• 作成日 : 2026年10月2日

マネーフォワード クラウド給与とは?機能やできること、どんな企業に向いているかを解説

Pointマネーフォワード クラウド給与とは?

マネーフォワード クラウド給与は、毎月の給与計算業務を、正確かつ効率的に進めるためのクラウド型の給与計算ソフトです。

  • マネーフォワード クラウド勤怠・勤怠Plusや他社の勤怠管理システム、マネーフォワード クラウド人事管理などと連携し、転記作業を削減できる
  • カスタム計算式機能による複雑な計算の自動化や、前月比較機能によるチェック作業の効率化ができる
  • Web給与明細の発行から、勤怠管理・社会保険・年末調整の各ソフトとの連携まで、給与業務の前後工程をカバーできる

給与計算業務の時間短縮とミス防止の両立に寄与するサービスです。

マネーフォワード クラウド給与(英名:Moneyforward Cloud Payroll)は、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド型の給与計算ソフトです。

本記事では、給与計算ソフト「マネーフォワード クラウド給与」について、できること・主な機能・向いている企業・導入メリットを整理して解説します。

マネーフォワード クラウド給与はどんな給与計算ソフト?

マネーフォワード クラウド給与は、給与計算業務の効率化とミス防止に寄与するクラウド型の給与計算ソフトです。従業員情報や勤怠情報の取り込みから、給与・賞与の自動計算、Web給与明細の発行までを1つのシステム上で完結できます。

提供元は、「マネーフォワード クラウド」を展開する株式会社マネーフォワードです。マネーフォワード クラウドは40万を超える事業者に利用されており(2025年2月時点、マネーフォワード クラウドを有料で利用している法人・個人事業者の数)、給与計算だけでなく勤怠・人事管理・年末調整といった周辺業務のサービスとシームレスにつながる点が特長です。

従来の給与計算では、勤怠の集計結果を給与ソフトへ手入力で転記、電卓やExcelなどの表計算ソフトで検算し、明細を印刷・封入して配布する、といった手作業が毎月発生するケースが少なくありませんでした。

マネーフォワード クラウド給与は、これらの工程を「インポート」「自動計算」「Web上での明細配布」に置き換えることで、毎月の締め処理にかかる時間とミスのリスクを軽減します。

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マネーフォワード クラウド給与でできることは?

マネーフォワード クラウド給与でできることは、大きく「勤怠管理システムとの連携」「カスタム計算式による自動化」「前月比較によるチェックの効率化」の3つに整理できます。いずれも、毎月の給与計算で時間がかかりやすい工程の負荷を軽減する機能です。

1. 勤怠管理システムと連携できる

マネーフォワード クラウド給与は、さまざまな勤怠管理システムと連携できるため、転記作業の削減につながります。マネーフォワード クラウド勤怠、マネーフォワード クラウド勤怠Plusとスムーズに連携できるほか、他社の勤怠管理システムとも連携できます。

連携の種類 対応サービスの例
API連携(勤怠) マネーフォワード クラウド勤怠、マネーフォワード クラウド勤怠Plus、KING OF TIME、ジョブカン、Touch On Time、Recoru、勤革時、HRMOS勤怠 by IEYASU、セコムあんしん勤怠管理サービス
CSV連携(勤怠) ジョブカン、CLOUZA、TIME CARD、クロジカ、ちゃっかり勤太くん、ラクロー など

連携に対応している勤怠管理システムをお使いであれば、現在の勤怠管理システムを継続して利用したまま給与計算を効率化できる場合があります。対応状況はサービスごとに異なるため、詳細は連携サービス一覧でご確認ください。

2. カスタム計算式で複雑な計算を自動化できる

カスタム計算式を設定することで毎月の計算を効率化できます。式の途中で端数処理を挟む計算や関数を使った柔軟な設定に対応しているため、これまでExcelで個別に管理していた複雑な支給ロジックもシステム側に持たせられます。

