- 作成日 : 2026年3月13日
Word(ワード)の背景を設定・変更・削除する方法とは?
Wordの背景には「ページの色」「透かし」「ダークモード」の3種類があります。
- 用紙の色を変える:[デザイン]→[ページの色]で設定・変更・削除
- 透かしを入れる/消す:[デザイン]→[透かし]で追加・削除
Q. 背景が印刷されないときの対処法は?
A. Wordの印刷オプション → ブラウザの背景設定 → プリンターの節約設定の順に確認します。
Wordの「背景」に関する機能は「ページの色」「透かし」「ダークモード」の3種類に分かれており、目的に応じて使い分けることで迷わず操作できます。
この記事では、提案書や社内資料の体裁を整えたい方に向けて、背景色の設定・変更・削除の方法、ロゴや文字の透かしの入れ方、背景が印刷されないときの原因と対処法、透かしが削除できないときの確認ポイント、画面が黒く見えるときの直し方を、手順に沿って解説します。
目次
【3種類の違い】Wordの「背景」とは?
Wordで「背景」と呼ばれる機能は、実は1つではありません。見た目も用途も異なる3種類の設定があり、それぞれ保存される範囲や影響先が違います。目的別に整理すると、次のように使い分けられます。
| 目的 | 使う機能 |
|---|---|
| 紙面の色を装飾したい | ページの色 |
| 「社外秘」などの表示を入れたい | 透かし |
| 画面のまぶしさを抑えたい | ダークモード |
以下では、それぞれの特徴を解説します。
ページの色(文書全体の背景色)
ページの色は、文書全体の用紙部分に色を付ける機能です。たとえば社内回覧用の資料に薄い色を付けておけば、配布資料とひと目で区別できます。
設定したページの色は文書データとして保存されるため、ファイルを開き直しても維持されます。解除したい場合は、同じ操作で「色なし」を選びます。
透かし(背景に入れる画像や文字)
透かしは、ページの背景に薄い文字や画像を重ねる機能です。「社外秘」「旧版」「下書き」などの表示を入れておけば、本文を読まなくても文書の位置づけが伝わります。たとえば、社外提出前に、古いバージョンの提案書に「旧版」の透かしを入れて誤送付を防ぐといった使い方が一般的です。
透かしは内部的にはヘッダー領域に配置されています。そのため、通常の操作で削除できない場合は、ヘッダーを開いて透かしのオブジェクトを直接選択・削除すると解決できます。
ダークモード(画面の見え方の設定)
ダークモードは、Wordの編集画面の配色を暗くする表示設定です。暗い場所での作業や長時間の編集で、画面のまぶしさを抑えたいときに役立ちます。
なお、ダークモードを有効にしていても「モードの切り替え」を使えば、ページ部分だけ白く表示することもできます。あくまで画面の表示に関する設定であり、印刷結果やページの色には影響しません。
背景色(ページの色)を設定・変更・削除する方法は?
背景色(ページの色)は文書全体に適用され、解除しない限りファイルに保存されたまま残ります。設定・変更・削除はいずれもリボンの[デザイン]>[ページの色]から操作します。環境によっては[レイアウト]タブに同名の項目が表示される場合もあります。
作業前に、「ページの色」と「ダークモード」を混同していないか確認しておくとスムーズです。
背景色を設定する手順
背景色を設定する手順は、以下の通りです。
- リボンの[デザイン]タブを開く
- [ページの色]をクリックし、候補の中から色を選ぶ
- 目的の色がない場合は[その他の色]からRGB値などで指定する
設定にあたっては、薄い色を選ぶと本文とのコントラストを確保しやすく、長文でも読みやすくなります。
なお、背景色を濃くしても、本文のフォント色は自動では変わりません。見出しや表の文字が読めるかどうか、必ず確認してください。設定後は印刷レイアウト表示でページ全体への反映を確認し、上書き保存しましょう。
背景色を変更する手順
社内規定の配色に合わせたい場合や、設定した色が濃すぎて読みにくい場合は、背景色を変更しましょう。
手順は、[デザイン]>[ページの色]から別の色を選び直すだけで変更できます。既存の色に上書きされる形で切り替わり、複数ページの資料でも一括で変更されます。
変更後は、見出しや表のセルに設定した塗りつぶし色と干渉していないか確認してから配布しましょう。
背景色を削除して白に戻す手順
社外提出用に体裁を標準に戻したい場合や、印刷用紙の色と重なるのを避けたい場合は、背景色を削除します。
- [デザイン]>[ページの色]を開く
- [色なし]を選ぶ
画面上では白に見えていても、設定が残っている場合があります。違和感があるときは、もう一度[色なし]を選び直してから保存してください。
背景に透かしで画像やロゴを入れる方法は?
