- 更新日 : 2023年12月21日
取材費とは?仕訳方法や確定申告での処理を解説
個人事業主やフリーランスが、仕事のために取材をすることがあります。ライターはもちろんのこと、それ以外の職種でも、取引先や顧客を取材することがあるでしょう。取材をする際にかかる取材費は、経費になります。
ここでは、取材費の仕訳方法や確定申告での処理について解説します。
なお、マネーフォワード クラウド確定申告では、個人事業主やフリーランスの方が確定申告する際に知っておきたい基礎知識や、確定申告の準備、確定申告書の作成方法・提出方法などを分かりやすくまとめた「青色申告1から簡単ガイド」を無料で用意しております。
チェックリスト付きなので、情報収集だけでなく、書類作成・申告手続きを行う時にもお使いいただけます。
この記事を読む方におすすめ
税理士監修で、40ページ以上の情報がギュッと詰まったお得な1冊となっていますので、毎年使える保存版としてご活用ください。
「マネーフォワード クラウド確定申告」なら日々の取引入力→申告書の作成→申告作業が、オンラインで完結します。
取引明細の自動取得と仕訳の自動作成に対応しており、手入力を減らしてカンタンに記帳・書類を作成。来年の確定申告は余裕を持って対応できます。
PC(Windows/Mac)だけでなく、スマホアプリからも確定申告が可能です。

取材費とは?
取材費とは、取材するためにかかった費用です。
次のようなケースで取材費が発生します。
- フリーランスのライターが取材記事を書くために取材をする
- ライター以外の個人事業主が顧客に取材しホームページなどに掲載する
ここでは、取材費の具体例や他の勘定科目との関係について見ていきましょう。
取材費の具体例
取材費の例として、以下のようなものがあります。
- 取材先への交通費
- 取材対象者との食事代
- 取材対象者との電話代
- 書類の郵送代
- 取材で使う機材代(1つあたり10万円未満のもの)
- 関係する書籍代・資料代
取材の費用を他の勘定科目で処理する場合
取材にかかった費用は、取材費として処理するのが一般的ですが、以下のように違う経費科目で処理しても問題ありません。
取材費として処理すると、取材にかかった費用の総額を確認できます。一方、旅費交通費や接待交際費といった別の科目で処理すると、取材費の明細を確認することが可能です。自分に合った方法で処理を行いましょう。
取材費の仕訳・記帳方法は?
取材に関する費用は、一般的に「取材費」で記帳します。取材費の仕訳の具体例は、次のようになります。
マネーフォワード クラウド確定申告では、個人事業主やフリーランスの方が知っておきたい"経費"のキホンや勘定科目を分かりやすく1つにまとめた「個人事業主が知っておくべき経費大辞典」を無料で用意しております。
税理士監修で、経費の勘定科目や具体例だけでなくワンポイントアドバイスもついているお得な1冊となっていますので、ぜひ手元に置きたい保存版としてご活用ください。
取材費の決算書への記入方法
確定申告において、取材費は、青色申告決算書もしくは収支内訳書(白色申告の場合)に1年間の合計金額を記載します。記載箇所は、1ページ目の損益計算書です。
「経費」欄に記載しますが、取材費の勘定科目名は税務署の用紙には記載されていないため、経費欄の空いている部分に「取材費」と記入し、金額を記載します。
出典:所得税青色申告決算書(一般用)【令和5年分以降用】を加工して作成|国税庁
取材費を正しく理解してスムーズに確定申告を行いましょう
取材費は、確定申告で経費にできます。しかし、確定申告で経費にするためには、正しく記帳を行い、決算書にも記載が必要です。
取材費の内容や、記帳方法、決算書への記載方法を正しく理解することで、よりスムーズな確定申告が可能になります。
はじめての確定申告もラクラク安心に済ませる方法
確定申告がはじめての方や、簿記の知識に不安がある方、確定申告書類の作成を効率よく行いたい方は、確定申告ソフトの使用がおすすめです。
個人事業主向け会計ソフトの「マネーフォワード クラウド確定申告」は、確定申告の必要書類が自動作成でき、Windows・Macはもちろん、専用アプリも提供しています。
①取引明細は自動で取得

