁に使うショートカットキーが Ctrl + Z です。これは「元に戻す(Undo)」と呼ばれる機能で、誤ってデータを削除してしまったり、数式を間違えて入力してしまったりした際に、元の状態に戻すことができます。
たとえば、セルに誤った値を入力して確定してしまった場合でも、すぐに Ctrl + Z を押せば、確定前の状態に戻すことが可能です。このショートカットキーは、キーボードの左下にあるCtrlキーと、その近くにあるZキーを同時に押すことで実行できます。
また、リボンメニューからも操作を元に戻すことができます。エクセルの画面上部にあるクイックアクセスツールバー(初期設定では画面左上)には、左向きの矢印アイコン(「元に戻す」アイコン)が表示されています。このアイコンをクリックすることでも、直前の操作を取り消すことができます。
複数回操作を元に戻したい場合は、Ctrl + Z を繰り返し押すか、クイックアクセスツールバーの「元に戻す」アイコンの隣にある下向きの矢印をクリックし、取り消したい操作の範囲を選択することで、一度に複数の操作を元に戻すことが可能です。(通常は100回まで)これにより、誤って連続して操作してしまった場合でも、手間なく修正できます。
エクセルで操作をやり直すショートカット
一度元に戻した操作をやっぱり元に戻したくない、進めたい、という場合に役立つのが「やり直し(Redo)」機能です。この機能は、元に戻した操作を再度実行する際に使用します。ショートカットキーは Ctrl + Y です。
たとえば、Ctrl + Z で操作を元に戻した後に、やはりその操作が必要だったと気づいた場合、Ctrl + Y を押せば、取り消した操作を再び実行できます。これは、試行錯誤しながら作業を進める際に便利な機能です。
「やり直し」機能も、「元に戻す」機能と同様に、リボンメニューから実行できます。クイックアクセスツールバーには、右向きの矢印アイコン(「やり直し」アイコン)が表示されており、これをクリックすることで操作をやり直すことができます。
これらのショートカットキーを使いこなすことで、エクセルでの作業効率は格段に向上します。何か誤った操作をしてしまっても、焦らずに「元に戻す」または「やり直し」を活用することで、スムーズに作業を継続できるでしょう。
エクセルのショートカット「Ctrl + Z」「Ctrl + Y」をマスター
本記事では、エクセルでの作業効率を大きく向上させる「元に戻す」と「やり直し」機能について解説しました。
機能名 | ショートカットキー | クイックアクセスツールバーアイコン | 主な用途 |
---|---|---|---|
元に戻す | Ctrl + Z | 左向きの矢印 | 直前の操作を取り消す |
やり直し | Ctrl + Y | 右向きの矢印 | 元に戻した操作を再実行する |
これらのショートカットキーは、エクセルだけでなく多くのソフトウェアで共通して使用されるため、覚えておくと便利です。
特にエクセル初心者の方にとっては、これらの機能を活用することで、ミスを恐れることなく積極的にエクセル操作に挑戦できるようになります。
ぜひ、今日からこれらのショートカットキーを意識して、エクセルでの作業をより快適に進めてみてください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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