- 更新日 : 2025年4月23日
両替手数料を経費にする時の仕訳に使う勘定科目まとめ
銀行等で通貨同士を交換するときに徴収される両替手数料は、経費にすることも可能です。仕訳には「支払手数料」もしくは「雑費」の勘定科目が使えます。
本記事では、両替手数料を経費に計上する際の勘定科目や実際の仕訳方法について説明します。雑費で仕訳する際の注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
両替手数料の仕訳に使える勘定科目
両替手数料とは、同一金種や異なる金種への両替をする際に徴収される料金のことです。業務に関して両替をした場合、経費に計上できます。
業務で両替する事例は、以下のようなケースです。
- 経理の業務で貯まった小銭を紙幣に交換する
- 店舗で釣り銭を用意するために紙幣を小銭に両替する
- 従業員の結婚式に御祝儀として渡す紙幣をきれいな紙幣に交換する
両替手数料は一定枚数まで無料であり、それを超えると手数料がかかる仕組みです。有料になる枚数は銀行ごとに異なり、手数料の金額もそれぞれ違います。
例えば、ゆうちょ銀行では硬貨枚数が50枚まで無料で、50枚を超えると両替手数料がかかります。
同じ銀行でも、窓口と両替機を利用する場合とで手数料が異なるケースもあります。
両替手数料を経費に計上する際、仕訳に使える勘定科目は「支払手数料」と「雑費」です。
支払手数料は、取引に関して発生するさまざまな手数料に支払う費用に使う勘定科目です。雑費は両替を頻繁に行わない場合に使用する勘定科目で、両替手数料で使うこともできます。
両替手数料を支払手数料で仕訳する
両替手数料をはじめ取引に関して支出した手数料は、「支払手数料」にするのが一般的です。支払手数料はサービスを利用した際の手数料や、税理士など専門家に支払う報酬に使う勘定科目です。
サービスを利用した際の手数料には両替手数料のほか、以下のような支出が該当します。
- 金融機関の振込手数料
- 各種申込みの事務手数料
- 証明書の発行手数料
- 仲介料
- 登録手数料
両替手数料を支払い、支払手数料の勘定科目を使用する場合の仕訳例をみてみましょう。
(事例)
硬貨が大量にたまり、銀行で紙幣に両替した際に800円の手数料を支払った。
両替手数料を雑費で仕訳する
両替の機会は滅多に発生しない、あるいは両替しても枚数が少なく無料で行う場合が多いといった場合は、支払手数料ではなく雑費で処理することもできます。
雑費はほかの勘定科目にあてはまらない支出に使う勘定科目で、主に以下のようなケースで使われます。
- ゴミ処理費用
- 一時的なレンタル代金
- クリーニング代金
- 引越し費用
基本的に金額が低く、事業で重要度が低い費用に使われ、両替手数料に使うことも可能です。
両替手数料を雑費の勘定科目で処理する場合、仕訳例は以下のとおりです。
(事例)
従業員の冠婚葬祭用に使うため、新札に両替した。
両替手数料は「雑費」で仕訳も可能?
両替手数料は「雑費」で仕訳することも可能ですが、使用する際は注意が必要です。雑費は金額が小さく、ほかの勘定科目に含まれない経費に対して使う勘定科目です。普段は発生しない経費で、重要度も低い支出に使います。
どれにあてはまるかわからない費用に使えるため便利ですが、使いすぎると税務調査などで内容を精査される可能性もあるでしょう。
ほかにも雑費として計上している費用がある場合、帳簿を見た際にすぐに内容を把握しにくくなり、経費を見直したり事業活動を分析したりする際に支障が出やすいという懸念もあります。
会計には一度採用した会計方針につき、原則として毎期継続して適用することを要請する「継続性の原則」があります。
そのため、両替手数料を「雑費」として処理した場合は、その後も同じ勘定科目で処理することが必要です。今後も両替手数料が発生する可能性がある場合は、できるだけ雑費の勘定科目を使わず、支払手数料で計上した方がよいでしょう。
両替手数料は正しい勘定科目で仕訳しよう
両替は枚数によって手数料が発生する場合があり、事業に関連して両替手数料を支払った場合は経費に計上できます。
仕訳には支払手数料や雑費を使いますが、両替を定期的に行うなど、両替する機会が多い業務の場合はできるだけ支払手数料で仕訳するのがおすすめです。
本記事で紹介した仕訳例を参考に、両替手数料の仕訳を正しく行いましょう。
よくある質問
両替手数料は経費にできる?
事業に関して両替した場合、経費にできます。詳しくはこちらをご覧ください。
両替手数料を支払手数料で仕訳するポイントは?
定期的に両替手数料が発生する場合は、支払手数料の勘定科目を使います。詳しくはこちらをご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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