• 更新日 : 2026年8月10日

YouTube以外の動画をGoogleスライドに挿入するには?

PointYouTube以外の動画をGoogleスライドに挿入するには?

Googleドライブ経由でアップロードし、挿入メニューから選ぶだけで埋め込めます。

  • MP4形式を選ぶと安定して再生できる
  • 動画とスライドの権限を同じ範囲にそろえる
  • Vimeoはサムネイルリンクで代替対応が可能

社外秘の動画をGoogleスライドに安全に挿入するには、Googleドライブにアップロードし、動画ファイルとスライド双方の共有権限を同じ範囲に揃えることで、閲覧エラーなく安全に共有できます。

YouTube以外の動画は、Googleドライブ経由でGoogleスライドに埋め込めます。社外秘の研修動画や製品デモをYouTubeに公開したくない場面でも、ドライブに保存すればスライドへ貼り付けられます。

本記事では、動画挿入の手順から共有権限の設定、再生トラブルの対処までを順に解説します。

Googleドライブ経由で動画を挿入するには?

Googleドライブに動画ファイルをアップロードし、スライドの挿入メニューから選ぶだけで埋め込みが完了します。YouTubeへのアップロードが不要なため、社外秘の研修動画や製品デモ映像も、そのままプレゼンテーション資料へ組み込めます。

対応する動画フォーマットを確認する

Googleスライドで扱う動画は、MP4(H.264)を選ぶと最も安定して再生できます。

iPhoneで撮影したMOVファイルはそのまま使えるケースが多いものの、再生トラブルを避けたい場合はMP4へ変換しておくと安心です。

参照:Google ドライブに保管可能なファイル|Google ドライブ ヘルプ

ドライブへのアップロードからスライド挿入までの手順

動画はGoogleドライブに保存してから、挿入メニューの「動画」で選ぶと埋め込めます。操作は次の流れで進めます。

  1. Googleドライブ(drive.google.com)を開き、「新規」→「ファイルのアップロード」で動画ファイルをアップロードする
  2. アップロード完了後、Googleスライドのプレゼンテーションを開く
  3. 動画を挿入したいスライドを選び、メニューバーの「挿入」→「動画」をクリックする
  4. 表示されたダイアログで「Googleドライブ」タブを選ぶ
  5. アップロードした動画ファイルを選択し、「挿入」ボタンを押す

挿入後はスライド上に動画プレーヤーが表示され、ドラッグでサイズや位置を自由に調整できます。なお、アップロード直後は動画の処理が終わっていないことがあります。ドライブ上でサムネイルが正常に表示されてからスライドに貼り付けると、読み込みエラーを防げます。

Googleスライドに挿入した動画の再生設定はどう調整する?

Googleスライドでは、埋め込んだ動画の開始・終了時間や自動再生、ミュートをスライド上で設定できます。プレゼンテーション本番での操作ミスを防ぐため、事前に調整しておくと安心です。

開始・終了時間を秒単位で指定する

動画の一部だけを見せたいときは、書式設定オプションで開始・終了時間を秒単位で指定します。設定手順は次のとおりです。

  1. スライド上の動画をクリックして選択する
  2. 右側の「書式設定オプション」パネルを開く(表示されない場合は右クリック→「書式設定オプション」)
  3. 「動画の再生」セクションで「開始」と「終了」の時間を秒単位で入力する

例えば5分間の研修動画のうち1分30秒〜3分00秒だけを見せたい場合、「開始:1:30」「終了:3:00」と設定すれば該当箇所のみが再生されます。元の動画ファイル自体は編集されないため、別のスライドで異なる区間を指定することも自由にできます。

参照:画像や動画を挿入、削除する|Google ドキュメント エディタ ヘルプ

自動再生とミュートで発表を円滑にする

自動再生とミュートを設定しておくと、発表中の操作ミスを減らせます。「動画の再生」パネルで、再生方法に関するオプションを調整できます。

設定項目 内容
プレゼンテーション時に自動再生 スライドが表示された瞬間に動画が再生される。クリック操作が不要になる
音声をミュート 動画の音声をオフにする。BGM付き動画をナレーション中に流したい場合に便利
サイズと位置 動画プレーヤーの幅・高さ・配置座標を数値で指定できる

自動再生を有効にしておくと、スライドを切り替えるだけで動画が始まり、発表のテンポを崩しにくくなります。一方、質疑応答の場面で意図せず動画が流れることもあるため、再生が不要なスライドでは自動再生をオフにしておく方法があります。

Googleスライドの動画共有時にアクセス権限エラーを防ぐには?

