- 更新日 : 2026年2月12日
確定申告不要!ワンストップ特例制度を使ったふるさと納税の方法について解説!
ワンストップ特例制度を使うことで、本来確定申告が不要な給与所得者であれば、確定申告を行わずに、ふるさと納税分の寄附金控除が受けられます。確定申告の経験がないサラリーマンでも安心です。
ただし、申請条件や必要な書類、申請期限などがあるので事前にチェックしておきましょう。また、ワンストップ特例制度による控除は、所得税ではなく翌年度の住民税から行われます。本記事ではワンストップ特例制度の概要や申請条件、必要書類、また特例申請後に確定申告が必要になるパターンについて解説します。
おかげさまで、確定申告期に多くのユーザーさんにお読み頂いております。 「初心者向け 確定申告書の記入ガイド」は、すでにお持ちでしょうか?
「マネーフォワード クラウド確定申告」に無料登録いただいたのち、「確定申告お役立ち資料集」からダウンロードいただけます。
「マネーフォワード クラウド確定申告」なら日々の取引入力→申告書の作成→申告作業が、オンラインで完結します。
取引明細の自動取得と仕訳の自動作成に対応しており、手入力を減らしてカンタンに記帳・書類を作成。来年の確定申告は余裕を持って対応できます。
PC(Windows/Mac)だけでなく、スマホアプリからも確定申告が可能です。
ワンストップ特例制度とは
「ワンストップ特例制度」とは、自分で確定申告を行わなくても、ふるさと納税による寄附金控除が受けられる仕組みです。
本来、ワンストップ特例制度を利用しない場合、寄附金控除を受ける場合には、サラリーマンも含めて確定申告の実施が必要です。年末調整では手続きできません。ふるさと納税の対象期間である「1月1日~12月31日」分の納税処理が、年末調整の時期である11~12月前後では終わらないためです。
ワンストップ特例制度を適用すると「ふるさと納税の納税先自治体」が「納税者の住所地の市区町村へ税務関係の情報を連絡してくれます。そのため、あなた自身が確定申告をしなくても、市区町村のほうで控除額を計算して住民税額に反映してくれます。
税申告の手間・時間の削減や、申告ミスの防止などにつながるのがメリットです。また、確定申告の知識や経験がなくても、ふるさと納税の手続きが行えるのは嬉しいポイントといえます。
なお、ワンストップ特例制度を利用した場合には「翌年度6月以降に支払う住民税額からの税額控除」として差し引かれます。本来は「所得税額からの所得控除」もあるのですが、ワンストップ特例制度の場合は適用されません。
還付金として現金が手元にくるわけではないものの、金額分だけ住民税額から直接差し引かれるため、結果的に節税になります。ただし、控除額には上限があり、住民税所得税額の20%を超える部分については控除されません。
ワンストップ特例制度を使わないふるさと納税の確定申告について詳しく知りたい場合は、以下の記事をぜひ参考にしてください。
この記事をお読みの方におすすめのコンテンツ4選
続いてこちらのセクションでは、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気のガイドや無料セミナーを簡単に紹介します。無料登録だけでもらえますので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
青色申告1から簡単ガイド
40ページ以上のガイドが無料でお得!図解でカンタン
「青色申告1から簡単ガイド」では、青色申告の基礎知識や、青色申告のやり方・書類の準備・記載方法、確定申告書の提出方法まで、分かりやすく解説しています。
白色申告1から簡単ガイド
これから初めて白色申告をする方や確定申告に不安がある方は、おすすめの1冊!
「白色申告1から簡単ガイド」では、白色申告の基礎知識や、白色申告のやり方・書類の準備・記載方法、確定申告書の提出方法まで、分かりやすく解説しています。
はじめての確定申告 不安解消セミナー
税理士法人 Five Starパートナーズ 代表「税理士Youtuberヒロ☆税理士」田淵 宏明 氏による、人気のセミナーを特別公開!
1時間以上の充実の内容を無料で公開しております。はじめて確定申告を行う方はもちろん、ご経験者の方にも参考になる内容です。
確定申告控除ハンドブック
確定申告で、正しく「控除」を活用できていますか?
