- 作成日 : 2025年7月17日
ZMEETINGとは?AI音声議事録の特徴や使い方、料金を解説
ZMEETING(ゼットミーティング)は、AI音声認識を使って会議の音声をリアルタイムで文字に変換し、自動で議事録を作成できるクラウドサービスです。発言者の識別や感情の可視化にも対応しており、精度の高い議事録を短時間で作成できます。
オンライン会議はもちろん、対面会議や録音データの文字起こしにも対応しているため、多様な会議スタイルに柔軟に活用できるのが特長です。この記事では、ZMEETINGの機能や使い方、料金プランから、他の議事録ツールとの比較まで、導入前に知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。
目次
ZMEETINGとは?AI音声議事録ツールの仕組み
ZMEETING(ゼットミーティング)は、AI音声認識を使って会議の音声を自動でテキスト化し、議事録を作成するクラウドサービスです。ZoomやTeamsなどのオンライン会議から対面会議まで、話された内容を正確に文字に起こし、議事録作成にかかる時間を大幅に削減します。
ZMEETINGは、話者ごとに誰が何を話したかを自動で識別し、発言内容をリアルタイムで文字起こしします。認識精度は高く、専門用語や固有名詞は辞書登録により対応できるため、業種を問わず活用できます。
作成される議事録の長さに制限はなく、会議時間に応じてすべての発言内容を記録として残せます。1時間以上の長時間会議でも対応可能で、あとから全文を読み返したり、要点を抽出したりする用途にも適しています。
ZMEETINGの強みは、単なる文字起こしだけでなく、発言者の感情を解析する機能も搭載されている点です。発言のトーンや言葉の使い方から会議の雰囲気を可視化でき、議論の流れや参加者の反応をより深く把握できます。
ZMEETINGは以下のような会議スタイルに対応しています。
- Web会議:Zoom、Teamsなどの音声をリアルタイムでテキスト化
- 対面会議:PCやスマートフォンで録音しながら文字起こし
- ハイブリッド会議:オンラインと対面の両参加者の音声を一括認識
- 録音データの文字起こし:後からICレコーダー等の音声ファイルを取り込み
- 多言語会議:オプションで英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語・ベトナム語・タイ語・ドイツ語にも対応
音声だけでなく録音データの後処理にも対応しており、既存の音源をZMEETINGにアップロードして議事録化することも可能です。
ZMEETINGの主な機能一覧
ZMEETINGには、会議の効率化をサポートする様々な機能が搭載されています。これらにより、議事録作成だけでなく、会議内容の把握や振り返りも容易になります。
会議音声テキスト化
リアルタイムで会議中の発言をテキストに変換します。誰が何を話したかを自動で識別するため、発言者ごとのテキストを確認できます。重要なポイントを見逃さず、後から内容を正確に確認したい場合に役立ちます。
音声ファイルテキスト化
録音済みの音声ファイルをZMEETINGにアップロードすることで、テキストに変換できます。過去の会議やインタビューの音声データも、手軽に文字起こしして管理できます。
多言語翻訳
オプション機能として、日本語、英語、簡体中国語、繁体中国語、韓国語、ベトナム語、タイ語、ドイツ語間の翻訳が可能です。会議参加者が異なる言語を使用していても、それぞれの言語で内容を理解できるため、国際的なビジネスシーンでの活用が広がります。
会議可視化機能
ワードクラウド機能は、会議で頻出する単語を視覚的に強調表示します。また、感情認識機能は、発言のトーンから感情を分析し、会議の雰囲気を把握するのに役立ちます。これにより、会議の重点や参加者の反応を感覚的に掴めます。
セキュリティ機能
情報漏洩を防ぐため、通信暗号化や保存データ暗号化、IPアドレス制限、会議参加時の承認機能、強制退出機能など、複数のセキュリティ対策を講じています。重要な会議や機密情報を扱う場合でも、安心して利用できます。
ZMEETINGの使い方
ZMEETINGは導入が簡単で、初めてのユーザーでもすぐに活用できます。ここでは、会議前の準備から議事録の出力・共有まで利用手順を紹介します。
ログインと会議予約の設定
ZMEETINGの利用を始めるには、まず専用のシステムにログインします。ログイン後は管理画面から、会議のタイトル、日時、参加者のメールアドレスなどを入力し、会議を予約します。Zoomなどのオンライン会議ツールと連携する場合は、予約と同時に連携設定も可能です。これにより、会議当日の操作を最小限に抑えられます。
会議の開始と音声の取り込み
会議の開始時刻になったら、ZMEETINGを起動します。オンライン会議であれば、使用中のZoomやTeamsなどの音声とZMEETINGを連携し、リアルタイムで音声を取得します。対面会議の場合は、ZMEETINGを起動したPCやスマートフォンを会議室の中央に置き、マイクが発言を拾えるように配置します。発言内容はすぐに文字起こしされ、画面上に表示されていきます。
リアルタイムで議事録を確認・編集
会議中、ZMEETINGの画面には発言が自動的にテキスト化されて表示されます。発言者ごとに識別された状態で表示されるため、誰が何を話したかがすぐに把握できます。文字認識に誤りがあった場合には、その場で修正を加えることもできますし、よく使われる専門用語や略語は辞書機能に登録しておくことで、今後の会議での認識精度も向上します。
話者識別と辞書登録の活用