動画が再生できないエラーの主な原因は、動画ファイルの共有範囲がスライドの共有範囲と一致していないことです。スライドの共有設定と動画ファイルの共有設定は別々に管理されるため、両方をそろえないと相手側で動画だけ見られない状態になりやすくなります。

ドライブの共有設定を事前に確認する

動画が再生できないエラーは、動画ファイルの共有範囲をスライドと同じにそろえると防げます。動画の閲覧権限を設定する手順は次のとおりです。

  1. Googleドライブで動画ファイルを右クリックし、「共有」を選ぶ
  2. スライドを共有する相手のメールアドレスを追加し、権限を「閲覧者」に設定する
  3. 相手がGoogleアカウントを持っていない場合は「リンクを知っている全員」に変更する
  4. 「完了」をクリックして保存する

よくある失敗として、スライド本体は「リンクを知っている全員が閲覧可」にしたのに、動画ファイルは「制限付き」のままだったケースがあります。プレゼンテーション当日に相手の画面で動画がエラー表示になり、慌てて権限を変更するケースもあります。こうした状態を避けるため、共有前に動画ファイルの権限を必ず確認しておきましょう。

参照:Google ドライブのファイルを共有する|Google ドライブ ヘルプ

組織外共有はリンク共有設定を変更する

社外に共有するときは、動画ファイルを「リンクを知っている全員」に切り替えます。Google Workspaceを利用している企業では、ドライブの共有範囲が「組織内のみ」に制限されているケースが多いため、追加の設定変更が必要です。

  • 動画ファイルの共有設定で「組織名の全員」ではなく「リンクを知っている全員」を選ぶ
  • 管理コンソールで外部共有がブロックされている場合は、IT管理者に共有ポリシーの変更を依頼する
  • セキュリティ上の懸念がある場合は、後述のVimeo限定公開など別の方法も検討する

組織のセキュリティポリシーによっては、外部共有そのものが禁止されている場合もあります。その際は管理者と相談のうえ、特定のファイルだけ例外的に外部共有を許可してもらうか、Vimeoのパスワード付き限定公開を使う方法が現実的です。共有前には、次の項目を確認しておくとトラブルを未然に防げます。

  • スライド本体の共有設定:相手が「閲覧者」または「編集者」になっているか
  • 動画ファイルの共有設定:スライドの閲覧者と同じ範囲に公開されているか
  • 組織の共有ポリシー:外部ユーザーへのドライブ共有が許可されているか
  • 動画の保存先:共有ドライブに置いた場合、ドライブ自体の権限設定も影響する

Vimeoなど外部動画をGoogleスライドで使うには?

Googleスライドに直接埋め込めるのはYouTube動画とGoogleドライブ上の動画で、VimeoやWistiaなどの外部プラットフォーム動画は直接は埋め込めません。ただし、サムネイル画像にリンクを設定すれば、プレゼンテーション中にワンクリックで外部動画を再生できます。

サムネイル画像にリンクを設定する

外部動画は、サムネイル画像にリンクを設定してワンクリックで開く形にします。手順は次のとおりです。

  1. Vimeoなどの動画ページからサムネイル画像をキャプチャ(スクリーンショット)する
  2. Googleスライドの「挿入」→「画像」でサムネイルをスライドに配置する
  3. 配置した画像を選択し、「挿入」→「リンク」をクリックする
  4. 動画のURL(例:https://vimeo.com/xxxxxxxxx)を貼り付けて「適用」を押す

プレゼンテーションモードでサムネイル画像をクリックすると、ブラウザの新しいタブで動画ページが開きます。スライド内での直接再生はできないものの、外部プラットフォームの高画質再生やセキュリティ機能をそのまま活用できる点が利点です。

Vimeoの限定公開で情報漏洩リスクを下げる

社外秘の動画は、パスワード保護に対応したVimeoの有料プランに置くと閲覧範囲を絞れます。YouTube・Googleドライブ・Vimeoの特徴を比較してみましょう。

プラットフォーム セキュリティ スライド埋め込み
YouTube(限定公開) URLを知っている人は視聴可能。パスワード設定は不可 直接埋め込み可能
Googleドライブ Googleアカウント単位・リンク単位で閲覧制限が可能 直接埋め込み可能
Vimeo(有料プラン) パスワード保護・ダウンロード禁止などの制御が可能 リンク設定で対応

Vimeoの有料プラン(Starterなど)では、パスワード付きの限定公開リンクを設定でき、閲覧範囲を細かく制御できます。料金や容量はプランや契約期間によって変わるため、契約前に公式ページで確認しておくと安心です。クライアント向けの提案動画や社内研修コンテンツなど、閲覧範囲を厳密に管理したい場合に向いています。追加コストをかけたくない場合は、Googleドライブのアクセス権限管理で対応できるケースも多いといえます。自社のセキュリティ要件と予算に合わせて選びましょう。

参照:Vimeo Starterプランについて|Vimeo ヘルプセンター

Googleスライドで動画がカクつく・再生できない時の対処法は?

