- 作成日 : 2026年7月7日
Googleスライドで目次を作るには?手順とコツを解説
目次スライドはアドオンか標準機能だけで作成でき、スライド枚数や用途に応じて使い分けられます。
- Slides Toolboxで目次スライドを自動生成する
- リンク挿入機能だけで手動の目次を作る
- 用途やスライド枚数に合わせて方法を選ぶ
デザインの統一感が求められる社外向け資料では、手動での設定が効果的です。
Googleスライドで目次を作りたいが、手順がわからず後回しにしている担当者は少なくありません。目次を設けると、聞き手が資料全体の構成を把握しやすくなり、各スライドへのリンクで必要箇所にすぐ移動できます。アドオンを使えば自動生成も可能です。
本記事では、自動・手動それぞれの作成手順とデザインのコツを解説します。
目次
Googleスライドに目次を入れるメリットは?
Googleスライドに目次を入れると、聞き手が知りたい情報へすぐたどり着けるようになります。スライドの枚数が多い場合には、目次がないと「今どこの話をしているのか」がわかりにくく、聞き手の集中力が途切れやすいでしょう。
目次を設けるメリットは、見た目の整理だけではありません。プレゼン資料やマニュアルとしての実用性が大きく変わります。
- ナビゲーション効果:各スライドへのリンクを設定すれば、クリック一つで目的のページに移動できる
- 全体像の把握:資料の構成と流れを冒頭で示すことで、聞き手が内容を予測しやすくなる
- プロフェッショナルな印象:構成が整った資料は、取引先や社内会議での信頼感につながる
- 共有資料としての利便性:PDFやリンク共有で配布した場合にも、読み手が必要な箇所を素早く参照できる
例えば、営業担当者が顧客に提案書を送るケースを考えてみましょう。枚数の多い提案書をそのまま渡しても、忙しい経営者はすべてのスライドに目を通す時間がないかもしれません。しかし目次があれば「費用」「導入スケジュール」など関心の高い項目だけをピンポイントで確認してもらえます。
社内の研修資料でも同様です。受講者が復習したいときに目次から該当セクションへ飛べれば、学習効率が上がります。Googleスライドの目次は、作り手の手間以上に受け手の体験を変えるパーツといえるでしょう。
参考:Google Slides: Presentation Slideshow Maker
Googleスライドで目次を作る手順は?
Googleスライドの目次作成には、アドオンで自動生成する方法と手動でリンクを設定する方法があります。スライド枚数が多い場合はアドオン、細かくデザインを調整したい場合は手動が向いているでしょう。
Slides Toolboxで自動生成する
Slides Toolboxは各スライドのタイトルを自動で読み取り、リンク付きの目次スライドを生成するアドオンです。
手作業でリンクを一つずつ貼る手間が省けるため、スライド枚数が10枚以上ある資料で特に効率的です。
導入から目次生成までの流れは以下のとおりです。
- Googleスライドの上部メニューから「拡張機能」→「アドオン」→「アドオンを取得」を選択
- Google Workspace Marketplaceの検索バーに「Slides Toolbox」と入力し、該当アドオンをインストール
- Googleアカウントへのアクセス権を許可する画面が表示されるので、内容を確認して承認
- インストール完了後、「拡張機能」→「Slides Toolbox」→「Open」でサイドパネルを開く
- サイドパネル内の「Page Tools」セクションを見つけ、「insert table of contents」ボタンをクリック
- 各スライドのタイトルがリンク付きで一覧化された目次スライドが自動挿入される
生成された目次には、各スライドへのジャンプリンクが自動で付与されます。プレゼン中にクリックすれば、該当スライドへ即座に移動できるため、質疑応答で「○ページに戻りたい」という場面にも対応しやすいでしょう。
なお、アドオンのインストールには組織のGoogle Workspace管理者による許可が必要なケースがあります。企業アカウントで「アドオンを取得」が表示されない場合は、IT管理者へ確認してみてください。
参考:Slides Toolbox|Google Workspace Marketplace
手動でリンク付きの目次を作成する
標準機能だけで対応でき、フォントや色など細かいデザインを自由に調整できます。
アドオンが使えない環境でも追加インストールなしで作業できます。
手動で目次を作成する手順は以下のとおりです。
- 新しいスライドを先頭付近に追加し、タイトルに「目次」と入力
- 各セクションの見出しをテキストボックスで縦に並べて記載
