- 更新日 : 2026年8月28日
Teamsで共同編集する方法は?できない場合の対処法も解説
Teamsの共同編集は、OneDriveまたはSharePointに保存したOfficeファイルを複数人が同時に編集できる機能です。
- チャネル共有→SharePoint、チャット共有→OneDriveに保存
- 全員に編集権限が必要。閲覧権限では編集不可
- できない時は保存先・権限・形式・バージョンを確認
Q. Teamsで共同編集できない原因は何ですか?
A. 保存先がローカル、編集権限なし、非対応ファイル形式、古いOfficeアプリの4つが主な原因です。
Teamsの共同編集とは、OneDriveやSharePointに保存したOfficeファイルを、複数人が同時に開いて編集できる機能です。ファイルを送り合わずに最新版を1つにまとめられる一方、保存先や権限の設定でつまずくケースもあります。
当記事では、TeamsでOfficeファイルを共同編集する方法や効率化に役立つ機能、共同編集できないときの確認手順を解説します。
Teamsの共同編集とは?
Teamsの共同編集とは、OneDriveまたはSharePointに保存したOfficeファイルを、複数のメンバーが同時に開いて編集できる機能です。ファイルの保存先は、チャネルで共有した場合とチャットで共有した場合で分かれます。
ここでは、同時編集の仕組みと保存先ごとの違いを解説します。
参考:ドキュメントのグループ作業と共同編集|Microsoftサポート
Officeファイルを複数人で同時に編集できる
Teamsの共同編集では、WordやExcel、PowerPointのファイルを複数人が同時に開き、その場で書き換えられます。編集内容は数秒で相手の画面にも反映されるため、順番を待ってファイルを回す必要がありません。誰がどこを触っているかは、名前付きの色分けカーソルで表示されます。
同時編集には、OneDriveまたはSharePointなどの共有保存領域、共同編集に対応したOfficeアプリとバージョン・ファイル形式、共同編集者全員の編集権限が必要です。1つでも欠けると、ファイルが読み取り専用で開いたり、ほかの人が開いている間は編集できなくなったりします。
チャネルにアップロードしたファイルは、そのチームのSharePointサイトに保存されます。チームを作成すると専用のSharePointサイトが自動で作られます。標準チャネルのファイルは、そのサイトのドキュメントライブラリにチャネルごとのフォルダーとして並ぶ仕組みです。プライベートチャネルと共有チャネルは、それぞれ独立したSharePointサイトを持ちます。
保存したファイルは、各チャネル上部の「共有」タブから開けます。チャネルのメンバーであれば全員がアクセスできるため、議事録や進行中の企画書など、チーム全体で更新し続ける資料の保管に適した場所です。SharePoint側で加えた変更はTeamsにも自動で同期されます。
チャットで共有したファイルはOneDriveに保存される
チャットで送信したファイルは、送信した人のOneDrive for Businessに保存され、その会話に参加しているメンバーとだけ共有されます。チャネルのようにチーム全体へ公開されるわけではないため、特定の相手とだけやり取りしたい資料に向いた保存先です。ファイルはチャットの上部にある「共有」タブから開けます。
なお、ここでのOneDriveは、Microsoft 365アカウントに紐づくOneDrive for Businessのことです。
TeamsでOfficeファイルを共同編集する方法は?
