- 更新日 : 2026年1月6日
FXは本当に儲かる?利益を生み出す仕組み・始め方・初心者が稼ぐコツを解説
FXは、正しい知識とリスク管理をふまえれば、資産形成の手段として儲かる可能性があります。ただし、誰でも簡単に儲かるわけではなく、FXで利益を生み出す仕組みの理解や学習、取引に必要な情報収集のための日々の努力が欠かせません。
この記事では、FXで儲かるとはどういうことか、その基本的な仕組みから、儲かる確率、初心者でも利益を生みだすための具体的な方法やコツ、FX取引に潜むリスクまでわかりやすく解説します。
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FXで「儲かる」とは?利益が出る2つの仕組み
FXで利益を得る方法は、主に「為替差益」と「スワップポイント」の2種類があります。どちらか一方、あるいは両方を組み合わせて利益を積み上げていきます。多くのトレーダーがイメージする「儲かる」は、とくに為替差益を指すことが多いでしょう。
為替レートの変動差益(キャピタルゲイン)
為替レートの変動差益(以下、為替差益)(キャピタルゲイン)は、通貨を安い時に買い、高くなった時に売る(または高い時に売り、安くなった時に買い戻す)ことで得られる利益です。たとえば、1ドル140円の時に買い、1ドル150円になった時に売れば、1ドルあたり10円の利益が出ます。
FXは「売り」から取引を始めることもできるため、円高(ドル安)局面でも利益を狙えるのが特徴です。価格の変動を予測し、その差額を利益とする、これがFXにおける最も基本的な利益の出し方といえます。
スワップポイント(インカムゲイン)
スワップポイント(インカムゲイン)は、2国間の金利差によって得られる利益です。一般的に、低金利国の通貨を売り高金利国の通貨を買うと、その金利差調整分をほぼ毎日受け取れます。
たとえば、金利が低い日本円を売り、金利が高いメキシコペソを買うといった取引です。為替差益のように大きな利益を短期間で狙うものではありませんが、ポジションを保有し続ける限り、コツコツと利益が蓄積されていくのが特徴です。中長期的な運用でとくに意識されます。
FXは本当に儲かる?
「FXは儲かる」という声がある一方、「儲からない」「FXで利益を得るのは無理」といった意見も多く聞かれます。実際のところ、FXトレーダーの損益状況はどのようになっているのでしょうか。客観的なデータと、儲からないと言われる理由をみてみましょう。。
FXで利益を出している人の割合
金融先物取引業協会が公表している調査データは、儲かる確率を考えるうえで参考になります。
金融先物取引業協会が2018年4月に公表した、個人投資家を対象として行った「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査~調査結果報告書~」の内容によると、調査の前年1年間のFX取引において利益(益)が出た顧客の割合は全体の60.3%でした。全体でみると約半数以上の人が利益を出していることを示していますが、年代や性別、職業別の統計データをみると、利益を出している割合が40%未満である統計の分布状況も見受けられることから、常に勝ち続けることが簡単ではない実態もうかがえます。
参考:外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査~調査結果報告書~|一般社団法人金融先物取引業協会
なぜ「FXは儲からない」と言われるのか
半数以上が利益を出しているにもかかわらず「FXは儲からない」というイメージがつきまとうのは、短期間で大きな損失を出して退場する人が一定数存在するためです。FXは儲かる可能性と同じだけ、損をする可能性もはらんでいます。
とくに知識がないまま一攫千金を狙ったり、感情的な取引を繰り返したりすると、資産を大きく減らすことにつながります。「儲からない」と感じる人は、リスク管理や取引ルールの面で問題を抱えているケースが多いようです。
レバレッジのリスク管理不足で損失を出している
FXで大きな損失を出す最大の原因は、レバレッジの管理不足です。レバレッジは少額で大きな取引ができる便利な仕組みですが、それは利益だけでなく損失も拡大させる諸刃の剣です。
高いレバレッジをかけて取引していると、相場が少し逆に動いただけでも、強制ロスカットになったり、証拠金を大きく超える損失が発生したりするリスクが高まります。儲かることばかりに目を向け、リスク許容度を超えた取引をすることが失敗の典型例です。
感情的な取引をしていて損切りできない
損失を確定させたくないという心理から損切りができないことも、儲からない人の共通点です。「もう少し待てば価格が戻るかもしれない」と根拠のない期待を抱き、損失を確定できずにいると、相場が戻らず損失がさらに拡大してしまいます。
また、一度の負けを取り返そうとムキになり、取引ルールを無視して大きなポジションを持つ「リベンジトレード」も、感情的な取引の典型です。これらは合理的な判断を妨げ、最終的に大きな失敗につながります。
勉強不足で分析が欠如している
FXはギャンブルではなく、世界経済の動向やテクニカル指標にもとづく分析が求められる投資です。まったく勉強せずに勘だけで取引を続ければ、長期的に利益を出し続けることは困難でしょう。
相場が動く要因(ファンダメンタルズ分析)や、チャートの読み方(テクニカル分析)といった基本的な知識を身につけず、また、分析を怠ることが儲からない結果を招いています。勝っているトレーダーは、例外なく日々の学習と分析を継続しているものです。
FXはいくらから始められる?少額でも儲かる?
