• 更新日 : 2026年1月6日

新規上場株は儲かる?やるだけ無駄?仕組みや勝率、選び方を解説

新規上場株(IPO)は、株式市場での運用実績や知名度がないため、適正株価から割引した価格で売り出される傾向があり、初値で売るだけで利益が出ることもある投資商品です。しかし、人気銘柄は購入するための抽選倍率が高く、必ず手に入るわけではありません。

この記事では、新規上場株が儲かると言われる理由や仕組み、具体的な勝率データ、リスクを抑えた賢い買い方までをわかりやすく解説します。

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新規上場株(IPO)は本当に儲かる?どんな仕組み?

新規上場株(IPO)投資が多くの投資家から注目され、儲かると言われている最大の理由は、株式市場の構造的な仕組みにあります。

一般的な株式投資は、将来の成長や業績を予測して株価が上がるのを待ちますが、IPO投資は「安く仕入れて適正価格(またはそれ以上)で売る」というシンプルな図式が成り立ちやすいためです。

なぜ有利な条件で投資ができるのか、その背景にある価格決定のメカニズムを知ることが、IPO投資の第一歩になります。

新規上場株(IPO)で利益が出る仕組み

新規上場株で利益が出る基本的な仕組みは、上場する前に購入する「公募価格」よりも、上場した瞬間に市場でつく「初値」の方が高くなるケースが比較的多いからです。

投資家は、証券会社を通じて公募価格で株を購入し、上場日の朝に初値がついたタイミングで売却します。この一連の流れだけで、数万円から時には数十万円の利益を手にできる可能性があります。

企業の業績を詳しく分析したり、複雑なチャートを読み解いたりする必要がほとんどないため、結果を出しやすい手法として知られています。

IPOディスカウントとは

公募価格が初値よりも安くなりやすい背景には、「IPOディスカウント」と呼ばれる価格設定の慣行があります。これから上場する企業は、市場での取引実績がなく、投資家にとって適正な株価が判断しにくい状態です。

もし公募価格が高すぎて買い手がつかなければ、上場そのものが失敗に終わってしまいます。そのため、日本の場合は発行価格の2割から3割程度割り引いた価格(ディスカウント)で売り出すのです。

新規上場株(IPO)の勝率と実績データは?

IPO投資が魅力的であることは理解できても、実際のところどれくらいの確率で利益が出るのか、具体的な数字が気になるところでしょう。過去のデータをひもとくと、IPO投資は一般的な株式投資やギャンブルに比べ、高い勝率を維持していることがわかります。

ここでは、近年の市場動向をふまえた勝率データや、実際に当選した場合に期待できる利益額について解説します。

過去の新規上場株(IPO)勝率

日本の株式市場における新規上場株(IPO)の勝率は、年によって多少の変動はあるものの、おおむね8割から9割という高い水準で推移しています。

たとえば、株式市場が好調だった年は9割近い銘柄が公募価格を上回る初値を記録しましたし、市場環境が少し不安定な年でも7割から8割の勝率を維持することが多いです。

一般的な株式投資で勝率8割を出し続けるのはプロの投資家でも至難の業ですが、IPO投資に限っては、銘柄選びを大きく間違わなければ、高い確率でプラスのリターンが期待できるといえるでしょう。

100株当選した場合の利益額

高い勝率に加えて、1回の当選で得られる利益の大きさもIPO投資の魅力です。IPO銘柄は基本的に100株単位で購入しますが、初値売りによる利益は数万円から十数万円になることが一般的です。

中には、市場の注目度が高い「プラチナチケット」と呼ばれる銘柄に当選した場合、公募価格の2倍以上の初値がつき、1回で数十万円を超える利益が出るケースもあります。

もちろん銘柄によって差はありますが、ローリスクでこれだけの利益を狙える投資商品は他にはなかなか見当たりません。

新規上場株(IPO)は「やるだけ無駄」?

インターネット上では「IPOは当たらないからやるだけ無駄」「時間の無駄」といったネガティブな声を見かけることがあります。たしかに、人気銘柄の抽選倍率は数十倍になることも

珍しくなく、何度も落選通知を受け取ると心が折れそうになるかもしれません。

しかし、投資において重要なのは確率と期待値のバランスです。ここでは、厳しい当選確率の現実と、それでもなお多くの投資家がIPO投資に参加し続ける合理的な理由について説明します。

当選確率の現実

新規上場株の当選確率の現実は、数十回申し込んで1回当たるかどうかというレベルです。そのため、短期間で確実に利益を出したい人や、申し込む手間を極端に嫌う人にとっては、コストパフォーマンスが悪く感じられる可能性があります。

IPO投資が「当たらない」と言われるのは決して大げさな話ではありません。人気のある証券会社や注目度の高い銘柄では、当選確率は1%から2%程度、あるいはそれ以下になることもあります。

「やるだけ無駄」という意見は、この低い当選確率と申し込みの手間をてんびんにかけた結果、生まれた感想といえます。

メリットは資金拘束以外のリスクがないこと

当選確率は低いものの、IPO投資には「抽選に外れても損をしない」という強力なメリットがあります。

宝くじは買うたびにお金が減りますが、IPOの抽選申し込みは基本的に無料です。一部の証券会社では資金の事前入金が必要ですが、外れれば全額戻ってきます。

つまり、金銭的なリスクをほとんど負わずに、数十万円の利益が得られるチャンスに挑戦し続けられるのです。このローリスク・ハイリターンな期待値の高さこそが、何度外れても申し込みを続ける価値があると言われる理由です。

失敗しない新規上場株(IPO)の選び方は?