- リンクを設定したいテキストを選択し、右クリック→「リンクを挿入」を選択(ショートカット:Ctrl+K / Cmd+K)
- 「このプレゼンテーション内のスライド」からリンク先のスライドを選択して「適用」
- すべてのセクション名に対してリンク設定を繰り返す
手動作成のメリットは、フォントサイズ・色・配置を自由に調整できる点です。企業のブランドカラーに合わせたり、アイコンを添えたりと、見た目にこだわった目次が作れます。
一方で、スライドの追加・削除・並び替えを行うたびにリンクを手動で修正する必要があるため、頻繁に構成が変わる資料にはやや不向きです。完成直前の仕上げとしてリンクを設定すると、修正の手戻りを減らせるでしょう。
参考:リンクとブックマークを使う|Google Docs Editors ヘルプ
2つの方法を使い分ける
スライド枚数が多く構成変更が頻繁な場面ではSlides Toolbox、デザインの統一感を優先したい提案書や社外向け資料では手動作成が向いています。
アドオンと手動、それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 比較項目 | Slides Toolbox(アドオン) | 手動作成 |
|---|---|---|
| 作成スピード | 数クリックで自動生成 | スライド数に比例して時間がかかる |
| デザインの自由度 | テンプレート準拠 | フォント・色・配置を自在に調整 |
| リンク更新 | 再生成で更新可能 | 手作業で修正が必要 |
| 導入条件 | アドオンのインストールが必要 | 標準機能のみで対応 |
| 向いている場面 | 10枚以上の大量スライド | 少数スライド・デザイン重視 |
スライド枚数が多く構成変更が頻繁な場面ではSlides Toolbox、デザインの統一感を優先したい提案書や社外向け資料では手動作成と、状況に合わせて選ぶと効率的です。
Googleスライドの目次デザインと活用法は?
目次スライドは「作って終わり」ではなく、デザインと構成を工夫することで資料全体の印象と使い勝手が変わります。社内外を問わず、視認性の高い目次は資料の品質そのものを底上げするでしょう。
見やすい目次デザインのポイント
目次の読みやすさを高めるには、情報量と余白のバランスがポイントです。
項目を詰め込みすぎると一覧性が下がり、逆に少なすぎると目次としての役割を果たしません。
デザイン面で押さえておきたいコツを挙げます。
- 項目数は5〜8個を目安にする。セクションが多い場合は大見出しだけに絞る
- フォントサイズは18pt以上を確保し、スマートフォンやタブレットでも視認できるようにする
- セクション番号や記号を付けて、聞き手が「今どの部分か」を把握しやすくする
- リンク付きテキストには下線や色の変化をつけて、クリックできることを視覚的に示す
モバイル端末で閲覧されることも多い昨今では、タップしやすいリンク領域を確保することも大切です。テキストリンクだけでなく、ボタン風の図形にリンクを設定する方法も効果的でしょう。
ビジネスシーン別の活用法
目次の構成は、資料の目的や読み手によって変えると効果的です。
代表的なビジネスシーンごとの活用例を紹介します。
提案書・営業資料の場合
提案書では、読み手が関心のある情報へ最短でたどり着ける構成が求められます。目次に「課題整理」「解決策」「費用・スケジュール」「導入実績」といった項目を並べ、各項目にリンクを設定しておくと、顧客が意思決定に必要なページだけを効率よく確認できます。
例えば、見積もり金額を先に確認したい経営者は「費用・スケジュール」をクリックできます。技術担当者は「解決策」から読み始めるなど、読み手ごとの使い分けが可能になります。
社内研修・マニュアル資料の場合
研修資料やマニュアルでは、受講者が後から特定のトピックだけを復習するケースが多いため、目次の役割がより大きくなります。「基礎知識」「操作手順」「よくある質問」のようにカテゴリ分けした目次を用意すると、辞書的に使える資料に仕上がるでしょう。
スライド枚数が多い研修資料では、目次をセクション区切りとして複数回挿入するのも有効です。各セクションの冒頭にミニ目次を置けば、聞き手は「このセクションで何を学ぶか」を事前に把握できます。
経営会議・報告資料の場合
経営会議の資料では、限られた時間で論点を整理する必要があります。目次に「売上報告」「課題と対策」「次期計画」のような項目を設け、各項目の横に所要時間の目安(例:5分)を記載しておくと、進行管理がスムーズになります。質疑で特定のスライドに戻りたいときも、目次経由ですぐにジャンプできるでしょう。
Googleスライドの目次でよくあるトラブルは?
