- 作成日 : 2022年11月11日
作りやすい法人カードは存在する?プリペイドカードも選択肢に

法人カードの中には、与信審査の基準が比較的ゆるく、作りやすいカードも存在します。新設法人や個人事業主でも発行できる可能性が高いため、法人カードの与信審査に不安がある場合は申し込み対象が広いカードを探してみましょう。
この記事では、作りやすい法人カードの特徴や審査に通過するための対策などを解説します。
目次
新設法人や個人事業主でも作りやすい法人カードは存在する
法人カードは審査の基準が厳しいと言われているものも多いですが、昨今は申し込み対象の広いカードが増えてきています。その背景には、起業ブームの到来やフリーランスの増加などが挙げられます。申し込み対象を拡大し、新設法人や個人事業主の契約を増やすことがカード会社の狙いです。
与信審査の基準が比較的ゆるい法人カードであれば、新設法人や個人事業主でもカードを発行できる可能性が高いです。例えば、設立直後の申し込みに対応していると謳っている法人カードも存在します。
その他、以下に該当する法人カードも審査基準が比較的ゆるいと考えられます。
- 必要書類が少ない
- 利用限度額が小さい
- 年会費が無料または少額 など
法人カードの審査基準
法人カードの審査基準はカード会社によって異なり、詳しい内容は公表されていません。審査基準は最高機密として扱われ、カード会社に所属する社員ですら自社の審査基準を知らされないのが通例です。
審査基準を断言することはできませんが、一般論として以下の項目が審査されると考えられます。
- 財務状況
- 経営実績
- 代表者の信用情報
- 事業の持続性 など
法人カードの審査基準に関しては、下記記事で詳しく解説しています。
法人カードの審査対策
法人カードを作るためには、カード会社が実施する与信審査を通過しなければいけません。新設法人や個人事業主は審査の通過が難しいとされているため、対策を練らずに申し込むと審査落ちすることもあるでしょう。
設立したての経営者や個人事業主に向けて、法人カードの審査に通過するための対策を紹介します。
法人名義の口座や屋号付き口座を開設する
審査に不安がある場合は、法人の場合は法人名義の口座、個人事業主の場合は屋号付き口座を開設しておくと良いと言われています。
個人口座に比べると、法人口座や屋号付き口座は開設までに複数の項目をクリアする必要があります。法人口座や屋号付き口座を所有しているということは、金融機関の審査に通過した証であり、経済面での信用によい影響を与えることから、法人カードの審査が有利に進むと考えられます。
固定電話を設置する
法人カードの与信審査に通過するためには、固定電話の設置が有効とされています。事業用の固定電話がない状態で申し込むと、カード会社に事業の実態を疑われる可能性があるためです。固定電話番号とあわせて、公式ホームページの作成も審査で有利に働くと言われています。また、自宅以外の場所にオフィスを構えている場合は、所在地を公式ホームページに掲載することで信用性アップにつながるとされています。
個人用クレジットカードのランクを上げる
法人カードの審査を有利に進めたい場合は、所有する個人用クレジットカードのランクアップも検討しましょう。ステータスの高い個人用クレジットカードを所有していると信用度が高い申し込み者であると判断され、審査通過の可能性が高くなるとされています。
与信審査なしのプリペイドカードも選択肢のひとつ
法人カードの与信審査に落ちた場合や、審査に通過できるか心配な場合は、与信審査なしで発行可能な法人向けプリペイドカードを申し込む方法もあります。プリペイドカードとは、事前にチャージした金額で決済するカードのことです。
法人向けプリペイドカードがあれば、クレジットカードを作らなくても経費管理の効率化に活用できます。経営実績や信用情報などの審査がないため、新設法人や個人事業主でも作りやすいでしょう。
法人向けプリペイドカードの申し込みを検討するなら「マネーフォワード ビジネスカード」がおすすめです。最短即日発行、年会費無料(利用実績がある場合)などメリットが多数あります。
また、決済データは「マネーフォワード クラウド」にリアルタイムで反映され、事業に関わる支出を効率よく管理できます。
新設法人・個人事業主でも作りやすい法人カードを探してみよう!
法人カードは審査が厳しいとされていますが、なかには与信審査の基準が比較的ゆるいカードも存在します。新設法人や個人事業主が法人カードを発行する場合は、申し込み対象が広いカードを選ぶのがおすすめです。
あわせて、法人カードの与信審査に通過するためのポイントもきちんと押さえておきましょう。審査に不安がある場合は、与信審査なしの法人向けプリペイドカードを発行するのも選択肢のひとつです。
法人カードの審査基準や審査対策を把握したうえで、作りやすい法人カードを探してみてください。
よくある質問
審査基準が比較的ゆるく、作りやすいカードはある?
昨今は申し込み対象が比較的広い法人カードも増えてきており、新設法人や個人事業主でも法人カードを作りやすくなっています。 詳しくはこちらをご覧ください。
法人カードを作る際は、どのようなことを審査される?
審査基準は公表されていませんが、一般的に財務状況や経営実績、代表者の信用情報などが審査されると考えられます。詳しくはこちらをご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。