- 更新日 : 2026年3月24日
Googleスライドのオーナーを変更するには?手順とできない場合の対処法を解説
Googleスライド(Google Slides)のファイルを別の人に引き継ぎたい、オーナー権限を移譲したいと思ったことはありませんか。プロジェクトの担当者変更や退職・異動に伴い、ファイルのオーナーを変更する必要が生じることがあります。本記事では、Googleスライドのオーナー変更手順から、変更時の注意点、できない場合の対処法まで解説します。
Googleスライドのオーナーとは?
オーナーはファイルに対する最上位の権限を持ち、共有設定の変更や削除など、すべての操作が可能なユーザーです。Googleスライドのファイルには、「オーナー」「編集者」「閲覧者(コメント可)」「閲覧者」という4つの権限レベルがあります。オーナーは、他のユーザーの権限を変更したり、ファイルを完全に削除したり、オーナー権限を他のユーザーに譲渡したりできる唯一の存在です。
ファイルを作成した人が自動的にオーナーになりますが、必要に応じて別のユーザーにオーナー権限を移すことができます。
Googleスライドのオーナー変更の手順
オーナー変更は共有設定から数ステップで完了しますが、いくつかの条件を満たす必要があります。オーナーを変更する手順を解説します。
STEP1:共有設定を開く
ファイルの共有メニューにアクセスします。
- Googleスライドでオーナーを変更したいファイルを開く
- 画面右上の「共有」ボタンをクリックする
- 共有設定のダイアログが表示される
「共有」ボタンは青色で表示されており、現在のファイルの共有状態によってアイコンが変わります。
STEP2:新しいオーナーを共有メンバーに追加する
オーナーにしたいユーザーがまだ共有されていない場合は、まず共有メンバーとして追加する必要があります。
- 「ユーザーやグループを追加」欄に、新しいオーナーのメールアドレスを入力する
- 権限を「編集者」に設定する
- 「送信」または「共有」をクリックする
すでに編集者として共有されているユーザーにオーナーを譲渡する場合は、このステップは不要です。
STEP3:オーナー権限を譲渡する
編集者をオーナーに変更します。
- 共有設定画面で、オーナーにしたいユーザーの名前の横にある権限(「編集者」と表示されている部分)をクリックする
- ドロップダウンメニューから「オーナー権限の譲渡」を選択する
- 確認メッセージが表示されるので「招待メールを送信」をクリックする
この操作を行うと、新しいオーナー候補にメールで通知が届きます。
STEP4:新しいオーナーが承諾する(※個人用アカウントの場合)
個人用アカウント(@gmail.com)同士でオーナー権限を譲渡する場合、相手に「オーナー権限の譲渡リクエスト」というメールが届きます。相手がメール内の「承諾」をクリックするまでは、オーナー権限は移りません。 なお、企業向けのGoogle Workspaceを利用しており、同じドメイン(組織内)のユーザーに譲渡する場合は、承諾のステップはなく即座にオーナー権限が移行します。
元のオーナーは、オーナー権限の譲渡が完了した後は自動的に「編集者」の権限にダウングレードされます。もしそのファイルへのアクセス自体を終了したい場合は、新しいオーナーに依頼するか、自分で共有設定から自分を削除する必要があります。
オーナー変更時のポイント
オーナー変更を行う際に知っておくべき重要なポイントがあります。スムーズに変更するための注意点を確認しましょう。
同じ組織内のユーザーにのみ譲渡可能な場合がある
Google Workspaceの設定によって制限されることがあります。企業や学校などでGoogle Workspaceを使用している場合、管理者の設定によって、オーナー権限を組織外のユーザーに譲渡できないことがあります。個人のGmailアカウント(@gmail.com)で作成したファイルであれば、別の個人のGmailアカウントへ譲渡可能です。
ただし、個人アカウントから企業や学校用のアカウント(Google Workspace)へオーナー権限を直接移すことはできません。その場合は、共有相手にファイルを「コピー」してもらい、新しいオーナーとして保存し直してもらう必要があります。
譲渡後は元のオーナーの権限が下がる
オーナーは常に1人だけです。オーナー権限を譲渡すると、元のオーナーは自動的に「編集者」になります。ファイルを引き続き編集することは可能ですが、共有設定の変更やファイルの完全削除などはできなくなります。必要であれば、新しいオーナーに権限を維持してもらうよう伝えておきましょう。
