- 作成日 : 2026年2月10日
ワードの「しおり」機能の使い方!PDFへの反映や旅のしおりの作り方も解説
Microsoft Word(ワード)で「しおり」と検索すると、2つの異なる使い方がヒットします。一つは長文作成時に特定の場所へジャンプするための「ブックマーク機能」、もう一つは遠足や旅行で使う冊子状の「旅のしおり」や読書用の「短冊しおり」の作成です。
この記事では、この2種類の「しおり」について、それぞれの目的と具体的な操作方法を解説します。電子文書として活用するための設定手順やPDFへの反映方法、そして印刷物としておしゃれなしおりを作るコツまで、目的に合わせて必要な情報をチェックしてください。
目次
Wordの機能としての「しおり(ブックマーク)」とは?
文書内の特定の場所や文字列に目印を付け、瞬時にその場所へジャンプ(移動)できるようにする機能です。
数百ページに及ぶマニュアルや論文を作成している場合、スクロールして目的のページを探すのは大変です。「しおり」機能を設定しておけば、ワンクリックで特定の図表や段落に移動できます。また、他の場所から「相互参照」したり、ハイパーリンクの飛び先として指定したりすることも可能です。
しおりを設定(挿入)する手順
- 目印を付けたい場所をクリックしてカーソルを置くか、文字列を選択します。
- 「挿入」タブをクリックし、「リンク」グループにある「ブックマーク」を選択します。
- ブックマークのダイアログボックスが表示されるので、「ブックマーク名」を入力します(例:第1章_要約)。
- 「追加」ボタンをクリックします。これで目印が設定されます。
なお、ブックマーク名は数字から始めることや、スペースを含めることはできません。
設定したしおりへジャンプする方法
- 「ホーム」タブの「編集」グループにある「検索」の横の矢印をクリックし、「ジャンプ」を選択します(またはCtrl + Gキー)。
- 「移動先」の一覧から「ブックマーク」を選択します。
- 移動したい「ブックマーク名」を選び、「ジャンプ」ボタンをクリックします。
瞬時にその場所へ画面が移動します。
画面上でしおりの位置を表示させるには?
ワードのオプション設定で「しおり」にチェックを入れると、しおりを設定した箇所に「[ ]」のような記号が表示されます。
デフォルト(初期設定)では、しおりを設定しても画面上には何も表示されないため、どこに設定したかがわかりません。編集作業中は記号を表示させておくと便利です。
しおり記号を表示する手順
- 「ファイル」タブをクリックし、「オプション」を選択します。
- 「詳細設定」メニューをクリックします。
- 「構成内容の表示」という項目を探します。
- 「ブックマークを表示する」のチェックボックスにチェックを入れ、「OK」をクリックします。
文書に戻ると、しおりを設定した文字列が「[ ](大括弧)」で囲まれて表示されます。位置のみを指定した場合は「I(アイ)」のような形のカーソルが表示されます。なお、この記号は印刷されません。
WordのしおりをPDFのしおり(目次)として反映させるには?
「名前を付けて保存」でPDF形式を選ぶ際、「オプション」設定で「次を使用してブックマークを作成」にチェックを入れます。
ワード文書をPDF化して配布する際、ワード側で設定した「しおり」や「見出し」を、PDFリーダー(Acrobat Readerなど)に表示される目次(ブックマーク)として引き継ぐことができます。
PDFへの反映手順
- 「ファイル」タブから「名前を付けて保存」(またはエクスポート)を選択します。
- ファイルの種類で「PDF (*.pdf)」を選択します。
- 保存ボタンの近くにある「オプション」をクリックします。
- オプション画面の下部にある「次を使用してブックマークを作成」にチェックを入れます。
- 「Wordのブックマーク」を選択し、「OK」をクリックして保存します。
作成されたPDFを開くと、設定したしおりがナビゲーションパネルに表示され、クリックで移動できるようになります。
印刷して使う「旅のしおり」や「自作しおり」を作る方法は?
「テンプレート」を活用するか、ページ設定で「本(縦方向に谷折り)」などを選択して冊子形式の原稿を作成します。
ここからは、機能の話ではなく、物理的な「紙のしおり」の作り方についてです。
旅のしおり(小冊子)の作り方
一からレイアウトするのは難しいため、無料のテンプレートを使うのが近道です。
- ワードを開き、「新規」画面の検索ボックスに「旅行」と入力します。
- マイクロソフト公式のテンプレートが表示されるので、気に入ったものをダウンロードします。
- 写真や予定表を書き換えて印刷し、二つ折りにしてホッチキスで留めれば完成です。
自作する場合は、「レイアウト」タブの「ページ設定」を開き、印刷の形式を「本(縦方向に谷折り)」に設定することで、自動的に面付け(ページ割り)された冊子が作れます。
読書用のしおり(短冊)の作り方
A4用紙を分割して、一度に数枚のしおりを作ります。
- 「図形」機能で長方形を描画し、好みのサイズ(例:4cm×12cm)にします。
- 図形の中に好きな画像や名言などを配置します。
- 作成した図形をコピーして並べ、少し厚手の紙に印刷して切り取ります。
パンチで穴を開けてリボンを通せば、本格的なしおりになります。
目的に合わせて2つの「しおり」を使いこなす
本記事では、ワードにおける「機能としてのしおり」と「印刷物としてのしおり」について解説しました。
- 機能のしおり:長文作成時のジャンプ機能として利用し、PDFの目次作成にも活用する。
- 印刷物のしおり:テンプレートやページ設定を駆使して、旅のしおりや読書グッズを作成する。
ワードの「しおり」という言葉には全く異なる2つの側面がありますが、どちらも文書作成ソフトとしてのワードの強みを活かした便利な機能です。用途に合わせてこれらを使い分け、効率的な作業や楽しいグッズ作りにお役立てください。
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