透かしは、文書の背景にロゴや文字を薄く重ねて、文書の区分をひと目で伝えるための機能です。
設定は[デザイン]タブ>[透かし]から「図の透かし」または「文字の透かし」を選んで行います。透かしは本文とは別のレイヤーに配置され、すべてのページに一括で反映されるため、1ページずつ画像を貼り付けるよりも手軽で体裁も安定します。
なお、透かしは内部的にヘッダー領域に配置されるため、削除や差し替えも透かしメニューから操作します。社内テンプレートに組み込む場合は、閲覧する環境(画面サイズやプリンター)が変わっても読みやすい濃さに整えておくと安心です。
図の透かしで背景画像を入れる手順
会社ロゴなどの画像を背景に薄く配置したい場合は、「図の透かし」を使います。貼り付け画像と違い、ページ全体に自動で配置されるため、体裁が崩れにくいのが利点です。
- [デザイン]>[透かし]>[カスタム透かし]を開く
- [図の透かし]を選び、[図の選択]から画像を指定する
- 拡大率を「自動」または任意の倍率に設定し、[OK]で反映する
印刷やPDF化を想定する場合は、コントラストが控えめなロゴ画像を選ぶと、本文の可読性を損ないにくくなります。
文字の透かしを入れる手順
「社外秘」「下書き」などの区分を明確にしたい場合は、「文字の透かし」が適しています。文書を開いた瞬間に扱い区分が目に入るため、本文中に注意書きを添えるよりも見落としが起きにくくなります。
- [デザイン]>[透かし]>[カスタム透かし]を開く
- [文字の透かし]を選ぶ
- 文字列・フォント・サイズ・色・配置(斜め/横)を指定し、[OK]を押す
透かしの濃さを調整する手順
透かしが濃すぎると本文が読みづらくなり、印刷時のインク消費も増えがちです。本文の可読性が落ちていると感じたら、以下の方法で濃さを調整します。
- 文字の透かし:[カスタム透かし]で色を薄くするか、「淡色」にチェックを入れる
- 図の透かし:「淡色」にチェックを入れる、もしくは画像編集ソフトであらかじめ明るさや透明度を上げておく
調整後は、PDF化して本文が問題なく読めるか確認してください。
背景が印刷されないときの原因と対処法は?
Wordで設定した背景色や透かしが画面では表示されるのに印刷に出ない場合、原因は大きく3か所に分かれます。Word本体の印刷オプション、ブラウザの印刷設定、プリンター側の節約設定のいずれかで背景の出力が無効になっていることがほとんどです。
背景は既定で「印刷しない」設定になっている環境が多いため、どの経路で印刷しているかを把握した上で、該当する設定を確認するのが近道です。たとえば、Wordで作った資料をPDF化してブラウザから印刷した場合、ブラウザ側の設定で背景がオフになっているケースがよくあります。
Wordの「背景の色とイメージを印刷」がオフになっている
Wordから直接印刷しているのに背景が出ない場合は、Word本体の印刷オプションを確認します。背景印刷はインク消費が増えるため、既定でオフになっている環境があります。
- [ファイル]>[オプション]>[表示]を開く
- [印刷オプション]セクションの「背景の色とイメージを印刷する」にチェックを入れる
- [Word]>[環境設定]を開く
- [印刷]の設定で同様の項目をオンにする
設定後はテスト印刷を行い、意図どおりに出力されるか確認してください。
ブラウザ印刷で背景が除外されている
PDFやWeb版Wordの画面をブラウザで印刷する場合、背景は既定で除外されることがあります。ChromeやEdgeなどの印刷画面には「背景のグラフィック」という項目があり、初期状態ではオフになっていることが多いためです。
- ブラウザの印刷プレビューで[その他の設定](または[詳細設定])を開く
- 「背景のグラフィック」をオンにしてから印刷する
背景を確実に出力したい場合は、ブラウザ経由ではなくWordから直接印刷する方法も検討してください。
プリンター側の設定で背景が除外されている
上記の設定を確認しても背景が薄い・出ない場合は、プリンター側の設定が原因の可能性があります。「トナー節約」「インク節約」などの節約モードが有効になっていると、ベタ塗りや背景の出力が抑制されることがあるためです。
- 印刷ダイアログの[プリンターのプロパティ]を開く
- 節約モードや画質設定を確認し、必要に応じて「標準」以上の画質に切り替える
設定項目の名称や場所はメーカー・機種によって異なります。該当する項目が見つからない場合は、プリンターメーカーのサポートページを参照してください。
透かしが削除できないときの原因と対処法は?
