このガイドでは、プライベート用口座と事業用口座の間で資金移動があった場合の一般的な仕訳例をご紹介します。
プライベート用口座との資金移動を行った場合は、事業主勘定を使用します。
- 「事業主勘定」とは
- プライベート用口座から事業用口座に資金移動した場合
- プライベート用口座から事業用のお金を現金で引き出した場合
- 事業用口座からプライベート用口座に資金移動した場合
- 事業用の現金をプライベート用の財布に移動した場合
事業用の口座間で資金移動があった場合の仕訳例は、以下のガイドでご紹介しています。
【日常仕訳】事業用口座間で資金移動があった場合
本ガイドでは、個人の消費税課税事業者向けの一般的な仕訳内容を紹介しています。
個人の免税事業者の場合は「税区分」欄が表示されないため、「勘定科目」欄に関する記載内容をお役立てください。
法人事業者および各事業者における運用に対して、本ガイドの仕訳内容が適切かどうかの保証はできません。
仕訳内容に関するご不明点は、税理士などの専門家や税務署へご相談ください。
「事業主勘定」とは
「事業主勘定」とは、「事業主貸」「事業主借」の勘定科目のことをいいます。
事業主勘定は、事業用のお金とプライベートのお金を区別するために用いる勘定科目で、個人事業主特有の考え方です。
プライベート用口座から事業用口座に資金移動した場合
振替伝票入力
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「普通預金」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「事業主借」・税区分「対象外」
簡単入力
「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「収入」欄で「口座振込」を選択し、プルダウンで「普通預金」を設定します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「事業主借」を設定します。
プライベート用口座から事業用のお金を現金で引き出した場合
振替伝票入力
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「現金」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「事業主借」・税区分「対象外」
簡単入力
「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「収入」欄で「現金受取」を選択し、プルダウンで「現金」を設定します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「事業主借」を設定します。
事業用口座からプライベート用口座に資金移動した場合
振替伝票入力
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「事業主貸」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「普通預金」・税区分「対象外」
簡単入力
「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「支出」欄で「口座振込」を選択し、プルダウンで「普通預金」を設定します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「プライベートな支出」を設定します。
事業用の現金をプライベート用の財布に移動した場合
振替伝票入力
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「事業主貸」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「現金」・税区分「対象外」
簡単入力
「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「支出」欄で「現金支払」を選択し、プルダウンで「現金」を設定します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「プライベートな支出」を設定します。
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