【日常仕訳】その他の収入があった場合（預金利息が入金された場合、自販機設置手数料を受け取った場合）

このガイドでは、預金利息が入金された場合や自販機設置手数料を受け取った場合など、その他の収入があった場合の一般的な仕訳例をご紹介します。

• 預金利息が入金された場合
• 自販機設置手数料を受け取った場合

預金利息が入金された場合

事業用口座に預金利息が入金された場合、事業主勘定を使用して仕訳を登録します。

「事業主勘定」とは

「事業主勘定」とは、「事業主貸」「事業主借」の勘定科目のことをいいます。
事業用のお金とプライベートのお金を区別するために用いる勘定科目で、個人事業主特有の考え方です。

仕訳の登録

事業用口座に預金利息が入金された場合の仕訳は、「振替伝票入力」画面で登録します。
借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録してください。

• 借方・・・勘定科目「普通預金」・税区分「対象外」
• 貸方・・・勘定科目「事業主借」・税区分「非売」

「確定申告書」画面への入力

普通預金や定期預金など、日本の金融機関に預けたお金に利息が付いた場合、所得税が差し引かれて入金されます。
そのため、確定申告や「確定申告書」画面での入力は不要です！

自販機設置手数料を受け取った場合

本項では、課税形式が「原則課税」の場合を例に説明しています。

課税形式が「簡易課税」の場合は、売上が属する業種によって「課税売上●種（第一種～第六種）」の税区分を設定します。
売上がどの業種に該当するかについては、国税庁のページを参照するか、税理士などの専門家や税務署にご相談ください。

振替伝票入力

「振替伝票入力」画面で借方・貸方に以下を設定した仕訳を登録します。

• 借方・・・勘定科目「普通預金^※」・税区分「対象外」
• 貸方・・・勘定科目「雑収入」・税区分「課売 10%」

※プライベート用の口座に入金された場合は、勘定科目「事業主貸」を設定してください。

簡単入力

「簡単入力」画面の「①収入または支出を選択」にある「収入」欄で「口座振込」を選択し、プルダウンで「普通預金^※」を設定します。
「③用途と金額を入力」では、取引内容「雑収入」を設定します。

※プライベート用の口座に入金された場合は、勘定科目「事業主貸」を設定してください。