• 更新日 : 2025年2月27日

確定申告で貸借対照表が合わない場合のチェックポイント

貸借対照表は法人の決算や個人事業主が、確定申告で65万円の青色申告特別控除を受けるために必要となる書類です。そのため、毎年この貸借対照表を作成しなければなりません。

よって、法人も個人事業主も正しい見方や書き方を知る必要があります。しかし、貸借対照表の作成において問題となりやすいのが「数字が合わない」ことです。

そこで本記事では、確定申告に必要な貸借対照表の数字が合わない場合のチェックポイントや、どうしても合わない場合の対処法などを解説します。

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貸借対照表の数字が合わないと、どうなるのか

貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)とは、決算日時点での企業や個人事業における財政状態を示す重要な書類です。「B/S(バランスシート)」とも呼ばれます。

貸借対照表には一定時点の資産を左側に、負債と純資産を右側にまとめて記載しており、財産の状況を読み取ることが可能です。銀行からの借り入れ残高や、どれだけの財産を持っているかを客観的に見ることができます。

貸借対照表は正しく帳簿記入することで「左側と右側の合計額が必ず一致する」ようになっています。つまり、貸借対照表の数字が合わないということは、正しい帳簿記入ができていないことになるわけです。

法人の決算において、左側と右側の数字が合わない貸借対照表は正しい決算書とはいえず、そもそも受理してもらえません。また、個人事業主の場合も、最大65万円の青色申告特別控除を受ける場合は、同じく受理してもらえないため注意が必要です。

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貸借対照表の数字が合わない場合のチェックポイント

初めて確定申告をする個人事業の方や簿記の理解度が低い方が、貸借対照表を作成した場合には、数字が合わないことがあります。

しかし前述のとおり、個人事業と法人のいずれにおいても、貸借対照表の左側と右側の数字が合っていないと受理されません。確定申告を円滑に進めるためにも、貸借対照表の数字が合わない場合のチェックポイントを4つ紹介します。

勘定科目をチェックする

まず最初に「勘定科目」をチェックしましょう。初めて確定申告をする方は、特にこの勘定科目の書き方に間違いがある場合が多いです。

貸借対照表は「資産」を左側、「負債」と「純資産」を右側に記載しています。しかし、この内訳となる、細かな勘定科目を間違って記載している場合があります。資産の部には「現金」「預金」「売掛金」、負債の部には「買掛金」「借入金」などを記載しているはずです。

例えば、よく似た科目である「売掛金」と「買掛金」が入れ替わったりはしていないでしょうか。それぞれの勘定科目が正しく配置されているかを、今一度確認してみましょう。

入力金額をチェックする

次は「入力金額」のチェックです。貸借対照表の数字が合わない多くの原因は、仕訳の入力ミスです。単純な数字の入力間違いによって、左右の合計金額が合わない可能性もあります。

どうしても数字が合わない場合には、貸借対照表上で異常な金額をチェックする必要があります。

具体的には数字の桁間違いや、見間違い(0と6、1と7など)がないかもチェックしましょう。

貯金残高と預金出納帳の金額をチェックする

続いて「貯金残高と預金出納帳」のチェックです。各金融機関口座の預貯金残高と、企業の預金出納帳の金額が一致しているかを確認しなくてはいけません。

もし相違がある場合、次の原因が考えられます。

  • 本年度の期首残高が異なる
  • 金融機関側では処理済みだが当方で仕訳がされていない取引がある
  • 日付や金額が金融機関とは異なる値で入力されている

源泉徴収税額をチェックする

最後に個人事業主の場合は、源泉徴収税額が支払調書と合致するかについても確認してください。支払調書とは、特定の支払いをした事業者がその明細を記載し、税務署に提出する書類を指します。

基本的には合致するはずのこれらが同額にならない場合は、金額の入力ミスや支払調書の受領漏れなどが原因かもしれません。個人事業主であれば、売上の入金額から源泉徴収されるケースもありますが、この処理をしていない可能性もあります。

ただし、支払調書には法的な発行義務はなく、支払調書を発行しない事業者もあるため注意が必要です。

貸借対照表の数字がどうしても合わない場合

「貸借対照表の数字がどうしても合わない」「間違っている項目を見つけられない」といった場合には「事業主貸し借り」や「店主勘定」で処理する方法があります。

事業主貸とは、事業用の資金を生活費で使用した際に用いる勘定科目です。つまり、合わない金額は事業主への貸し借りをしたことにして帳尻を合わせます。

ただし、この方法は個人事業でしか使えず、法人には適用できません。よって、法人の場合は、帳票や仕訳、総勘定元帳をもう一度見直していくほかないでしょう。

貸借対照表の数字がどうしても合わない場合の対処法よりも、数字を合わせるために毎月の試算表作成のチェックを強化するといった対策をおすすめします。

貸借対照表が合わない場合はまずはチェックしよう

ここまで確定申告に必要な貸借対照表の数字が合わない場合のチェックポイントや、どうしても合わない場合の対処法などを解説しました。貸借対照表の作成では、入力ミスが起こりやすく、数字が合わないことが多々あります。

そこで、今回紹介したチェックポイントにならい、落ち着いてもう一度確認してみましょう。また、間違っていた箇所はメモに残すなどして、翌年の対策としてみてください。

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よくある質問

貸借対照表の数字が合わないとどうなる?

数字が合わないということは正しく帳簿記入ができていないことになるため、そもそも受理してもらえません。

貸借対照表の数字が合わない場合のチェックポイントは?

勘定科目、入力金額、貯金残高と預金出納帳の金額、 源泉徴収税額などのチェックポイントがあります。

貸借対照表の数字がどうしても合わない場合は?

個人事業の場合は事業主貸し借りや店主勘定で処理する方法がありますが、法人の場合はもう一度見直すほかないでしょう。


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