- 更新日 : 2026年8月28日
機種変更したときSlackはどうなる?引き継がれるデータを解説
Slackの機種変更は、新端末にアプリを入れて同じアカウントでログインするだけで完了します。
- データ移行不要、ログインのみで再開
- 事前に2要素認証の移行を済ませる
- 通知設定は新端末で設定し直す
Q. 旧端末でログアウトしてから機種変更すべき?
A. 必須ではありません。ただし下取りや譲渡に出す場合は、事前にサインアウトしておくと安全です。
Slackの機種変更では、新しい端末にアプリを入れ、各ワークスペースに登録したメールアドレスやSSOでサインインするだけです。メッセージやファイルはワークスペース側に保存されており、引き継ぎコードの発行は発生しません。
当記事では、機種変更前の確認事項、新端末でのログイン手順、引き継がれる範囲、ログインできないときの対処法を解説します。
機種変更したときSlackには何をすればいい?
機種変更でSlackにするべき作業は、新しい端末にアプリをインストールし、同じアカウントでログインし直すことだけです。専用の引き継ぎ機能はなく、旧端末での事前操作も基本的には求められません。
準備として押さえたいのは、ログインに使うメールアドレスと認証方法の2点です。ここでは、機種変更をしたときに押さえておきたいポイントを2つ紹介します。
Slackはデータ移行ではなくログインするだけで利用できる
Slackのメッセージやファイルは、ワークスペース側に保存されます。そのため機種変更でデータを移す作業は発生せず、新しい端末でログインすれば投稿の履歴も共有済みのファイルもそのまま表示されます。
機種変更で入れ替わるのは端末だけで、アカウントの中身は変わりません。
機種変更前はログイン情報と認証設定を確認しておく
確認したいのは、ログインに使うメールアドレスと、2要素認証(2FA)の設定状況です。新端末でつまずく原因は、この2つのどちらかに集中します。
メールアドレスは、個人用と職場用を使い分けていると取り違えが起こりやすい部分です。旧端末が使えるうちに控えておきましょう。
より注意したいのは2要素認証です。Slackの2FAは、認証アプリでコードを生成する方式と、SMSでコードを受け取る方式から選べます。認証アプリを使っているなら、旧端末のアプリを消す前に移行を済ませましょう。あわせて、2FAの設定時に発行されるバックアップコードも控えておきます。
機種変更した新しい端末でSlackにログインするには?
新しい端末では、Slackアプリをインストールして「サインイン」から画面の指示に沿って進めるだけでログインできます。複数のワークスペースを使っている場合は、1つ目のログインを終えてから2つ目以降を追加する流れです。
ここでは、Slackへのログイン方法を紹介します。
Slackアプリをインストールしてログインする
新しい端末にSlackアプリを入れたら、アプリを開いて「サインイン」をタップします。方法は主に3通りです。
- メールアドレスを入力し、Slackから届く確認コードを入力する
- 「Google で続行する」からGoogleアカウントを使う
- 「Apple で続行する」からApple IDを使う
シングルサインオン(SSO)が必須のワークスペースでは、会社のSSOプロバイダ経由で認証します。2要素認証が必須の環境なら、6桁の認証コードの入力も必要です。パスワードを覚えていなくても、確認コードをメールで受け取る方式ならログインできます。
ワークスペースを追加すれば利用を再開できる
複数のワークスペースに参加しているなら、1つ目のログインが済んだ状態で次の手順を進めます。
- 「ホーム」タブから右にスワイプする
- サインインしているワークスペースの下にある「ワークスペースを追加する」をタップする
- 「他のワークスペースにサインインする」をタップする
- サインインオプションを選び、画面の指示に従う
追加が終われば、ワークスペースを切り替えながら旧端末と同じ状態で使えます。2要素認証はアカウントごとの設定のため、有効にしているワークスペースごとに認証コードの入力が必要です。
iPhone・Androidの機種変更でも基本的な手順は同じ
Slackのログイン手順は、iPhoneからiPhone、AndroidからAndroidはもちろん、OSをまたぐ機種変更でも共通です。アプリの入手先がApp StoreかGoogle Playかという違いだけで、サインインの流れは変わりません。
端末の間でデータを直接コピーする工程がないため、OSの組み合わせを気にする必要もありません。差が出るのは通知まわりで、Androidでは通知の受信にGoogle Play開発者サービスが関わります。
機種変更するとSlackには何が引き継がれる?