ZMEETINGは話者識別機能を搭載しており、同時に話す複数人の発言を分けて認識し、記録します。誰の発言かが自動で割り振られるため、議事録の読み直しや編集がしやすくなります。会議中に新たな専門用語や固有名詞が登場した際も、辞書機能に登録することで、認識の精度を保ちながら議事録の内容を充実させることができます。
会議終了と議事録の確定・出力
会議が終わったら、ZMEETING上で「終了」ボタンをクリックします。これにより、リアルタイムで生成されていた文字起こしが確定し、最終的な議事録として整理されます。作成された議事録は、ZMEETINGのシステム上で閲覧できるほか、必要に応じてWordやテキスト形式でダウンロードし、社内共有やファイル保管に活用できます。
このようにZMEETINGは、予約から議事録の出力までを一貫してサポートする設計になっており、操作の複雑さを感じさせません。導入後すぐに実務での利用が可能です。
ZMEETINGの料金プラン
ZMEETINGは、日本語専用プランと多言語翻訳対応プランの2種類に分かれ、それぞれにS・M・Lのライセンスがあります。音声認識時間や連携機能の違いにより、企業の利用規模や用途に応じた選択が可能です。
プランと価格一覧(税込)
ZMEETINGは、日本語専用プランと多言語翻訳対応プランの2種類に分かれ、それぞれにS・M・Lのライセンスがあります。音声認識時間や連携機能の違いにより、企業の利用規模や用途に応じた選択が可能です。
また、ZMEETINGには法人向け(3週間/30時間)と大学生協向け(1カ月/3時間)の無料試用トライアルがあり、導入前に機能や精度を実環境で確認できます。
全プランでZoom連携、Slack連携、辞書登録、発言者識別、録音ファイルのアップロード処理などに対応しています。
| プラン種別 | 価格(税込) | 音声認識時間 | 最少導入数 | 感情認識 | 多言語対応(英・中・韓) |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本語S | 59,400円 | 120時間 | 3ライセンス | × | × |
| 日本語M | 148,500円 | 360時間 | 3ライセンス | ○ | × |
| 日本語L | 237,600円 | 600時間 | 3ライセンス | ○ | × |
| 多言語M | 171,600円 | 360時間 | 3ライセンス | ○ | ○ |
| 多言語L | 283,800円 | 600時間 | 3ライセンス | ○ | ○ |
推奨利用環境(抜粋)
- OS:Windows 10以降、macOS 10.15以降
- ブラウザ:Chrome 85以降、Safari 12.1.2以降、Microsoft Edge
- その他:イヤホンマイク、エコーキャンセル機能付きスピーカーフォン推奨
ZMEETINGと比較される他の議事録作成ツール
ZMEETINGのようなAI議事録作成ツールは複数あり、それぞれに特徴があります。ここでは、ZMEETINGと他の代表的なツールを比較し、違いがわかるように解説します。
Notta
Nottaは、多言語対応とブラウザ上で完結するシンプルな操作性が特徴のツールです。58言語に対応しており、リアルタイムの文字起こしに加えて録画・録音機能やAIによる自動要約なども利用できます。無料プランもあり、個人や小規模チームでの導入にも向いています。特にグローバルチームや多言語環境での簡易的な議事録作成に活用されています。
スマート書記
スマート書記は、業務現場での実用性を重視した議事録支援ツールです。発言者の自動識別やキーワードのハイライト、用語サジェスト機能など、議事録作成の効率を高める工夫が詰まっています。Zoom、Teams、Google Meet、Webexなど多くのWeb会議ツールと連携できるのも魅力です。テンプレートによる構造化出力が可能で、医療や製造業など、特定の業務現場にも適した設計となっています。
AI GIJIROKU(AI議事録)
AI GIJIROKUは、高精度な音声認識と多言語翻訳に対応したツールです。最大の特徴は、認識精度99.8%(表記上)とされる高い精度と、30以上の言語に対応したリアルタイム翻訳機能です。話者識別も可能で、多国籍メンバーが参加する会議や国際イベントなどに適しています。やや専門性の高いUIのため、導入にはある程度の慣れが必要ですが、高度な要件を満たしたい組織には有力な選択肢となります。
ZMEETINGのAI議事録で効率の良い会議が実現
ZMEETINGは、会議の発言を自動で文字に起こし、議事録作成の時間と労力を大きく削減できます。話者の識別や感情の可視化、多言語対応など、従来の手作業では難しかった内容まで記録できるのが特長です。会議の見直しや情報共有も効率よく行えるため、業務のスピードアップにつながります。
一方で、導入にはライセンス費用がかかり、使用頻度が少ない小規模チームや、シンプルな議事録だけで事足りる業務では、コストに見合わない場合もあります。精度や機能の使い勝手は、実際の運用環境で確かめることが大切です。
ZMEETINGは、議事録に一定の質や量を求める現場や、情報の正確な管理が求められる企業に向いています。無料トライアルも用意されているため、まずは自社に合うかを見極めるところから始めるのが安心です。
この記事をお読みの方におすすめのガイド5選【部署別紹介】
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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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