- 作成日 : 2026年7月31日
Microsoft Teamsの投票機能とは?使い方と活用例を紹介
会議やチャットで参加者の意見をすぐに集めたいとき、便利なのがMicrosoft Teamsの投票機能です。選択肢を選んでもらうだけで回答が集まり、結果はその場でグラフに表示されます。
一方で、投票をどこで作れるのか、どんな場面で使えるのかが分からず、活用しきれていない方も多いのではないでしょうか。当記事では、Teamsの投票機能でできることや具体的な作成手順、日程調整や研修などの活用例、使う際の注意点までをまとめて解説します。
目次
Teamsの投票機能とは?
Teamsの投票機能は、Microsoft Formsをもとにした仕組みで、会議やチャット上で参加者に質問を投げかけ、回答を集計できる機能です。複数の選択肢から選ぶアンケート形式に対応し、集まった結果はその場でグラフとして表示されます。
パソコンからでもスマートフォンからでも数タップで回答でき、匿名での回答設定も選べます。集計にかかる手間が少なく、会議での意思確認や社内アンケートをスムーズに進められる点が特徴です。
Teamsの投票機能でできることは?
Teamsの投票機能では、チャットやチャネルでの簡易アンケート作成から、会議中のリアルタイム投票、集めた結果の確認・共有までを1つの機能でまかなえます。目的や場面に合わせて、次の3つの使い方を選べます。
チャットやチャネルで簡易投票を作成する
チャットやチャネルでは、メッセージを送る感覚で投票を作成できます。投稿画面から投票を選び、質問文と選択肢を入力して送信するだけで、会話の流れの中にアンケートが並ぶ仕組みです。メンバーはその場でボタンを押して回答でき、集計結果はメッセージ内に自動で表示されます。
日程の候補選びや企画案への賛否など、会議を開くほどではない意見集めに向いた方法で、回答を締め切るまで結果を隠す設定にすれば、先に答えた人の選択に左右されずに本音を集められる点もメリットです。
会議前・会議中・会議後に投票を実施する
会議では、開始前から終了後まで、進行の各段階におけるさまざまな用途で投票を使えます。
たとえば、会議前に質問を用意しておけば、始まってすぐに参加者の考えを確認できます。会議中は議論の区切りで投票を表示し、多数決や賛否の確認をその場で済ませられ、会議後には理解度チェックや満足度アンケートを送ると振り返りに生かせます。
投票を作成・開始できるのは主催者と発表者で、参加者には通知が届くため、回答の取りこぼしを防ぎやすいのもメリットです。
投票結果を確認・共有する
集まった回答は、その場でグラフとして表示され、参加者全員で共有できます。どの選択肢に何票集まったかが割合とともに示されるため、結果をひと目で把握できます。
投票の内容や回答データはMicrosoft Formsにも保存され、Excel形式で書き出して詳しく分析することも可能です。集計や共有の手間がかからないため、集めた意見を次の意思決定へすぐにつなげられます。
Teamsで投票を行う方法は?
Teamsで投票を行うには、チャット・チャネルではメッセージ欄からポーリングを作成し、会議では対象の会議にポーリングタブまたはポーリングアプリを追加してから投票を作成・開始します。
ここでは、実際に投票を作成して開始するまでを、5つの手順に分けて説明します。
投票を実施する場所を選ぶ
最初に、投票をどこで実施するかを決めます。選べる場所は、個人やグループのチャット、チームのチャネル、そして会議中の画面の3つです。特定のメンバーだけに手早く聞きたいときはチャット、部署やチーム全体に共有したいときはチャネルが向いています。会議の参加者にその場で答えてほしい場合は、会議中に投票を表示しましょう。
場所によって回答できる相手の範囲が変わるため、誰に答えてほしいのかを先に決めておくと、この後の設定を迷いなく行えます。
投票アプリやフォーム機能を追加する
次に、投票を作るためのポーリングアプリ、またはフォームアプリをメッセージ欄に追加します。
チャットやチャネルでは、入力欄の下にあるメニューアイコンから「ポーリング」や「フォームアプリ」を検索して選びましょう。会議中の場合は、画面上部の操作バーからアプリの一覧を開き、同じように投票用のアプリを追加します。
はじめて使うアプリはアクセス許可を求められることがあるため、画面の案内に従って承認しましょう。一度追加すれば、次回からは一覧から素早く呼び出せます。
質問文と回答の選択肢を入力する
アプリを開いたら、質問文と回答の選択肢を入力します。質問は「どの日程がご都合よいですか」のように、回答者が迷わない具体的な内容にするのがコツです。選択肢は2つ以上を用意し、必要に応じて3つ、4つと追加できます。
複数の選択肢を同時に選んでよい場合は、複数回答を許可する設定に切り替えます。選択式のほか、自由記述や評価形式に対応するアプリもあるため、集めたい回答の種類に合わせて形式を選びましょう。入力後はプレビューで表示を確かめておくと、送信後の作り直しを防げます。
匿名回答や結果共有の設定を行う
投稿する前に、匿名回答や結果の共有に関する設定を確認します。回答者の名前を記録するかどうかは、投票作成画面のチェック項目で切り替え可能です。率直な意見を集めたいときは匿名、誰が答えたかを把握したいときは記名が向いています。
回答した人にその場で集計結果を見せるか、締め切り後に公開するかも選べます。先に結果を見せると回答が偏る場合があるため、目的に合わせて決めましょう。匿名の設定は投稿後に変更できないことが多いため、送信前に確認しておくと安心です。
投票を投稿・開始する
最後に、作成した投票を投稿して開始します。チャットやチャネルでは、内容を確認して送信ボタンを押すと、メッセージとして投票が表示されます。会議中は、準備した投票を必要なタイミングで開始すると、参加者全員の画面に質問が映し出される仕組みです。
参加者には通知が届き、選択肢を選んで回答すると、結果はリアルタイムでグラフに反映されます。回答を締め切るときは投票を終了する操作を行い、集まった内容をそのまま共有や記録に活用できます。
Teamsの投票機能を活用できる場面とは?
