• 更新日 : 2025年11月5日

【2025年版】個人事業主の確定申告におすすめの会計ソフトは?選ぶ際のポイントを解説

個人事業主やフリーランスの方が会計ソフトを選ぶ際は、確定申告機能が付いた会計ソフトを選ぶのが一般的です。ただし、さまざまな会計ソフトの中からどれを選べばいいか、迷ってしまう方も少なくないでしょう。

この記事では、会計ソフトの選び方で迷っている個人事業主の方向けに、主要ソフトの比較ポイントから、便利な使い方、実際の導入事例まで幅広く解説します。簿記の知識がない初心者の方でも、この記事を読めば自分に最適な会計ソフトを見つけ、スムーズに確定申告の準備を進められます。

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なお、マネーフォワード クラウド確定申告では、個人事業主やフリーランスの方が確定申告する際に知っておきたい基礎知識や、確定申告の準備、確定申告書の作成方法・提出方法などを分かりやすくまとめた「青色申告1から簡単ガイド」を無料で用意しております。

チェックリスト付きなので、情報収集だけでなく、書類作成・申告手続きを行う時にもお使いいただけます。

この記事を読む方におすすめ 青色申告1から簡単ガイド
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税理士監修で、40ページ以上の情報がギュッと詰まったお得な1冊となっていますので、毎年使える保存版としてご活用ください。

個人事業主におすすめの会計ソフトランキング

まず、個人事業主に特に人気のクラウド型会計ソフト3社の特徴を比較します。

比較ポイントマネーフォワード クラウド確定申告やよいの青色申告 オンラインfreee会計
コンセプト機能の網羅性と拡張性シンプルさとコストパフォーマンス簿記知識がなくても使える
月額料金目安960円〜0円〜(キャンペーン適用時)1,180円〜
操作性簿記経験者・税理士に馴染みやすい初心者でも迷わないシンプル設計独自のUIで質問に答えて入力
連携機能銀行連携数No.1。関連サービス(請求書・経費等)が豊富基本機能に特化請求書発行から一体化
スマホアプリ充実(申告まで可能)充実(申告まで可能)充実(申告まで可能)
おすすめな人事業拡大を見据える人、税理士と連携したい人コストを抑えたい初心者、シンプルな機能を求める人簿記が全く分からない人、経理に苦手意識がある人

マネーフォワード クラウド確定申告は、多くの個人事業主・フリーランス、自営業の方をはじめ、初心者の方にもたくさんご利用いただいています。

\確定申告をカンタンに!書類も自動作成/

青色申告におすすめの会計ソフト

青色申告で最大65万円の特別控除を受けるには、「複式簿記」での記帳と「e-Taxによる電子申告」が必要です。そのため、以下の特徴を持つソフトがおすすめです。

青色申告におすすめの会計ソフトの特徴

会計ソフトを使えば、複雑な複式簿記も自動で作成してくれるため、青色申告を目指すなら導入は必須と言えるでしょう。

白色申告におすすめの会計ソフト

白色申告は、青色申告ほどの節税メリットはありませんが、簡易簿記での記帳が認められており、手続きが簡単なのが特徴です。白色申告を選ぶ場合は、以下の特徴を持つソフトがおすすめです。

白色申告におすすめの会計ソフトの特徴
  1. 直観的に使いやすいデザイン(UI/UX)
  2. スマホアプリにも対応している
  3. 副業や控除の確定申告にも対応している

