- 作成日 : 2026年7月31日
Microsoft Teamsの有料版とは?無料版との違いも解説
Microsoft Teamsには無料版と有料版があり、有料版にすると会議時間やストレージ容量、管理・セキュリティ機能の上限が大きく広がります。とはいえ「無料版と何が違うのか」「どのプランを選べばよいのか」が分かりにくく、契約前に迷う方も多いでしょう。
当記事では、Teamsの有料版と無料版の違いを会議・容量・管理・連携の4点で整理した上で、代表的な3つのプランの特徴や、向いているケース、選ぶ際の注意点まで解説します。自社に有料版が必要かどうかを見極める材料として役立ててください。
目次
Teamsの有料版とは?
Teamsの有料版とは、Microsoftが提供する法人向け有料プランに含まれるMicrosoft Teamsを指します。無料版でもチャットやビデオ会議は使えますが、有料版なら会議時間やストレージ容量の上限が広がり、ユーザー管理やセキュリティ機能まで利用できます。
プランの種類も幅広く、Teamsを中心に契約できるものから、WordやExcelといったOfficeアプリまで含むものまでそろっています。利用人数や目的に合わせて選べる点が魅力です。
Teamsの有料版と無料版の違いは?
Teamsの有料版と無料版の主な違いは、会議の上限、ストレージ容量、管理・セキュリティ機能、Microsoft 365との連携範囲の4点です。無料版でも基本的なチャットや会議は使えますが、業務で本格的に使うほど無料版の制限が見えてきます。それぞれの違いを順番に確認しましょう。
参考:ビジネスに最適な Microsoft Teams を見つけましょう|Microsoft
会議時間や参加人数の上限が異なる
会議の上限は、無料版が1回60分・最大100人まで、有料版が最大30時間・300人までと大きく異なります。無料版の会議は60分で自動的に終了するため、長い打ち合わせでは途中で再接続が必要です。有料版なら1回の会議を実質まる1日続けられ、参加人数も3倍まで広がります。
社内会議だけでなく、取引先を含む大人数のオンライン会議やセミナーを開くなら、有料版の上限が役立ちます。
クラウドストレージの容量が異なる
ファイルを保存できるクラウドストレージは、無料版が1ユーザーあたり5GBなのに対し、有料版はTeams Essentialsで10GB、Business Basic以上で1TBまで使えます。
Teamsでは会議の録画や共有ファイルが自動的に蓄積されるため、資料のやり取りが多い職場だと5GBはすぐに上限へ届きます。1TBあれば、議事録や提案資料を長期間ためても容量が不足しません。チームの人数とファイル量に応じて、必要な容量を見積もっておくとよいでしょう。
管理機能やセキュリティ機能が異なる
有料版では、管理者がユーザーアカウントやアクセス権をまとめて管理できる点が無料版との大きな違いです。
無料版は個人利用を想定しているため、組織としての一括管理やセキュリティ設定は限られます。Business Basic以上のプランなら、管理センターからアカウントの追加・削除、多要素認証の設定、データの保護ポリシーまで一元的に扱えます。退職者のアカウント停止や情報漏えい対策が必要な企業では、こうした管理機能が欠かせません。
Microsoft 365との連携範囲が異なる
有料版は、WordやExcel、OutlookといったMicrosoft 365のアプリと連携できる範囲が無料版より広い点も特徴です。無料版はTeams単体での利用が中心ですが、Business Basicでは独自ドメインの法人メールやWeb版のOfficeアプリ、Business Standardではデスクトップ版のOfficeアプリまで含まれます。
普段からOfficeアプリで資料を作る職場なら、Teamsと同じプランにまとめることで、ファイル共有や共同編集がスムーズになります。
Teamsの有料版にはどのようなプランがある?
Teamsの有料版には、主にTeams Essentials、Microsoft 365 Business Basic、Microsoft 365 Business Standardの3つのプランがあります。いずれも会議は最大30時間・300人まで対応し、Officeアプリの含まれ方やストレージ容量で違いが出ます。
なお、料金は2026年6月時点のもので、1ユーザーあたりの月額(年間契約)です。
参考:一般法人向け Microsoft Teams: プランと機能|Microsoft
Teams EssentialsはTeamsを中心に使えるプラン
Teams Essentialsは、月額599円でTeamsの機能を中心に使える最も手頃な有料プランです。会議は最大30時間・300人まで対応し、クラウドストレージは1ユーザーあたり10GBが用意されます。
WordやExcelなどのOfficeアプリは含まれないため、チャットや会議、ファイル共有といったTeams本体の機能だけを強化したい場合に向いています。まず無料版の制限を解消したい個人事業主や小規模チームが選びやすいプランです。
Business Basicは法人向けの基本機能を使えるプラン
Microsoft 365 Business Basicは、月額1,049円でTeamsに加えて法人向けの基本機能を一通り使えるプランです。1ユーザーあたり1TBのストレージや独自ドメインの法人メール、Web版・モバイル版のOfficeアプリが含まれます。
WordやExcelをブラウザ上で編集でき、容量も大きいため、メールやファイル管理までまとめて整えたい中小企業に向いたプランです。デスクトップ版のOfficeアプリが不要なら、コストを抑えつつ業務環境をそろえられます。
Business Standardはデスクトップ版Officeアプリも使えるプラン
Microsoft 365 Business Standardは、月額3,523円でBusiness Basicの機能に加え、デスクトップ版のOfficeアプリやCopilotまで使えるプランです。Word、Excel、PowerPoint、Outlookをパソコンにインストールして利用でき、ウェビナーの開催機能も備わります。
オフラインでも資料を編集したい場合や、社外向けのオンラインセミナーを開く機会が多い企業に向いています。Teamsと業務アプリをまとめて本格的に活用したい組織におすすめのプランです。
Teamsの有料版が向いているケースとは?
