- 更新日 : 2026年7月14日
Teams容量の上限は?確認方法や容量不足の対処法を解説
Microsoft Teamsで共有するファイルのストレージ上限は、有料プランで組織全体1TB+ユーザー数×10GB、無料版で共有5GBです。
- ファイルはSharePointに保存され容量を共有
- 使用状況はSharePoint管理センターで確認
- 不足時はごみ箱整理→追加購入の順で対処
Q. Teams容量が不足したときの対処法は?
A. まずSharePointのごみ箱やバージョン履歴を整理して空き容量を確保し、それでも不足する場合は追加ストレージの購入を検討します。
本記事では、プラン別の容量上限の比較、SharePoint管理センターを使った使用状況の確認手順、容量不足時の対処法をまとめています。Teams管理者からIT担当者まで、すぐに活用できる内容です。
目次
Teamsの容量の上限は?
Microsoft Teamsで共有するファイルのストレージ上限は、有料プラン(Microsoft 365 Business Basic以上)で組織全体1TB+ユーザー数×10GB、無料版で共有5GBです。
Teamsのファイルタブにアップロードしたデータは、裏側でSharePoint Online(SharePoint)に保存されています。つまり、Teams容量=SharePointサイトの容量と考えてよいでしょう。チームを1つ作成すると、対応するSharePointサイトが自動で1つ生成され、そこにファイルが格納される仕組みです。
一方、チャット(1対1やグループチャット)で共有したファイルは、送信者のOneDrive for Business領域に保存されます。TeamsとSharePoint、OneDriveの保存先の違いを把握しておくと、どこの容量が圧迫されているのか切り分けやすくなるでしょう。
プラン別の容量上限を比較
Microsoft 365主要プランとTeams(SharePoint)容量の目安は以下のとおりです。
| プラン | 組織全体の容量 | 備考 |
|---|---|---|
| Microsoft Teams(無料版) | 共有5GB | 組織全体で5GBを共有 |
| Microsoft 365 Business Basic | 1TB+ユーザー数×10GB | 1ユーザーあたりOneDrive 1TB |
| Microsoft 365 Business Standard | 1TB+ユーザー数×10GB | デスクトップ版Officeアプリ付き |
| Microsoft 365 Premium | 1TB+ユーザー数×10GB | 大企業向け高度なセキュリティ機能 |
例えば、Business Basicを50名で契約している場合、組織全体のSharePointストレージは1TB+50×10GB=1.5TBになります。チーム単位のデフォルト上限は25TBですが、組織全体の上限を超えることはできません。
無料版は組織全体で5GBしか使えないため、画像や動画を頻繁に共有する環境ではすぐに上限に達しやすいといえます。ファイル共有が多い部署では、有料プランへの移行を早めに検討したほうがよいでしょう。
Teamsの使用容量の確認方法は?
現在のTeams使用容量は、管理者ならSharePoint管理センター、一般ユーザーならチームの設定画面から確認できます。容量が上限の80%を超えたあたりで対策を始めるのが安全です。
Microsoft 365の管理者権限を持つ担当者は、SharePoint管理センターから組織全体の使用状況を一覧で把握できます。手順は以下のとおりです。
- Microsoft 365管理センター(admin.microsoft.com)にサインイン
- 左メニューから「管理センター」→「SharePoint」を選択
- SharePoint管理センターの「サイト」→「アクティブなサイト」を開く
- 各チームサイトの「使用済みストレージ」列で容量を確認
アクティブなサイト一覧では、サイトごとの使用量と上限が並んで表示されます。容量の多い順にソートすれば、どのチームがストレージを圧迫しているか一目でわかるでしょう。
組織全体の残りストレージは、SharePoint管理センターのトップページに表示される「テナント全体のストレージ使用量」のバーグラフで把握できます。この数値が上限に近づいている場合、早急にファイル整理か容量追加の対応が必要です。
一般ユーザーがチーム設定から確認する
管理者権限がなくても、自分が所属するチームの容量を確認する方法があります。
- Teamsアプリで対象のチーム名の右側にある「…」(その他のオプション)をクリック
- 「チームを管理」を選択
- 上部タブの「設定」から「チームの分析情報」や「SharePointで開く」を利用
「SharePointで開く」を選ぶと、対応するSharePointサイトがブラウザで開きます。サイトの設定画面(歯車アイコン→「サイトの使用状況」)から、現在の使用容量と上限を確認できるでしょう。
なお、TeamsのUIはMicrosoftのアップデートで頻繁に変わります。2026年5月時点で表示位置が異なる場合は、チーム名の右クリックメニューやSharePointサイトの「サイトの情報」から同様の情報にアクセスできるケースが多いため試してみてください。
Teamsの容量不足の対処法は?