IPO投資は勝率が高いとはいえ、すべての銘柄で必ず利益が出るわけではありません。中には初値が公募価格を下回る「公募割れ」を起こし、損失を出してしまう銘柄も存在します。高確率で利益を出すためには、すべてのIPOに手当たり次第申し込むのではなく、リスクの高い銘柄を避け、期待できる銘柄を見極める目が大切です。

ここでは、損失を避けるためのチェックポイントと、利益が伸びやすい銘柄の特徴を紹介します。

公募割れする銘柄の特徴

公募割れする銘柄には、いくつかの共通した特徴があります。まず注意したいのが、市場からの調達金額(吸収金額)が極端に大きい大型の上場案件です。市場に出回る株数が多すぎると、買い手が不足して株価が上がりにくくなります。

また、成長の期待感が薄い銘柄では初値が上がりにくくなります。

これらの条件に当てはまる銘柄は、慎重に検討する必要があります。

利益が期待できる業種・トレンド

初値が大きく跳ね上がりやすいのは、時代のトレンドに乗った業種やテーマ性のある銘柄です。

たとえば、近年ではAI(人工知能)、SDGs関連、宇宙開発といった分野の企業は投資家の注目度が高く、人気化しやすい傾向にあります。

また、業績が右肩上がりで伸びていることはもちろん、市場での流通株数が少ない「小型」の銘柄は、買い注文が少し入るだけで株価が急騰しやすく、大きな利益を狙えるチャンスがあります。

上場したばかりの株を狙うセカンダリー投資とは?

IPOの抽選に外れてしまっても、そこでチャンスが終わりではありません。上場した直後の株を市場で購入し、その後の値上がり益を狙う「セカンダリー投資」という方法があります。抽選という運の要素に頼らず、誰でも参加できるのが大きなメリットですが、公募価格で購入する場合とは異なる戦略と注意点が必要です。

ここでは、上場直後の独特な値動きを利用して利益を出すセカンダリー投資の魅力とリスクについて解説します。

セカンダリー投資とは

セカンダリー投資の最大の利点は、抽選の結果を待つ必要がなく、資金さえあれば誰でも株を買えることです。

IPO抽選は「買いたくても買えない」というもどかしさがありますが、セカンダリー投資なら自分のタイミングで勝負ができます。

特に、前評判が高すぎて抽選では手に入らなかった有望な銘柄や、逆に前評判が悪く初値が安くついたものの、実は業績が良い銘柄などを狙って購入することで、大きなリターンを得られる可能性があります。

株価変動を利用した利益の狙い方

上場したばかりの株は、適正株価を探るために株価が激しく上下に動く特徴があります。このボラティリティ(価格変動の幅)の大きさはリスクでもありますが、短期間で利益を上げたい投資家にとってはチャンスでもあります。

たとえば、初値がついた直後に一時的に売られて株価が下がったタイミングで買い、その後株価が落ち着いて再上昇したところで売るといった戦略が考えられます。

ただし、値動きが激しい分、予想が外れると短期間で大きな損失を抱えることもあるため、損切りラインを決めておくなどのリスク管理が欠かせません。

新規上場株(IPO)の始め方と当選のコツは?

IPO投資を始めるには、まず証券会社に口座を開設する必要がありますが、ただ漫然と申し込んでいるだけでは、なかなか当選の二文字を見ることはできません。少しでも当選確率を上げ、利益を手にするためには、証券会社の選び方や申し込み方にちょっとしたコツがいります。

ここでは、初心者でもすぐに実践できる、IPO投資の勝率と当選確率を高めるための具体的なアクションプランを紹介します。

複数の証券会社で口座開設する

当選確率を上げるための最も基本的で確実な方法は、ひとつでも多くの証券会社から申し込むことです。IPOの株は、複数の証券会社に割り当てられます。

A証券では外れても、B証券では当たるということが起こり得ます。特に、申し込み時の資金が不要な証券会社や、1人1票の抽選を行うネット証券などをうまく組み合わせることで、資金効率を落とさずに抽選の機会を増やせます。

面倒がらずに複数の口座を作っておくことが、IPO投資成功への近道といえます。

主幹事証券会社から申し込む

IPO銘柄ごとに、上場手続きの中心となってサポートを行う「主幹事(しゅかんじ)」と呼ばれる証券会社が決まっています。

主幹事証券会社は、その銘柄の割り当て株数の8割以上を引き受けることが一般的です。つまり、主幹事以外の証券会社から申し込むよりも、主幹事証券会社から申し込んだ方が、単純計算で当選する株数が圧倒的に多くなります。

狙っている銘柄がある場合は、どの証券会社が主幹事を務めるかをチェックし、その証券会社の口座から優先的に申し込むことが重要です。

新規上場株(IPO)だけで生活は可能か?

「IPO投資だけで生活できるのでは」と考える人もいますが、現実的にはかなり難しいといわざるを得ません。最大の理由は、利益が出る銘柄ほど人気が集中し、抽選に当選する確率が低くなるためです。

どんなに資金があっても、またどんなに知識があっても、株を購入できなければ利益は生まれません。

IPO投資はあくまで、資産形成の中での「臨時ボーナス」や「資産を増やす加速装置」として捉え、生活費を稼ぐためのメインの手段にはしないほうが賢明です。

自分に合ったIPO投資を選びましょう

新規上場株(IPO)投資は「必ず儲かる」と断言できませんが、公募価格と初値の差を利用して利益を狙う、勝率の高い投資手法です。「やるだけ無駄」と言われることもありますが、資金が減るリスクを負わずに宝くじに参加できるようなメリットは、他の投資にはない大きな魅力といえます。

まずは複数の証券口座を開設し、コツコツと申し込みを続けることから始めてみましょう。セカンダリー投資も含めた広い視野を持つことで、資産形成のスピードはさらに加速するはずです。

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ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例

データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。

ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

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