• 作成日 : 2025年8月12日

新規フォルダ作成の方法は?ショートカットや複数一括作成まで解説

新規フォルダの作成をすばやくできると、日々の業務効率が大きく向上します。

この記事では、Windows上での新規フォルダ作成の基本操作から、ショートカットキーを使った作り方、複数フォルダを一括で作成する方法、Windows11特有の操作の違い、そしてGoogle Driveでのフォルダ作成手順まで、すぐに役立つ実践的な内容をわかりやすく解説します。

新規フォルダを作成する方法(Windows)

Windowsで新規フォルダを作成する方法はいくつかありますが、一般的な方法として、エクスプローラーから操作する手順と、デスクトップ上で直接作成する手順があります。

また、ショートカットキーを活用すると、マウスを使わずに素早く新規フォルダを作成できます。

エクスプローラーでフォルダを作成する

エクスプローラーを使用してフォルダを作成する手順は次のとおりです。

1. エクスプローラーを開く

キーボードの「Windowsキー」+「E」を押すか、タスクバーのフォルダアイコンをクリックしてエクスプローラーを起動します。

2. フォルダを作成したい場所に移動する

ドライブ(例 Cドライブ、Dドライブ)や既存のフォルダなど、新しいフォルダを作成したい場所へ移動します。

3. 右クリックでメニューを表示する

空白の領域で右クリックします。

4.「新規作成」を選択する

表示されたコンテキストメニューから「新規作成」にカーソルを合わせます。

5. 「フォルダ」を選択する

サブメニューが表示されるので、「フォルダ」をクリックします。

6. フォルダ名を指定する

新しく作成されたフォルダは「新しいフォルダ」という仮の名前で表示されます。すぐに新しい名前を入力して「Enter」キーを押して確定させます。

デスクトップにフォルダを作成する

デスクトップに直接フォルダを作成する手順は以下のとおりです。

1. デスクトップ上で右クリックする

デスクトップ上のアイコンがない空白の場所で右クリックします。

2. 「新規作成」を選択する

表示されたコンテキストメニューから「新規作成」にカーソルを合わせます。

3. 「フォルダ」を選択する

サブメニューが表示されるので、「フォルダ」をクリックします。

4. フォルダ名を指定する

デスクトップに「新しいフォルダ」という名前のフォルダが表示されます。任意の名前を入力して「Enter」キーを押して確定させましょう。

ショートカットキーで新規フォルダを作成する

キーボードショートカット(「Ctrl」「Shift」+「N」)で新規フォルダを作成する手順は下記のとおりです。特に多くのフォルダを頻繁に作成する際に作業時間を大幅に短縮できます。

1.フォルダを作成したい場所を開く

ファイルエクスプローラーを開くか、デスクトップを表示します。

2. ショートカットキー「Ctrl」「Shift」+「N」を押す

「Ctrl」キーと「Shift」キーを同時に押しながら、「N」キーを押します。

3. フォルダ名を指定する

すぐに新しいフォルダが作成され、名前の入力待ち状態になります。任意の名前を入力して「Enter」キーを押して確定させましょう。

複数フォルダを新規で一括作成する方法

多くの新規フォルダを一度に作成する必要がある場合、手作業で一つずつ作成するのは手間がかかります。エクセルやコマンドプロンプトを活用して、複数のフォルダを一括で効率的に作成しましょう。