TeamsでOfficeファイルを共同編集する手順は、ファイルの共有、編集権限の設定、ファイルを開く操作、同時編集という4つのステップに分かれます。特につまずきやすいのが権限の設定です。
ここでは、4つのステップに分けて共同編集のための操作の流れを説明します。
共同編集するファイルをチャットやチャネルで共有する
最初のステップは、対象のファイルをチャットまたはチャネルにアップロードすることです。アップロードした時点でファイルはSharePointまたはOneDriveへ保存され、共同編集の前提条件が整います。
チャネルへアップロードする手順は次の通りです。
- Teamsの左端で「Teams」を選ぶ
- ファイルを共有したいチャネルを開く
- チャネル上部の「共有」タブを選ぶ
- 「アップロード」からファイルを選ぶか、ファイルをウィンドウにドラッグアンドドロップする
チャットの場合は、メッセージの入力欄からファイルを添付して送信します。すでにOneDriveへ保存済みのファイルなら、左端の「OneDrive」からマイファイルを開き、対象のファイルにカーソルを合わせて共有を選ぶ方法もあります。
同じファイルを何度も送り直す運用から抜け出せるのが、クラウド上での共有のメリットです。
共有相手を指定して編集権限を設定する
共有相手の指定と編集権限の設定は、共有画面のリンク設定で行います。既定ではファイルを共有した相手に編集権限が付くため、閲覧だけを許可したい場合は設定の変更が必要です。権限は「編集できます」の表示部分から、次の3種類に切り替えられます。
| 権限 | できること |
|---|---|
| 編集できます | 本文を直接書き換えられる |
| 確認可能 | 変更の確認と提案ができる。直接の編集はできない |
| 表示可能 | 閲覧のみで、変更も提案もできない |
組織外の相手と共有する場合は、リンク設定で対象のユーザーを選び、適用してからメールアドレスを追加します。共同編集を行うには、参加する全員にファイルへのアクセス権と編集権限が必要です。閲覧のみの権限で招待した相手は、ファイルを開けても編集には加われません。
TeamsまたはOfficeアプリでファイルを開く
共有したファイルは、Teams内でそのまま開けるほか、ブラウザーやOfficeのデスクトップアプリからも開けます。チャネルやチャットに表示されたファイル名を選べば、Teamsの画面内でWordやExcelが起動し、その場で編集を始められる仕組みです。
デスクトップアプリで作業したい場合は、ファイルを開いた後の画面から「デスクトップアプリで開く」を選びます。リボンの各機能を使いながら共同編集に参加できるのがデスクトップアプリの利点です。
ただし、デスクトップアプリでの共同編集には対応したバージョンが要ります。手元のアプリが対応していないときは、ブラウザー上で動くOffice for the webを使えば、追加のインストールなしで同時編集に加われます。
参加者と同時にファイルを編集する
ファイルを同時に開くと、画面の右上に参加者のアイコンが並び、共同編集が始まった状態になります。誰がどのセルや段落を触っているかは色付きのカーソルで示され、変更は数秒で全員の画面へ届きます。
Wordでは、ほかの人が編集している段落は一時的にロックされ、上書きできません。同じ箇所を同時に書き換えてしまう事故を防ぐための機能です。Excelでは、Microsoft 365のサブスクリプション版やブラウザー版、モバイル版を使っている場合に、ほかの人の選択範囲が色分けで表示されます。
デスクトップアプリで編集するときは、左上の自動保存をオンにしておくことが前提です。オフラインで編集した内容は、通信が回復した時点でほかの参加者へ反映されます。ただし、オフライン中の変更が同じ箇所に重なると競合を知らせるメッセージが出るため、長時間オフラインのまま作業しない運用を心がけることが大切です。
Teamsの共同編集を効率化する機能は?
Teamsの共同編集は、コメントとメンション、バージョン履歴、Loopコンポーネントの3つを組み合わせると効率が上がります。ここでは、3つの機能それぞれの使い方を紹介します。
コメントとメンションで確認を依頼する
修正の依頼はコメントとメンションで伝えると行き違いを防げます。本文を直接書き換える方法は、意図が伝わりにくい点が難点です。そこで、WordやExcel、PowerPointのコメント欄で相手の名前の前に@を付けて入力すると、相手にコメントへのリンクを含むメールが届きます。
受け取った相手はリンクから該当箇所へ直接移動できるため、どのページのどの表について聞かれているのかを探す手間がかかりません。コメントには返信を重ねられるため、確認のやり取りもファイル上に残ります。対応が済んだコメントを解決済みにしておけば、未対応の依頼だけが画面に残り、進捗を把握しやすくなります。
バージョン履歴で変更内容を確認する
誰がいつ何を変えたのかは、バージョン履歴で確認できます。OneDriveまたはSharePointに保存したファイルは変更のたびに版が記録され、過去の版の表示や復元が可能です。Microsoft 365のファイルに限らず、PDFや画像なども対象になります。
戻したい版がある場合は、ファイルを右クリックしてバージョン履歴を開き、対象の版の「…」から復元を選びます。ExcelやWordのデスクトップアプリなら、ファイルタブの情報にあるバージョン履歴からも同じ操作が可能です。復元すると選んだ版が現在の版に置き換わり、直前の版は履歴へ移るため、後から元の状態に戻せます。
なお職場や学校のアカウントでは、管理者がバージョン管理を無効にしている場合があるので注意しましょう。
Loopコンポーネントで文章や表を共同編集する
Loopコンポーネントは、チャットのメッセージに埋め込んだまま全員で編集できるようにするツールです。段落や表、チェックリストなどの形式を選んで送信でき、受け取った側はメッセージ上でそのまま書き込めます。ファイルを開き直す手間がないため、タスクの割り振りや案の持ち寄りのように、短いやり取りで固めたい内容に向いた機能です。
送信したLoopコンポーネントは自動的にOneDriveへ保存され、Office.comで開いて編集することもできます。右上のリンクのコピーから別のチャットやチャネルへ貼り付ければ、どちらの場所でも同じ最新の内容を確認できる点が特徴です。
ただし、有効なOneDriveのライセンスがないユーザーには、Loopで共同作業する選択肢が表示されません。
Teamsで共同編集できないときは何を確認する?
