• 作成日 : 2025年3月3日

toaster team(トースターチーム)の使い方・導入事例・料金・評判を徹底解説

toaster team(トースターチーム)は、社員が自走できる組織を目指す上で必要な機能を搭載している便利なツールです。マニュアル作成業務の効率化、業務ナレッジの共有を手軽に実施できます。

この記事では、toaster teamの使い方や導入事例、実際に利用する企業の口コミを紹介します。

toaster team(トースターチーム)とは

toaster teamは、業務手順の学習と生産性向上を支援し、即戦力人材の育成と定着を実現するマニュアル自動作成ツールです。マニュアル名を入力するだけで、AIが自動的にステップ形式の構成案や各ステップのタイトル、説明文を生成します。

また、業務マニュアルや手順書を「レシピ」形式で作成・共有できます。ステップごとにテキストや画像、動画、ファイルの添付が可能で、視覚的にわかりやすいマニュアルを作成できます。

他にも、用語集機能や動画マニュアルの作成機能など業務の標準化を目指す上で、便利な機能が搭載されており、社員の教育や育成のサポートとなるツールといえます。

toaster teamと他のマニュアル作成ツールの違い

toaster teamと他のマニュアル作成ツールの違いを紹介します。toaster teamの理解を深める上での参考にしてください。

ManualForceとの違い

ManualForceは、toaster teamと同じく、マニュアルを作成する工程を自動化し業務効率化を図るツールです。toaster teamが、マニュアル名を入力するだけで、ステップ形式の構成案や各ステップのタイトル、説明文を自動生成するのに対し、マニュアル化したい操作をレコーディングすることで、マニュアルを自動生成する点が異なります。

COCOMITEとの違い

COCOMITEもtoaster teamと比較されることの多いマニュアル作成ツールです。基本レイアウトに沿ってマニュアルに必要な情報を入力することで、画像、動画、PDF、Word、Excel、PowerPointが入ったさまざまなタイプのマニュアルを作成可能です。

AIによる自動生成ではなく、あくまでマニュアル作成の効率化を目的とした機能設計となっています。

EZLectureとの違い

EZLectureは、PowerPointのような直感的な操作で画面キャプチャや動画編集が可能で、ExcelやWordなど、さまざまなファイル形式でマニュアルを作成できます。toaster teamと比較すると、マニュアル作成の対象業務の画像を取り込んだのちに、自動生成する点が異なります。

toaster teamの使い方

toaster teamの基本操作や主な機能面の使い方を解説します。

toaster teamのログイン方法

toaster teamにログインする手順は以下のとおりです。

  1. 公式サイトにアクセスする
  2. 「サインイン」をクリックする
  3. チームドメインを入力する
  4. メールアドレスとパスワードを入力する

まずは、ブラウザでtoaster teamの公式サイトにアクセスしましょう。次に、画面右上にある「サインイン」ボタンをクリックします。サインイン画面で、所属するチームのドメインを入力し、「次へ」をクリックします。チームドメインは、ユーザー招待メールに記載されています。

ドメインが不明な場合は、「チームドメインを忘れた場合はこちら」をクリックし、登録済みのメールアドレスを入力すると、参加しているチームのドメイン情報がメールで送信されます。

最後に、ユーザー登録時に設定したメールアドレスとパスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックすると完了です。

「toaster team」の使い方のヘルプ集

AI自動マニュアルの作成方法

toaster teamのAI自動マニュアル作成機能を活用すると、マニュアル作成が迅速かつ簡単に行えます。作成手順は以下のとおりです。

  1. 「レシピのAI自動作成」ボタンをクリックする
  2. マニュアル・手順書の名称を入力する
  3. AIによる下書きを作成してもらう
  4. 下書きを編集し公開する

まず、toaster teamのホーム画面左上にある「新規作成」ボタンをクリックし、表示されるメニューから「レシピのAI自動作成」を選択します。ポップアップウィンドウが表示されたら、作成したいマニュアルや手順書の名称を入力します。

名称を入力後、「AIで下書きを作成する」ボタンをクリックすると、AIがリアルタイムでマニュアルの下書きを生成します。AIが作成した下書きが表示されたら、内容を確認し、必要に応じて加筆・修正します。編集が完了したら、マニュアルをチーム内で公開して共有できます。