FXは「多額の資金がないと始められない」というイメージがあるかもしれませんが、実際には少額からでも取引をスタートできます。ここでは、FX取引に必要な資金と、少額でも利益を狙えるレバレッジの仕組みについて解説します。
FX取引に必要な最低資金額
FX取引に必要な最低資金額は、FX会社や取引する通貨ペアによって異なります。多くのFX会社では、最小取引単位を1,000通貨(または10,000通貨)としています。
たとえば、1ドル150円の時に1,000通貨(1,000ドル)の取引をする場合、レバレッジをかけなければ15万円が必要ですが、後述するレバレッジ(国内最大25倍)を利用すれば、最低6,000円の証拠金で取引が可能です。最近では1通貨から取引できる会社もあり、その場合は100円程度からでも始められます。
レバレッジを利用することで少額でも大きな取引が可能になる
レバレッジは、FXの最大の特徴であり、少額でも儲かる可能性を生み出す仕組みです。レバレッジは「てこの原理」のようなもので、レバレッジを利用することで預けた証拠金(担保)の何倍もの金額の取引ができるようになります。
国内のFX会社では、個人の場合、最大で25倍までのレバレッジをかけられることが法律で定められています。たとえば、10万円の証拠金があれば、最大で250万円分(10万円 × 25倍)の取引が可能になります。これにより、資金効率を高めた運用が期待できます。
レバレッジの仕組み
レバレッジ25倍で1ドル150円の時に1万ドル(150万円分)の取引をする場合を考えます。レバレッジなしなら150万円が必要ですが、25倍なら6万円の証拠金で取引ができます。
もし相場が1円動いて1ドル151円になれば、利益は1万円(1円 × 1万ドル)です。証拠金6万円に対して1万円の利益なので、高い収益率になります。ただし、逆に1円下がれば1万円の損失となり、証拠金に対して大きな損失となる点には十分な注意が必要です。
FXでは少額からどこまで儲かる?
「少額からどこまで儲かるか」は、かけるレバレッジと取引戦略、そして相場次第であり、一概に「いくら儲かる」と断言はできません。仮に2万円の証拠金でレバレッジ25倍をかければ、最大50万円分(2万円 × 25倍)の取引が可能です。
ただし、これは最大のリスクをとった状態です。相場が少し逆に動いただけですぐにロスカットになる可能性が高く、現実的ではありません。最初はレバレッジを3倍〜5倍程度に抑えるのがよいでしょう。2万円なら6万円〜10万円程度の取引量で、コツコツと経験を積むのが賢明なスタートといえます。
初心者がFXで儲かるための7つのコツとは?
