- 作成日 : 2024年12月25日
ラインワークスはどう退会する?事前準備や手続きの手順を解説
ラインワークスの退会は、最高管理者だけが行える手続きです。参加しているメンバーが勝手に退会手続きを進めることはできません。メンバーが登録を削除したい場合は、最高管理者に手続きを依頼する必要があります。
本記事では、ラインワークスを退会するための準備や手順などについて解説します。
目次
ラインワークスとは
ラインワークス(LINE WORKS)は、ビジネスをする際に便利な機能を1つのアプリにまとめたツールです。チャットをはじめとして、掲示板やカレンダー、タスクの管理まで幅広い機能を利用することができます。ラインワークスを利用することで、他の複数のアプリやサービスを使用する必要がなくなるため、効率的にタスク管理やプロジェクトなど、チームでの仕事を進めることができます。
ラインワークスはビジネス版のLINE
ラインワークスは、ビジネス版のコミュニケーションアプリ「LINE」といえます。国内外で多くの一般ユーザーが使っているLINEと操作方法がよく似ているため、誰でも簡単に利用を始められる点が大きな特徴です。
例えば、さまざまな人が参加するプロジェクトを開始する場合、普段、パソコンを利用しない方がメンバーになる可能性もあるでしょう。そのような場合でも、ラインワークスであれば、容易に使い始められるため、プロジェクトをスムーズに進められます。
また、ラインワークスは相手と手軽に情報共有ができるLINEの良さを備えているだけなく、ビジネスで問題なく利用できるセキュリティが確保されています。したがって、機密情報を扱うようなプロジェクトであっても、安心して利用できるでしょう。
ラインワークスと個人向けLINEとの違い
ラインワークスとLINEは似ているところがあるため混同されがちですが、実は多くの点で異なります。
ラインワークスとLINEの最も大きな違いは、利用目的です。LINEは、プライベートで知り合いや友だちと連絡を取り合うことを目的としたサービスです。
これに対してラインワークスは、企業内でのコミュニケーションや情報共有を目的としたサービスである点が大きく異なります。
そのため、ラインワークスではビジネスを行う上で有用な機能を数多く有しています。例えば、全ユーザーに情報を周知できる掲示板機能や、スケジュール管理が可能なカレンダー機能、各拠点・部署などに応じて階層化できるアドレス帳などを利用可能です。これらの機能を上手に利用することで、タスク管理やプロジェクトの進行など、ビジネスを効率的に進めることができるでしょう。
また、LINEでは、誰とでも自由に連絡を取ることができますが、ラインワークスでのやりとりは管理者が登録したメンバーに限られるため、LINEと比較して情報管理を適切に行える点も大きな特徴です。
ラインワークスのチームの退会は誰でもできる?
プロジェクトが終了したときなど、ラインワークスを退会したい場合に、退会手続きは誰でもできるわけではなく、最高管理者のみ行えます。
ラインワークスの退会手続きを行えるのは最高管理者のみ
ラインワークスの退会は、最高管理者だけが行うことができる手続きです。参加しているメンバーが勝手に退会手続きを進めることはできません。
また、最高管理者がラインワークスの解約を行うためには、事前に「メンバーのアカウント削除」や「利用料金の精算」を済ませておく必要がある点にも注意が必要です。
なお、最高管理者やメンバーがアプリをアンインストールしただけでは退会したことにはならないため、注意しましょう。
また、メンバーが自らの登録を削除したい場合にも、最高管理者に手続きを依頼する必要があります。
ラインワークスの退会手続き前に行う準備
ラインワークスを退会する場合、事前に行っておくべき準備があります。
以下で、詳しく解説していきます。
事前にデータのバックアップを取る
ラインワークスを退会すると、使用していたデータがすべて削除されてしまいます。万が一、重要なデータを保存していた場合には、取り返しのつかない事態になることもあり得ます。
ラインワークスを退会する際には、事前にメンバー情報、メールフォルダ、個人アドレス帳、カレンダーなどのバックアップを取っておきましょう。
最高管理者以外の全メンバーを削除する
退会前に、最高管理者以外のすべてのメンバーを削除しておく必要があります。
具体的な手順は以下のとおりです。
(1) 管理者画面の左側にあるメニューの中から、「基本設定」をタップして、プルダウンメニューを開きます。
