このガイドでは、所得税や住民税などの税金を支払った場合の一般的な仕訳例をご紹介します。
- 税金の種類について
- 「所得税」や「住民税」を支払った場合
- 「消費税」を支払った場合
- 「源泉所得税」を支払った場合
- 「自動車税」や「軽自動車税」を支払った場合
- 「固定資産税(償却資産税)」や「不動産取得税」を支払った場合
- 「事業税」を支払った場合
本ガイドでは、個人の消費税課税事業者向けの一般的な仕訳内容を紹介しています。
個人の免税事業者の場合は「税区分」欄が表示されないため、「勘定科目」欄に関する記載内容をお役立てください。
法人事業者および各事業者における運用に対して、本ガイドの仕訳内容が適切かどうかの保証はできません。
仕訳内容に関するご不明点は、税理士などの専門家や税務署へご相談ください。
税金の種類について
税金の種類や詳細は以下のガイドをご確認ください。
【その他】税金の種類について
「所得税」や「住民税」を支払った場合
前年度に支払った所得税や住民税については、仕訳を登録する必要はありません!
「消費税」を支払った場合
消費税を支払った場合については、以下のガイドをご参照ください。
【日常仕訳】消費税を支払った場合
「源泉所得税」を支払った場合
給与・報酬を支払った際に源泉徴収した「源泉所得税」を支払った場合の仕訳は、「振替伝票入力」画面で登録します。
借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録してください。
- 借方・・・勘定科目「預り金」・補助科目「所得税」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「普通預金(または現金)」・税区分「対象外」
【日常仕訳】給料や報酬を支払った場合
「自動車税」や「軽自動車税」を支払った場合
自動車税や軽自動車税を支払った場合、対象の自動車を事業用として使用している分のみ仕訳登録を行います!
本項では、以下の場合を例に説明します。
- 持っている自動車にかかる自動車税「50,000円」を支払った。
- その自動車は普通自動車であり、事業用として70%を利用している。
※50,000円の70%は「35,000円」です。
自動車税や軽自動車税を支払った場合、「振替伝票入力」画面で以下のように3行の仕訳を登録します。
借方勘定科目の左にある「+」ボタンをクリックし、仕訳行を増やして登録してください。
「固定資産税(償却資産税)」や「不動産取得税」を支払った場合
固定資産税(償却資産税)や不動産取得税を支払った場合は、事業用分のみ仕訳登録を行います!
本項では、以下の場合を例に説明します。
- 持っている固定資産にかかる固定資産税「100,000円」を支払った。
- その固定資産は事業用として70%を利用している。
※100,000円の70%は「70,000円」です。
固定資産税(償却資産税)や不動産取得税を支払った場合、「振替伝票入力」画面で以下のように3行の仕訳を登録します。
借方勘定科目の左にある「+」ボタンをクリックし、仕訳行を増やして登録してください。
「事業税」を支払った場合
事業税を支払った場合は、仕訳を登録する必要があります!
事業税のポイント
事業税を納める必要がある個人事業主は、毎年3月15日までに前年中の事業所得などを都道府県税事務所に申告します。
一方、所得税の確定申告や住民税の申告を行った場合、事業税の申告は必要ありません!
申告書の「事業税に関する事項」欄に事業税に関する必要事項を記載して申告してください。
マネーフォワード クラウド確定申告では、以下のガイドを参照してご操作ください。
「税金の計算」「その他・延納の届出」「住民税・事業税」画面の使い方
振替伝票入力
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「租税公課」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「普通預金(または現金)」・税区分「対象外」
簡単入力
「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「支出」欄で「口座振込」を選択し、プルダウンで「普通預金」を設定します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「収入印紙、事業税など」を設定します。
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