FXで継続的に利益を上げていくためには、守るべき基本的なルールや心構えがあります。
ここでは、初心者が儲かるトレーダーになるために実践したい7つのコツを紹介します。一攫千金を狙う方法ではなく、市場で長く生き残るための重要な戦略です。
余剰資金で取引を始める
FX取引は、必ず余剰資金で行うようにしましょう。余剰資金とは、生活費や将来のために貯めているお金(教育費、住宅費など)を除いた、万が一失っても生活に支障が出ないお金のことです。
生活資金を投じてしまうと、「このお金を失うわけにはいかない」というプレッシャーから冷静な判断ができなくなります。損切りが遅れたり、無謀な取引をしたりと、感情的なトレードにつながりやすくなり、儲かるどころか大きな損失を招く原因になります。
小さな利益を積み重ねる意識を持つ
初心者のうちは、一度に大きく儲けようと考えるべきではありません。まずは小さく勝つ経験を積み重ねることを最優先にしましょう。
一攫千金を狙って高いレバレッジをかけると、一度の失敗で資金の大半を失う可能性があります。たとえば「1日に5,000円の利益を目指す」といった現実的な目標を立て、それを達成するためにどのような取引をすべきかを考えます。小さな成功体験が、自信とスキルの向上につながるでしょう。
損切りのルールを必ず決めて実行する
FXで儲かるために最も重要なスキルの一つが「損切り(ロスカット)」です。損切りとは、損失が一定額に達したら、それ以上の拡大を防ぐためにポジションを決済(損失を確定)することです。
「含み損が〇円になったら決済する」「エントリーした価格から〇pips逆行したら決済する」など、取引を始める前に必ず損切りのルールを明確に決めます。そして、決めたルールは感情に左右されず、機械的に実行することが鉄則です。これができないと、一度の負けで再起不能なほどの損失を被る可能性があります。
自分のトレードスタイルを見つける
FXには、取引期間の長さによっていくつかのトレードスタイルがあります。自分の生活リズムや性格に合ったスタイルを見つけることが、継続して儲けるための近道です。
数秒〜数分で売買を繰り返す「スキャルピング」、1日のうちに売買を完結させる「デイトレード」、数日〜数週間ポジションを保有する「スイングトレード」などがあります。日中仕事で忙しい人ならスイングトレード、集中して短時間で取引したい人ならスキャルピングなど、自分に合った手法を探しましょう。
まずは主要な通貨ペアから取引する
FXではさまざまな国の通貨ペアが取引できますが、初心者はまず、取引量が多く、情報も得やすい「主要通貨ペア(メジャー通貨)」から始めるのがよいでしょう。
とくに「米ドル/円(USD/JPY)」は、世界で最も取引されている通貨ペアの一つであり、日本人にとってもなじみ深く、ニュースなどで情報を得やすいためおすすめです。値動きが比較的安定している傾向にあるため、相場の感覚を掴むのに適しています。
相場の分析を継続する
FXで利益を出し続けるためには、継続的な勉強と情報収集が欠かせません。相場は常に変動しており、過去の知識だけで勝ち続けることはできません。
為替相場を分析する手法には、主に経済指標や金融政策などから値動きを予測する「ファンダメンタルズ分析」と、過去のチャートパターンから将来の値動きを予測する「テクニカル分析」があります。両方の知識を深め、自分なりの分析手法を確立していく努力が必要です。
デモトレードで十分に練習する
ほとんどのFX会社では、実際のお金を使わずに本番さながらの取引が体験できるデモトレードの機能を提供しています。初心者は、まずこのデモトレードで十分に練習を積むようにしましょう。
取引ツールの使い方を覚えるだけでなく、自分で決めた取引ルール(エントリー、決済、損切り)が機能するかどうかを試す絶好の機会です。デモトレードで安定して利益を出せるようになるまで、実際の資金を投じるのは待つのが賢明です。
FXで儲けるために知っておくべき4大リスクとは?
FXには「儲かる」可能性がある一方で、必ず知っておかなければならないリスクが存在します。リスクを正しく理解し、対策をとることが、資産を守り、儲けにつなげる第一歩です。ここではとくに重要な4つのリスクについて解説します。
レバレッジによる損失拡大リスク
レバレッジは少額で大きな利益を狙える反面、損失も同様に拡大させるリスクがあります。これはFXで最も注意すべきリスクです。
たとえば10万円の証拠金で10倍のレバレッジ(100万円分の取引)をしている場合、相場が10%不利な方向に動くと、10万円(100万円 × 10%)の損失となり、証拠金の全額を失う計算になります。高いレバレッジは高いリスクと表裏一体であることを常に認識し、低い倍率で運用することが重要です。
ロスカットによる強制決済リスク
ロスカットは、トレーダーの損失が一定水準以上に拡大するのを防ぐため、FX会社が強制的にポジションを決済する仕組みです。証拠金維持率(取引に必要な証拠金に対する純資産の割合)がFX会社の定める基準を下回ると発動します。
これはトレーダーの資産を守るための安全装置ですが、ロスカットが発動するということは、大きな損失が確定することを意味します。意図しないタイミングで取引が終了させられるため、ロスカットに頼るのではなく、その前に自ら損切りを行うことが基本です。
相場の急変動リスク
為替相場は、重要な経済指標の発表時(米国の雇用統計など)や、各国中央銀行の金融政策発表、地政学的な出来事(紛争や災害など)が発生した際に、価格が急激に大きく動くことがあります。
こうした急変動時には、予測とは逆の方向に相場が動き、短時間で大きな損失を被るリスクがあります。また、注文が滑って(スリッページ)不利な価格で約定したり、最悪の場合、ロスカットが間に合わず証拠金以上の損失が発生したりする可能性もゼロではありません。
スワップポイントの支払いリスク
スワップポイントは金利差から利益を得られる仕組みですが、逆に、高金利国の通貨を売り、低金利国の通貨を買うポジションを持つと、スワップポイントを支払う側になります。
たとえば、高金利通貨の代表格であるメキシコペソを売って日本円を買うと、そのポジションを保有している限り、毎日金利差分の支払いが発生します。中長期でポジションを持つ場合は、このスワップポイントが受け取りなのか支払いなのかを必ず確認し、支払い続けることによるコスト増に注意しなくてはなりません。
FXと株はどちらが儲かる?