機種変更で引き継がれるのは、ワークスペースに保存されたメッセージ履歴・ファイル・チャンネルへの参加状況です。反対に、端末側に紐づく通知の許可や認証まわりの設定は引き継がれません。項目ごとの扱いは次の通りです。
| 項目 | 機種変更後の扱い |
|---|---|
| メッセージ履歴 | ワークスペースに保存され、ログインすれば表示される |
| 共有ファイル・canvas・リスト | ワークスペースに保存され、ログインすれば表示される |
| 参加中のチャンネル・ ダイレクトメッセージ |
ログインすればそのまま表示される |
| 端末側の通知の許可・通知音 | 新しい端末で設定し直す |
| モバイルの通知設定 | 新しい端末で内容を確認する |
| 認証アプリによる2要素認証 | 認証アプリ側の移行が必要 |
| パスコード・生体認証での サインイン |
新しい端末で設定し直す |
メッセージ履歴やファイルなどのデータは引き継がれる
過去のやり取りは、新しい端末でもそのまま確認できます。Slackがメッセージやファイルをワークスペース側に保存しているためです。公式ヘルプでは、保存の対象にメッセージ・canvas・リスト・ファイルが挙げられ、ピン留めやブックマークに登録したものも同じ扱いでとなっています。
ただし、表示される範囲はワークスペースのプランと設定に左右されます。有料プランでは管理者が保存期間を設定できる一方、フリープランでは直近90日分のメッセージとファイルのみ表示され、1年を超えたデータは原則として完全に削除されます。古いメッセージが見当たらない場合は、保存期間の設定を確認しましょう。
通知設定など端末固有の設定は引き継がれない
引き継がれないのは、端末に紐づく設定です。新しい端末では、OS側でSlackアプリに通知を許可する操作が改めて必要となります。
Slackの通知は、デスクトップとモバイルで別々に設定する仕組みです。モバイル側では、プロフィール写真から「通知」を開いて「モバイル通知」をオンにし、通知する内容を「すべて」か「メンションとダイレクトメッセージ」から選びましょう。
端末やOSの設定が通知の配信を妨げる場合もあります。Androidで通知を受け取るには、Google Play開発者サービスで「通知を表示」を有効にしてください。電源管理モードや最適化アプリを使っているなら、無効にするかSlackを許可リストへ追加します。
ログイン後は設定や表示内容を確認する
ログインが済んだら、日々の使用感に関わる部分を一通り点検します。確認したい項目は次の4つです。
- 参加しているワークスペースがすべて表示されているか
- 必要なチャンネルとダイレクトメッセージが並んでいるか
- メンションやダイレクトメッセージの通知が届くか
- 通知音とバナー表示が意図した状態になっているか
通知が届かないときは、アプリの診断機能で原因を絞り込めます。プロフィール写真から「通知」を開き、「通知のトラブルシューティング」をタップするとテストが実行される仕組みです。
機種変更してSlackにログインできないときは?
