- 作成日 : 2026年2月10日
ワードで垂れ幕を作るには?A4用紙をつなぎ合わせて大きく作る方法や縦書き設定を解説
講演会や学校行事、イベントなどで使用する「垂れ幕」や「横断幕」。業者に頼むと本格的ですが、コストがかかります。実は、Microsoft Word(ワード)と一般的なA4プリンターがあれば、用紙をつなぎ合わせることで、誰でも立派な垂れ幕を自作することができます。
この記事では、ワードを使ってA4用紙に1文字ずつ大きく印刷し、それを貼り合わせて垂れ幕(縦書き)や横断幕(横書き)を作成する具体的な手順を解説します。エクセルとの違いや、ロール紙対応プリンターの場合についても触れています。
目次
ワードでA4用紙をつなぎ合わせて垂れ幕を作る仕組みは?
「1ページに1文字」を目一杯大きく配置し、印刷した紙をのりやテープで繋げることで、巨大な文字の幕を作ります。
大型プリンター(プロッター)がない環境で大きな垂れ幕を作るための、最も古典的かつ確実な方法です。例えば、「祝・優勝」という垂れ幕を作りたい場合、ワードで4ページ作成し、各ページに「祝」「・」「優」「勝」をそれぞれ配置します。これをA4用紙4枚に印刷し、縦につなぎ合わせれば、長さ約1メートルの垂れ幕が完成します。
用意するもの
- パソコン(Wordインストール済み)
- プリンター(A4対応でOK)
- A4コピー用紙(または少し厚手の上質紙)
- ハサミ、カッター
- のり、または両面テープ
手順1:ページ設定(縦書き・余白・用紙の向き)
まずは土台となる用紙の設定を行います。垂れ幕(縦長)を作る場合、文字は「縦書き」に設定します。
- 新規文書の作成:ワードを起動し、白紙の文書を開きます。
- 文字列の方向:「レイアウト」タブ → 「文字列の方向」 → 「縦書き」を選択します。
- 用紙の向き:「印刷の向き」で「横」を選択します。
※A4用紙を横向きにして縦書きの文字を入れることで、幅約29.7cmの立派な垂れ幕になります。もっと細い垂れ幕にしたい場合は「縦」にします。 - 余白の設定:「余白」 → 「狭い」を選択します。
さらにギリギリまで文字を大きくしたい場合は、「ユーザー設定の余白」で上下左右を5mm程度に設定すると良いでしょう(プリンターの印刷可能領域に注意)。
手順2:文字の入力とフォントサイズの調整
1ページに1文字ずつ入力し、フォントサイズを数値入力で極限まで大きくします。
ワードのフォントサイズ選択リストは「72pt」までしかありませんが、実は数値を直接入力することで、それ以上に大きくできます。
- 文字の入力:1ページ目に1文字目(例:「祝」)を入力します。
- 改ページ:Ctrl + Enter キーを押して次のページに進み、2文字目を入力します。これを文字数の分繰り返します。
- フォントの変更:全ての文字を選択(Ctrl + A)し、見やすいフォント(「HGSゴシックE」や「メイリオ」など太めのゴシック体がおすすめ)に変更します。
- サイズの拡大:フォントサイズのボックスに、直接数値を入力します。
A4横向きの場合:「400」〜「500」pt程度が目安です。入力して Enter キーを押すと反映されます。用紙からはみ出さないギリギリのサイズに調整してください。 - 配置の調整:「ホーム」タブで「中央揃え」にし、文字がページの真ん中に来るようにします。
手順3:印刷と貼り合わせのコツ
印刷後、余白部分をカットして貼り合わせます。
- 印刷:全ページを印刷します。
- カット:用紙の端(余白部分)を、片側だけ切り落とします(例:上の用紙の下側の余白を切り、下の用紙の余白に重ねる)。
- 貼り合わせ:のりしろ部分にのりや両面テープを貼り、文字の間隔が自然になるように慎重につなぎ合わせます。
横断幕(横書き)や講演会の演題を作る場合は?
「文字列の方向」を「横書き」にし、用紙の向きを「縦」に設定して、横につなげていきます。
講演会の演題など、横に長い幕を作る場合も考え方は同じです。
- 設定:「横書き」、用紙の向きは「縦」。
- 配置:A4用紙を縦に使って1文字入れ、それを横方向に並べて貼っていきます。これにより、高さ約29.7cmの横断幕ができます。さらに高さが必要な場合は、A3用紙(A3対応プリンターが必要)を使うか、上下に用紙を継ぎ足す工夫が必要です。
エクセルやロール紙対応プリンターの場合は?
エクセルは文字配置の微調整がしやすく、ロール紙対応プリンターなら「長尺印刷」機能で切らずに印刷できます。
エクセルで作る場合
エクセルはセルを使ってレイアウトするため、文字の配置調整が直感的に行いやすいです。ただし、1文字をページいっぱいに拡大する操作はワードの方が簡単です。
ロール紙(長尺用紙)を使う場合
学校やオフィスに大判プリンター(プロッター)や、長尺印刷対応のプリンターがある場合、A4をつなぎ合わせる必要はありません。
- ワードの「ページ設定」→「用紙」タブで、幅297mm × 高さ1200mm(必要な長さ)のように「ユーザー定義サイズ」を設定します。
- これなら1枚の長い紙として印刷できるため、貼り合わせの手間がなく、仕上がりもきれいです。
ワードを活用して、手作りでも立派な垂れ幕を
本記事では、ワードとA4プリンターを使って垂れ幕や横断幕を作る方法を解説しました。
- 基本:1ページに1文字配置して印刷。
- 設定:縦書き・横向き用紙・余白狭く。
- 技:フォントサイズに「500」など直接入力して巨大化。
この方法なら、専用のソフトや高価な機材がなくても、コストを抑えて必要なサイズの幕を作成できます。文化祭、体育祭、送別会、セミナーなど、様々なシーンでぜひ活用してみてください。
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