「確定申告控除ハンドブック」では、確定申告の所得控除・税額控除を一覧表や必要書類の見本付きで分かりやすく解説しています
ワンストップ特例の申請条件
ワンストップ特例制度を利用するには、下記2つの申請条件のどちらも満たす必要があります。
- その年に確定申告を行う必要がないこと
- 1年間のふるさと納税を行った先が5自治体以下であること
その年に確定申告を行う必要がない
ワンストップ特例制度は確定申告の手間を省くための制度であるため、その年に確定申告を行わない方が対象です。よって、確定申告を行った場合には、ワンストップ特例制度が利用できません。
確定申告が必要な方の条件としては、以下のようなものが挙げられます。
など
通常の確定申告手続きの際、ふるさと納税も併せて申請しましょう。
1年間のふるさと納税先が5自治体以下
1年間のふるさと納税先が5自治体以下であれば、ワンストップ特例制度が受けられます。ただし、あくまでも「5自治体以下」が条件であるため、6回以上ふるさと納税を行っていても、納税先が5自治体以下であれば適用可能です。
わかりやすいように図表でまとめました。
<ワンストップ特例制度が受けられる状態>
| 条件 | 納税先 |
|---|---|
| 5自治体以下である | A市、B市、C市、D市、E市 |
| 6回以上納税したが5自治体以下である | A市、A市2回目、B市、B市2回目 C市、D市、E市 |
<ワンストップ特例制度が受けられない状態>
| 条件 | 納税先 |
|---|---|
| 6自治体以上である | A市、B市、C市、D市、E市、F市 |
ちなみに、回数とは「申請した回数」のことです。もしA市に2回以上ふるさと納税を行う場合には、1回ごとに申請が必要となります。
また、ワンストップ特例制度を適用しない場合は、6自治体以上に納税しようが上限額までは控除可能です。
ワンストップ特例の申請方法や申請期限
ワンストップ特例制度の申請フローは次のとおりです。
- 5自治体以下の範囲でふるさと納税を行う
- 寄附金税額控除に係る申告特例申請書や本人確認書類等の写しなどの必要書類を準備する
- 申請期限までに納税を行った自治体へ必要書類を送付する
申請後に住所地の変更や寄附金額の訂正があった場合は、申告特例申請事項変更届出書を申請期限までに提出します。
ワンストップ特例制度の申請期限は翌年の1月10日までです(年度や自治体によって前後する可能性あり)。この期限は全国一律で定められており、自治体によって前後することはありません。原則として期限日に必着なので注意しましょう。10日期限であれば10日必着、12日であれば12日必着です。
もし申請期限を過ぎた場合、その年はワンストップ特例制度を利用できなくなりますが、確定申告を行えば寄附金控除を受けることは可能です。万が一申請期限を逸したときに備えて、あらかじめ確定申告の方法に目を通しておくことをおすすめします。
通常の確定申告の方法については、以下リンク先の記事をぜひご覧ください
ワンストップ特例の必要な書類
ワンストップ特例制度の申請に必要な書類は主に次のとおりです。
- 寄附金税額控除に係る申告特例申請書
- 本人確認書類
- 封筒と切手
なお、必要書類の種類や様式は自治体ごとに異なる可能性があります。事前に確認しておきましょう。
寄附金税額控除に係る申告特例申請書

「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」は、申請者の名前や住所、寄附金額などを自治体に申請するための書類です。難しい記載事項はありませんが、ふるさと納税の申込件数と同じ枚数を準備する必要があります。なお、同一自治体に2回寄附した場合でも、寄附ごとに1枚ずつ提出が必要です。
多くの場合、納税した自治体から「寄附を証明する書類(受領書)」と一緒に郵送されてきます。ただし、郵送対応の有無も自治体によって違いがあるため、送られてこないときは総務省のホームページからダウンロードしましょう。
本人確認書類
本人確認書類については、申請者がマイナンバーカードを所持しているかどうかで、揃えるものが変わります。以下3つのパターンがあるので、確認しておきましょう。
- マイナンバーカードの写し(オモテウラ)
- (1)個人番号通知カードもしくは個人番号が入った住民票の写し
(2)運転免許証もしくはパスポートなど身元確認書類1点 - (1)個人番号通知カードもしくは個人番号が入った住民票の写し
(2)健康保険証、年金手帳、自治体が認める身元確認書類1点
もし転勤や引っ越しなどで通知カードの内容と現在の状況に差異がある場合、通知カードが廃止されているため使用できません。その場合は、個人番号入り住民票の写しを用意しましょう。
なお、こちらも寄附金税額控除に係る申告特例申請書と同じく、ふるさと納税を行った回数分の提出が必要です。
封筒や切手
申請書類を郵送するための封筒や切手を用意します。A4サイズが入る角2や長3程度の大きさで十分です。
ワンストップ特例申請後、確定申告が必要となった場合
ワンストップ特例制度を適用した後、追加で確定申告を行うと、事前に申請したワンストップ特例制度は無効になります。そのため、確定申告を行う場合には、ワンストップ特例で申請した分も含めて寄附金控除の申告が必要です。
例えば、申請期限後に寄附金額の入力ミスや、申請を忘れていた自治体があることに気づくケースが考えられます。このような場合、ワンストップ特例制度では対応できないため、確定申告によって寄附金控除を受けることになります。計算ミスやうっかりミスがあると、余計な確定申告の手間が増えるので注意しましょう。
なお、申請期限(翌年1月10日)までに住所変更や寄附金額の訂正などがあった場合には、「寄附金税額控除に係る申告特例申請事項変更届出書」を提出することで対応できます。