このほか、月給・時給・日給・賞与といった給与形態ごとの自動計算、所得税・社会保険料・雇用保険料の自動計算、残業手当や通勤手当の自動算出、入退社・休職時の日割り計算などにも対応しています。所得税・社会保険料・雇用保険料の料率は法改正にあわせて自動でアップデートされるため、料率の更新漏れのリスクを抑えられます。

また、カスタム計算式には、ChatGPT APIを活用した「AI提案(β)」機能が搭載されています。「残業手当は月給を所定労働時間で割って1.25倍、1円未満は切り上げ」のように、計算したい内容を文章で入力するだけで、計算式が自動で生成されます。

自由度が高いカスタム計算式は、その分、式を一から組み立てる必要があり、「やりたいことは決まっているのに、式にできない」という場面が起こりがちです。AI提案(β)を使えば、関数や端数処理の書き方がわからなくても、文章から計算式のたたき台を作れます。生成された式は内容を確認したうえで反映できるため、安心して導入時の設定を進められます。

3. 前月からの変更点を一覧で確認できる

前月比較機能を使うと、支給・控除項目の前月との差分や従業員情報の変更箇所を画面上で確認できます。給与計算のなかでも確認負荷が高い「計算結果のチェック作業」において、変動があった箇所を重点的に確認できるため、検算にかかる時間の短縮につながり、ミスの見落としも防ぎやすくなります。

主な機能・対応する帳票一覧

マネーフォワード クラウド給与は、給与計算業務に必要な機能と帳票出力に対応しています。

カテゴリ 主な機能
従業員情報 従業員情報・勤怠情報のデータ連携、住民税特別徴収税額取込
給与・賞与計算 給与・賞与の自動計算、支給・控除項目の設定、カスタム計算式、前月比較
給与振込・帳票 ワンクリック振込(みずほ銀行・三井住友銀行に対応)、FB(ファームバンキング)データ出力、給与・賞与明細の発行、支給控除一覧表
社会保険 マネーフォワード クラウド社会保険と連携した帳票作成・電子申請
年末調整 マネーフォワード クラウド年末調整と連携した書類回収のWeb完結・年税額の自動計算
マイナンバー管理 マネーフォワード クラウドマイナンバーと連携した収集・管理・出力
権限管理 機能ごとの操作権限設定、退職者のログイン制限

帳票は、給与明細・賞与明細のほか、支給控除一覧表(部門別含む)、給与・賞与振込一覧表、所得税徴収高計算表(納期の特例分を含む)、住民税徴収額一覧表(月単位を含む)、労働者名簿、賃金台帳、賞与支払届、源泉徴収簿などの出力に対応しています。

機能の詳細は公式の機能紹介ページをご覧ください。

マネーフォワード クラウド給与が向いている企業は?

マネーフォワード クラウド給与は、給与計算の手作業やチェック作業に時間を要している企業、そしてバックオフィス全体をクラウドで整えたい企業に向いています。

具体的には、次のような課題を持つ企業に適しています。

  • 給与以外の労務・会計業務もまとめて効率化したい企業:
    人事マスタ・社会保険・年末調整・会計と同一シリーズで連携でき、システムを個別に選定する手間を減らせます
  • 勤怠管理と給与計算を別々のシステムで行っている企業:
    勤怠データの転記に時間がかかっている場合、勤怠管理システムとのAPI・CSV連携により、入力作業の削減が見込めます
  • Excelや紙での運用が中心となっている企業:
    独自の手当計算はカスタム計算式に置き換え、給与明細はWeb発行に切り替えることでペーパーレス化を進められます
  • 法改正対応の負荷を抑えたい企業:
    所得税や社会保険の料率が自動更新されるため、少人数の体制でも、制度改正時の設定変更にかかる工数を抑えやすくなります
  • 成長中で従業員数や拠点が増えている企業:
    複数事業所の保険料率に応じた計算や、締め日・支給日の複数パターン設定に対応しており、組織の拡大に合わせて運用できます

マネーフォワード クラウド給与を導入するメリットは?

