このガイドでは、消費税を支払った場合の一般的な仕訳例をご紹介します。
本ガイドでは、個人の消費税課税事業者向けの一般的な仕訳内容を紹介しています。
個人の免税事業者の場合は「税区分」欄が表示されないため、「勘定科目」欄に関する記載内容をお役立てください。
法人事業者および各事業者における運用に対して、本ガイドの仕訳内容が適切かどうかの保証はできません。
仕訳内容に関するご不明点は、税理士などの専門家や税務署へご相談ください。
前年度の消費税を支払った場合
本項では、前年度の消費税「600,000円」を現金で支払った場合を例に説明します。
経理方式が「税込」の場合
振替伝票入力
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「租税公課」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「現金」・税区分「対象外」
簡単入力
「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「支出」欄で「現金支払」を選択します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「収入印紙、事業税など」を設定します。
経理方式が「税抜(内税)」「税抜(別記)」の場合
経理方式が「税抜(内税)」または「税抜(別記)」の場合、前年度の消費税を支払った場合の仕訳は「振替伝票入力」画面で登録します。
借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録してください。
- 借方・・・勘定科目「未払消費税」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「現金」・税区分「対象外」
消費税を計上する仕訳についてはこちらをご参照ください。
今年度の消費税の中間納付税額を支払った場合
本項では、今年度の消費税の中間納付税額「300,000円」を現金で支払った場合を例に説明します。
経理方式が「税込」の場合
振替伝票入力
「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。
- 借方・・・勘定科目「租税公課」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「現金」・税区分「対象外」
簡単入力
「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「支出」欄で「現金支払」を選択します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「収入印紙、事業税など」を設定します。
経理方式が「税抜(内税)」「税抜(別記)」の場合
経理方式が「税抜(内税)」または「税抜(別記)」の場合、今年度の消費税の中間納付税額を支払った仕訳は「振替伝票入力」画面で登録します。
借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録してください。
- 借方・・・勘定科目「仮払金」・税区分「対象外」
- 貸方・・・勘定科目「現金」・税区分「対象外」
今年度の消費税を計上する場合
今年度の消費税を計上する場合の仕訳については、以下のガイドをご参照ください。
【決算整理】消費税の処理について
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