- 更新日 : 2026年4月28日
ワードで文書内の特定の場所に飛ぶハイパーリンクの設定方法は?見出しやブックマーク活用術
長いWord(ワード)文書を読む際、スクロールだけで目的の場所を探すのは大変です。Webページのようにクリックひとつで指定したページや段落へジャンプできれば、読み手にとって非常に親切な資料になります。
この記事では、ワードの「ハイパーリンク」機能を使って、同じ文書内の別の場所へ移動する設定方法を解説します。見出しを使った基本の方法から、任意の場所を指定できるブックマーク機能、リンクの解除方法やうまく飛ばない時の対処法までを網羅しています。
目次
ワードで文書内の特定の場所にジャンプさせる仕組みとは?
ジャンプしたい目的地(飛び先)に「見出し」または「ブックマーク」という目印を設定し、出発点(リンク元)からそこへ繋ぐことで実現します。
Webサイトへのリンクとは異なり、文書内リンクには飛び先の指定が必要です。主に2つの方法があります。
文書内リンクの2つの方法
1つ目は「見出しスタイル」を利用する方法です。文書の章や節のタイトルにリンクさせたい場合に適しており、設定が簡単です。
2つ目は「ブックマーク」を利用する方法です。見出し以外の特定の文言や図表など、任意の場所にリンクさせたい場合に使います。
見出しを使ってハイパーリンクを設定する手順は?
飛び先の文字に「見出しスタイル」を適用し、リンクの設定画面で「このドキュメント内」から該当する見出しを選択します。
最も一般的で管理しやすい方法です。目次機能とも連動するため、長文作成ではこの方法が推奨されます。
手順1:飛び先を見出しに設定する
まず、ジャンプした先のタイトル(例:「第3章 まとめ」など)にスタイルを適用します。
- 飛び先にしたい行にカーソルを置きます。
- ホームタブのスタイルギャラリーから「見出し1」などをクリックして適用します。
手順2:リンクを設定する
- ジャンプ元となる文字(例:「詳細はこちら」など)をドラッグして選択します。
- 挿入タブにあるリンクをクリックします(または右クリックしてリンクを選択)。
- ハイパーリンクの挿入ダイアログボックスが開きます。
- 左側のリンク先で「このドキュメント内」を選択します。
- 「見出し」の一覧から、先ほど設定した見出しを選んでOKをクリックします。
これで文字が青くなり、下線が引かれれば設定完了です。
任意の場所に飛ぶ「ブックマーク」の設定方法は?
飛び先に「ブックマーク」という名前付きのしおりを挟み、そこへリンクを繋ぎます。見出し以外の場所、例えば特定の図や注釈などに飛ばしたい場合に有効です。
手順1:ブックマークを登録する
- ジャンプしたい場所(飛び先)の文字を選択するか、カーソルを置きます。
- 挿入タブのリンクグループにあるブックマークをクリックします。
- ブックマーク名を入力します(例:注釈1)。数字から始まる名前やスペースを含む名前は使えません。
- 追加ボタンをクリックします。画面上には何も表示されませんが、裏側で登録されています。
手順2:ブックマークへリンクする
- ジャンプ元の文字を選択し、挿入タブのリンクをクリックします。
- 「このドキュメント内」を選択します。
- 「ブックマーク」の項目に登録した名前が表示されているので、それを選択してOKをクリックします。
設定したハイパーリンクの編集や解除(削除)方法は?
リンクが設定された文字の上で右クリックし、メニューから「ハイパーリンクの編集」または「削除」を選択します。
間違った場所に繋いでしまった場合や、リンク自体をなくして、ただの文字に戻したい場合の操作です。
リンク先を変更する
リンク文字を右クリックし、「ハイパーリンクの編集」を選択します。
再度設定画面が開くので、正しい見出しやブックマークを選び直してOKを押します。
リンクを解除する
リンク文字を右クリックし、「ハイパーリンクの削除」を選択します。文字自体は消えず、青文字や下線といったリンクの書式だけが解除され、通常のテキストに戻ります。
ハイパーリンクができない、飛ばない時の原因と対処法は?
Ctrlキーを押しながらクリックしていないか、あるいは飛び先の設定(見出しなど)が正しく認識されていない可能性があります。
クリックしてもジャンプしない場合
ワードの編集画面では、誤操作防止のため、単なるクリックではリンクが作動しない仕様になっています。
マウスカーソルをリンクに合わせると「Ctrlキーを押しながらクリックしてリンク先を表示」というヒントが出ます。その通りに、キーボードのCtrlキーを押しながらクリックしてください。PDF化した場合などは、通常のクリックで飛びます。
見出しが表示されない場合
リンク設定画面の「見出し」一覧に目的の項目が出てこない場合、その文字に正しく「見出しスタイル」が適用されていません。
見た目だけフォントを大きくしたり太字にしただけでは見出しとして認識されないため、必ずホームタブのスタイル機能を使って設定してください。
他のファイルへリンクさせることはできるか?
設定画面で「ファイル、Webページ」を選択することで、PC内の別のワードやエクセルファイルを開くリンクを作成できます。
参照資料として別のファイルを見せたい場合に便利です。
- リンク設定画面を開きます。
- 左側の「ファイル、Webページ」を選択します。
- フォルダの中からリンクしたいファイルを選択してOKを押します。
ただし、ファイルを移動させるとリンク切れになるため、同じフォルダに入れて管理することをお勧めします。
ワードの文書内リンクを活用して読みやすい資料を作る
本記事では、ワードで同じ文書内の別の場所にジャンプするハイパーリンクの設定方法について解説しました。
- 見出しスタイルを活用する方法
- 任意の場所に飛ばせるブックマーク機能
- 編集や解除の基本操作
これらを使いこなすことで、ページを行き来するストレスを減らし、読み手が必要な情報に瞬時にアクセスできる、ユーザビリティの高い文書を作成できます。特にマニュアルや長文のレポート作成時には、目次機能と合わせてぜひ活用してみてください。
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