• 作成日 : 2022年9月22日

法人カードが使えない場合は?主な原因や確認事項を解説

法人カードが使えない場合は?主な原因や確認事項を解説

法人カードが使えないときは、何らかの原因が潜んでいることがあります。よくある原因としては、法人カードの磁気ストライプが破損していることや、支払いを延滞し滞納している金額があることなどが挙げられます。他に考えられる原因や対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

法人カードが使えない原因は様々

法人カードが使えないときは、様々な理由が考えられます。例えば、法人カードそのものが破損し、磁気ストライプが利用できなくなっているケースもあるでしょう。また、法人カード自体には問題がなくても、暗証番号を間違えたり、有効期限が切れていたりすることで利用できないこともあります。

法人カードの支払いを延滞し、滞納が発生しているときも利用できません。法人カードが使えないときは、原因ごとに対応が異なります。まずは原因に当たりをつけ、それに応じた対応を取るようにしましょう。

実店舗で法人カードが使えない主な原因

レストランやデパート、ドラッグストアなどの実店舗で法人カードが使えないときは、次の原因が考えられます。

  • 暗証番号を間違えている
  • 法人カード自体が汚れたり破損したりしている
  • 法人カードの有効期限が切れている
  • 利用限度額を超えている

それぞれどのような事情で起こるのか、また原因が分かったときにどのような対応ができるのか解説します。

暗証番号を間違えている

暗証番号を間違えていると、法人カードで決済できません。何度か間違えて入力すると一時的に利用を制限されることもあるため、うろ覚えのときは入力せず、サインで承認できないか店舗側に尋ねてみましょう。

ただし、サインで対応できない店舗もあります。法人カードを利用する前に、暗証番号を確認しておくことが大切です。

法人カード自体が汚れたり破損したりしている

法人カードの裏面にある磁気ストライプが破損しているときは、クレジットカードを利用できません。またカードのICチップ付近が汚れている、法人カードが曲がっているなどの理由で利用できないこともあります。

ICチップ付近が汚れているときは、丁寧に拭くことで使えるようになることがあります。一度確認してみましょう。しかし、磁気ストライプの破損や法人カードが曲がっているときは、新しい法人カードに交換してもらう必要があります。クレジットカード会社に連絡し、状況を説明して新しいカードを発行してもらいましょう。

法人カードの有効期限が切れている

有効期限が切れているときも、法人カードを利用できません。法人カードの利用開始日は決まっていませんが、有効期限は決まっています。有効期限が近づくと新しい法人カードが送付されるので、受け取ったらすぐに古いカードにハサミを入れて処分し、新しい法人カードに取り替えておくようにしましょう。

利用限度額を超えている

利用限度額を超えているときも、法人カードを利用できません。従業員向けに複数枚の追加カードが発行されている場合は、1枚ずつの利用額ではなく、すべての利用額を合算して利用限度額以内であることが必要です。そのため、あまり法人カードを利用していない場合でも、他のカードの利用状況によっては利用できないことがあります。

もし利用限度額上限まで利用したことが、カードを使えない原因だった場合は、法人カードの引き落としが終わるまで待たなくてはいけません。滞りなく引き落としが実施されると、また利用できるようになります。

ただし、引き落とし用の口座が残高不足のときは、いつまでも利用額の支払いが終わらないため、法人カードを利用できない状況が続きます。引き落とし日が過ぎても利用できないときは、一度、引き落とし用の口座に入金されているのか会社の経理担当者などに確認してもらいましょう。

一方、海外出張などで一時的に利用限度額を増やしたいときは、法人カードの引き落としが終わるまで待つ必要はありません。クレジットカード会社に連絡し、一時的に利用限度額を増やしてもらいましょう。

オンライン決済で法人カードが使えない主な原因

オンライン決済で法人カードが使えないときには、カードの汚れや破損以外の理由が考えられます。先に上げた原因以外では、次のような理由が挙げられます。

  • 法人カードの情報を間違えて入力している
  • プリペイド式の法人カードに対応していない

それぞれどのような状況で使えなくなるのか、また対処法についても解説します。

法人カードの情報を間違えて入力している

オンライン決済で利用できないとき、ほとんどの場合は入力ミスです。カード番号や有効期限、セキュリティコードを間違っていないか一度確認してみましょう。有効期限は月が左側、年が右側です。反対になっていないかも確認しておきます。

