• 作成日 : 2026年5月7日

面接後の採用通知の電話とは?伝える内容・例文・注意点を解説

Point面接の採用通知の電話では何を伝えればよい?

採用通知の電話では、結論・条件の概要・フォローを整理して伝えます。

  • 採用結果を明確に伝える
  • 条件は概要のみ口頭共有する
  • 詳細は文書で補足する

電話だけで完結せず、条件や手続きは必ずメールや書面で補足します。

面接採用の通知を電話で行う際、「何を伝えるべきか」「どこまで話すべきか」「どのようにフォローすればよいか」で迷うことは少なくありません。電話は意思確認や温度感の共有に優れる一方、記録が残りにくく、対応を誤ると認識のズレにつながることもあります。

本記事では、採用通知に電話を使うメリットや伝えるべき内容、スクリプトやフォロー方法などを解説します。

目次

面接後の採用通知方法は?電話を選ぶメリットは?

採用通知は複数のツールを使い分けて行われ、その中でも電話は意思確認と温度感の伝達に優れた手段です。メールなどを併用することで、正確かつ円滑な採用連絡につながります。

面接後の採用通知は電話・メール・ATS・郵送などを使い分ける

採用通知は、到達性や記録性、双方向のやり取りができるかを基準にツールを選びます。電話はその場での意思確認に強く、メールは条件提示や記録に適しています。採用管理システム(ATS)は進捗や連絡履歴を一元管理でき、郵送は正式書類の送付に向いています。また、LINEやSMSなどのメッセージ手段は、簡易的な連絡や折り返し依頼に活用されます。それぞれの特性を理解し、組み合わせて使うことでミスや認識違いを防ぎやすくなります。

電話を選ぶメリットは意思確認と温度感の共有を同時に行える点

電話の最大の利点は、採用の意思や歓迎の気持ちを直接伝えながら、応募者の反応をその場で確認できる点です。会話の中で疑問や不安を解消できるため、入社意欲の向上にもつながります。また、通話の冒頭で対応可能か確認できるため、短期間で意思決定を促したい場合にも有効です。双方向のコミュニケーションが取れる点が大きな強みです。

電話を選びにくい場合はメールや文書と併用して補完する

電話は迅速で柔軟な対応が可能な一方、内容が記録として残りにくいという弱点があります。そのため、給与や労働条件などの重要事項はメールや書面で補足し、内容を明確に残す運用が適しています。また、電話がつながらない場合は、先にメールで要点を送付し、その後の電話で詳細を補足する形にすると、確実性と効率の両立が図れます。特に一定の労働条件については、書面による明示が義務付けられているため、電話で伝えることは避けるべきでしょう。

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採用通知で伝えるべき内容は?

採用通知の電話では、口頭だけで完結させず、後から確認できる情報を文書で補足する前提で話すことで、認識のズレやトラブルを防ぎやすくなります。

【電話で伝えるべき内容】採用結果・条件の概要・返答方法

採用通知の電話では、まず採用の結論を明確に伝え、その後に条件の概要と今後の手続きを説明します。伝える内容は以下の通りです。

  • 採用の結論(内定の連絡)
  • 会社名・担当者名・本人確認
  • 面接のお礼
  • 職種や配属の方向性
  • 入社時期の目安
  • 返答期限
  • 連絡方法(電話・メールなど)
  • 詳細条件は文書で送付する旨

【メールや書面で明示すべき内容】労働条件と手続き情報

電話では概要にとどめ、詳細はメールや書面で明示することで認識のズレを防ぎます。特に労働条件や入社手続きに関わる内容は、後から確認できる形で提示することが適切です。

労働基準法に基づき、明示すべき内容は以下の通りです。

  • 契約期間
  • 契約更新の基準(通算契約期間や更新上限含む)
  • 就業場所および従事すべき業務(変更の範囲含む)
  • 始業・終業時刻や休憩、休日などに関する事項
  • 賃金の決定方法および支払時期などに関する事項
  • 退職に関する事項
  • 無期転換に関する事項

上記の事項のほか、定めがあれば退職手当などについても明示が必要です。また、併せて入社手続きに関する事項も書面で明示しましょう。

参考:労働契約等・労働条件の明示|厚生労働省

採用通知の電話をかけるポイント・注意点は?