ワンストップ特例を使えば確定申告不要!期限を守って正しく申請しましょう
ワンストップ特例制度を使うことで、ふるさと納税分の寄附金控除が確定申告なしで申請できます。「その年の確定申告が必要ない場合」と「5自治体以下でふるさと納税を行っている場合」の2つに当てはまるときは、「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」や本人確認書類の写しを準備して各自治体へ送付することで適用できます。
ただし、申請内容に不備があった場合や、期限後に修正が必要となった場合には、確定申告による対応が必要です。申請前には不備がないように入念にチェックしておきましょう。
はじめての確定申告もラクラク安心に済ませる方法
確定申告がはじめての方や、簿記の知識に不安がある方、確定申告書類の作成を効率よく行いたい方は、確定申告ソフトの使用がおすすめです。
個人事業主向け会計ソフトの「マネーフォワード クラウド確定申告」は、確定申告の必要書類が自動作成でき、Windows・Macはもちろん、専用アプリも提供しています。
①取引明細は自動で取得
銀行口座やカードを登録すると、取引明細を自動取得します。現金での支払いに関しても、家計簿のようなイメージで、日付や金額などを自分で入力することが可能です。
②仕訳の勘定科目を自動提案
自動取得した取引明細データや、受領後にアップロードした請求書・領収書などの情報をAIが判別し、仕訳を自動で入力します。学習すればするほど精度が上がり、日々の伝票入力が効率化されます。
③確定申告必要書類の自動作成機能
白色申告・青色申告の両方に対応しており、確定申告に必要な書類が自動で作成できます。また、マネーフォワード クラウド確定申告アプリで、スマホから直接の提出も可能です。印刷しての提出やe-Taxソフトでの提出にも対応しています。
追加料金なしで確定申告以外のサービスが使える
有料プラン(パーソナルミニ・パーソナル・パーソナルプラス)に登録すると、基本料金だけで請求書や契約のサービスを含む複数サービスを利用することができます。日々の業務や作業をまとめて効率化しましょう。
合わせて読みたいおすすめ資料
マネーフォワード クラウド確定申告では、さまざまなお役立ち資料を用意しています。 無料登録するだけで資料がダウンロード可能なので、ぜひ読んでみてください。会社員の確定申告 丸わかりガイド
青色申告1から簡単ガイド
個人事業主が知っておくべき経費大辞典
マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例
データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。
ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様
よくある質問
ワンストップ特例制度を利用する条件は?
「その年に確定申告を行う必要がないこと」や「1年間のふるさと納税を行った先が5自治体以下であること」等があげられます。
ワンストップ特例制度の申請期限は?
翌年の1月10日までです(年度や自治体によって前後する可能性あり)。
本人確認書類は何が必要?
申請者がマイナンバーカードを所持しているかどうかで、揃えるものが変わります。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
確定申告の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
ふるさと納税の関連記事
新着記事
-
# 確定申告のやり方
マイナ保険証で医療費控除の確定申告はどうする?連携手順・領収書・家族分の注意点
マイナ保険証で医療費控除の申告はどう変わる? マイナポータルと連携すると保険診療の医療費データが自動取得され、領収書の手集計がほぼ不要になります。 医療費データは例年2月9日から取…
詳しくみる -
# 税制・控除
バイトの確定申告はいくらから必要?年末調整・掛け持ち別の判断基準
バイトの確定申告はいくらから必要? バイトの確定申告が必要かどうかは年収額より「年末調整の完結状況」と「掛け持ち・副業の有無」で決まります。 所得税は年収178万円超から発生 1か…
詳しくみる -
# 職業・ケース別
確定申告しなくていい人の条件は?2026年基準の所得ライン・副業20万円・住民税まで解説
確定申告しなくていい人の条件は? 2026年分から基礎控除104万円・給与所得控除74万円に改正され、給与収入178万円以下は申告不要です。 会社員は年末調整済み+副業所得20万円…
詳しくみる -
# 確定申告のやり方
確定申告にマイナンバーカードは必要?e-Taxの手続きとマイナンバー記載の進め方
確定申告にマイナンバーカードは必要? e-Taxでの確定申告はマイナンバーカード方式が事実上の標準で、ID・パスワード方式の新規発行はすでに停止されています。 書面申告でもマイナン…
詳しくみる -
# 確定申告のやり方
確定申告の還付金が多すぎるのはなぜ?原因の見分け方と修正申告の対処法とは?
還付金が多すぎる原因と対処法は? 確定申告の還付金が多すぎる場合、正当な理由か申告ミスかを証憑と照合して判断し、ミスなら速やかに修正申告を行うことが重要です。 原因は「正当な還付」…
詳しくみる -
# 確定申告のやり方
確定申告の書類保存期間は何年?対象者・書類別の早見表と保存ルールを解説
確定申告の書類、何年保存すべき? 確定申告の書類保存期間は、書類の種類と申告方法により5年・7年・10年に分かれます。 帳簿・領収書は原則7年保存が基本 起算日は申告期限の翌日から…
詳しくみる