資産運用を始める際、FXと株式投資はよく比較されます。どちらが儲かるかは多くの人が抱く疑問ですが、両者には根本的な違いがあり、利益を得る方法としてどちらが優れているとは一概に言えません。ここでは4つの観点でFXと株式投資の違いを比較します。
投資対象と値動きの特性で比較
株式投資は、個別の「企業」の株式が投資対象です。株価は、その企業の業績や将来性、市場全体の景気動向などによって変動します。一方、FXは「国」の通貨が投資対象です。通貨の価値は、その国の経済情勢や金利政策、国際的な資金の流れなど、よりマクロな要因で変動します。
また、FXには国が破綻しない限り倒産のリスクがないのに対し、株式は投資先企業が倒産すれば株の価値がゼロになるリスクがあります。
取引時間で比較
株式投資(国内株)の取引時間は、証券取引所が開いている平日の日中に限られます。日中仕事をしている人にとっては、リアルタイムでの取引が難しい場合があります。
一方、FXは世界のどこかの市場が開いているため、原則として平日24時間取引が可能です。深夜や早朝など、自分のライフスタイルに合わせて取引時間を自由に選べるのは、FXの大きなメリットです。
レバレッジと必要資金で比較
信用取引を除く株式投資の現物取引では、レバレッジは使えません。株価が10万円の株を100株買うには、1,000万円の資金が必要です。
一方、FXは最大25倍のレバレッジが利用できるため、株式投資に比べてはるかに少ない資金で取引を始められます。数千円から数万円程度の資金でも、レバレッジを効かせることで効率的な取引を目指すことが可能です。
利益の源泉で比較
株式投資の利益は、主に株価が上がった時の売却益(キャピタルゲイン)と、企業が利益を株主に還元する配当金(インカムゲイン)です。配当は年に1〜2回程度支払われるのが一般的です。
FXの利益は、為替差益(キャピタルゲイン)と、金利差によるスワップポイント(インカムゲイン)です。スワップポイントは、条件を満たせばほぼ毎日発生するのが特徴で、配当金よりも頻繁にインカムゲインを得られる可能性があります。
FXで儲かった場合の税金と確定申告は?
FXで利益が出た場合、その利益は課税対象となり、原則として確定申告が必要です。2025年11月現在、FXの税金に関するルールはどのようになっているのか、とくに会社員が見落としがちな点について解説します。
FXの利益にかかる税金(申告分離課税)
FXで得た利益(為替差益とスワップポイントの合計)は、個人の場合、「先物取引に係る雑所得等」として申告分離課税の対象となります。これは、給与所得など他の所得とは合算せず、FXの利益単独で税金を計算する仕組みです。
税率は、所得の金額にかかわらず一律で20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)です。利益がいくらであっても税率が変わらないため、高額な利益が出た場合にはメリットがあるといえます。
会社員でも確定申告が必要なケース
会社員(給与所得者)であっても、FXによる年間の利益が20万円を超えた場合は、原則として確定申告が必要です(給与以外の所得がFXのみの場合)。利益が20万円以下であれば、所得税の確定申告は不要です。
ただし、所得税の申告が不要な場合でも、住民税の申告は別途必要になる点に注意しましょう。
また、FXで損失が出た場合、FX取引に関して確定申告を行う義務はありませんが、確定申告を行うことで損失を翌年以降3年間にわたって繰り越せる「先物取引の差金等決済に係る損失の繰越控除」の制度が利用できます。なお、損失を3年間繰り越すためには、繰り越す期間、確定申告を行っていることが条件となります。仮に翌年FXを全く行わなかったとしても、損失の繰越のために必ず確定申告を行う必要があるので注意が必要です。
FXで儲かる仕組みを理解して少額取引から始めよう
FXは「儲かる」という魅力的な側面と、「大きな損失を被るリスク」が共存しています。儲かる仕組みを正しく理解し、レバレッジや損切りといったリスク管理を徹底すること、そして継続して学び続ける姿勢こそがFXで成功するための秘訣です。
取引には余剰資金を使うこと、そして、一攫千金を夢見るのではなく、まずはデモトレードや少額取引から始めて、着実に経験と知識を積み重ねていくことから始めてみましょう。
マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例
データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。
ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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