事業規模が小さく、まずは簡単に確定申告を済ませたいという方は、白色申告向けのシンプルな機能を持つソフトや、無料プランのあるソフトから試してみるのが良いでしょう。

確定申告までの流れ

マネーフォワード クラウド確定申告は、青色申告・白色申告、Windows・Mac、すべてに対応しています。

\個人事業主に向いている会計ソフト/

Macユーザーにおすすめの会計ソフト

インストール型の会計ソフトはWindows専用のものが多いですが、クラウド型であればMacでも問題なく利用できます。購入前には必ず対応OSを確認しましょう。

Mac対応の主な会計ソフト

個人事業主が会計ソフトを選ぶ際のポイント

個人事業主・フリーランスが自分に合った会計ソフトを選ぶためには、いくつかのポイントを比較検討することが重要です。

会計ソフトの比較ポイント
  1. クラウド型かインストール型か
  2. 無料か有料か
  3. 会計知識はどの程度必要か
  4. 帳簿が簡単に作成できるか
  5. Excelデータとの連携は可能か
  6. 金融機関と連携しているか
  7. スマホアプリでどこでも作業できるか
  8. サポートは受けられるのか
  9. 見積書や請求書も発行できるのか
  10. インボイス制度電子帳簿保存法に対応しているか

1. クラウド型かインストール型か

会計ソフトには、インターネット経由で利用する「クラウド型」と、PCにソフトをインストールする「インストール型」の2種類があります。近年は、場所や端末を選ばず利用でき、法改正にも自動で対応するクラウド型が主流です。

クラウド型とインストール型の違い
  • クラウド型の特徴
    インターネット環境があれば、PC(Windows・Mac)・スマホなど端末を問わず利用可能です。常に最新のバージョンに自動更新されます。
  • インストール型の特徴
    オフラインでも作業可能で、買い切り型が多いのが特徴です。ただし、Windows専用の場合が多く、法改正の際は更新プログラムの適用が必要です。

2. 無料か有料か

会計ソフトには無料のものと有料のものがあります。

無料と有料の違い
  • 無料ソフト
    コストがかからない点が最大のメリットです。しかし、機能制限があったり、サポートが受けられなかったりするケースがほとんどです。事業規模が非常に小さい場合や、簡単な確定申告のみの場合は選択肢になります。
  • 有料ソフト
    月額または年額の料金がかかりますが、確定申告に必要な基本機能が揃っており、手厚いサポートも受けられます。多くの有料ソフトには無料お試し期間が設けられているため、実際に使ってみてから判断するのがおすすめです。

3. 会計知識はどの程度必要か

会計知識のレベルによって、選ぶべきソフトは変わります。

  • 初心者の方
    専門用語が少なく、質問に答える形式で入力できるソフトがおすすめです。
    独自のフォーマットで簿記を意識させない設計のものが使いやすいでしょう。
  • 経験者の方
    従来の帳簿に近いフォーマットで入力できる会計ソフトなら、これまでの知識を活かせるためスムーズです。

ただし、どちらを使用するにしても、数値間違いや計上ミスで追徴課税のペナルティを受けないよう、最低限の簿記知識を身につけておくことをおすすめします。

4. 帳簿が簡単に作成できるか

日々の経理作業を効率化できるかどうかが重要です。以下の機能があるかチェックしましょう。

  • 数値入力以外の作業に時間や労力がかからないか
  • 取り込んだレシートから日付や金額を読み取るなど、仕訳や記帳を効率化してくれるのか
  • 各種申告書(確定申告書や決算書など)の作成をスムーズに行えるか
  • 仕訳の勘定科目自動提案や仕訳ルールの学習機能がついているか

マネーフォワード クラウド確定申告には以下のような機能が備わっています。

  • 銀行やクレジットカードなど2,300以上のサービスと連携して取引明細を自動取得
  • 自動取得した取引明細に対する勘定科目を自動で提案
  • 登録した仕訳を学習して自動提案する勘定科目の精度が向上
  • 確定申告書や青色申告決算書を自動作成