AI自動マニュアル作成 -トースターチーム

社内マニュアルの作成方法

toaster teamの社内マニュアルの作成方法手順は以下のとおりです。

  1. 新規レシピを作成する
  2. 「はじめにガイド」を入力する
  3. ステップの追加と内容を入力する
  4. 画像編集、外部コンテンツの埋め込みを行う
  5. 共同編集者、公開設定を行う

はじめに、ホーム画面左上の「新規作成」ボタンをクリックし、表示されるメニューから「レシピ」を選択します。レシピ作成画面から、「はじめにガイド」セクションにて、マニュアルの概要、目的、対象者、注意点などを記載します。

次に、左側のステップリストで「ステップを追加する」ボタンをクリックし、各ステップのタイトルと詳細な手順を入力します。各ステップで、画像挿入や編集、外部コンテンツを適宜埋め込むことで、わかりやすいマニュアルを作成できます。

最後に共同編集者と公開設定を行いましょう。マニュアルごとに共同編集者を設定することで、複数人での共同作業が可能です。公開設定は、必要に応じてパスワードを設定し、特定のユーザーのみがアクセスできるように設定することも可能です。

社内マニュアル -トースターチーム

社外マニュアルの作成方法

社外マニュアルの作成は、社内マニュアルの作成手順とおおむね変わりはありません。マニュアルが完成したら、マニュアル編集画面の右上にある「公開設定」ボタンをクリックし、「社外公開」を選択します。

任意で、パスワード保護の設定やカスタムOGPの設定が可能です。公開設定を保存すると、マニュアルのURLが生成されます。このURLを顧客やパートナー企業に共有することで、マニュアルを閲覧してもらえます。

社外マニュアル -トースターチーム

動画マニュアルの作成方法

動画マニュアルを作成したい場合の作成手順は以下のとおりです。

  1. 「新規作成」をクリックする
  2. 動画を撮影するor既存の動画をアップロードする
  3. 字幕やスタンプを追加する
  4. 公開設定を行う

まずは、ホーム画面左上にある「新規作成」ボタンをクリックし、表示されるメニューから「レシピ」を選択します。

次に、レシピ作成画面にて各ステップにおける動画を撮影します。撮影画面が表示されたら、録画ボタンをクリックして録画を開始し、再度クリックして停止します。ステップの最大録画時間は、契約プランによって異なるため、事前に確認しておきましょう。

また、既存動画をマニュアルに利用することも可能です。スマートフォンやパソコンに保存している動画や画像を使用する場合、撮影画面で「アルバムから動画を選択」または「アルバムから画像を選択」を選び、アップロードしたいファイルを選択します。

続いて、動画に字幕やスタンプを追加して、視覚的に分かりやすく編集します。編集が完了したら、公開設定を行うことで、動画マニュアルを共有できます。

動画マニュアル -トースターチーム

用語集の作成方法

toaster teamの「用語集」機能を活用すると、社内や業界特有の用語や技術用語を一元管理し、マニュアルやノート内で簡単に解説を表示できます。用語集の作成手順は以下のとおりです。

  1. 「用語集」タブをクリックする
  2. 「新しい用語を追加」をクリックする

まず、ダッシュボードから、サイドメニューの「用語集」タブをクリックして、用語集管理画面にアクセスします。次に、用語集管理画面で、「新しい用語を追加」ボタンをクリックし、用語と解説を入力します。入力が完了したら、「保存」ボタンをクリックして用語を登録します。

登録した用語をマニュアルやノートの作成・編集画面の本文中に記載すると、自動的にハイライト表示されます。ハイライトされた用語にカーソルを合わせると、ポップアップで解説が表示され、用語の意味を確認できます。

用語集 -トースターチーム

ノートの作成方法

toaster teamの「ノート」機能は、業務に関するさまざまな情報を自由な形式で記録・共有できる便利なツールです。ノートの作成手順は以下のとおりです。

  1. 「新規作成」>「ノート」を選択する
  2. タイトルと本文を入力する
  3. グループを選択する
  4. ラベルを追加する
  5. 公開設定を行う

まず、ダッシュボード左上にある「新規作成」ボタンをクリックし、表示されるメニューから「ノート」を選択します。ノート作成画面が表示されたら、ノートのタイトルを入力し、本文エリアに記載したい情報を自由に入力します。テキストだけでなく、画像やファイルの添付も可能です。