共有ドライブのファイルにはオーナーがいない
共有ドライブでは仕組みが異なります。Google Workspaceの共有ドライブ(旧チームドライブ)に保存されているファイルには、個人のオーナーが存在しません。ファイルは組織が所有する形となり、共有ドライブへのアクセス権限で管理されます。個人のマイドライブにあるファイルのみ、オーナー変更が可能です。
譲渡リクエストには期限がある
長期間放置すると無効になります。オーナー権限の譲渡リクエストを送信した後、相手が一定期間内に承諾しないと、リクエストは自動的に無効になります。新しいオーナーには、できるだけ早く承諾するよう連絡しておくとスムーズです。
フォルダ単位でのオーナー変更も可能です
Googleドライブでは、フォルダ自体のオーナー権限を変更できます。フォルダのオーナーを変更する際、その中に含まれるファイルやサブフォルダの権限もまとめて変更するかどうかを選択できるため、大量のファイルを一度に引き継ぐ際に非常に便利です。
複数のファイルのオーナーを一度に変更したい場合は、Googleドライブの画面上で対象のファイルをすべて選択してから「共有」メニューを開くことで、まとめて一括処理することが可能です。
オーナー変更できない場合の対処法
オーナー変更ができないケースとその解決策を解説します。問題が発生した際の確認ポイントです。
「オーナー権限の譲渡」が表示されない
自分がオーナーでない可能性があります。オーナー権限を譲渡できるのは、現在のオーナーだけです。共有設定画面で自分の名前の横に「(オーナー)」と表示されているか確認してください。表示されていない場合は、現在のオーナーに譲渡を依頼する必要があります。
Google ドライブのファイル一覧で対象ファイルを右クリックし「ファイル情報」→「詳細」を選択するか、スライドの編集画面で「ファイル」メニュー→「ドキュメントの詳細」を選択することでオーナーを確認できます。
組織外のユーザーに譲渡できない
管理者の設定で制限されています。Google Workspaceの管理者が、組織外へのオーナー権限譲渡を禁止している場合があります。この制限は個人では変更できないため、IT管理者に相談するか、ファイルをコピーして組織外のユーザーに共有する代替手段を検討してください。コピーしたファイルは、コピーを作成した人が新しいオーナーになります。
相手がGoogleアカウントを持っていない
Googleアカウントが必須です。オーナー権限を譲渡できるのは、Googleアカウントを持っているユーザーのみです。相手がGoogleアカウントを持っていない場合は、アカウントを作成してもらうか、ファイルを別の形式(PDF、PowerPointなど)でエクスポートして渡す方法を検討してください。
共有ドライブのファイルを譲渡しようとしている
共有ドライブでは個人オーナーの概念がありません。共有ドライブにあるファイルにはオーナーが存在しないため、オーナー変更はできません。ファイルの管理権限を変更したい場合は、共有ドライブのメンバー権限(管理者、コンテンツ管理者など)を調整するか、対象のファイルを自分のマイドライブに「コピー」して(自分がオーナーのファイルとして保存し直して)から、新しい相手にオーナー権限を譲渡してください。
※管理者権限がある場合はマイドライブへ直接移動させることも可能です。
譲渡リクエストが承諾されない
相手に連絡を取りましょう。オーナー権限の譲渡リクエストを送信しても、相手が承諾しなければ完了しません。メールが迷惑メールフォルダに入っている可能性もあるため、別途連絡を取って承諾を依頼してください。リクエストの再送信が必要な場合は、一度キャンセルしてから再度譲渡手続きを行います。
オーナー変更でファイル管理をスムーズに
Googleスライドのオーナーを変更するには、共有設定から「オーナー権限の譲渡」を選択し、(個人用アカウントの場合は)相手の承諾を得る必要があります。※組織内(Google Workspace)での譲渡の場合は、即座にオーナー権限が移行します。
譲渡できるのは同じ組織内のユーザーに限られる場合があり、共有ドライブのファイルにはオーナーが存在しない点に注意してください。
担当者の変更や引き継ぎの際は、計画的にオーナー変更を行い、ファイル管理を適切に引き継ぎましょう。
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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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