• 更新日 : 2026年8月10日

Googleスライドの編集方法は?スマホ操作や共同編集も解説

PointGoogleスライドの編集はどう進める?

Googleスライドは、ブラウザやアプリだけで無料で使えるクラウド型のプレゼン作成ツールです。

  • ソフトの購入やインストールが要らない
  • 変更した内容が自動で保存される
  • 複数人でのリアルタイム同時編集に対応する

編集できないときは、権限やログイン中のアカウントを見直すと解決しやすくなります。

Googleスライドの編集操作や共有設定の使い方がわからず、チームでの資料づくりに時間がかかっているバックオフィス担当者は多いのではないでしょうか。基本の使い方から権限設定まで押さえれば、パソコンでもスマホでも複数人が安全に同時作業を進められます。この記事では、スライドの追加や装飾、共同編集、PowerPointとの相互変換までの手順をわかりやすく解説します。

Googleスライドの特徴は?

Googleスライドの最大の特徴は、ソフトのインストールなしにブラウザだけで無料で使えるクラウド型のプレゼン作成ツールである点です。作成した内容はGoogleドライブへ自動保存され、複数人でのリアルタイム編集にも対応します。

PowerPoint(パワポ)との違いを整理すると、以下のとおりです。

比較項目 Googleスライド PowerPoint
料金 無料(Googleアカウントのみ) 有料(Microsoft 365契約が前提)
保存方式 Googleドライブに自動保存 手動保存が基本
インストール 不要(ブラウザで利用) 必要(デスクトップ版)
共同編集 リアルタイムで複数人が同時編集 Microsoft 365版が対応
オフライン編集 Chrome拡張機能で対応 標準対応

バックオフィス業務でGoogleスライドを選ぶ利点は、クラウド保存と自動保存の組み合わせにあります。編集内容は短い間隔でGoogleドライブへ自動保存されるため、保存し忘れによるデータ消失を防ぎやすくなります。Googleアカウントがあれば追加費用なしで利用でき、社内外の関係者とリアルタイムに同時編集できる点も、チームでの資料づくりに向いています。

参照:Google スライド|Google Workspace

Googleスライドの基本的な編集操作は?

Googleスライドの編集は、スライドの追加、テキスト入力、画像や図形の挿入という流れで進めます。PowerPointの操作経験があれば、感覚はほぼ同じです。

スライドを追加・並べ替え・削除する

スライドの管理は、画面左のサムネイルパネルからまとめて行えます。

  • スライドの追加:ツールバー左端の「+」ボタン、またはCtrl+M(MacはCmd+M)で新規スライドを挿入
  • 並べ替え:左パネルのサムネイルをドラッグ&ドロップで移動
  • 削除:サムネイルを右クリックし「スライドを削除」を選択
  • レイアウト変更:サムネイルを右クリックし「レイアウトを適用」から選択

スライドの追加時には、「空白」「タイトルのみ」「タイトルと本文」などのレイアウトから選べます。「+」ボタン横の「▼」を押すと一覧が表示されるため、用途に合ったものを選ぶと作業がスムーズです。

テキストや図形を挿入して装飾する

テキストや図形の挿入は、メニューバーの「挿入」からまとめて操作できます。

  • テキスト入力:「挿入」→「テキストボックス」でドラッグして配置。フォント・サイズ・色はツールバーで変更
  • 画像の挿入:「挿入」→「画像」でパソコンからアップロード、またはGoogle検索やURL指定で追加
  • 図形の追加:「挿入」→「図形」で四角形・矢印・吹き出しなどを選択して配置
  • 表の挿入:「挿入」→「表」で行数・列数を指定
  • ページ番号:「挿入」→「スライド番号」で自動付与

テキストボックスや図形は、選択した状態でツールバーから塗りつぶし色・枠線・影を変更できます。複数のオブジェクトを整列させたいときは、Shift+クリックでまとめて選び、右クリックの「整列」でそろえると仕上がりがきれいになります。会議用の報告資料であれば、タイトルスライドにロゴ画像、本文スライドに箇条書きとグラフ画像を配置する流れで進めると、見やすい資料が短い時間で仕上がります。

テンプレートやテーマでおしゃれに仕上げる

見た目を整えるなら、テンプレートやテーマを使うとデザインを一括でそろえられます。

Googleスライドには、配色やフォントが整ったテンプレートが用意されており、ホーム画面のテンプレートギャラリーから選ぶだけで体裁の整った資料を作成できます。全ページのデザインを統一したいときは、上部メニューの「テーマ」から配色やフォントをまとめて変更できます。動きを加えたい場合は、対象を選んで「アニメーション」から表示効果やスライド切り替え(トランジション)を設定でき、プレゼンにメリハリをつけられます。凝った装飾よりも、余白と配色をそろえるほうが、読み手に伝わりやすい資料になりやすいでしょう。

参照:スライドを追加、削除、整理する|Google

Googleスライドをスマホやタブレットで編集するには?