(2) プルダウンメニューにある「プラットフォームの退会」をタップします。
(3) 画面の下方にある「メンバーの削除へ移動」をタップします。
(4) 最高管理者以外のメンバーにチェックを付けます。
(5) 画面の右上にある「削除」をタップします。
(6) 注意事項が表示されるので、内容を確認してチェックを付けます。
(7) 「削除」をタップします。これで、メンバーの削除は完了です。
利用料金を精算する
(1) 管理者画面の左側にあるメニューの中から、「基本設定」をタップして、プルダウンメニューを開きます。
(2) プルダウンメニューにある「プラットフォームの退会」をタップします。
(3) 「未精算金/遅延利息金の精算」をタップして、支払い手続きを完了させます。
ラインワークスの退会を進める手順
前項までの準備が終わったら、以下の手順で退会の手続きを進めましょう。
(1) 管理者画面の左側にあるメニューの中から、「基本設定」をタップして、プルダウンメニューを開きます。
(2) プルダウンメニューにある「プラットフォームの退会」をタップします。
(3) 画面下方にある「解約手続きに進む」をクリックします。
(4) アンケートに回答します。解約理由の選択は必須になっているため、回答してから次へ進みます。
(5) 管理者アカウントのパスワードを入力して、「プラットフォームの退会する」をタップします。
(6) アラートがいくつか表示されるので、内容を確認した上で「OK」をタップします。
(7) 「解約が完了しました。ご利用ありがとうございました。」と表示されたら解約が完了です。「OK」をタップして終了します。
管理者が退職したメンバーを登録削除する手順
メンバーが退職した場合など、メンバーを登録から削除する必要が出てくることもあります。
以下では、管理者がメンバーを削除する手順を説明します。
選択したメンバーを個別に削除する場合
(1) 管理者画面を開き、メニューから「メンバー」を選んで、プルダウンメニューを開きます。
(2) プルダウンメニューにある「メンバー」をタップします。
(3) 削除したいメンバーを選択します。
(4) 画面の上方にある3つの点のアイコンをタップします。
(5) プルダウンメニューにある「アカウント削除」をタップします。
(6) 注意事項が表示されるので、内容を確認してチェックを付けます。
(7) 「削除」をクリックします。以上で、メンバーの削除は完了です。
複数のメンバーを一括削除する場合
(1) 管理者画面を開き、メニューから「メンバー」を選んで、プルダウンメニューを開きます。
(2) プルダウンメニューにある「メンバー」をタップします。
(3) 削除したいメンバーにチェックを付けます。
(4) 画面の右上にある「削除」をタップします。
(5) 注意事項が表示されるので、内容を確認してチェックを付けます。
(6) 「削除」をタップします。以上で、メンバーの削除は完了です。
ラインワークスの登録は個人で抜けられる?
ラインワークスのメンバー用のアカウントは、最高管理者が各ユーザーに対して発行したものです。したがって、最高管理者でないメンバーは、退職などによりプロジェクトから外れる場合であっても、自ら登録を削除することはできません。
メンバー用のアカウントの削除は、あくまで最高管理者のみが実施可能ですので、最高管理者に削除を依頼してください。
また同様に、メンバーがラインワークスの退会手続きを実施することもできません。ラインワークスの退会手続きは、最高管理者のみが実施できます。
ラインワークスの退会手続きは、最高管理者だけが行える
ラインワークスは、ビジネス用のさまざまな機能をひとまとめにした便利なアプリです。チャットをはじめとして、掲示板やカレンダー、タスクの管理まで幅広い機能を利用できます。
セキュリティ対策も十分にされているため、情報管理の点でも安心して利用できます。
ただし、プロジェクトが終了した場合など、ラインワークスを退会したいときには注意が必要です。ラインワークスでは、参加しているメンバーが勝手に退会手続きを進めることはできません。
ラインワークスの退会手続きは、最高管理者だけが行えます。
また、メンバーが登録を削除したい場合も、最高管理者に手続きを依頼する必要があります。ラインワークスの退会をスムーズに行うためにも、最高管理者とメンバー間で、連絡を取りやすい体制を整えておきましょう。
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