• 作成日 : 2022年6月22日

法人カードってどんなクレカ?個人カードとの違いとは

法人カードってどんなクレカ?個人カードとの違いとは

法人カードとは、法人代表者や個人事業主が申し込めるクレジットカードを意味します。個人カードとの違いとしては、法人口座を引き落とし口座に指定できること、社員用のカードを追加発行できることなどが挙げられます。この記事では、法人カードの特徴や、法人カードの利用にはどのようなメリットやデメリットがあるのかについて解説します。

   

法人カードとは?

法人カードとは、法人代表者や個人事業主が申し込めるクレジットカードを意味します。法人カードで利用した金額は法人口座から引き落とされることが一般的ですが、個人事業主に関しては個人口座からの引き落としも可能です。また、カードによっては、屋号名義で開設した事業用口座を引き落とし先に指定できることもあります。

法人カードでは、役員や従業員のカードも追加発行できます。表面に会社名を印字できるカードもありますが、名義人は常に個人で、名義人以外は社員であっても使用できません。例えば、上司が自分名義の法人カードを部下に渡し、インターネットショッピングをするように命じることは法人カードの規約違反となります。

ビジネスカードとコーポレートカードの違い

法人カードには、ビジネスカードやコーポレートカードと呼ばれるものがあります。

「コーポレートカード」と呼ばれる法人カードは、社員数20名以上の企業向けのカードを指すことが一般的です。

一方、「ビジネスカード」と呼ばれる法人カードは、社員数が20名未満の法人や個人事業主向けのカードを指すことが多いです。それぞれ機能やサービスに関しては、違いはありません。

個人カードとの違い

個人カードは、個人口座が引き落とし口座になります。法人カードは法人代表者などの個人口座が引き落とし口座になることもありますが、基本的には法人口座が引き落とし口座となります。個人事業主の場合は、引き落とし口座を個人口座に指定することが一般的です。

また、個人カードは家族カードを発行できますが、法人カードではできません。しかし、法人カードは役員や従業員のカードを発行できるという特徴があります。

法人カードのメリット

法人カードにはさまざまなメリットがあります。個人事業主の場合と、中小企業や大企業などの法人の場合に分けて解説します。

個人事業主の場合のメリット

個人事業主が法人カードを利用すると、個人的な支出と事業支出を明確に分けられるメリットがあります。経費の支出をすべて法人カードで支払えば、経理や確定申告にかかる時間や手間を軽減できるでしょう。また、法人カードにより事業関連の支出と個人支出が混ざらないように管理することで、経営の透明性の強化も図れます。

また、クレジットカードでは利用のタイミングと実際に引き落とされるタイミングに1~2か月ほどのギャップがあります。その時間差を活用すれば、キャッシュフローに余裕が出やすくなるでしょう。

各クレジットカード会社が提供しているポイント制度やビジネス向けのサービスを利用できることも、法人カードのメリットです。ビジネスに役立つサービスも多いので、サービス内容を比較してから法人カードを選びましょう。

法人の場合のメリット

法人が法人カードを利用する場合、役員や社員名義の法人カードを発行すれば、役員・社員ごとの支出を一元管理できます。また、役員・社員は一時的に費用を立て替える必要がなくなるので、経費申請の手間やお金のやり取りが省けるメリットもあります。

法人カードのデメリット

法人カードが本当に必要かと迷ったときは、デメリットにも注目してみましょう。法人カードのデメリットを、個人事業主と法人の場合に分けて解説します。

個人事業主の場合のデメリット

法人カードの中には、分割払いやリボ払いなどに対応していないものもあります。キャッシュフローに余裕がないときは、使いづらいと感じるかもしれません。法人カードに申し込む前に、支払い方もチェックしておきましょう。

また、個人カードと比べると年会費無料のものが少ない点もデメリットと言えます。年会費無料と宣伝されている法人カードでも、無料にするために満たすべき条件が多いものがあるので注意が必要です。カードで利用する金額が少ない個人事業主は、無料のための条件を満たせず、年会費が発生する場合もあるからです。

法人の場合のデメリット

法人カードのメリットの一つとして、役員や社員名義のカードを発行できる点を挙げました。しかし、追加カードの枚数制限があるときは、必要な枚数を発行できず不便に感じることもあるかもしれません。どの程度の枚数が必要か考えた上で、申し込む法人カードを決めるようにしましょう。

また、役員や社員に法人カードを発行するときは、不正使用を防ぐためにも社内で運用ルールを定める必要があります。場合によっては運用が煩雑になる可能性もあるでしょう。法人カードの不正使用についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。

法人カードの審査は厳しい?

個人カードとは異なり、法人カードの審査は代表者個人を対象とした審査に加え、企業を対象とした審査も実施されます。そのため、審査通過が厳しくなることもあるでしょう。

とはいえ、各カードが定める基準を満たしていれば、審査通過は可能です。創業1年目や個人与信でも作れるカードがあるので、起業したばかりの中小企業や個人事業主も申し込めます。

個人カードの審査とは異なり、法人カードの審査では経営実績や財務状況なども確認されることがある点に注意しましょう。また、経営者自身の信用情報も確認されることがあります。

法人カードも特徴はさまざま!比較して選ぼう

法人カードによって、サービス内容や上限発行枚数、年会費などが異なります。また、利用の条件や審査で確認するポイントも異なります。いくつかの法人カードを比較し、使い方やサービスなどがご自身に合うか確認してから申し込みましょう。

よくある質問

法人カードとは何ですか?

法人代表者や個人事業主が申し込めるカードのことです。事業関連の費用を支払うときなどに利用できます。詳しくはこちらをご覧ください。

法人カードを持つメリットはありますか?

経費管理を簡略化できること、また取引先への支払いに利用すれば振込手数料などの節約にもつながります。他にも、キャッシュフローに余裕が出ること、クレジットカードのポイントが貯まることなどもメリットです。詳しくはこちらをご覧ください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

監修:金子賢司(CFP)

東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。

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