採用通知の電話では、かける時間帯、個人情報への配慮、記録管理がポイントです。相手の状況や情報管理まで配慮することで、トラブルを防ぎながら信頼性の高い対応につながります。

相手の都合を確認してから話を進める

採用通知の電話は、在職中の候補者を想定し、平日の日中にかけるのが基本です。午前や夕方はつながりやすい一方で、昼休憩の時間帯は避ける配慮が求められます。通話がつながった際には、すぐに本題に入らず「今お時間よろしいでしょうか」と確認することで、相手に配慮した対応になります。対応が難しい場合は、都合のよい時間帯を聞いて改めて連絡します。

本人確認と留守電対応を適切に行う

電話では、本人確認が取れる前に採用結果や条件を伝えないことが安全です。氏名や連絡先は個人情報に該当するため、誤発信のリスクを踏まえた対応が求められます。留守番電話の場合は、合否や条件は残さず、会社名と折り返し先のみを伝えることで情報漏えいを防ぎます。

参考:「個人情報保護法」を分かりやすく解説。個人情報の取扱いルールとは?|政府広報オンライン

通話内容を記録し後から確認できる状態にする

電話で伝えた内容は、そのままにせず記録として残します。通話後には要点をメールで再送し、日時や担当者、伝達内容を明確にしておくことで認識のズレを防げます。また、採用管理システム(ATS)で連絡履歴を管理することで、連絡漏れや重複連絡の防止にもつながります。

面接後に採用を電話で伝えるスクリプト例文は?

採用通知の電話は、結論・条件の概要・次の手続きを簡潔に伝える構成で行うと、伝達漏れや認識違いを防げます。

【基本パターン】

「名乗り→本人確認→時間確認→お礼→結論→条件概要→次の案内」の順で伝えるとスムーズです。

「お世話になっております。〇〇株式会社 人事部の△△と申します。 〇〇様のお電話で、お間違いないでしょうか。今、お時間よろしいでしょうか。 先日は面接にお越しいただき、ありがとうございました。

選考の結果についてご連絡ですが、ぜひ〇〇様を採用させていただきたくご連絡いたしました。配属は〇〇職を予定しており、入社時期は〇月頃を想定しております。詳細な条件につきましては、改めてメールでお送りいたします。

ご検討のうえ、〇日までにご連絡いただけますでしょうか。ご不明点があればお気軽にお知らせください。」

【条件説明を補足するケース】

条件に関する質問が出た場合は、概要のみ口頭で伝え、詳細は文書で案内する形にします。

「給与や勤務条件の詳細につきましては、正確な内容をメールでお送りいたしますが、現時点では〇〇円程度を想定しております。後日郵送する正式な条件書をご確認いただいたうえでご判断いただければと思います。」

このように補足することで、誤解を防ぎながら安心感を与えることができます。

【不在時の折り返し依頼のケース】

不在時は、個人情報や合否を残さず、簡潔に折り返しを依頼します。

「お世話になっております。〇〇株式会社の△△と申します。 採用に関するご連絡でお電話いたしました。 お手数ですが、ご都合のよろしい際に〇〇-〇〇〇〇までご連絡いただけますと幸いです。」