ノートを特定のグループと共有する場合、画面右側の「グループ」セクションで該当するグループを選択します。また、ノートに関連するキーワードやカテゴリを示すラベルを追加することで、検索や整理をしやすくなります。

最後に公開設定を行い、入力と設定が完了したら、画面右上の「保存」ボタンをクリックしてノートを保存することで、共有できるようになります。

ノート -トースターチーム

ニュースクリッピングの方法

toaster teamの「ニュースクリッピング」機能を活用すると、社内で共有したいニュース記事やトピックをグループごとに投稿し、情報共有やディスカッションを促進できます。ニュースの投稿手順は以下のとおりです。

  1. 「ニュース」>「新しいニュースを投稿」を選択する
  2. 「投稿」をクリックする

最初に、共有したいニュース記事のURLをコピーしておきましょう。次に、toaster teamのダッシュボードで、ニュースを投稿したいグループを選択し、グループ内の「ニュース」セクションにある「新しいニュースを投稿」ボタンをクリックします。

表示されるフォームに、先ほどコピーしたURLを貼り付け、必要に応じてコメントや説明を追加し、「投稿」ボタンをクリックすると、ニュースがグループ内に共有されます。

投稿されたニュースに対して、「コメント」欄に意見や質問を入力できたり、重要なニュースや頻繁に参照する記事は、グループ画面の上部に「ピン留め」できたりします。

ニュースクリッピング -トースターチーム

toaster teamの導入事例

実際にtoaster teamを導入している企業事例をいくつか紹介します。導入を検討する企業は参考にしてみてください。

ディップ株式会社

ディップ株式会社は、主に新入社員や中途社員のオンボーディングを効率化し、業務内容の明文化と棚卸しを目的として、toaster teamを導入しました。

業務内容の説明が口頭で行われており、時間とコミュニケーションコストが増大していたことや、ファイル形式でのマニュアル作成・共有により、最新情報へのアップデートが滞りがちとなっていました。

toaster teamの導入により、最新の情報やノウハウを即時に共有できるナレッジベースが形成され、情報伝達の効率が向上しました。また更新リマインダー機能もマニュアルの更新時期を自動で通知してくれるため役立っています。

「最新の情報やノウハウをその場で共有できるナレッジベース」:ディップ株式会社 様

サクラファインテックジャパン株式会社

サクラファインテックジャパン株式会社は、がん診断に使用される病理診断製品の製造・販売を手掛けています。

同社では、製品の修理やメンテナンスに関するエンジニアからの電話問い合わせ対応に多大な時間と工数がかかっていました。また、マニュアルが紙やPDFで分散管理されており、必要な情報の検索や共有が困難でした。

これらの課題を解決するため、toaster teamを導入し、オンラインでのマニュアル整備を図りました。特に、多言語翻訳機能や動画マニュアル作成機能が評価され、海外拠点のエンジニアにもわかりやすい手順の共有が可能となりました。

現在では、コールセンターのQ&Aや社内規定、営業向け情報共有など、部署全体でtoaster teamを活用し、業務の平準化と効率化を推進しています。

業務マニュアルのオンライン化で電話サポートの平均対応時間を1/36に削減:サクラファインテックジャパン株式会社 様

プライフーズ株式会社 ゴーデックスカンパニー

プライフーズ株式会社 ゴーデックスカンパニーでは、業務マニュアルや専門用語の分散管理が原因で、情報の参照に時間がかかり、業務の属人化が進行していました。また、業界特有の用語が多く、新入社員や中途入社者の教育に課題を抱えていました。

これらの課題を解決するため、toaster teamを導入し、用語集やマニュアルの一元管理を開始しました。特に、スマートフォンで撮影した動画を活用したマニュアル作成や、バックオフィス業務の手順書作成により、情報共有が円滑化され、結果として、情報検索にかかる時間が約50%削減され、業務の属人化解消にもつながっています。