5. Excelデータとの連携は可能か

Excelで帳簿を管理している方は、会計ソフトにデータをインポートできるか確認しましょう。手入力でデータを打ち直す手間が省け、スムーズに乗り換えができます。

なお、マネーフォワード クラウド確定申告は、Excelに手入力した取引明細のインポートが可能です。

6. 金融機関と連携しているか

お使いの銀行口座やクレジットカードと連携できるかは必ず確認しましょう。連携することで、取引データが自動で取り込まれ、入力の手間が格段に省けます。

金融機関と連携するメリット
  • 口座や明細票などと同期して金銭データを自動で取り込んでくれる
  • 取り込んだ明細を基にしたレポートなどをチェックできる
  • 取り込んだ明細内容からソフトが勘定科目を自動提案してくれる機能がある

連携先の銀行やクレジットカードを調べる際は、会計ソフトの公式サイトを確認する、もしくはサポートサービスへの問い合わせを行ってください。

7. スマホアプリでどこでも作業できるか

クラウド型会計ソフトの多くは、スマホアプリを提供しています。

スマホアプリのメリット
  • 移動中や外出先で経理作業が進められる
  • スマホのカメラでレシートを撮影し、自動で仕訳データとして取り込める
  • 発生した経費をその場ですぐに記録できる

マネーフォワード クラウド確定申告アプリなら、スマホカメラで撮った領収書・レシートを読み取って自動で推測できる機能があります。スマホを利用して経理業務の効率化を図りたい個人事業主・フリーランスは、一度検討する価値があると言えるでしょう。

8. サポートは受けられるのか

特に初心者の方は、操作に迷った際に相談できるサポート体制が整っていると安心です。

会計ソフトのサポート例
  • チャットや電話での操作サポートサービス
  • 請求書などの郵送代行機能
  • アカウント管理機能
  • 取引先データや経営状態レポートの記録

マネーフォワード クラウド確定申告の場合は、チャットや電話でのサポートに対応しています。また、サポートサイトでよくあるご質問や使い方を確認することができます。

9. 見積書や請求書も発行できるのか

会計ソフトによっては、帳簿作成だけでなく、見積書、請求書、納品書、領収書といった書類を作成できる機能がついています。発行した請求書の内容が自動で売上として計上される機能があると、売掛金の管理が非常に楽になります。

例えば、マネーフォワード クラウド確定申告では、同一プラン内で以下の書類の作成が可能です。

  • 請求書
  • 見積書
  • 納品書
  • 領収書

10. インボイス制度・電子帳簿保存法に対応しているか

近年の法改正で特に重要なのが「インボイス制度」と「電子帳簿保存法」です。会計ソフトを選ぶ際は、これらの制度にしっかり対応しているかを確認することが不可欠です。

  • インボイス制度への対応
    適格請求書(インボイス)の発行機能や、受け取ったインボイスの管理機能が備わっているか。
  • 電子帳簿保存法への対応
    電子取引データの保存要件を満たしているか、スキャナ保存制度に対応しているか。

多くのクラウド型会計ソフトは、これらの法改正に自動アップデートで対応しているため、個人事業主は安心して事業に集中できます。導入前に公式サイトで対応状況を確認しましょう。

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個人事業主の"経費"、うまく活用できていますか?

マネーフォワード クラウド確定申告では、個人事業主やフリーランスの方が知っておきたい"経費"のキホンや勘定科目を分かりやすく1つにまとめた「個人事業主が知っておくべき経費大辞典」を無料で用意しております。

税理士監修で、経費の勘定科目や具体例だけでなくワンポイントアドバイスもついているお得な1冊となっていますので、ぜひ手元に置きたい保存版としてご活用ください。

個人事業主が知っておくべき経費大辞典

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個人事業主の確定申告に会計ソフトが必要な理由

では、なぜ多くの個人事業主が会計ソフトを利用するのでしょうか。その理由は、手書きやExcelでの管理と比較して、業務効率や正確性に大きなメリットがあるためです。

簿記の知識がなくても正確な帳簿が作成できる

手書きやExcelでの帳簿付けは、転記ミスや計算間違いが起こりやすく、修正にも多大な時間がかかります。特に、最大65万円の特別控除が受けられる青色申告で必須の複式簿記は、専門知識がないと非常に困難です。しかし、会計ソフトを使えば、簿記の知識がなくてもガイドに従って入力するだけで、ある程度正確な帳簿を自動で作成できます。

