- 作成日 : 2026年2月10日
ワードのオートフォーマットを解除して「勝手な変換」を止めるには?段落番号や頭語の自動入力を無効化する設定
Microsoft Word(ワード)で箇条書きや英文を作成していると、「1.」と入力して改行した瞬間に勝手に「2.」が表示されたり、アルファベットの先頭文字が勝手に大文字に変換されたりすることがあります。「ありがたい機能」として搭載されていますが、意図しないレイアウト変更にストレスを感じるユーザーも少なくありません。これらの現象は、「オートフォーマット」や「オートコレクト」と呼ばれる入力支援機能によるものです。
この記事では、ワードの「お節介」とも言える自動機能を解除する方法について、その場で直す一時的な対処法と、今後一切機能しないようにする恒久的な設定変更の手順を、WindowsとMacそれぞれの環境に合わせて解説します。
目次
勝手に入力された自動機能をその場ですぐに解除するには?
入力直後に表示される「オートコレクトのオプション(雷マーク)」をクリックして「元に戻す」を選択するか、キーボードの「Ctrl + Z」を押して直前の動作を取り消します。
設定画面を開かなくても、勝手な変換が起きた瞬間に簡単な操作でキャンセルすることが可能です。
「雷マーク」を使って解除する手順
自動的に箇条書きや段落番号が適用されると、その行の近くに小さな「雷のアイコン(オートコレクトのオプション)」が表示されます。
- 勝手に変換された箇条書きの行頭などにマウスポインタを近づけます。
- 表示された「雷マーク」のアイコンをクリックします。
- メニューから「箇条書きを自動的に作成しない」や「元に戻す」を選択します。
これだけで、自動適用された書式が解除され、入力した通りの文字に戻ります。ここで「自動的に作成しない」を選ぶと、設定自体をオフにすることもできます。
キーボードショートカットで取り消す手順
雷マークをクリックするのが面倒な場合は、キーボード操作が最速です。
- 勝手に番号が振られたり、大文字になったりした直後に、何も入力せずキーボードの「Ctrl」キーを押しながら「Z」キーを押します(Macの場合は「Command + Z」)。
- これで「ワードが自動で行った処理」だけが取り消され、元の入力状態に戻ります。
今後勝手な動作をしないように設定を無効化するには?
「ファイル」タブの「オプション」から「文章校正」を選び、「オートコレクトのオプション」設定を開いて、不要な項目のチェックを外します。
毎回取り消すのが手間の場合は、機能自体を停止させます。ワードには「オートコレクト(文字の修正)」と「入力オートフォーマット(書式の適用)」という2つのタブがあり、それぞれ設定箇所が異なります。
オートコレクトの設定画面を開く手順(Windows)
- 画面左上の「ファイル」タブをクリックし、「オプション」を選択します。
- 左側のメニューから「文章校正」をクリックします。
- 画面右側にある「オートコレクトのオプション」ボタンをクリックします。
- 設定ウィンドウが開くので、目的に応じて「オートコレクト」タブまたは「入力オートフォーマット」タブを選択します。
「入力オートフォーマット」タブで解除すべき項目
勝手に番号が振られる、線が引かれるといった現象は主にこちらです。
- 箇条書き(行頭文字): 文頭に「・」などを打つと箇条書きモードになるのを防ぎます。
- 箇条書き(段落番号): 「1.」などを打つと勝手に「2.」が出るのを防ぎます。
- 結語(「敬具」など): 「拝啓」と打つと勝手に右下に「敬具」が出るのを防ぎます。
- インターネットとネットワークのアドレス: URLが勝手に青色のリンクになるのを防ぎます。
「オートコレクト」タブで解除すべき項目
勝手に文字が変わる現象はこちらです。
- 文の先頭文字を大文字にする: 英文入力時に勝手に大文字に変換されるのを防ぎます。
- 曜日の先頭文字を大文字にする: sundayがSundayになるのを防ぎます。
必要な項目のチェックを外して「OK」をクリックすれば、以降はその機能が働くことはありません。
Mac版Wordでオートコレクトを解除する方法は?
メニューバーの「ツール」または「Word」メニューから「オートコレクト」を選択し、Windows版と同様にチェックを外します。
Mac版では設定へのアクセス方法が異なりますが、中身の項目(入力オートフォーマットなど)はほぼ同じです。
Macでの設定手順
- 画面最上部のメニューバーにある「ツール」をクリックし、「オートコレクト」を選択します(または「Word」メニュー→「環境設定」→「オートコレクト」)。
- 「入力オートフォーマット」タブをクリックします。
- 「箇条書き(段落番号)」や「箇条書き(行頭文字)」などのチェックを外します。
- 設定ウィンドウを閉じます。
段落番号の設定を解除したのに消えない場合はどうすればよいか?
すでに設定されてしまった段落番号は、設定変更後も残るため、手動で「スタイル」をクリアするか、段落番号ボタンをオフにする必要があります。
オートフォーマットの設定変更は、これから入力する文字に対して有効であり、過去に入力した部分には遡って適用されません。
既存の段落番号を消す手順
- 番号を消したい段落を選択します。
- 「ホーム」タブの「段落」グループにある「段落番号」アイコン(数字のリストマーク)をクリックしてオフにします。
- それでも消えない、または変なインデントが残る場合は、「スタイル」ギャラリーから「標準」をクリックするか、「書式のクリア(消しゴムのアイコン)」をクリックしてリセットします。
オートフォーマットを制御して快適に入力する
ワードのオートフォーマット解除について、一時的なキャンセル方法から恒久的な設定変更までを解説しました。
- 直後の解除には「Ctrl + Z」または「雷マーク」を使う。
- 恒久的な解除は「オプション」→「文章校正」→「オートコレクトのオプション」から行う。
- 「入力オートフォーマット」タブで箇条書きや段落番号を制御する。
- 「オートコレクト」タブで英字の大文字化などを制御する。
これらの機能は本来入力支援のためのものですが、自分の意図と異なる場合は作業の妨げになります。頻繁に「Ctrl + Z」を押している機能があれば、設定画面からチェックを外して、ストレスのない入力環境を整えてください。
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