このガイドでは、「プライベート用」のクレジットカードで事業用の物品や費用を支払った場合の一般的な仕訳例をご紹介します。
<ご注意>
本ガイドでは、個人の消費税課税事業者向けの一般的な仕訳内容を紹介しています。
個人の免税事業者の場合は「税区分」欄が表示されないため、「勘定科目」欄に関する記載内容をお役立てください。
法人事業者および各事業者における運用に対して、本ガイドの仕訳内容が適切かどうかの保証はできません。
仕訳内容に関するご不明点は、税理士などの専門家や税務署へご相談ください。
本ガイドでは、個人の消費税課税事業者向けの一般的な仕訳内容を紹介しています。
個人の免税事業者の場合は「税区分」欄が表示されないため、「勘定科目」欄に関する記載内容をお役立てください。
法人事業者および各事業者における運用に対して、本ガイドの仕訳内容が適切かどうかの保証はできません。
仕訳内容に関するご不明点は、税理士などの専門家や税務署へご相談ください。
クレジットカード決済した際の流れ
「プライベート用」のクレジットカードで決済した場合、事業主勘定を使用します。
「事業主勘定」とは、「事業主貸」「事業主借」の勘定科目のことをいいます。
事業用のお金とプライベートのお金を区別するために用いる勘定科目で、個人事業主特有の考え方です。
仕訳計上の流れ
仕訳例
以下の場合を例に、「振替伝票入力」画面における仕訳の登録方法を紹介します。
- クレジットカードの締め日:毎月15日
- クレジットカードの支払日:翌月10日
- あくまで操作の一例のため、参考情報としてご確認ください。
- 「簡単入力」画面での登録は想定していません。基本的には「振替伝票入力」画面で登録してください。
仕訳例
「振替伝票入力」画面の仕訳登録方法を例にご案内します。
事業に関する書籍3,000円を書店で購入した
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「新聞図書費」・税区分「課仕 10%」
- 貸方・・・勘定科目「事業主借」・税区分「対象外」
プライベート用の雑貨3,000円を購入した
プライベート用のクレジットカードでプライベート用の雑貨を購入した場合、事業に関する取引ではないため、仕訳登録は不要です。
事業用の車のガソリン代5,000円を支払った
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「車両費」・税区分「課仕 10%」
- 貸方・・・勘定科目「事業主借」・税区分「対象外」
出張のため新幹線代15,000円を支払った
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「旅費交通費」・税区分「課仕 10%」
- 貸方・・・勘定科目「事業主借」・税区分「対象外」
セミナーの受講料20,000円を支払った
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「研修採用費」・税区分「課仕 10%」
- 貸方・・・勘定科目「事業主借」・税区分「対象外」
取引先に物品を郵送するための発送費用1,500円を支払った
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「荷造運賃」・税区分「課仕 10%」
- 貸方・・・勘定科目「事業主借」・税区分「対象外」
プライベート用口座から9月16日~10月15日の利用代金11,000円が引き落とされた
引き落とし時の仕訳登録は不要です。
プライベート用口座から10月16日~11月15日の利用代金36,500円が引き落とされた
引き落とし時の仕訳登録は不要です。
更新日:2024年06月24日
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