このガイドでは、給付金が支給された場合の一般的な仕訳例をご紹介します。
支給された給付金は、勘定科目「雑収入」を使用して仕訳を登録します。
本ガイドでは、個人の消費税課税事業者向けの一般的な仕訳内容を紹介しています。
個人の免税事業者の場合は「税区分」欄が表示されないため、「勘定科目」欄に関する記載内容をお役立てください。
法人事業者および各事業者における運用に対して、本ガイドの仕訳内容が適切かどうかの保証はできません。
仕訳内容に関するご不明点は、税理士などの専門家や税務署へご相談ください。
「給付金」とは？
「給付金」とは、国や地方自治体が事業主や個人に支給するお金です。
一般的には、商品やサービスの対価として支払われるものではないため、消費税は課税されません。
なお、給付金の種類によっては、事業所得に区分され、所得税が課税される場合があります。
受け取った給付金の処理方法の詳細は、専門機関に確認を行いましょう。
給付金が普通預金口座に入金された場合
振替伝票入力
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「普通預金」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「雑収入」・税区分「対象外※」
※商品やサービスの対価として支払われるものではないため、一般的に消費税は課税されません。
簡単入力
「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「収入」欄で「口座振込」を選択し、プルダウンで「普通預金」を設定します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「雑収入」を設定します。
【補足】給付決定と実際の支給が異なる年度の場合
給付の決定と実際の支給が異なる年度の場合、給付決定（採択）時と実際の支給時に仕訳を登録します。
本項では、「振替伝票入力」画面における仕訳の登録方法を紹介します。
給付決定（採択）時
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「未収金」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「雑収入」・税区分「対象外※」
※商品やサービスの対価として支払われるものではないため、一般的に消費税は課税されません。
実際の支給時
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「普通預金」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「未収金」・税区分「対象外」
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