「マニュアルを探す時間が50%削減に。マニュアル環境の整備で社員の業務効率化を達成」:プライフーズ株式会社 ゴーデックスカンパニー 様

toaster teamの料金プラン

toaster teamは、企業の規模やニーズに合わせて選べる3つの料金プランを提供しています。各プランの詳細を以下にまとめます。

プラン名月額料金(税抜)主な機能
ライトプラン35,000円AI自動マニュアル作成、文章マニュアル、ビデオクリップ(最大録画時間5分)、ノート、ニュース、マニュアル・ノートの外部公開、用語集、画像編集、タスク
スタンダードプラン60,000円ライトプランの全機能に加え、自動翻訳(最大3言語)、外部公開時のパスワード保護、外部公開時のカスタムOGP設定、外部公開時のサービスロゴ非表示、QRコード表示・読み取り、サインイン・監査ログ、グローバルIPアドレス制限
ビジネスプラン120,000円スタンダードプランの全機能に加え、自動翻訳(最大5言語)、ドキュメント一覧表の出力

アカウント数の制限は、ライトプランが50人、スタンダードプランが100人、ビジネスプランが200人となっており、20ユーザーごとに10,000円/月で追加可能です。

また、外部公開ドキュメントの閲覧数上限の追加について、現在は無償提供中ですが、将来的には、プランごとに設定された閲覧上限数を超えた場合、従量課金が予定されています。

toaster teamの口コミ・評判

ここからは、toaster teamの口コミ・評判を紹介します。利用ユーザーの声を参考にしつつ自社でツールを活かせるか、解像度を高めていきましょう。

PC操作の慣れていない人でも使いやすい

初心者が使いやすいという口コミや評価が多いです。どこの組織でも使いそうな言葉であればAIレシピ作成が可能であったり、関数や罫線、フォントの知識がなくとも感覚で簡単に見やすい文書を作成できたりする点がメリット。作成コストを大幅に軽減できるのは魅力です。

導入コストが割安

実装していく機能面に対して導入コストが割安であるという口コミも多くあります。動画マニュアルの作成機能など、テキスト以外の機能も含めて、他社と比べて安価で導入しやすい点が魅力となっています。

検索結果を絞りづらい

検索結果を絞りづらい側面があるようです。マニュアルの数が増えてくると、検索キーワードを入力しても多数候補が出てくるため、実質絞り切れていない事象が発生しています。検索のトリガーを作成日や作成者で絞れるようにしてほしいという声があるようです。

toaster teamを導入する場合の注意点

toaster teamを導入する場合の注意点をいくつか紹介します。メリットと合わせて注意点も把握し、ツール選定時の判断材料にしましょう。

無料トライアルは日間のみ

toaster teamの無料トライアル期間は7日間となっています。トライアル期間中に作成したデータは、トライアル終了後30日以内であれば、有料プランに引き継ぐことが可能です。

トライアル申し込み時にクレジットカードの登録は不要で、自動的に有料プランへ移行することはないため、安心して利用できます。

導入を検討する際には、事前に試したい機能や評価ポイントを明確にしておくことが重要です。また、トライアル期間中に社内の関係者からのフィードバックを収集し、正式導入の判断材料とすることをおすすめします。

h3: スマホアプリは提供されていないtoaster teamは、スマホアプリがありません。パソコン(Windows・Mac)およびスマートフォン(iPhone・iPad・Android)の最新OSに対応しており、主にWebブラウザ(Google Chrome、Microsoft Edge)を通じて利用できます。スマホ用のWebブラウザは、一部の機能に制限があるため、注意が必要です。

toaster teamを活用し業務の効率化を実現しましょう!

toaster teamは、業務マニュアルの自動作成をはじめ、ツール内に蓄積した情報を共有できる機能が豊富です。初心者でもすぐに操作に慣れるメリットがある一方で、情報量が多くなってきた際の機能面に課題があるため、トライアル期間で使用感を十分に確かめることが重要です。

また、タスク管理ツールの導入に伴い、既存業務フローや体制の見直しも不可欠です。toaster teamのメリットを最大化できるような業務改善を図りましょう。


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