銀行連携や自動仕訳で経理作業を大幅に効率化できる

日々の取引入力は経理で最も時間のかかる作業です。多くの会計ソフトは、銀行口座やクレジットカードを連携させることで取引明細を自動で取得し、AIが勘定科目を推測して仕訳候補を提案してくれます。これにより、手入力の手間が大幅に削減され、本来の事業に集中する時間を生み出せます。

法改正や電子申告(e-Tax)にも対応できる

税制は毎年のように改正されますが、クラウド型の会計ソフトなら常に最新の法令に対応したバージョンに自動でアップデートされます。さらに、青色申告で最大65万円の特別控除を受けるための要件である電子申告(e-Tax)も、会計ソフトから簡単に行えるため、複雑な手続きに悩む必要がありません。

参考:インターネットを利用して申告や納税などの手続をしたいとき|国税庁

約88%の個人事業主が開業1年以内に会計ソフトを導入

会計ソフトを導入した人の割合

ここで知っておきたいのは、多くの先輩個人事業主が事業の早い段階で会計ソフトを導入している事実です。

マネーフォワード クラウド確定申告が2022年4月に行った調査によると、個人事業を始める前に会計ソフトを導入した人は約32%、事業開始後1年未満に導入した人は約56%でした。つまり、全体の約88%が開業後1年以内に会計ソフトを導入していることが分かります。

これは、事業開始当初から正確な経理処理と効率化が重要であると認識されていることを示しています。

  • 実施日:2022年4月19日~20日
  • 実施方法:Fastaskでのアンケート調査
  • Fastaskモニター/職種:自営業or自由業/年齢:20~59歳/男女問わず
  • 回答者数=567
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"法人成り"を検討してみませんか?

マネーフォワード クラウド会社設立は、個人事業主が法人成りを検討したほうがよいタイミングをまとめた「法人化を検討すべき7つのタイミング」を無料で用意しております。

創業支援に強い税理士監修で、ポイントがまとまったお得な1冊となっていますので、ぜひ将来を見据えた情報収集でご活用ください。

法人化を検討すべき7つのタイミング

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個人事業主におすすめの会計ソフト「マネーフォワード クラウド確定申告」

マネーフォワード クラウド確定申告

マネーフォワード クラウド確定申告は、個人事業主・フリーランス・副業の方におすすめの会計ソフト・確定申告ソフトです。

マネーフォワード クラウド会計との違い
  • マネーフォワード クラウド会計
    法人向けの決算書が出力できる会計ソフト
  • マネーフォワード クラウド確定申告
    個人・個人事業主向けの確定申告書や決算書が出力できる確定申告ソフト

マネーフォワード クラウド確定申告を利用すれば、銀行口座、クレジットカードだけでなく、電子マネー、通販、クラウドソーシングなどともデータ連携が可能となり、日々の帳簿入力の手間を大きく削減できます。青色申告決算書の作成も自動でできるため、確定申告もスムーズです。

マネーフォワード クラウド確定申告には、有料プランの機能を1カ月間にわたって無料で利用できるトライアル期間も設けられています。まずは実際に使ってみてから導入を検討するとよいでしょう。

個人事業主は将来も見据えた会計ソフトの選択が大切

会計ソフトは、単に確定申告を楽にするだけのツールではありません。日々の経理を効率化し、経営状況を正確に把握することで、事業成長の基盤を作ることができます。

自分にぴったりの会計ソフトを活用できれば、経理作業や確定申告手続きも楽々かつスムーズに進むはずです。

マネーフォワード クラウド確定申告は、1ヶ月の無料のお試し期間が用意されています。まずは実際に使ってみて、操作性や機能を体感してみてください。

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ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例

データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。

ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

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