銀行口座やカードを登録すると、取引明細を自動取得します。現金での支払いに関しても、家計簿のようなイメージで、日付や金額などを自分で入力することが可能です。
②仕訳の勘定科目を自動提案

自動取得した取引明細データや、受領後にアップロードした請求書・領収書などの情報をAIが判別し、仕訳を自動で入力します。学習すればするほど精度が上がり、日々の伝票入力が効率化されます。
③確定申告必要書類の自動作成機能

白色申告・青色申告の両方に対応しており、確定申告に必要な書類が自動で作成できます。また、マネーフォワード クラウド確定申告アプリで、スマホから直接の提出も可能です。印刷しての提出やe-Taxソフトでの提出にも対応しています。
追加料金なしで確定申告以外のサービスが使える
有料プラン(パーソナルミニ・パーソナル・パーソナルプラス)に登録すると、基本料金だけで請求書や契約のサービスを含む複数サービスを利用することができます。日々の業務や作業をまとめて効率化しましょう。

合わせて読みたいおすすめ資料
マネーフォワード クラウド確定申告では、さまざまなお役立ち資料を用意しています。 無料登録するだけで資料がダウンロード可能なので、ぜひ読んでみてください。会社員の確定申告 丸わかりガイド

青色申告1から簡単ガイド

個人事業主が知っておくべき経費大辞典


マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例
データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。
ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様
よくある質問
取材費とは何ですか?
取材するためにかかった経費のことです。詳しくはこちらをご覧ください。
取材費にはどのような費用が含まれますか?
取材先への交通費や、取材対象者との食事代などです。詳しくはこちらをご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
確定申告の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
確定申告 経費の関連記事
新着記事
利益が出過ぎた場合、個人事業主の対策は?節税・確定申告のポイントを解説
個人事業主として思いがけず大きな利益が出た場合、「税金が高くなりすぎるのでは」「税務署に目を付けられるのでは」と不安を感じる方も多いでしょう。大きな利益が出た場合、所得税・住民税に加えて、消費税や社会保険料、予定納税など、さまざまな影響が生…
詳しくみる個人事業主の融資受け入れはいくらまで可能?制度別の上限目安や注意点を解説
個人事業主として融資の受け入れを検討する際、「いくらまで借りられるのか」は多くの人が抱える不安といえます。実際の借入額は制度上の限度額だけでなく、自己資金の割合や信用状況、事業計画の内容によって左右されます。 本記事では、平均的な借入額や審…
詳しくみる個人事業主が申請できるパソコン関連の補助金は?仕組みや経理処理の注意点を解説
個人事業主として事業を行う中で、パソコンは業務の効率化や売上管理、会計処理に欠かせないツールです。しかし、高性能な機器を導入するにはコストの負担も大きくなります。そんなときに活用したいのが、国や自治体が実施する補助金制度です。 本記事では、…
詳しくみる賠償責任保険は必要?個人事業主のリスクと保険選びのポイントを解説
個人事業主にとって、万が一の事故やトラブルによって他人に損害を与えてしまった場合、その事故等がその個人事業主に起因するときは、その賠償責任をすべて自らが負う必要があります。賠償責任保険は、こうしたリスクに対応するための重要な保険であり、補償…
詳しくみる特定商取引法に基づく表記とは?個人事業主が守るべき義務や対処法を解説
インターネット上で商品やサービスを販売する個人事業主にとって、「特定商取引法に基づく表記」は避けて通れない法的義務です。法人だけでなく、個人であっても継続的に通信販売を行う場合は対象となり、違反すれば行政処分や罰則のリスクもあります。 本記…
詳しくみる個人事業主のための貯金術は?目安・方法・活用できる制度を解説
個人事業主は会社員に比べて公的保障が少なく、収入も不安定になりやすいため、計画的な貯金が重要です。生活費や事業資金、税金・保険料の支払いに備えるためには、日頃から資金を管理し、必要な額を無理なく積み立てていく工夫が求められます。 本記事では…
詳しくみる