このガイドでは、事業用のお金でプライベート用の物品を購入した場合の一般的な仕訳例をご紹介します。
本ガイドでは、個人の消費税課税事業者向けの一般的な仕訳内容を紹介しています。
個人の免税事業者の場合は「税区分」欄が表示されないため、「勘定科目」欄に関する記載内容をお役立てください。
法人事業者および各事業者における運用に対して、本ガイドの仕訳内容が適切かどうかの保証はできません。
仕訳内容に関するご不明点は、税理士などの専門家や税務署へご相談ください。
事業用のお金でプライベート用の物品を購入した場合の考え方
プライベート用として購入した物品は経費になりません。
そのため、事業用のお金でプライベート用の物品を購入した場合、「事業用のお金を事業主本人に貸している」と考えます。
この考え方により、「事業主貸」という勘定科目を使用して仕訳を入力します。
事業用の財布から現金で支払った場合
事業用の財布から現金でプライベート用の物品を購入した場合、以下のように仕訳を登録します。
振替伝票入力
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定して登録します。
- 借方・・・勘定科目「事業主貸」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「現金」・税区分「対象外」
簡単入力
「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「支出」欄で「現金支払」を選択し、プルダウンで「現金」を設定します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「プライベートな支出」を設定します。
事業用のクレジットカードで支払った場合
事業用のクレジットカードでプライベート用の物品を購入した場合、以下のように仕訳を登録します。
振替伝票入力
事業用のクレジットカードで支払った場合の仕訳は、「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定して登録します。
- 借方・・・勘定科目「事業主貸」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「未払金」・税区分「対象外」
クレジットカードの利用代金が引き落とされた場合の仕訳は、「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定して登録します。
- 借方・・・勘定科目「未払金」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「普通預金」・税区分「対象外」
簡単入力
事業用のクレジットカードで支払った場合の仕訳は、「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「支出」欄で「その他」を選択し、プルダウンで「未払金」を設定します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「プライベートな支出」を設定します。
クレジットカードの利用代金が引き落とされた場合の仕訳は、「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「支出」欄で「口座振込」を選択し、プルダウンで「普通預金」を設定します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「未払金」を設定します。
事業用の口座から引き落とされた場合
振替伝票入力
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定して登録します。
- 借方・・・勘定科目「事業主貸」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「普通預金」・税区分「対象外」
簡単入力
「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「支出」欄で「口座振込」を選択し、プルダウンで「普通預金」を設定します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「プライベートな支出」を設定します。
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