Teamsの有料版が向いているのは、長時間の会議が多い、社内外でファイル共有が多い、組織としてまとめて管理したい、といった企業です。一方、短時間の会議や少人数のチャットが中心であれば、無料版でも十分に対応できます。
自社の使い方と照らし合わせて、有料版が必要かどうかを判断しましょう。
長時間のオンライン会議を行うことが多い
1回の会議が長引きやすい職場には、有料版が向いています。無料版は1回の会議が60分で終了するため、研修や定例会議が1時間を超えると、その都度入り直す手間がかかります。有料版なら最大30時間まで続けられ、参加人数も300人まで対応するので、途中で切れる心配はありません。
社内研修やオンラインセミナー、長めの商談を日常的に行う職場では、有料版にすると会議の運営が安定します。
社内外のメンバーとファイル共有を行うことが多い
資料のやり取りや共同編集が多い職場にも、有料版が向いています。無料版のストレージは1ユーザーあたり5GBのため、録画データや共有ファイルが増えるとすぐに上限へ近づきます。有料版ならBusiness Basic以上で1ユーザーあたり1TBを使え、WordやExcelのファイルをTeams上で一緒に編集できます。
取引先を含めた資料共有や、複数人での同時編集が日常的な業務では、容量と機能の両面でメリットがあります。
組織としてユーザーやセキュリティを管理したい
従業員のアカウントや情報セキュリティをまとめて管理したい企業には、有料版が必要です。無料版は個人利用が前提のため、誰がどの権限を持つかを一括で管理する仕組みがありません。Business Basic以上なら、管理センターからアカウントの追加や削除、多要素認証、データ保護の設定を一元的に行えます。
退職時のアカウント停止や情報漏えい対策を社内ルールとして整えたい企業には、管理機能のある有料版が安心です。
Teamsの有料版を選ぶ際の注意点とは?
Teamsの有料版を選ぶときは、料金だけで決めず、必要な機能・契約形態・既存契約との重複の3点を確認します。安さだけで選ぶと機能が足りなかったり、知らないうちに二重契約になったりする場合があります。導入後に困らないよう、契約前に次の点をチェックしましょう。
料金だけでなく必要な機能を確認する
プランは料金の安さだけでなく、自社に必要な機能がそろっているかで選びます。
たとえばTeams Essentialsは月額599円と手頃ですが、WordやExcelのデスクトップ版は含まれません。Officeアプリを業務で使うなら、Web版を含むBusiness Basicや、デスクトップ版まで使えるBusiness Standardが候補になります。月額の差は数百円から千円台ですが、使える機能の幅は大きく変わるため、価格と機能を合わせて見比べてから決めましょう。
契約形態や支払い方法を確認する
契約形態によって料金や解約の条件が変わるため、申し込み前に確認しておきます。
Microsoft 365の有料プランには、1年単位で契約する年間サブスクと、月単位で契約する月間サブスクがあり、一般に年間契約のほうが月額は割安です。ただし年間契約は途中解約に制限がかかる場合があり、利用人数が変わりやすい職場では注意が必要です。支払い方法はクレジットカードや請求書払いなどがあるため、社内の経理ルールに合うかも合わせて見ておきましょう。
既存のMicrosoft 365契約との重複を確認する
すでにMicrosoft 365を契約している場合は、Teamsが含まれていないかを必ず確認します。契約しているプランによっては、すでにTeamsが使える状態になっていることがあり、知らずに別プランを追加すると料金が二重にかかります。
社内で誰がどのプランを契約しているかを整理し、必要な機能が今の契約で足りるのかを見直しましょう。不明な場合は、管理者やMicrosoftの公式サイトで契約内容を確認してから申し込むと、無駄な出費を防げます。
Teamsの有料版は自社の使い方に合わせて選ぼう
Teamsの有料版は、会議時間・ストレージ容量・管理機能・Microsoft 365との連携範囲の4点で無料版を上回ります。長時間の会議が多い、社内外でのファイル共有が多い、組織として一括管理したいといった企業ほど、有料版の利点を実感しやすいでしょう。
基本となるプランはTeams Essentials・Business Basic・Business Standardの3つで、Officeアプリの含まれ方やストレージ容量で違いが出ます。料金の安さだけで決めず、必要な機能や既存契約との重複を確認した上で、自社の使い方に合うプランを選びましょう。
この記事をお読みの方におすすめのガイド5選【部署別紹介】
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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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