Teamsの投票機能は、日程調整や合意形成、理解度チェックなど、複数人で意見や状況を確認したい場面で役立ちます。ここでは、業務でよく使われる3つの活用シーンを紹介します。
会議の日程や候補を決める
複数の候補から日程や案を選ぶときは、投票を使うと調整がスムーズに進みます。
会議の日程調整では、候補日を選択肢にして投票を送れば、参加者が都合のよい日を選ぶだけで希望が集まります。メールで1人ずつ予定を確認する手間がなく、どの日に票が多いかもグラフでひと目で分かるのが利点です。
複数回答を許可すれば、参加できる日をすべて選んでもらえるため、全員が集まりやすい候補を見つけやすくなります。回答期限を設けておけば、集計を待たずに次の準備へ移れるのも便利です。
意思決定の前に参加者の意見を集める
何かを決める前に全員の考えを知りたいときにも、投票が向いています。企画の方向性や施策の優先順位など、意見が分かれそうな議題では、先に投票で全体の傾向をつかんでおくと議論が整理され、参加者一人ひとりの考えを平等に反映できます。
また、匿名設定にすれば、立場を気にせず本音を出しやすくなります。集まった結果は最終判断の材料になり、なぜその決定に至ったかを説明する根拠にもなります。
研修や説明会の理解度を確認する
研修や説明会では、投票で参加者の理解度をその場で確かめられます。説明の区切りごとにクイズ形式の投票を出せば、内容がどの程度伝わっているかを数値でつかめるのが強みです。理解が浅い部分が見つかれば、その場で補足したり、次回の資料を見直したりできます。
終了後の満足度アンケートは、研修の効果や改善点を読み取る材料です。点数がその場で集計されるため、どの説明でつまずいたかを講師がすぐに把握でき、大人数の研修でも参加者の反応を集めやすくなります。
Teamsで投票を行う際の注意点とは?
投票は手軽に使える一方で、進め方を誤ると回答が集まらなかったり、結果の受け止め方を間違えたりします。投票を役立てるために、事前に押さえておきたい3つの注意点を紹介します。
回答者に投票の目的を明確に伝える
投票を送るときは、何のための投票かを最初にはっきり伝えましょう。目的が分からないまま質問だけが届くと、回答者は判断に迷い、回答率が下がってしまいます。
質問文に「次回会議の日程を決めるため」などの背景を一言添えると、答える意味が伝わり回答が集まりやすくなります。回答期限や、結果を何に使うのかも書いておくと親切です。特にチャネルで大勢に送る場合は、誰に答えてほしいのかを明示しておくと、対象外の人の負担を減らせます。
匿名回答の設定有無を事前に確認する
投票を作成する前に、匿名にするかどうかを必ず確認しましょう。匿名と記名では、集まる回答の質が変わります。
たとえば、人事評価や職場の悩みなど答えにくい内容を聞くときは、匿名のほうが本音を引き出しやすいです。一方、誰がどう答えたかを後から確認したい場合は記名が適しています。匿名の設定は投稿した後では変更できないことが多いため、送信前の確認が欠かせません。設定を誤ると集め直しになり、回答者の手間も増えてしまいます。
重要な判断は投票結果だけで決めない
投票の結果は判断材料の1つとして扱い、それだけで結論を出さないようにしましょう。
投票は多数派の意見を素早くつかめますが、少数の重要な指摘や、数字に表れない背景までは拾いきれません。特に予算や人事など影響の大きい決定では、投票結果を参考にしつつ、議論や個別のヒアリングを組み合わせることが大切です。回答者が状況を十分に理解しないまま答えている場合もあります。結果はあくまで傾向を示すものと捉え、最終判断は責任者が総合的に下すのが安全です。
Microsoft Teamsの投票機能を活用しよう
Microsoft Teamsの投票機能は、フォームをもとにした仕組みで、チャットやチャネル、会議のいずれでも数タップで作成できます。質問と選択肢を用意して送るだけで回答が集まり、結果はその場でグラフに表示されるため、集計の手間がかかりません。日程調整や意思決定前の意見集め、研修の理解度チェックなど、複数人で状況を確かめたい場面で幅広く役立ちます。
投票機能を使用するときは、投票の目的を先に伝える、匿名設定を投稿前に確かめる、結果だけで結論を急がないといった点を意識すると、集めた声をより有効活用できます。
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