リンク切れやアドオンの動作不良が代表的です。どちらも原因と対処法を知っておけば、短時間で解決できます。
スライド順変更時のリンク切れ
手動で設定したリンクはスライドの並び替えでは切れませんが、リンク先のスライドを削除するとリンクが無効になります。
よくある失敗パターンとして、「構成変更のためにスライドを削除→新しいスライドを挿入→目次のリンクが古いスライドを参照したまま」という状況があります。削除せずにスライドの内容を差し替えるか、削除後にリンクを再設定すれば回避できるでしょう。
Slides Toolboxを使っている場合は、「insert table of contents」を再度実行すれば最新の構成で目次を再生成できます。古い目次スライドは手動で削除してから再生成すると、重複を防げます。
アドオンの不具合
Slides Toolboxが動作しない場合は、症状ごとに原因と対処法を確認すると短時間で解決できます。
| 症状 | 考えられる原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| サイドパネルが開かない | ブラウザの拡張機能が干渉している | シークレットモードで開き直す、または他の拡張機能を一時的に無効化 |
| 「insert table of contents」が反応しない | スライドにタイトルが設定されていない | 各スライドのタイトルプレースホルダーにテキストを入力する |
| アドオンが表示されない | 組織のWorkspace管理者がアドオンを制限している | IT管理者にSlides Toolboxの利用許可を申請する |
| 目次の内容が古いまま | 再生成していない | 古い目次スライドを削除してから「insert table of contents」を再実行 |
アドオンに依存しすぎると、アップデートや提供終了で突然使えなくなるリスクもあります。重要な資料では、手動でのリンク設定方法も把握しておくと安心です。
共同編集時の競合
複数人が同時に目次を編集すると、リンク先のずれやテキストの重複が起きることがあります。
トラブルを防ぐためのルールとして、目次スライドの編集担当を1人に絞り、全スライドの構成が確定した段階で目次を仕上げるのが現実的です。Slides Toolboxを使う場合も、最終確認時に1人が再生成する運用にすると競合を避けられるでしょう。
資料作成の仕上げとして、以下のチェックを行うとトラブルを未然に防げます。
- 目次に記載した項目数と実際のセクション数が一致しているか確認する
- 各リンクをクリックして正しいスライドに遷移するか1つずつ検証する
- スライドのタイトルと目次の表記が一致しているかチェックする
- プレゼンテーションモードで目次リンクの動作を最終確認する
Googleスライドの目次で資料の完成度を高めるために
Googleスライドの目次は、Slides Toolboxで自動生成するか、標準機能を使って手動でリンクを設定する方法で作成できます。スライド枚数や用途に応じて使い分けることで、聞き手が必要な情報へ素早くアクセスできる資料に仕上がります。デザインも整えながら目次を取り入れ、提案書や研修資料の完成度を高める手段として活用できます。
システム乱立を解消するためのステップとは?
多くの企業がバックオフィス業務効率化のため多様なクラウドシステムを導入するも、「便利なはずが非効率」という現実に直面しています。
その原因は、勤怠や経費など「部分最適」なシステム導入による乱立です。システム同士がつながらず、データの手入力やExcelでの突き合わせ作業が常態化。
これは「見えないコスト」を増やし、業務フローを複雑化させ、現場の負担を増大させます。システム乱立のリスクを整理し、業務アセスメントによる根本解決策をご紹介するホワイトペーパーを用意していますので、ぜひお気軽にご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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