導入により期待できる主な効果は、毎月の給与計算にかかる作業時間の削減と、計算ミス・確認漏れの防止の両立を目指せる点です。また、同シリーズの会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計」とつながる点も挙げられます。

主なメリットを整理すると次のとおりです。

  1. 給与の前後工程までつながる:
    会計ソフトへの仕訳自動作成、社会保険の電子申請、年末調整のWeb完結など、給与計算だけでなく周辺業務までまとめて効率化できます
  2. 転記・集計の手作業を減らせる:
    勤怠・人事データの連携により、二重入力や転記ミスを減らせます
  3. チェック作業の効率と精度を高めやすい:
    前月比較機能で変動箇所を中心に確認でき、締め処理のスピードと精度の向上が期待できます
  4. 明細発行・振込までWebで完結する:
    Web給与明細を利用すれば、印刷・封入・郵送の作業が不要になり、それに伴う関連コストの削減も期待できます(※給与明細を電子配信する場合は、従業員から書面などで事前に承諾を得る必要があります)
  5. 法改正への対応コストを抑えやすい:
    保険料率や所得税の税額表の自動アップデートにより、料率改定のたびに必要だった設定変更の手間を減らせます

マネーフォワード クラウド給与の料金は?

マネーフォワード クラウド給与の料金は、利用人数に応じてプランと金額が変動する体系です。

最新の料金体系やプランの詳細は、公式の料金プランページでご確認ください。

マネーフォワード クラウド給与の導入事例

実際の導入企業では、給与計算の効率化にとどまらず、人事データを活用する体制づくりまで進んだ事例があります。公式サイトでは、企業規模や業種の異なる導入事例が公開されており、導入時のサポート体制やシステム移行の進め方を確認できます。

検討にあたっては、自社と近い規模・業種の事例を確認すると、導入後の運用イメージがつかみやすくなります。

よくある質問(Q&A)

今使っている勤怠管理システムとは連携できますか?

同シリーズの「マネーフォワード クラウド勤怠」「マネーフォワード クラウド勤怠Plus」とは、勤怠集計データをそのまま取り込める連携に対応しています。他社の勤怠管理システムについても、API連携やCSV連携に対応しているサービスが複数あります。

対応サービスや連携方法は随時更新されるため、お使いのシステムが対象かどうかは連携サービス一覧で最新の情報をご確認ください。

給与明細は電子化できますか?

Web給与明細に対応しており、従業員はパソコンやスマートフォンからいつでも明細を確認できます。

なお、給与明細書などを電子配信する場合は、従業員から書面などで事前に承諾を得る必要があります。

年末調整や社会保険の手続きにも対応していますか?

同シリーズの「マネーフォワード クラウド年末調整」「マネーフォワード クラウド社会保険」と連携することで対応できます。書類の配布・回収のWeb完結、年税額の自動計算、社会保険の電子申請まで、給与データを活かして処理できます。

どのくらいの企業規模で使えますか?

中小企業から大規模企業まで幅広く対応しています。複数事業所の保険料率に応じた計算や従業員ごとの締め日・支給日設定など、組織が複雑な企業でも運用しやすい機能がそろっています。

給与計算の効率化を検討するなら、まずは資料ダウンロード・お問い合わせから

マネーフォワード クラウド給与は、勤怠・人事データの連携と自動計算により、毎月の給与計算業務の効率化を支援するクラウド給与計算ソフトです。マネーフォワード クラウド勤怠やマネーフォワード クラウド勤怠Plusをはじめとする複数の勤怠管理システムとの連携、カスタム計算式、前月比較機能により、転記・計算・チェックの各工程を短縮できます。

自社の給与計算業務に合うかどうかを見極めるには、まずは資料をダウンロードいただき、機能や導入イメージをご確認ください。運用方法や自社の要件に合うかどうか気になる点がある場合は、お問い合わせからお気軽にご相談いただけます。

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