ログインできない原因は、メールアドレスの取り違え、確認コードの未着、2要素認証の3つにほぼ集約されます。自分で確認できる範囲を順に見直し、解決しない場合はワークスペースの管理者やSlackサポートへ相談しましょう。
ログイン情報を確認・再設定する
最初に確かめるのは、ログインに使っているメールアドレスです。個人用と職場用を使い分けていると、別のアドレスを入力した時点でアカウントが見つかりません。
パスワードを忘れた場合は、パスワードなしのサインインを使います。メールアドレス宛にコードをリクエストするとワークスペースへログインでき、その後に新しいパスワードを設定できます。
確認コードのメールが届かないときは、まず迷惑メールフォルダを確認してください。どちらにも見当たらない場合は、社内のITチームへ@slack.comと@slack-mail.comからの受信許可を依頼しましょう。
認証やワークスペースの設定を見直す
メールアドレスに問題がなければ、次に疑うのは2要素認証です。認証アプリを移行しないまま機種変更すると、コードを生成できずログインが止まります。
この状況で使うのがバックアップコードです。2FAの設定時に発行され、1つ入力すればサインインできます。ただし一度使ったコードは無効になるため、残りの枚数に注意してください。SMSでコードを受け取る設定にしているなら、電話番号が新端末へ引き継がれているかを確認します。番号が変わっているとコードは届きません。
シングルサインオンが必須のワークスペースなら、会社のSSOプロバイダ経由の認証が必要です。社内アカウントの状態は情報システム部門へ確認しましょう。
ワークスペース管理者やSlackサポートへ問い合わせる
自分の操作で解決できないなら、ワークスペースのオーナーまたは管理者へ連絡します。認証アプリを移行できずバックアップコードもない場合、2要素認証を手動で無効にしてもらえます。
管理者側の操作は、サイドバーのワークスペース名から「ツールと設定」の「メンバー管理」を開き、対象メンバーの3つのドットアイコンで「2要素認証を無効化する」を選ぶ流れです。ログインできないのがオーナー本人なら、プライマリーオーナーへ依頼します。
無効化してもらってログインできたら、新しい端末の認証アプリで2FAを設定し直します。それでも解決しない場合は、Slackのサポートへ問い合わせてください。
機種変更したときのSlackについてよくある質問
機種変更にあたって疑問が残りやすい3点を取り上げます。旧端末の扱い、電話番号の変更、ワークスペースが見つからない場合の対処についてお悩みの方はぜひ参考にしてください。
機種変更前に旧端末でログアウトする必要はある?
必須ではありません。Slackは複数の端末で同時にサインインした状態を保てるため、旧端末をサインアウトしないまま新端末でログインできます。
ただし、旧端末を下取りや譲渡に出すなら、事前のサインアウトが安全です。モバイルアプリでは「ホーム」タブから右にスワイプし、ワークスペース名の横の3つのドットアイコンから「サインアウト」を選びます。
旧端末が手元にないなら、デスクトップのmy.slack.com/accountから「この端末以外からサインアウト」を実行すると、ほかのセッションをまとめて終了できます。
電話番号が変わってもSlackは利用できる?
利用できます。Slackのアカウントはメールアドレスに紐づいており、電話番号は登録の必須項目ではありません。
注意が必要なのは、2要素認証をSMSで受け取る設定にしている場合です。番号が変わると認証コードを受信できません。変更が決まっているなら、事前に認証アプリへ切り替えておきましょう。
すでにコードを受け取れない状態であれば、ワークスペースのオーナーまたは管理者へ2要素認証の無効化を依頼してください。
Slackのワークスペースが見つからないときはどうすればよい?
メールアドレスからワークスペースを検索できます。ブラウザでslack.com/get-started#/findを開いて登録したメールアドレスを入力すると、参加しているワークスペースが表示される仕組みです。
ワークスペースのURLが分かっているなら、「ワークスペース名.slack.com」の形式で直接アクセスできます。旧端末が使えるうちに、「ホーム」タブから右にスワイプして表示されるSlack URLを控えておくと確実です。
それでも見つからない場合は、社内のワークスペース管理者へ招待の状況を確認してもらいましょう。
機種変更後もSlackはログインだけで使い始められる
Slackの機種変更は、データ移行が不要で、ログインのみで完結します。メッセージ履歴やファイルはワークスペースに保存されているため、新しい端末で同じメールアドレスからサインインすれば、これまでの状態がそのまま表示されます。
事前に済ませたいのは、認証アプリの移行とバックアップコードの控えです。準備が整えば、当日の作業はログインと通知の再設定だけで終わります。
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