Googleスライドは、iOS・Android向けの無料アプリを使えば、スマホやタブレットからでもスライドの閲覧や編集ができます。外出先での確認や軽微な修正に向いています。

スマホ・タブレットアプリでできる編集は?

スマホアプリでも、文字修正や画像の差し替えといった基本編集はひととおり行えます。

機能 PC版(ブラウザ) スマホアプリ版
テキスト・画像の編集
マスタースライド編集 ×
図形の細かい装飾 △(一部制限)
スピーカーノート編集
共同編集・コメント
アドオンの利用 ×

スマホアプリ版は、移動中に内容を確認したり、テキストの誤字を直したりする用途であれば十分に使えます。レイアウトの大幅な変更やマスタースライドの調整が必要なときは、パソコン版のほうが効率的でしょう。

スマホやiPhone・iPadで編集できないときは?

スマホで編集できない場合は、権限やアカウント、通信環境を順に確認すると原因を切り分けられます。

  • 閲覧専用になっている:オーナーに「編集者」権限への変更を依頼する
  • 別のアカウントでログインしている:権限を付与されたアカウントに切り替える
  • アプリが最新でない:App StoreやGoogle Playでアプリを更新する
  • 通信が不安定:Wi-Fiやモバイル回線の状態を確認し、再読み込みする

iPhoneやiPadでは、閲覧はブラウザからでもできますが、編集には専用アプリのインストールが必要です。会社のGoogle Workspaceアカウントと個人アカウントを併用している場合は、編集権限を持つ側のアカウントでログインしているかを確認してみてください。

参照:Google スライドの使い方(iPhone と iPad)|Google

Googleスライドで共同編集するには?

Googleスライドの共同編集は、「共有」ボタンからリンクを発行するか、相手のメールアドレスを指定して招待する方法で始められます。Google公式ヘルプによると、1つのファイルは最大100人(同じファイルを開くタブやデバイスの数)まで同時に編集できる仕様です。

閲覧・コメント・編集の権限を使い分ける

共有時の権限は、相手の役割に合わせて閲覧・コメント・編集から選べます。

権限 できること 適した場面
閲覧者 スライドの閲覧のみ 最終版を社外に提示する場合
閲覧者(コメント可) 閲覧+コメント追加 社外レビューやフィードバック収集
編集者 スライドの追加・変更・削除 社内チームでの共同作成

社外のクライアントに意見だけをもらいたいときは、「閲覧者(コメント可)」を選ぶと安全です。内容を書き換えられる心配がなく、コメント欄でやり取りを進められます。

リンク共有とメール招待を使い分ける

共有方法は、大人数向けの「リンク共有」と特定の相手向けの「メール招待」に分かれます。

リンク共有の手順は以下のとおりです。

  1. 画面右上の「共有」ボタンをクリック
  2. 「一般的なアクセス」を「リンクを知っている全員」に変更
  3. 権限(閲覧者/コメント可/編集者)を選択
  4. 「リンクをコピー」してチャットやメールで送付

メール招待の手順は以下のとおりです。

  1. 「共有」ボタンをクリック
  2. 「ユーザーやグループを追加」欄に相手のメールアドレスを入力
  3. 権限を選択し「送信」をクリック

リンク共有はURLを知っていれば誰でもアクセスできるため、大人数への一斉共有に向いています。一方、メール招待は特定の人だけにアクセスを絞れるため、機密性の高い資料に適しています。

参照:Google ドライブのファイルを共有する|Google

パワポとGoogleスライドを相互編集するには?

PowerPointファイル(.pptx)はGoogleスライドで直接開いて編集でき、逆にGoogleスライドからパワポ形式で書き出すこともできます。ただし、フォントや図形の位置がずれる場合があるため、事前に対策しておくと崩れを抑えられます。

互換性の高い共通フォントを選ぶ

レイアウト崩れを防ぐには、両方の環境で使える共通フォントに統一するのが効果的です。

Googleスライドに搭載されていないフォントをパワポ側で使うと、変換時に別のフォントへ自動で置き換わり、文字サイズや行間がずれてしまいます。両方の環境で使えるフォントに統一しておくと、崩れを抑えられます。

  • 日本語フォント:メイリオ、Noto Sans JP
  • 英語フォント:Arial、Roboto

社内でフォントを共通化しておくと、パワポとGoogleスライド間の変換で生じるレイアウト崩れを減らしやすくなります。フォント選びを整えるだけでも、変換後の手直しを抑えられるでしょう。