留守電では内容を最小限にとどめることで、情報漏えいのリスクを抑えられます。

【入社意思をその場で確認するケース】

応募者が前向きな反応を示した場合は、無理に即決を促さず意思確認にとどめます。

「ありがとうございます。現時点で前向きにご検討いただけそうでしょうか。 ご無理に即答いただく必要はございませんので、〇日までにご判断いただけますと幸いです。」

このように余裕を持たせた伝え方にすることで、応募者に安心感を与え、円滑な意思決定につながります。

【保留を希望されたケース】

保留の申し出があった場合は、理由を尊重しつつ、期限と次の連絡方法を明確にします。

「承知いたしました。ご検討のお時間が必要とのこと、ありがとうございます。 差し支えなければ、〇日頃までにご判断いただく形でもよろしいでしょうか。

また、ご不明点があればいつでもご連絡ください。 〇日を目安に、こちらからも一度ご連絡させていただきます。」

このように期限とフォローの約束をセットで伝えることで、候補者の負担を軽減しつつ、選考全体を円滑に進めることができます。

採用通知の電話の後に必要なフォローは?

採用通知の電話後は、内容の記録、条件の明示、意思決定の支援という流れでフォローを行います。電話だけで終わらせず、文書と継続的な連絡で補完することで、認識のズレや辞退リスクを抑えられます。

① 内容をメールで再送し記録を残す

電話で伝えた内容は、必ずメールで整理して再送します。採用結果、配属の方向性、入社時期、返答期限などを文章として明確にすることで、応募者が後から確認できる状態になります。また、送信日時や内容を記録として残すことで、社内での情報共有がしやすくなり、認識のズレや伝達ミスを防ぐことにつながります。

②労働条件や手続きを文書で明示する

給与や勤務時間、勤務地などの重要な条件は、電話ではなく書面で正式に提示します。これは法の要請によるものでもありますが、このようにすることで、応募者が正確な情報をもとに判断できるようになります。あわせて、入社手続きに必要な書類や提出期限、初日の流れなども具体的に案内することで、次のステップにスムーズに進める状態を整えます。

③ 意思決定を支援し継続的に連絡を取る

応募者が検討中の場合は、返答期限まで放置せず、適切なタイミングでフォロー連絡を行います。不明点への回答や追加情報の提供を行うことで、意思決定を後押しできます。また、保留の場合は再連絡のタイミングを事前に決めておくことで、連絡の行き違いを防ぎ、スムーズなコミュニケーションを維持できます。

不採用通知に電話は必要?

不採用通知は原則としてメールで行うケースが多く、電話は必須ではありません。ただし、候補者との関係性や選考段階によっては、電話で伝えるほうが適切な場合もあります。

電話は必須ではなくメールで対応するのが一般的

不採用通知は、記録が残りやすく効率的に連絡できるメールで行われることが一般的です。特に応募者数が多い場合や、一次・二次面接など初期段階での不採用では、電話よりもメールのほうが現実的です。また、文章として残るため、伝達内容の誤解や行き違いを防ぎやすいというメリットもあります。

電話を使うべきケースは関係性や選考段階が深い場合

最終面接まで進んだ候補者や、長期間にわたって選考に参加していた場合は、電話で直接伝えることで誠意が伝わりやすくなります。また、採用に近い評価だった場合や、今後の再応募の可能性がある候補者に対しても、電話で丁寧に伝えることで企業イメージの向上につながります。

電話を使う場合は簡潔かつ配慮ある伝え方が求められる

電話で不採用を伝える際は、結論を簡潔に伝えたうえで、面接への感謝を添えることが基本です。理由を詳しく説明しすぎるとトラブルにつながる可能性があるため、伝える範囲には配慮が必要です。また、相手の感情に配慮し、冷静で丁寧なトーンを保つことで、応募者との良好な関係を維持しやすくなります。

採用通知の電話は結論・条件・フォローを一貫して伝えよう

面接採用の電話では、採用結果を明確に伝え、条件の概要と返答期限を簡潔に案内することが基本です。給与や勤務条件などの詳細は後日メールや書面で補足し、認識のズレを防ぎます。また、通話時は時間帯や本人確認に配慮し、不在時は内容を残さず折り返し依頼にとどめる対応が求められます。さらに、電話後は内容を記録し、メールで再送やフォロー連絡を行うことで、意思決定を支援しながら円滑な採用につなげることができます。


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