動画が途中で止まる・カクつく主な原因は、動画ファイルの容量が大きすぎるか、非対応フォーマットであるケースがほとんどです。プレゼンテーション本番で動画が再生されない事態を防ぐため、事前に次の項目を確認しておきましょう。

動画を圧縮して読み込み速度を改善する

動画がカクつくときは、解像度を720p程度に圧縮するとスムーズに再生されやすくなります。フルHD(1920×1080)以上の高解像度動画は、ファイルサイズが数百MBから数GBに達することがあります。

ドライブにアップロードできても、再生時にネットワーク帯域が不足してカクつく一因になります。プレゼンテーション用途であれば、解像度は720p(1280×720)で足りるケースが多いといえます。動画の圧縮・変換には次のツールが代表的です。

  • HandBrake(無料・オープンソースの動画変換ソフト):MP4への変換と解像度・ビットレートの調整ができる
  • Adobe Media Encoder(Adobe CC付属の変換ツール):プリセットで手軽に圧縮できる
  • Clipchamp(Windowsに標準搭載の動画編集アプリ):ブラウザベースでエクスポート設定を変更できる

目安として、動画を圧縮してファイルサイズを小さく抑えると、スライド上でもスムーズに再生されやすくなります。

参照:Google ドライブで動画を保存、再生する|Google ドライブ ヘルプ

非対応形式はMP4へ変換して対処する

挿入時にエラーが出る形式は、MP4(H.264コーデック、AAC音声)へ変換すると解決できることがほとんどです。MKVやFLVなど一部の形式は、ドライブ上でプレビューが表示されてもスライドに挿入するとエラーになるケースがあります。

HandBrakeでMP4に変換する手順は次のとおりです。

  1. HandBrakeを起動し、変換したい動画ファイルをドラッグ&ドロップする
  2. 「Preset」で「General」→「Fast 720p30」を選ぶ(プレゼンテーション用途に十分な品質)
  3. 出力形式が「MP4」になっていることを確認し、「Start Encode」をクリックする
  4. 変換完了後、Googleドライブに再アップロードしてスライドに挿入する

変換後もエラーが続く場合、ブラウザのキャッシュクリアやシークレットモードでの再読み込みで改善することもあります。それでも解決しない場合は、ネットワーク回線の速度やGoogleドライブの空き容量(後述)を確認してみてください。

Googleスライドの動画挿入でよくある質問

スマホから動画を挿入できる?

スマートフォン版のGoogleスライドアプリからは、動画を直接挿入できません。2026年7月時点では、iOS/Androidアプリに動画挿入の機能はありません。

スマホで撮影した動画をスライドに入れたい場合は、次の手順で対応できます。

  1. スマホのGoogleドライブアプリから動画をアップロードする
  2. PCまたはブラウザ版Googleスライドを開き、「挿入」→「動画」→「Googleドライブ」で動画を選ぶ

出先でスマホから動画をドライブにアップロードしておけば、あとからPCで挿入作業を行える点は覚えておくと便利です。

Googleドライブの容量上限はどのくらい?

無料アカウントは15GB、Google Workspaceはプランごとに30GB〜5TB/ユーザーです。2026年7月時点の主なプランは次のとおりです。

プラン 容量
Google個人アカウント(無料) 15GB(Gmail・Googleフォトと共有)
Google One 100GB 100GB
Google Workspace Business Starter 30GB/ユーザー
Google Workspace Business Standard 2TB/ユーザー
Google Workspace Business Plus 5TB/ユーザー

Google Workspaceの容量は組織全体で共有するプール方式で、GmailやGoogleフォトと合算されます。無料アカウントの15GBはすぐ上限に達しやすいため、業務で動画を頻繁に扱う場合はBusiness Standard以上を検討する方法があります。

参照:料金プランの比較|Google Workspace

アップロードできる動画の最大ファイルサイズは?

1ファイルあたりの上限は5TBで、実際には契約プランの空き容量が制約になります。1日あたりのアップロード量には750GBの上限もあります。

例えば無料アカウントで残り容量が2GBしかなければ、2GBを超える動画はアップロードできません。大容量の動画を扱う場合は、前述の圧縮ツールでファイルサイズを小さくするか、不要なファイルを削除して空き容量を確保してから作業を進めましょう。

GoogleスライドへのYouTube以外の動画挿入を安全に行うには

YouTube以外の動画は、Googleドライブ経由でGoogleスライドに埋め込む方法が基本です。社外秘のファイルをYouTubeに公開せず、プレゼンテーション資料へ組み込めます。MP4(H.264)形式で用意し、ドライブへアップロードしたあとは、スライドと動画ファイルの共有権限を同じ範囲にそろえることで、閲覧エラーを防げます。

より厳密に閲覧範囲を管理したい場合は、Vimeoの限定公開を使う選択肢もあります。本番前に権限とフォーマットを一度確認しておくと、想定外のトラブルを減らせます。

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