エクセルやスプレッドシートを使って一括作成する

エクセルやGoogleスプレッドシートを使って複数フォルダを一括作成する手順は以下のとおりです。どちらのソフトでも基本的な手順は同じです。

1. シートにフォルダ名をリストアップする

エクセルまたはスプレッドシートを開きます。A列に作成したいフォルダの名前をセルごとに縦に1つずつ入力していきます。

例: A1に「会議資料_202506」、A2に「プロジェクトA_議事録」など

例: A1に「会議資料_202506」、A2に「プロジェクトA_議事録」など

2. コマンドを生成する関数を入力する

B列のB1セルに、 =”md “&A1 の関数を入力します。

※ md と ” の間には半角スペースが必要です。

この関数は、「md 」(フォルダ作成コマンド)とA1セルの内容を結合します。

「md 」(フォルダ作成コマンド)とA1セルの内容を結合

B1セルに入力した関数を、A列に入力したフォルダ名の数だけ下のセルにコピーします。

B列の右下隅をドラッグするか、B1セルを選択して「Ctrl」+「C」、対象セル範囲を選択して「Ctrl」+「V」で貼り付けます。

対象セル範囲を選択して「Ctrl」+「V」で貼り付け

これにより、B列には「md フォルダ名」という形式のコマンドが自動生成されます。

3. コマンドをテキストファイルにコピーする

B列に生成されたすべてのコマンド(例 B1からB10までのコマンド)を選択してコピーします。コピーのショートカットキーは「Ctrl」+「C」です。

コマンド(例 B1からB10までのコマンド)を選択してコピー

メモ帳などのテキストエディタを開き、コピーしたコマンドを貼り付けます。

貼り付けのショートカットキーは「Ctrl」+「V」です。

貼り付けのショートカットキーは「Ctrl」+「V」

4. メモ帳をバッチファイルとして保存する

メモ帳で「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択します。

保存場所は、フォルダを作成したい任意の場所を選択します。

「ファイル名」は、必ず拡張子を「.bat」にします。

(例: create_folders.bat)

「ファイルの種類」を「すべてのファイル (*.*)」に変更し、文字コードを「ANSI」を選択します。(日本語のフォルダ名の場合)

※何も指定せずに保存すると「UTF-8」という別の文字コードで保存することがあります。

文字コードを「ANSI」を選択

5. バッチファイルを実行する

保存したcreate_foldersファイルをダブルクリックして実行します。

すると、create_foldersファイルが保存されているのと同じ場所に、指定した名前の複数のフォルダが一度に作成されます。

指定した名前の複数のフォルダが一度に作成

Windows11による新規フォルダ作成の違い

Windowsのバージョンによって新規フォルダ作成の操作に大きな違いはありませんが、Windows 11では右クリックメニューの表示方法に変更があります。

まず、Windows 11では基本的に右クリックメニューが簡略化されているため、「新規作成」が直接表示されないケースがあります。

フォルダを作成するには、右クリック後に表示されるメニューから「その他のオプションを表示」を選び、Windows 10以前と同様のメニューを表示させる必要があります。

そこから「新規作成」→「フォルダ」と選択します。

なお、ショートカットキー「Ctrl+Shift+N」での作成方法は従来通り利用できます。

Google Driveで新規フォルダを作成する方法

Google Driveで新規フォルダを作成する基本から、Googleスプレッドシートを活用して一括で作成する方法を解説します。

Google Driveの画面から直接作成する

ブラウザでGoogle Driveの画面を開き、手動でフォルダを作成する基本的な手順です。

「新規」ボタンから作成する
  1. Google Drive、もしくはマイドライブを開く
    WebブラウザでGoogle Drive(drive.google.com)にアクセスします。
  2. 「+ 新規」ボタンをクリックする
    画面左上にあるカラフルな「+ 新規」ボタンをクリックします。
  3. 「新しいフォルダ」を選択する
    表示されたメニューの一番上にある「新しいフォルダ」をクリックします。
  4. フォルダ名を指定する
    「無題のフォルダ」という入力欄が表示されます。作成したいフォルダ名を入力し、「作成」ボタンをクリックすると、現在の場所にフォルダが作成されます。
右クリックメニューから作成する
  1. フォルダを作成したい場所に移動する
    Google Drive上で、新しいフォルダを作成したい場所(マイドライブの直下や、既存のフォルダの中など)に移動します。
  2. 空白の領域で右クリックする
    ファイルやフォルダがない場所で右クリックします。
  3. 「新しいフォルダ」を選択する
    表示されたコンテキストメニューの一番上にある「新しいフォルダ」をクリックします。
  4. フォルダ名を指定する
    フォルダ名の入力欄が表示されるので、任意の名前を入力して「作成」ボタンをクリックします。

すばやく新規フォルダを作成し、業務を効率化しよう

新規フォルダの作成は、使いこなすことで日々の業務効率を大きく高められます。Windowsではエクスプローラーやショートカットキーを使ってすばやく作成でき、Excelやバッチファイルを活用すれば、複数のフォルダも一括で自動作成できます。

また、Windows11特有の操作の違いや、Google Drive上での作成手順を押さえておけば、社内外問わずクラウド環境でのファイル整理もスムーズに進められます。

こうした方法を取り入れることで、煩雑になりがちな細かい事務作業の時間や手間を最小限に抑えることができ、作業のスピードアップと同時に情報管理の質も向上します。ぜひ今回の内容を活用し、無駄を減らした快適でスマートな業務環境を構築しましょう。


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