Teamsで共同編集ができないときは、ファイルの保存先、共有相手の編集権限、ファイル形式、Officeアプリのバージョンという4点を上から順に確認すると、原因が分かります。ここでは、4点それぞれの確認の手順と対処法を解説します。
最初に確認するのは、ファイルがOneDriveまたはSharePointへ保存されているかどうかです。共同編集はクラウド上の共有保存領域にあるファイルだけで利用でき、パソコンのデスクトップやローカルフォルダーに置いたファイルは対象になりません。Teamsのチャットやチャネルへアップロードすれば、自動的にOneDriveまたはSharePointへ保存されます。
保存先が正しくても、ファイルの状態が原因で編集できない場合もあります。チェックアウトされているファイル、パスワードで暗号化されたファイル、最終版として設定されたファイルは共同編集の対象外です。社内に設置したオンプレミス版のSharePointに置いたExcelブックも共同編集できないため、保存場所がクラウド上かどうかを管理者に確認しましょう。
共有相手に編集権限が付与されているか確認する
共同編集をするためには、参加する全員にファイルへのアクセス権と編集権限が必要です。共有時のリンク設定が表示可能になっていると、相手はファイルを開けても書き換えられません。共有画面から相手を選び、「編集できます」へ切り替えると解消します。
SharePointに保存したファイルは、格納先のライブラリに設定された権限を引き継ぐ点にも注意が必要です。読み取り専用のライブラリでは、個別に招待されない限り作成者以外は変更できません。
また、プライベートチャネルのファイルはそのチャネルのメンバーだけがアクセスできるため、チームには入っていてもチャネルに参加していない相手は編集に加われません。
共同編集に対応するファイル形式か確認する
共同編集に対応するのは、.docxや.pptx、.xlsx、.xlsbといった新しいファイル形式です。Office 2007より前の形式や.rtfでは共同編集できません。対応していない形式のファイルは、WordやExcelで開き、ファイルタブからコピーの保存を選んで新しい形式へ変換すると共同編集の対象になります。
形式が正しくても、ファイルの中身が原因で共同編集ができない場合があります。OLEオブジェクトやSmartArtグラフィック、グラフ、インクなどを含むWordやExcelのファイルには特に注意が必要です。原因を切り分けるには、疑わしいオブジェクトを1つずつ外したファイルを開き、編集できるようになるかを確かめます。
古いOfficeアプリでファイルを開いていないか確認する
Officeアプリのバージョンも共同編集の可否を左右します。WordとPowerPointは、Office 2010より新しいバージョンであれば共同編集に対応します。一方、WindowsのExcelデスクトップアプリで共同編集するには、Microsoft 365のサブスクリプションと最新のExcel for Microsoft 365が必要です。
職場のアカウントを使っている場合、管理者が配布しているバージョンが共同編集に対応していないこともあります。対応するバージョンが手元にないときは、ブラウザー上のExcel for the webを使えば、追加のインストールなしで同時編集に参加できます。
AndroidやiOSのExcelアプリも共同編集に対応しているため、外出先ではモバイルアプリから編集する運用も可能です。デスクトップアプリで作業するときは、左上の自動保存がオンになっているかもあわせて確認しましょう。
Teamsの共同編集で最新のファイルを1か所にまとめよう
Teamsの共同編集は、OneDriveまたはSharePointに保存したOfficeファイルを、複数人が同時に開いて編集できる機能です。チャネルで共有したファイルはSharePoint、チャットで送ったファイルはOneDriveへ保存されます。