Teams容量が不足した場合、まずはごみ箱やバージョン履歴の整理で空き容量を確保し、それでも足りなければ追加ストレージの購入を検討する流れが効率的です。容量が上限に達するとファイルのアップロードや編集ができなくなり、業務が止まるリスクがあります。
ごみ箱を空にして空き容量を回復する
Teamsから削除したファイルは、SharePointサイトのごみ箱に移動するだけで、すぐにはストレージから消えません。ごみ箱内のファイルは最大93日間保持され、その間もTeams容量を消費し続けます。
ごみ箱を確認・整理する手順は以下のとおりです。
- チームの「ファイル」タブから「SharePointで開く」をクリック
- SharePointサイトの左メニューで「ごみ箱」を選択
- 不要なファイルを選択し「削除」をクリック(第2段階のごみ箱へ移動)
- 第2段階のごみ箱(管理者用ごみ箱)からも完全に削除するとストレージが解放される
実際に、数百MBのPDFや動画をごみ箱に入れたまま放置していたチームが、ごみ箱を空にしただけで多くのの空きを確保できたケースもあります。定期的にごみ箱をチェックする習慣をつけるとよいでしょう。
バージョン履歴を整理して容量を削減する
SharePointではファイルを上書き保存するたびにバージョン履歴が残ります。ExcelやWordを頻繁に更新するチームでは、1ファイルに数十〜数百のバージョンが蓄積し、ファイルサイズの数倍〜十数倍の容量を消費していることも珍しくありません。
バージョン履歴の整理手順は以下のとおりです。
- SharePoint上で対象ファイルの「…」→「バージョン履歴」を開く
- 保持する必要のない古いバージョンを選択して削除
- ライブラリ設定でバージョン保持数の上限を設定(例:メジャーバージョン50件など)
管理者であれば、SharePointサイトのライブラリ設定からバージョン保持の上限数を変更できます。デフォルトでは500バージョンまで保持される設定のため、業務に支障のない範囲で50〜100程度に下げると、容量の節約効果が大きいでしょう。
追加ストレージを購入して上限を引き上げる
ファイル整理だけでは追いつかない場合、Microsoft 365の追加ストレージ(Office 365 Extra File Storage)を購入する選択肢があります。
1GBあたり月額約27円(年額約324円)程度で追加でき、最大で組織のストレージ上限を25TBまで拡張できます。
購入はMicrosoft 365管理センターの「課金情報」→「サービスを購入する」から手続きできます。ただし、ストレージを増やし続けるとランニングコストが積み上がるため、追加購入と並行してファイル整理の運用ルールを整備するのが現実的です。
例えば、100GBの追加ストレージを購入すると月額約2,700円、年間で約3万2,400円のコストが発生します。「とりあえず容量を足す」のではなく、次のセクションで紹介する節約策と組み合わせてコストを抑える運用を意識しましょう。
Teamsストレージを節約するには?
ストレージ節約のカギは、整理ルールの社内周知とOneDriveとの使い分けです。管理者が設定を整えるだけでなく、利用者全員がファイル管理を意識する運用体制を作ることで、追加コストを抑えながらTeams容量を効率よく使えます。
ファイル整理ルールを社内に周知する
管理者がいくら設定を最適化しても、現場のメンバーが大容量ファイルを無秩序にアップロードし続ければ容量はすぐに逼迫します。社内向けのファイル管理ガイドラインを作成し、周知することが効果的です。
ガイドラインに盛り込みたい項目の例は以下のとおりです。
- 動画や高解像度画像はTeamsに直接アップロードせず、StreamやSharePointのライブラリを使う
- 完了済みプロジェクトのファイルは四半期ごとにアーカイブフォルダへ移動する
- 同一ファイルの重複アップロードを避け、リンク共有を活用する
- ファイル命名規則(日付+案件名+バージョンなど)を統一し、不要な複製を防ぐ
ルールを決めたら、Teams上にガイドライン専用のチャネルやWikiページを作成し、いつでも参照できる状態にしておくと定着しやすいでしょう。新入社員のオンボーディング時に説明するのも効果的です。
OneDriveと使い分けてチーム容量を節約する
TeamsのチャネルにアップロードしたファイルはSharePointの容量を消費しますが、個人チャットで送ったファイルは送信者のOneDrive容量を消費します。この違いを活かした使い分けで、チームのストレージ負荷を分散できます。
| 用途 | 保存先 | 容量の消費元 |
|---|---|---|
| チーム全体で共有するファイル | SharePoint(チームサイト) | 組織のSharePoint容量 |
| 個人の作業ファイル・下書き | OneDrive for Business | 個人のOneDrive容量(1TB) |
| 1対1チャットで送るファイル | 送信者のOneDrive | 個人のOneDrive容量 |
個人で作成中の資料や、特定の相手にだけ共有する見積書などはOneDriveに保存し、リンクで共有する方法が合理的です。チームのSharePoint容量を温存しつつ、各メンバーの1TB(有料プランの場合)を有効活用できます。
さらに、Power Automate(Microsoft 365に含まれる自動化ツール)を使えば、「指定フォルダ内のファイルが90日以上更新されていなければ通知を送る」といったフローを自動化できます。手動での棚卸し作業を減らし、ストレージ管理の負担を軽減できるでしょう。
チームごとに容量上限を設定して使いすぎを防ぐ
管理者はSharePoint管理センターから、チーム(サイト)ごとにストレージの上限を個別設定できます。デフォルトでは25TBが割り当てられていますが、これを部署やプロジェクトの規模に合わせて調整すると、一部のチームが容量を大量消費して組織全体のストレージを圧迫する事態を防げます。
設定手順は以下のとおりです。
- SharePoint管理センターで「アクティブなサイト」を開く
- 対象のチームサイトを選択し、「ストレージ制限」の編集をクリック
- 「自動」から「手動」に切り替え、上限値(GB単位)を入力して保存
例えば、10名のマーケティング部門には100GB、5名の経理部門には50GBといった形で配分すると、組織全体のストレージ消費を可視化しやすくなります。上限に近づくとサイト管理者に通知が届くため、事前に対処する時間も確保できるでしょう。
Teamsの容量を把握し効率的な管理を
Teamsのストレージ上限は契約プランとユーザー数によって決まり、SharePoint管理センターで組織全体の使用状況を定期的に確認しておくことが、業務停止を防ぐ上で効果的です。容量不足が生じた場合は、ごみ箱の整理やバージョン履歴の削減から着手し、それでも足りなければ追加ストレージの購入を検討しましょう。まずは現在の使用状況の確認から始めてみてください。
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