- 更新日 : 2026年4月28日
退職届はワードでもいい?手書きとの違いや無料テンプレート、封筒の書き方まで解説
退職を決意した際、最後に提出する重要書類が「退職届」です。かつては手書きが常識とされてきましたが、デジタル化が進んだ現在、「ワード(パソコン)で作成しても失礼にあたらないか?」と悩む方は少なくありません。
結論から言えば、就業規則で指定がない限り、退職届はワードで作成しても問題ありません。むしろ、読みやすく修正も容易なため、ビジネスシーンでは一般的になりつつあります。この記事では、ワードでの作成が認められる理由や具体的な書き方、名前だけ手書きにするマナー、そして封筒への入れ方まで、円満退社に向けた書類作成のポイントを解説します。
目次
退職届はワードで作成しても本当に問題ないか?
会社の就業規則に「手書き必須」という規定がない限り、ワードやエクセルなどのパソコンで作成して提出してもマナー違反にはなりません。
以前は「手書き=誠意」と捉える風潮が強くありましたが、現在は効率性や可読性が重視される傾向にあります。パソコンで作成された書類は誰にとっても読みやすく、事務処理上のミスも防げるため、受け取る側(人事や上司)にとってもメリットがあります。ただし、完全にデジタルだけで完結させるのではなく、最終的な署名部分には注意が必要です。
手書きじゃないとダメなケースはあるか?
就業規則で指定されている場合や、社風が非常に伝統的で手書きを重んじる慣習がある場合は、手書きが無難です。
直属の上司が「退職届は手書きで書くものだ」という考えを持っている可能性もゼロではありません。無用なトラブルを避けて円満に退職するためには、事前に就業規則を確認するか、信頼できる先輩に過去の事例を聞いておくと安心です。
パソコン作成のメリットと名前だけ手書きにする理由
パソコン作成は修正が容易で、書き損じによる用紙の無駄を省ける点が大きなメリットです。
すべてをパソコンで入力しても法的な効力に問題はありませんが、本人の意思で提出したことを証明するために、「氏名(署名)」だけは手書きにし、押印することをおすすめします。これにより、文書の真正性が高まり、改ざんされたものではないという証明になります。
ワードで作る退職届の書き方と必須項目は?
縦書きまたは横書きのフォーマットに従い、「退職理由」「退職日」「届出日」「所属・氏名」「宛名」の5点を漏れなく記載します。
退職届には決まった法的様式はありませんが、ビジネス文書として備えるべき定型的な項目があります。これらが欠けていると、受理されなかったり、再提出を求められたりする可能性があります。
縦書きと横書き、どちらがいい?
どちらでも問題ありませんが、縦書きがよりフォーマルな印象を与え、横書きはビジネスライクで現代的な印象を与えます。
ワードの初期設定は横書きですが、退職届専用の便箋などは縦書きが多いため、テンプレートを使用する際は好みのスタイルを選んでください。
記載すべき具体的な項目
- 一行目:中央に「退職届」と記載します。
- 二行目以降(本文):一番下に「私儀(わたくしぎ)」と書き、改行して「このたび、一身上の都合により、勝手ながら来る令和〇年〇月〇日をもって退職いたしたく、ここにお届けいたします。」と記載します。退職理由は詳細に書かず「一身上の都合」とするのが定型です。
- 日付:退職日(辞める日)と、届出日(提出する日)を記載します。
- 所属・氏名:自分の所属部署と名前を記載し、名前の下に捺印します。
- 宛名:会社の正式名称と最高責任者(代表取締役社長など)の氏名を記載します。敬称は「殿」または「様」を使用します。
無料で使える退職届のワードテンプレート活用法
マイクロソフトの公式サイトや転職支援サイトなどが配布している無料のワードテンプレートをダウンロードし、必要事項を書き換えるだけで完成します。
一からレイアウトを作成するのは手間がかかりますが、テンプレートを使えば、文字の配置や行間があらかじめ整えられているため、数分で作成可能です。
テンプレートのダウンロードと使い方の手順
インターネットで「退職届 テンプレート ワード 無料」などで検索し、信頼できるサイトからファイルをダウンロードします。
- ワードでファイルを開き、「〇〇株式会社」や「氏名」などのプレースホルダー部分を自分の情報に書き換えます。
- 退職日などの日付を正確に入力します。
- レイアウトが崩れていないか確認し、保存します。
スマホで作成・印刷する方法
家にパソコンやプリンターがない場合でも、スマホのWordアプリとコンビニプリントを利用して作成可能です。
- スマホでテンプレートをダウンロードし、Wordアプリで編集します。
- 作成したファイルをPDF形式で保存します。
- コンビニのマルチコピー機対応アプリ(ネットプリントなど)にPDFを登録し、店舗で印刷します。
作成後のマナー:印刷、署名、封筒への入れ方
白いA4またはB5用紙に印刷し、署名と捺印を行った上で、無地の白封筒に入れて提出します。
データを作成しただけでは退職届は完成しません。印刷する用紙の質や封筒の選び方にも、社会人としてのマナーが求められます。
印刷用紙と署名・捺印
コピー用紙でも構いませんが、少し厚手の上質紙を使うと丁寧な印象になります。サイズはA4またはB5が一般的です。
印刷後、氏名の部分だけは黒のボールペンまたは万年筆を使い、自筆で署名します。その横(または下)に認印または実印を押します。シャチハタは避け、朱肉を使う印鑑を使用してください。
封筒の選び方と表書き・裏書き
「郵便番号枠のない」、白無地の「二重封筒」を選びます。茶封筒は事務的な書類に使われるため、退職届には不向きです。
サイズは、用紙がA4なら「長形3号」、B5なら「長形4号」が適しています。封筒の表面中央に「退職届」と書き、裏面左下に自分の「所属部署」と「氏名」を書きます。ここも手書きで行います。
三つ折りの方法と封入の向き
- 退職届は三つ折りにして封筒に入れます。
- 用紙の下3分の1を上に折り上げます。
- 用紙の上3分の1を下に折り重ねます。
- 封筒の裏面(差出人を書く側)から見て、用紙の右上が封筒の入り口に来るように入れます。
退職届作成の負担を減らし、次のステップへ
退職届は、会社への最後の手続きであると同時に、自分自身のキャリアを次に進めるための区切りとなる書類です。ワードを活用することで作成の手間を大幅に減らし、記載ミスも防ぐことができます。パソコンで作成することは決してマナー違反ではありませんが、就業規則の確認や自筆署名、丁寧な封入といった最低限の礼儀を守ることは重要です。形式に過度に悩むことなく、スムーズに書類を準備し、円満な退職を実現してください。
システム乱立を解消するためのステップとは?
多くの企業がバックオフィス業務効率化のため多様なクラウドシステムを導入するも、「便利なはずが非効率」という現実に直面しています。
その原因は、勤怠や経費など「部分最適」なシステム導入による乱立です。システム同士がつながらず、データの手入力やExcelでの突き合わせ作業が常態化。
これは「見えないコスト」を増やし、業務フローを複雑化させ、現場の負担を増大させます。システム乱立のリスクを整理し、業務アセスメントによる根本解決策をご紹介するホワイトペーパーを用意していますので、ぜひお気軽にご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
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