マスタースライドで一括修正できる

書式をまとめて整えたいときは、マスタースライドを編集すると全スライドへ一度に反映できます。

マスタースライド(テーマの編集)は、レイアウトのフォントや配色をまとめて管理する機能です。操作手順は以下のとおりです。

  1. メニューバーの「スライド」→「テーマの編集」をクリック
  2. マスタースライド一覧から該当のレイアウトを選択
  3. フォント・文字サイズ・背景色・ロゴの配置などを変更
  4. 画面を閉じると、そのレイアウトを使う全スライドに反映

パワポから読み込んだ大量のスライドでフォントが崩れていても、1枚ずつ直すと時間がかかります。マスタースライドを編集すれば全スライドの書式を一度にそろえられるため、業務効率の改善が見込めます。

参照:Google スライド クイックリファレンス|Google Workspace

Googleスライドで社外と共同編集する際の設定は?

社外パートナーとGoogleスライドを共同編集するときは、変更履歴の活用とドメイン外共有の設定が安全な運用につながります。Google Workspace(旧G Suite)を導入している企業では、初期状態で社外共有が制限されている場合があるためです。

変更履歴で誤編集を復元できる

意図しない書き換えや削除が起きても、変更履歴(版管理)から元の状態へ戻せます。

復元の手順は以下のとおりです。

  1. メニューバーの「ファイル」→「変更履歴」→「変更履歴を表示」をクリック
  2. 画面右側に、時系列で保存された履歴の一覧が表示される
  3. 戻したい時点の履歴をクリックしてプレビューを確認
  4. 「この版を復元」をクリックすると、その時点へ巻き戻し完了

変更履歴は「誰が」「いつ」「どこを」変更したかが色分けで表示されるため、原因の切り分けにも使えます。プレゼン直前に重要なスライドが消えていた場合でも、数クリックで戻せる復元手段として有効です。

ドメイン外共有の制限を解除する

社外ユーザーを招待できないときは、管理者がドメイン外共有の設定を見直す必要があります。

Google Workspaceを利用している企業では、管理者がドメイン外への共有を制限している場合があります。「組織外のユーザーとは共有できません」というエラーは、この設定が原因です。解除するには、Google Workspace管理者が以下の操作を行います。

  1. 管理コンソール(admin.google.com)にログイン
  2. 「アプリ」→「Google Workspace」→「ドライブとドキュメント」→「共有設定」を開く
  3. 「外部との共有」で組織外ユーザーとのファイル共有を許可に変更
  4. 対象の組織部門(OU:部署ごとにポリシーを分けて管理する単位)を限定すれば、部署単位での制御も可能

セキュリティを保ちながら社外共有を許可したい場合は、外部共有時に警告を表示するオプションを選ぶと現実的です。情報漏えいのリスクを抑えつつ、必要なときだけ社外とやり取りできる運用になります。

参照:組織の外部共有を管理する|Google Workspace 管理者ヘルプ

Googleスライド編集でよくある質問

パソコンで編集できないときの対処法は?

パソコンで「閲覧のみ」と表示される場合は、権限とログイン中のアカウントを確認すると解決しやすくなります。

  • 権限が「閲覧者」になっている:オーナーに「編集者」権限への変更を依頼する
  • 別のGoogleアカウントでログインしている:権限を付与されたアカウントに切り替える
  • Google Workspaceのドメイン制限:管理者にドメイン外共有の設定を確認してもらう
  • ブラウザのキャッシュが古い:シークレットモードで開くか、キャッシュを消去して再読み込みする

法人のGoogle Workspaceを使っている場合、個人のGmailアカウントに権限が付与されていても、ログイン中が会社アカウントだと編集画面に入れないことがあります。ブラウザ右上のアイコンからアカウントを確認し、正しいアカウントでアクセスしているか見直してみてください。

アニメーションやトランジションは設定できる?

Googleスライドでも、文字や図形のアニメーションとスライド切り替えのトランジションを設定できます。

アニメーションは、対象を選んで右クリックし「アニメーション化」を選ぶと、表示のタイミングや動きを指定できます。スライドの切り替え効果は、「スライド」の「切り替え効果」からフェードやスライドインなどを選択します。動きは伝えたい部分に絞って使うと、内容が散らからずに伝わりやすくなります。

参照:プレゼンテーションを共有する|Google Workspace

Googleスライドの編集を業務で活用するために

Googleスライドの編集は、基本操作から共有・権限設定まで押さえれば、パソコンでもスマホでもチームで安全に資料づくりを進められます。PowerPointとの互換はフォントの共通化で崩れを抑えられ、マスタースライドを使えば書式の一括修正も効率化できます。

変更履歴やドメイン外共有の設定も組み合わせることで、社内外の共同編集をスムーズに運用できる体制が整います。

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