このガイドでは、車両のガソリン代・車検代を支払った場合の一般的な仕訳例をご紹介します。
車両のガソリン代・車検代は、勘定科目「車両費」を使用して仕訳を登録します。
本ガイドでは、個人の消費税課税事業者向けの一般的な仕訳内容を紹介しています。
個人の免税事業者の場合は「税区分」欄が表示されないため、「勘定科目」欄に関する記載内容をお役立てください。
法人事業者および各事業者における運用に対して、本ガイドの仕訳内容が適切かどうかの保証はできません。
仕訳内容に関するご不明点は、税理士などの専門家や税務署へご相談ください。
現金でガソリン代を支払った場合
現金で支払った場合、以下のように仕訳を登録します。
振替伝票入力
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「車両費」・税区分「課仕 10%」
- 貸方・・・勘定科目「現金」・税区分「対象外」
簡単入力
「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「支出」欄で「現金支払」を選択し、プルダウンで「現金」を設定します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「車両関連費」を設定します。
クレジットカードでガソリン代を支払った場合
以下のガイドをご参照ください。
【日常仕訳】「プライベート用」のクレジットカードを使用した場合の支払いから引き落としまでの流れ
振替伝票入力
事業用のクレジットカードで支払った場合の仕訳は、「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定して登録します。
- 借方・・・勘定科目「車両費」・税区分「課仕 10%」
- 貸方・・・勘定科目「未払金」・税区分「対象外」
クレジットカードの利用代金が引き落とされた場合の仕訳は、「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定して登録します。
- 借方・・・勘定科目「未払金」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「普通預金」・税区分「対象外」
簡単入力
事業用のクレジットカードで支払った場合の仕訳は、「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「支出」欄で「その他」を選択し、プルダウンで「未払金」を設定します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「車両関連費」を設定します。
クレジットカードの利用代金が引き落とされた場合の仕訳は、「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「支出」欄で「口座振込」を選択し、プルダウンで「普通預金」を設定します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「未払金」を設定します。
車検代を支払った場合
事業用として使用している車を車検に出す場合、費用に応じて使用する勘定科目が異なります。
内容 | 使用する勘定科目 |
---|---|
車検基本料・整備修理費用・法定点検料・車検代行手数料 | 車両費 |
自賠責保険料 | 損害保険料 |
自動車重量税・印紙・証紙代 | 租税公課 |
具体例
以下の場合を例に説明します。
- 車検基本料:30,000円
- 車検代行手数料:11,000円
- 自賠責保険料:20,000円
- 自動車重量税:6,600円
- 印紙代:1,100円
- 合計:68,700円
上記の場合、「振替伝票入力」画面の入力欄の左にある(+)ボタンをクリックし、複合仕訳を登録します。
登録内容
仕訳行 | 説明 | 登録内容 |
---|---|---|
1行目 | 支払った車検基本料と車検代行手数料について入力します。 | 借方に以下を入力します。
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2行目 | 支払った自賠責保険料について入力します。 | 借方に以下を入力します。
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3行目 | 支払った自動車重量税と印紙代について入力します。 | 借方に以下を入力します。
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4行目 | 支払った車検費用について入力します。 | 借方に以下を入力します。
|
事業とプライベートで共用している場合
車を事業とプライベートで共用している場合、事業用とプライベート用で使用する割合を計算し、事業用として使用している部分(金額)のみを必要経費として計上します。
費用として計上する際は、プライベート用で消費している部分は除外する必要があります。
操作方法については、以下のガイドをご参照ください。
【日常仕訳】事業とプライベートで共用している費用や物品がある場合(家事按分)
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