- 作成日 : 2026年1月23日
パワーポイントのテーマの適用や作成方法とは?テンプレートとの違いまで解説
パワーポイント(PowerPoint/PPT)でスライドを作成するとき、デザインを統一するために「テーマ」機能を活用していますか。テーマを使えば、配色やフォント、背景などを一括で設定でき、見栄えの良いプレゼン資料を効率的に作れます。
本記事では、パワーポイントのテーマの基本から適用方法、オリジナルテーマの作成・保存方法、そしてテンプレートとの違いまでを解説します。
目次
パワーポイントのテーマとは?
テーマとは、スライド全体のデザイン要素(配色・フォント・効果・背景)をひとまとめにしたデザインセットです。
パワーポイントのテーマは、プレゼンテーション全体の見た目を統一するための機能です。テーマを適用すると、すべてのスライドに同じデザインルールが反映され、色使いや文字スタイルにばらつきのない資料を作成できます。
テーマを構成する4つの要素
テーマは以下の4つのデザイン要素で構成されています。
1つ目は「配色(カラーパレット)」です。テキスト、背景、アクセントなど用途別に12色が設定されており、グラフや図形の色もこの配色に連動します。2つ目は「フォント」で、見出し用と本文用の2種類が指定されています。3つ目は「効果」です。図形や画像に適用される影、反射、光彩などの視覚効果のスタイルを決定します。4つ目は「背景スタイル」で、スライドの背景デザインを設定します。
これらの要素が組み合わさることで、テーマ全体の印象が決まります。
テーマを使うメリット
テーマを活用すると、デザインの一貫性を保ちながら作業時間を短縮できます。手作業で色やフォントを一つずつ設定する必要がなく、テーマを切り替えるだけでスライド全体の雰囲気を変更できます。また、複数人で資料を分担作成する場合も、同じテーマを共有すれば統一感のある仕上がりになります。
テーマを適用するにはどうすればいい?
「デザイン」タブからワンクリックでテーマを適用でき、すべてのスライドに即座に反映されます。
パワーポイントにはあらかじめ多数のテーマが用意されており、新規作成時や作成途中でも自由に変更できます。
STEP1:組み込みテーマを適用する
パワーポイントに標準搭載されているテーマを使う方法です。
- 「デザイン」タブをクリックする
- 「テーマ」グループに表示されているデザインの一覧を確認する
- 適用したいテーマをクリックする
- すべてのスライドにテーマが適用される
テーマの一覧右下にある「その他」ボタン(下向き矢印)をクリックすると、すべての組み込みテーマを一覧表示できます。マウスをテーマ上に乗せるとプレビューが表示されるため、適用前に仕上がりイメージを確認できます。
STEP2:テーマのバリエーションを変更する
同じテーマでも、配色や背景を変えることで印象を調整できます。
テーマを選択した後、「デザイン」タブの「バリエーション」グループから別の配色パターンを選べます。さらに「バリエーション」の右下にある矢印をクリックすると、「配色」「フォント」「効果」「背景のスタイル」を個別にカスタマイズできます。ベースのテーマを維持しながら、自社のコーポレートカラーに合わせた調整が可能です。
オリジナルのテーマを作成・保存するには?
配色やフォントをカスタマイズし、独自のテーマファイル(.thmx)として保存すれば、他のプレゼンでも繰り返し使えます。
既存のテーマをそのまま使うだけでなく、自社ブランドに合わせたオリジナルテーマを作成しておくと、資料作成の効率がさらに向上します。
STEP1:配色とフォントをカスタマイズする
まずはテーマの構成要素を自分好みに設定します。
- 「デザイン」タブを開く
- 「バリエーション」グループの矢印をクリックする
- 「配色」→「色のカスタマイズ」を選択し、各色を指定して保存する
- 「フォント」→「フォントのカスタマイズ」を選択し、見出しと本文のフォントを指定して保存する
- 必要に応じて「効果」や「背景のスタイル」も調整する
カスタマイズした配色やフォントには名前を付けて保存できるため、後から呼び出して別のテーマにも適用できます。
STEP2:テーマとして保存する
カスタマイズが完了したら、テーマファイルとして書き出します。
- 「デザイン」タブを開く
- 「テーマ」グループの「その他」ボタンをクリックする
- 「現在のテーマを保存」を選択する
- ファイル名を入力して保存する
保存されたテーマは「.thmx」という拡張子のファイルになり、「デザイン」タブのテーマ一覧に「ユーザー定義」として表示されます。このファイルを他のメンバーに共有すれば、チーム全体で同じデザインルールを適用できます。
一部のスライドだけに別のテーマを適用するには?
通常、テーマをクリックすると全スライドに反映されますが、手順を変えるだけで特定のページだけデザインを変更できます。
プレゼンテーションの構成上、章の区切り(チャプター)や表紙だけ雰囲気を変えてインパクトを出したい場面があります。ファイルを分けることなく、1つのファイル内で複数のテーマを使い分ける方法を紹介します。
STEP1:対象のスライドを選択する
まず、画面左側のスライド一覧(サムネイル)から、デザインを変えたいスライドをクリックして選択します。飛び飛びの複数枚を選びたい場合は、キーボードの「Ctrl」キー(Macの場合はCommandキー)を押しながらクリックします。
STEP2:右クリックで適用する
「デザイン」タブのテーマ一覧を開き、使いたいテーマの上で右クリック(Macの場合は副ボタンクリック)をします。表示されたメニューから「選択したスライドに適用」をクリックすると、選んでおいたスライドだけにそのテーマが反映されます。
全体の統一感をベースにしつつ、要所で視覚的なメリハリをつけたい場合に非常に有効なテクニックです。
テーマとテンプレートの違いは?
テーマは「デザイン要素のセット」、テンプレートは「デザイン+スライド構成+サンプルコンテンツを含む雛形」です。
PowerPointには「テーマ」と「テンプレート」という似た機能がありますが、役割が異なります。両者の違いを理解しておくと、用途に応じて使い分けられます。
テーマの特徴
テーマは配色、フォント、効果、背景スタイルの4要素で構成されるデザイン設定です。スライドの内容やレイアウトは含まれず、見た目のルールだけを定義します。拡張子は「.thmx」で、既存のプレゼンテーションに後から適用してデザインを変更することも可能です。
テンプレートの特徴
テンプレートはテーマの要素に加えて、スライドマスター、レイアウト、サンプルスライド、プレースホルダー内のテキストや画像なども含む雛形ファイルです。拡張子は「.potx」で、新規プレゼンテーションの出発点として使用します。会社案内や提案書など、決まった構成の資料を繰り返し作成する場合に便利です。
使い分けのポイント
デザインの統一だけが目的であればテーマを使い、スライド構成やサンプル内容まで再利用したい場合はテンプレートを作成するのが効率的です。テンプレートにはテーマ情報も含まれているため、テンプレートを適用すれば自動的にテーマも反映されます。
スライドデザインを効率化するテーマ活用のコツ
パワーポイントのテーマは、配色・フォント・効果・背景を一括管理できる便利な機能です。組み込みテーマの適用からオリジナルテーマの作成まで、操作自体は数クリックで完了します。テンプレートとの違いを理解し、目的に応じて使い分けることで、統一感のあるプレゼン資料を効率よく作成できます。
自社専用のテーマを用意しておけば、資料作成のたびにデザインを考える手間が省け、業務効率化にもつながります。
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