透かしの削除メニューを実行しても消えない場合、原因は主に2つです。ヘッダー領域に透かしが残っているか、セクション区切りによって一部のセクションだけに透かしが残っているかのいずれかです。
以下では、透かしが削除できないときの原因と対処法を解説します。
ヘッダー領域から削除する手順
透かしは本文ではなくヘッダー領域に格納されているため、本文を選択しても操作できません。まず[デザイン]>[透かし]>[透かしの削除]を試し、それでも残る場合はヘッダーを直接編集して削除します。
- ページ上部の余白部分をダブルクリックし、ヘッダーの編集状態にする
- 透かしの図や文字をクリックして選択し、Deleteキーで削除する
- ヘッダーの編集を終了し、複数ページにわたって消えたか確認する
セクションごとに透かしが設定されている場合の手順
セクション区切りのある文書では、特定のセクションの透かしだけが残ることがあります。
- 透かしが残っているページのヘッダーをダブルクリックして開く
- ヘッダー内に[前と同じヘッダー/フッター]の表示があるか確認する
- リンクが切れている場合は、そのセクション内で透かしを選択・削除する
- すべてのセクションで同じ確認を繰り返し、最終ページまで点検する
共有や提出の前には、保存してからファイルを開き直し、透かしが完全に消えているか最終確認すると安心です。
画面が黒い・背景が変に見えるときの原因と対処法は?
画面が黒い、用紙が暗く見えるといった違和感がある場合、ページの色ではなくダークモードの表示設定が原因であることがほとんどです。ダークモードは編集画面の見え方を変えるだけの設定で、文書データ自体の背景色には影響しません。
そのため、ページの色を変更する必要はなく、表示設定を切り替えるだけで解消できます。同じ文書なのにPCによって見え方が違う場合も、ダークモードの設定差が原因です。
ダークモードのページ背景表示をオフにする方法
ページ部分だけを白く表示したい場合は、以下の手順で切り替えます。
- Windows:[表示]タブの「モードの切り替え」ボタンを押すと、暗いページ背景と白いページ背景が切り替わる
- Mac:環境設定>[一般]>[個人用設定]から「ダーク モードのページの色は白」を選ぶ
リボンやウィンドウの外枠まで明るくしたい場合は、[ファイル]>[アカウント](またはOffice全体の設定) からOfficeのテーマを「白」や「カラフル」に変更します。
切り替え後は、ページの色の設定自体は変わっていないことを確認してください。
Wordの背景には3つのパターンがある
Wordの背景機能は、文書データとして保存される「ページの色」と「透かし」、画面の見え方だけを変える「ダークモード」の3つに分かれます。透かしには図(画像)と文字の2種類があり、それぞれ濃さの調整も可能です。背景が印刷されない場合は、Wordの印刷オプション → ブラウザの印刷設定 → プリンター側の設定の順に原因を切り分けます。透かしが削除できない場合は、ヘッダー領域の編集とセクションごとの設定を確認してください。
システム乱立を解消するためのステップとは?
多くの企業がバックオフィス業務効率化のため多様なクラウドシステムを導入するも、「便利なはずが非効率」という現実に直面しています。
その原因は、勤怠や経費など「部分最適」なシステム導入による乱立です。システム同士がつながらず、データの手入力やExcelでの突き合わせ作業が常態化。
これは「見えないコスト」を増やし、業務フローを複雑化させ、現場の負担を増大させます。システム乱立のリスクを整理し、業務アセスメントによる根本解決策をご紹介するホワイトペーパーを用意していますので、ぜひお気軽にご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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