編集できないときは、保存先、編集権限、ファイル形式、Officeアプリのバージョンの4点を確認しましょう。
この記事をお読みの方におすすめのガイド5選【部署別紹介】
最後に、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
経理担当者向け
①Excel関数集 32選まとめブック
経理担当者の方をはじめ、ビジネスパーソンが知っておきたい便利なExcel関数集を初級~上級までギュッと網羅。新人社員の研修用などにもお使いいただけます。Google スプレッドシートならではの関数もご紹介しています。
②勘定科目・仕訳辞典(税理士監修)
勘定科目・仕訳に関する基本知識、および各勘定科目の仕訳例を具体的かつ網羅的にまとめた、50ページを超えるガイドを無料で提供しております。お手元における保存版としてでだけでなく、従業員への印刷・配布用としてもぜひご活用ください。
人事労務担当者向け
①入社・退職・異動の手続きガイドブック
書類の回収・作成・提出など手間のかかる入社・退職・異動(昇給・昇格、転勤)の手続き。
最新の制度をもとに、よくある質問やチェックポイントを交えながら、各手続きに必要な情報をまとめた人気のガイドですす。
②社会保険・労働保険の手続きガイド
企業において社会保険および労働保険の加入・喪失手続きは必ず発生し、手続きを誤れば保険事故が発生した際に従業員が不利益を被る可能性があります。
各保険の基本的な手続き方法を入社・退職・異動のシーン別にギュッとまとめた分かりやすいガイドです。
総務・法務担当者向け
契約書ひな形まとめ30選
業務委託契約書や工事請負契約書…など各種契約書や、誓約書、念書・覚書、承諾書・通知書…など、使用頻度の高い30個のテンプレートをまとめた、無料で使えるひな形パックです。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
-
# ツール
Teamsの制御とは?管理センターで設定できる項目や方法を解説
Teamsの制御とは何ができる機能? Teamsの制御とは、管理者がTeams管理センターでポリシーを作成し、組織の利用ルールをユーザーに一括適用できる管理機能です。 会議・チャッ…
詳しくみる -
# ツール
Boost Note(ブーストノート)とは?使い方や料金、代替アプリとの比較
Boost Note(ブーストノート)は、プログラマーやシステムエンジニア向けに開発されたオープンソースのMarkdownメモアプリです。軽量な動作が特徴で、クラウド同期・タスク管…
詳しくみる -
# ツール
工数管理ツールおすすめ8選!(無料あり)生産性向上のための活用法
工数管理ツールとは、プロジェクトの完遂に必要な作業量を算出して管理するためのシステムです。エクセルやスプレッドシートと比べて工数の入力や分析の手間が省け、工数状況を把握しやすいとい…
詳しくみる -
# ツール
Otolioとは?使い方やAI議事録作成の機能、料金、適した会社を紹介
Otolioは、AIを活用した議事録作成支援サービスです。会議やインタビューの録音データをもとに、自動で文字起こしを行い、議事録の作成や情報共有を効率化します。また、Otolioは…
詳しくみる -
# ツール
無料の情報共有ツールおすすめ10選!選び方と活用術を徹底解説
情報共有ツールとは、チームの知識やノウハウ、業務データを一元管理し、円滑なコミュニケーションを促進するためのシステムのです。近年では、スタートアップや中小企業、部門単位での導入に最…
詳しくみる -
# ツール
Slackを個人利用する方法とは?メリット・おすすめの使い方・注意点を解説
Slackは個人利用できる? Slackは個人用ワークスペースを作成すれば、メモ・タスク・ファイルを1か所で管理できます。 自分宛てDMやチャンネルでメモを一元管理 スマホとPCで…
詳しくみる