また、名義人の名前やスペルミスもチェックしてみましょう。名前はカタカナやアルファベットで入力することが多いですが、つづりは法人カードの刻印どおりのものを使わなくてはいけません。今一度、カードの表面を確認し、正しく入力できているか調べてみましょう。

プリペイド式の法人カードに対応していない

プリペイド式の法人カードの場合、対応していない加盟店やサービスもあります。対応していないときは、プリペイド式以外のカードを用いましょう。

店舗側に原因がある場合も

法人カードが使えない原因が、店舗側にあるケースも想定されます。例えば、次のようなケースでは店舗側の事情によりカードを利用できません。

  • 決済端末に不具合がある
  • 国際ブランドが対応していない

それぞれの原因と対処法について解説します。

決済端末に不具合がある

決済端末に不具合が生じていることも多いです。この場合は別の法人カードも利用できないため、現金で決済する必要があります。

国際ブランドが対応していない

法人カードの国際ブランド(VISAやJCB、アメックスなど)が店舗側で対応していないこともあります。どの国際ブランドに対応しているのか店舗側に尋ね、対応しているブランドの法人カードで決済する、もしくは現金で決済しましょう。

メジャーなブランドのものであれば、加盟店が多く、店舗側で対応していないリスクは回避できます。

なお、マネーフォワード ビジネスカード(プリペイド式)はVISA加盟店で利用できます。VISAは34億枚(2019年3月末時点)もの発行枚数を持つ世界的ブランドのため、クレジットカードに対応している多くの店舗で利用できます。

マネーフォワード ビジネスカードについて詳しくは以下をご覧ください。

カード会社が利用を止めているケース

カード会社により法人カードの利用が一時的に停止されている可能性もあります。例えば、次のような原因が想定されるでしょう。

  • 不正利用の疑いがある
  • 利用規約に違反した
  • 支払遅延がある

それぞれの状況について解説します。

不正利用の疑いがある

普段利用していないサービスの料金を支払ったとき、あるいは高額商品を何度も繰り返し購入したときなどは、第三者による不正利用を疑われる可能性があります。法人カードの利用明細を確認し、従業員の個人利用や盗難などによる不正利用が疑われる取引がないか調べてみましょう。

もし過去の利用に不審点がない場合は、クレジットカード会社に連絡することで問題なく決済を行うことができるようになります。

利用規約に違反した

現金化や又貸しなど、法人カードの利用規約に違反する行為があったときも、クレジットカード会社側がリスク回避のために一時的に利用を制限することがあります。まずは一度、クレジットカード会社に問い合わせてみましょう。トラブルの内容によって適切に対応し、早めに利用を再開できるようにしておきます。

支払遅延がある

支払いを遅延しているときも、法人カードは利用できません。引き落とし用の口座を確認し、支払い日に引き落としが実行されているか調べてください。

残高不足などで滞納している場合には、クレジットカード会社に連絡し、支払い方法を問い合わせましょう。滞納した利用額を支払うと、利用を再開できる可能性があります。

法人カードが使えないときは早めに原因を究明しよう

法人カードが使えないときは、何らかの理由があるはずです。早めに原因を見つけ、スムーズに利用できる状態にしておきましょう。

よくある質問

実店舗で法人カードが使えない場合、考えられる主な原因は何ですか?

法人カードの汚損や破損、暗証番号が異なる、有効期限や利用限度額を超えている場合があります。店舗側の決済端末に問題があることや、国際ブランドが対応していない可能性もあります。詳しくはこちらをご覧ください。

オンライン決済で法人カードが使えない場合、考えられる主な原因は何ですか?

入力ミスのことが多いです。名義人の名前やカード番号、セキュリティコード、有効期限などを正しく入力しているか確認します。また、利用限度額を超えたときや不正利用が疑われている可能性も想定されます。詳しくはこちらをご覧ください。


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