- 更新日 : 2024年5月30日
法人カードの作り方を解説!申込みに必要な書類や情報は?
法人カードの作り方について、申込みから発行までの流れをわかりやすく解説します。申込む際に提出する必要書類を法人と個人事業主に分けて紹介するので、ぜひ参考にしてください。また、審査で確認されるポイントや、法人カードを受け取るまでにかかる期間などについても説明します。
目次
法人カードの作り方
法人カードの手続きは、オンラインや郵送で行えることが多いです。カード会社によっても異なりますが、オンラインで申込むとカード発行までの手続きが早く進み、紙の申込書を作成して申込むと郵送に時間がかかり、カード発行までの時間が長引くことがあります。
いずれの方法で申込む場合も、不明点があるときは、事前に電話やオンラインで問い合わせておきましょう。申込書の作成や提出書類に間違いがあると、再度手続きをし直すこともあり、法人カード発行までの時間がさらに長引いてしまいます。
用途に適した法人カードを選ぶ
法人カードは主に次の3種類です。
- 個人事業主向けビジネスカード
- 従業員20人以下向けのビジネスカード
- 従業員20人超向けのコーポレートカード
また、法人カードの種類だけでなく限度額にも注目してみましょう。法人カードでどの程度利用するか見積もり、十分な限度額かどうかチェックしておきます。法人カードの利用から引き落としまでに時間がかかるため、1ヶ月の利用料金×1.5~2倍以上の限度額が望ましいでしょう。
利用したいサービスや年会費、追加カードの発行枚数も確認しておくことが必要です。法人カードによっては追加カード発行時に追加で料金がかかることもあるので、確認しておきましょう。
郵送もしくはオンラインでの申請が多い
法人カードへの申込みは、郵送もしくはオンラインで行うことが一般的です。また、オンラインで申込書の送付を申請し、郵送された紙の申込書を記入し、返送する方法もあります。法人カードによって申込みの方法が異なるので確認しておきましょう。
法人カードの契約手続き
紙の申込書を取り寄せて法人カードに申込む場合は、以下の流れで手続きを行います。
- 申込フォームに入力する
- 申込書を受け取る
- 申込書を作成し、必要書類とともに返送する
- 審査
- 審査通過後、カードが発行される
- カード受け取り後、利用開始
審査の進み具合や申込みの方法によっても異なりますが、一般的には申込みから法人カード受け取りまでに2~3週間かかります。個人用のクレジットカードのように即日発行に対応しているカードはあまりないので、時間に余裕を持って申込みましょう。
法人カードを作る際に必要な書類
法人カードによっては、申込みの際に提出を求められる必要書類が異なります。一般的な必要書類を法人・個人事業主別に紹介するので、早めに準備し、法人カード発行までがスムーズに進むようにしておきましょう。
なお、紹介する書類はいずれも既定の申込書に添えて提出します。申込書の内容が審査の際に確認されるので、丁寧かつ正直に記入しましょう。
法人の場合
法人がクレジットカードに申込むときは、以下の書類の提出を求められることが多いです。ただし、カード会社によっては下記の書類に加え、別の書類の提出も求められることがあります。
個人事業主の場合
個人事業主が法人カードに申込むときは、以下の書類の提出を求められます。なお、引き落とし用の口座は個人名義のものでも構いませんが、事業専用の口座を開設しておくと会計処理がしやすくなります。
- 代表者の本人確認書類
- 引き落とし用の口座情報
法人カードの審査で確認されること
法人カードを含め、すべてのクレジットカードの審査基準は企業秘密です。また、カード会社によっても異なるので、事前に確認することはできません。
しかし、どのクレジットカードでも申込みの基準を満たしているか、必要書類がそろっているかなどは確認されます。また、会社の財務状況や経営実績、代表者の信用情報も確認されます。法人カードの審査基準について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
法人カードが手元に届くまでの期間は?
法人カードに申込んでから手元に届くまでの期間は1週間ほどですが、カード会社によっても異なります。また、紙の申込書を取り寄せてから申請手続きをする場合はさらに時間がかかり、申込みから法人カード受け取りまでに2~3週間はかかるでしょう。
書類に不備があるときなどは、さらに時間がかかります。申込書を作成するときは何度も見直し、記入漏れや誤った情報がないか丁寧に確認しましょう。
また、書類が最新のものかどうかも確認しておく必要があります。スムーズに申請受理、カード発行を進めるためにも、間違いがないように確認してから書類を提出しましょう。
目的に合った法人カードを選んで申込もう
法人カードは個人用のクレジットカードと比べ、提出する書類が多く、発行までの時間も長くなる傾向にあります。目的に合わないカードを選ぶと、「限度額が少なくて使いづらい」「従業員向けの追加カードを発行したいが、上限枚数が少なすぎる」などの問題が生じ、新たに別の法人カードに申込まなくてはいけなくなるでしょう。
目的に合う法人カードを発行するためにも、限度額や追加カードの枚数、年会費などの基本情報は事前に確認しておくことが必要です。また、会員サービスの内容やポイント制度なども詳細に調べておけば、より自社に合った法人カードを選べるでしょう。
目的に合う法人カードを見つけたときは、適切に申込みの手続きを開始します。法人カードは申込みから受け取りまでに1週間、紙の申込書を使用するときは2~3週間かかることもあるので、余裕を持って手続きを始めるようにしましょう。
よくある質問
法人カードの作り方は?
オンラインで申込み、郵送で受け取ることが一般的です。申込書と必要書類を提出すると審査が始まり、通過したときは法人カードが発行されます。 詳しくはこちらをご覧ください。
法人カードの申込みの際に必要な書類は?
代表者の本人確認書類と引き落とし用の口座情報が必要です。個人事業主ではなく法人が申込む場合は、履歴事項全部証明書なども必要になることがあります。詳しくはこちらをご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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